金沢旅行のベストシーズンはいつ?月別の晴れ率・雨・雪のデータで「観光」「カニ・雪吊り」「安い月」を決める【弁当忘れても傘忘れるな】

雨と雪の日本地図に降水量の色分けと金沢の月別の晴れの割合の折れ線を重ねたイメージ おでかけ・服装の天気

金沢の気象データで見ると、観光のベストは4〜5月(晴れ率48〜49%・雨の日34〜39%・最高気温17〜22℃)と10月(晴れ率46%・秋晴れと紅葉の入口)。一方で11〜1月は1mm以上の雨か雪が降る日が56〜76%、晴れ率は15〜21%と全国の県庁所在地で最低クラス。「弁当忘れても傘忘れるな」は比喩ではなく統計です。ただしその冬こそカニ・雪吊り・兼六園の雪景色というグルメと景色のベストでもあります。

この記事では、金沢の月別の気温・降水・晴れ率・雪のデータを一覧にし、「天気」と「食・景色」で分けた目的別のおすすめ月、桜・紅葉・雪吊りの時期、混雑と費用の傾向、月別の服装を気象予報士が解説します。

のぶやん
のぶやん

金沢の冬は日本海側の典型で、12月は雨か雪の日が73%、晴れる日は21%。ただし冬の雨は一日中降り続くのではなく「降ったりやんだり」の時雨(しぐれ)なので、傘さえあれば街歩きはできます。晴れを狙うなら4〜5月と8月、食べ物を狙うなら11月下旬〜2月。この街は「天気のベスト」と「旅のベスト」がずれています。

【ツール】旅行の日程の過去58年の天気を調べる(金沢)

行く日(または前後数日)を選ぶと、金沢のその日付の過去58年分の天気を集計し、晴れ・雨・猛暑日・雪などの割合と直近の記録を表示します。「この日程で雨に当たる確率」をピンポイントで確かめられます。

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金沢の月別データ一覧

平均気温最高/最低降水量昼が晴れ雨の日真夏日雪の日日照見どころ
1月4.0℃7℃/1℃256mm15%40%0%53%62h雪・カニ(〜3月)・雪吊り
2月4.2℃8℃/1℃163mm23%33%0%51%87h雪・カニ・雪の兼六園
3月7.3℃12℃/3℃157mm38%40%0%20%145h雪解け・雪吊り解体(中旬)
4月12.6℃17℃/8℃144mm49%39%0%1%185h桜(開花平年4/3・満開4/9)
5月17.7℃22℃/14℃138mm48%34%2%0%207h新緑・百万石まつり(6月上旬)
6月21.6℃26℃/18℃170mm36%38%9%0%163h梅雨入り(平年6/11)
7月25.8℃30℃/23℃233mm39%39%51%0%167h梅雨明け(平年7/23)
8月27.3℃31℃/24℃179mm54%31%69%0%216h晴れ率最高・暑い
9月23.2℃27℃/20℃232mm42%42%22%0%154h台風・秋雨
10月17.6℃22℃/14℃177mm46%41%1%0%152h秋晴れ・紅葉の入口
11月11.9℃16℃/8℃251mm36%55%0%1%109h雪吊り(1日〜)・カニ解禁(6日)・紅葉
12月6.8℃10℃/4℃301mm21%59%0%23%69h雨雪が最多・カニ・ブリ
気温・降水量・日照時間は平年値(1991〜2020年)、晴れ・雨・真夏日・雪の日の割合は1968〜2025年の観測の集計(金沢)

縦に読むと、晴れ率は8月54%が最高で、1月15%が最低。1mm以上の降水がある日は1月76%・12月73%・11月56%と、冬の3か月は「3日に2日は降る」状態です。降水量も12月301mm・1月256mmと夏より多く、太平洋側とは季節が反転しています。真夏日は8月69%、猛暑日は7%で大阪(26%)よりずっと少なめです。

目的別のおすすめ月

天気を最優先するなら:4〜5月(次点10月)

4月は晴れ率49%、雨の日39%、最高気温17℃、桜が兼六園で満開(平年4月9日)。5月は晴れ率48%、雨の日34%、最高気温22℃、降水量は年間最少の138mm。金沢で「傘を持たずに歩ける確率」が最も高いのはこの2か月です。10月は晴れ率46%、雨の日41%とやや多めですが、最高気温22℃で歩きやすく、紅葉の入口です。

食と景色を最優先するなら:11月下旬〜2月

ズワイガニ(加能ガニ)の解禁は11月6日、兼六園の雪吊りは11月1日から翌3月中旬まで。1〜2月は雪の日が51〜53%で、雪の兼六園に当たる確率は冬の観光地として全国有数です。ただし晴れ率15〜23%、最高気温10℃未満の日が78〜82%。「寒くて降る」前提で、傘・防水の靴・脱ぎ着しやすい服を用意すれば、冬の金沢は食と景色のベストシーズンです。

混雑と費用を避けるなら:6月、9月、1月中旬〜2月

6月は梅雨入り(平年6月11日)前の上旬に百万石まつりがあり、中旬以降は雨の日38%。宿泊費は落ち着きます。9月は台風と秋雨で雨の日42%ですが、夏の混雑が終わります。1月中旬〜2月は年末年始とカニ需要のピークを過ぎ、雪と食の両方を安く楽しめる穴場です。

避けたほうがよい月と理由

  • 12月:雨か雪の日73%・降水量301mmで年間最多。カニと雪吊りは楽しめるが、天気に期待しない
  • 7月:梅雨明けが平年7月23日と遅く、雨の日39%。梅雨明け後は真夏日51%で一気に暑くなる
  • 9月:雨の日42%、台風の接近も。フェーン現象で猛暑日になることもある
  • GW・紅葉の週末:気候は良いが混雑と価格がピーク。ひがし茶屋街は早朝に

金沢の月別の天気の割合(観測の集計)

項目1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
1mm以上の降水76%66.1%51.3%39.3%33.4%35.4%39.9%29.6%41.3%41%56.3%72.8%
10mm以上の降水32.6%20.4%18.1%17.4%15.4%17.4%19.9%15.3%21.7%19.8%29.5%37.4%
真夏日(30℃以上)0%0%0%0.3%1.5%8.9%50.8%69.2%22.1%0.9%0%0%
猛暑日(35℃以上)0%0%0%0%0%0.2%3.7%7.3%1.3%0%0%0%
熱帯夜(25℃以上)0%0%0%0%0%0.4%16%28.9%3.2%0%0%0%
最高気温10℃未満81.8%77.9%42.1%3.4%0%0%0%0%0%0%7.6%50.2%
53.3%50.7%19.7%0.9%0%0%0%0%0%0%1.1%23%
昼が晴れ15.4%23.1%37.8%48.7%48.2%35.7%38.5%53.6%42.2%46.4%35.8%20.9%
金沢の各月の割合(1968〜2025年の平均、%)

桜・紅葉・雪吊り・カニの時期

金沢の桜(ソメイヨシノ)は平年の開花4月3日・満開4月9日で、兼六園は満開期間中の無料開園があります。紅葉は兼六園で11月中旬〜下旬、雪吊り(11月1日〜)と重なる時期が写真の狙い目です。加能ガニの解禁は11月6日〜3月20日、寒ブリは12〜1月。雪吊りの解体は3月中旬で、その直後に桜の季節に入ります。

月別の服装

時期服装の目安
12〜2月防水の冬コート+傘(必須)+防水の靴。雪の日は滑り止め。手袋・マフラー
3月冬のコート。雪解けで足元が濡れる。中旬以降は春の気配
4〜5月薄手のジャケット。朝晩は冷える。折りたたみ傘は年中
6〜7月中旬半袖+雨具。湿度が高い
7月下旬〜8月半袖・帽子。フェーン現象で猛暑日になる日もある
9〜11月長袖+ジャケット。11月は雨具と防寒の両方
金沢の平年値をもとにした目安

都道府県別の気候データを指標で切り替える

気温・降水量・日照時間は気象庁の平年値(1991〜2020年)、晴れ・雨・真夏日・雪の日の割合などは気象庁の日ごとの値(1968〜2025年)を当サイトが集計。桜・紅葉・祭りの時期は平年の目安で年により前後します。

指標別ランキング|石川は各指標で何位?

12月の雨の日の割合:石川は1位

順位都道府県雨の日の割合(12月)偏差値
1位石川県50.0%78.8
2位福井県48.9%77.8
3位富山県46.8%75.8
4位新潟県43.4%72.7
5位鳥取県38.7%68.3
6位島根県36.7%66.4
7位滋賀県27.3%57.7
8位秋田県26.0%56.5
9位沖縄県25.7%56.2
10位福岡県22.0%52.8
12月の雨の日の割合ランキング(昼の天気概況)

石川県は1位(50.0%、偏差値78.8)。1位は石川県(50.0%)、47位は群馬県(7.3%)、全国平均は19.0%です。比較:富山3位(46.8%)・福井2位(48.9%)・新潟4位(43.4%)。詳しくは雨の日の割合の都道府県ランキングで全47都道府県と市町村の順位を確認できます。

1月の晴れの日が少ない県:石川は4位

順位都道府県晴れの日の割合(1月)偏差値
1位秋田県5.3%32.4
2位青森県6.1%32.8
3位新潟県8.0%33.7
4位石川県10.3%34.8
5位福井県11.8%35.5
6位富山県12.9%36.1
7位山形県14.0%36.6
8位島根県14.3%36.7
9位鳥取県14.8%37.0
10位北海道15.7%37.4
1月の晴れの日が少ない県ランキング(少ない順)

石川県は4位(10.3%、偏差値34.8)。1位は秋田県(5.3%)、47位は埼玉県(76.7%)、全国平均は42.1%です。比較:富山6位(12.9%)・福井5位(11.8%)・新潟3位(8.0%)。詳しくは晴れの日の割合の都道府県ランキングで全47都道府県と市町村の順位を確認できます。

年降水量:石川は4位

順位都道府県年降水量偏差値
1位高知県2,666mm73.8
2位宮崎県2,626mm72.9
3位鹿児島県2,435mm68.4
4位石川県2,402mm67.6
5位富山県2,374mm66.9
6位静岡県2,327mm65.8
7位福井県2,300mm65.2
8位沖縄県2,161mm61.9
9位熊本県2,007mm58.3
10位佐賀県1,951mm56.9
年降水量ランキング(平年値)

石川県は4位(2,402mm、偏差値67.6)。1位は高知県(2,666mm)、47位は長野県(965mm)、全国平均は1,657mmです。比較:富山5位(2,374mm)・福井7位(2,300mm)・新潟14位(1,846mm)。詳しくは年降水量の都道府県ランキングで全47都道府県と市町村の順位を確認できます。

1月の降雪量:石川は7位

順位都道府県年降雪量(1月)偏差値
1位青森県195cm89.1
2位北海道137cm75.7
3位富山県104cm68.0
4位山形県103cm67.7
5位秋田県100cm67.1
6位福井県85cm63.6
7位石川県67cm59.4
8位岩手県63cm58.4
9位新潟県63cm58.4
10位長野県63cm58.4
1月の降雪量ランキング(平年値)

石川県は7位(67cm、偏差値59.4)。1位は青森県(195cm)、47位は沖縄県(0cm)、全国平均は27cmです。比較:富山3位(104cm)・福井6位(85cm)・新潟9位(63cm)。詳しくは年降雪量の都道府県ランキングで全47都道府県と市町村の順位を確認できます。

5月の晴れの日の割合:石川は13位

順位都道府県晴れの日の割合(5月)偏差値
1位長野県47.9%67.2
2位香川県46.9%63.7
3位山梨県46.6%62.7
4位広島県46.4%62.0
5位岐阜県45.9%60.3
6位岡山県45.9%60.3
7位山口県45.9%60.3
8位徳島県45.7%59.6
9位和歌山県45.6%59.2
10位愛媛県45.3%58.2
13位石川県44.4%55.1
5月の晴れの日の割合ランキング(昼の天気概況)

石川県は13位(44.4%、偏差値55.1)。1位は長野県(47.9%)、47位は沖縄県(33.3%)、全国平均は42.9%です。比較:富山35位(42.2%)・福井32位(42.6%)・新潟19位(43.8%)。詳しくは晴れの日の割合の都道府県ランキングで全47都道府県と市町村の順位を確認できます。

石川県の月別データ(気温・雨・晴れ・雪・日照)

指標1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
年平均気温
年間33位
4.04.27.312.617.721.625.827.323.217.611.96.8
年降水量
年間4位
256163157144138170233179232177251301
晴れの日の割合
年間42位
10.316.331.444.344.433.935.750.036.741.329.815.7
年降雪量
年間9位
6753130000000124
年間日照時間
年間38位
628714518520716316721615415210969
石川の月別平年値(℃・mm・%・cm・時間)。単位は指標ごと

金沢の12月の降水量301mmは1月とともに年間最多で、太平洋側とは季節が反転しています。晴れの割合は5月と8月に高く、12〜1月に最低です。

なぜ金沢は冬に雨と雪が多いのか|日本海と季節風

冬の大陸からの季節風(北西風)は、暖かい日本海の上を渡るあいだに水蒸気を吸って雲になり、北陸の山にぶつかって雨や雪を落とします。金沢は海岸から近い平野で、雪雲がそのまま流れ込むため、12〜1月は1mm以上の降水がある日が73〜76%になります。同じ雲が山を越えると乾いた風になり、太平洋側は晴れる——「日本海側の雪と太平洋側の快晴」は同じ仕組みの表裏です。

冬の金沢の雨は「降ったりやんだり」の時雨(しぐれ)で、一日中降り続くことは多くありません。傘と防水の靴があれば街歩きはでき、雨上がりの兼六園はむしろ美しく見えます。雪の統計は降雪量ランキング、雨の日の多さは雨の日が多い都道府県ランキングで全国と比べられます。

金沢のフェーン現象|夏の意外な暑さ

金沢は猛暑日が8月7%と少なめですが、南から湿った風が山を越えて乾いた熱風として吹き下ろすフェーン現象が起こると、一気に38〜40℃近くまで上がることがあります。台風が日本海を北上するときに起こりやすく、8〜9月の台風接近時は「雨」より「熱風」に注意が必要です。

旅行の日程に台風が日本海を通る予報が出たら、その日は屋内(21世紀美術館・近江町市場)を中心に組み立てるのが現実的です。

よくある質問

金沢旅行のベストシーズンは?

天気なら4〜5月(晴れ率48〜49%・雨の日34〜39%・桜と新緑)、食と景色なら11月下旬〜2月(カニ・雪吊り・雪の兼六園)です。天気のベストと旅のベストが分かれる街です。

金沢は本当に雨が多い?

はい。1mm以上の降水がある日は1月76%・12月73%で、年間降水量は2,400mm前後と東京の1.5倍です。「弁当忘れても傘忘れるな」は統計どおりで、特に11〜2月は毎日傘を持ってください。

金沢で雪の兼六園を見られる確率は?

1月の雪の日は53%、2月は51%です。雪吊りは11月1日〜3月中旬なので、1〜2月に2泊すれば雪景色に当たる可能性はかなり高くなります。

金沢の梅雨はいつ?

北陸の平年の梅雨入りは6月11日、梅雨明けは7月23日で、太平洋側より4日ほど遅く明けます。6〜7月の雨の日は38〜39%です。

金沢の夏は暑い?

8月の真夏日は69%、猛暑日は7%で、大阪(26%)や京都(32%)より猛暑日は少なめです。ただしフェーン現象で40℃近くまで上がる日が数年に一度あります。

金沢の冬の雨は一日中降る?

多くは「降ったりやんだり」の時雨です。一日中降り続くことは少なく、傘と防水の靴があれば街歩きはできます。雨上がりの兼六園は特に美しく見えます。

金沢で猛暑日になることはある?

8月の猛暑日は7%と少なめですが、台風が日本海を北上するときのフェーン現象で38〜40℃近くまで上がることがあります。8〜9月の台風接近時は熱風に注意してください。

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まとめ
  • 金沢の天気のベストは4〜5月(晴れ48〜49%・雨34〜39%・桜と新緑)、食と景色のベストは11月下旬〜2月(カニ・雪吊り・雪の兼六園)
  • 11〜1月は雨か雪の日が56〜76%、晴れ率15〜21%。傘と防水靴は必須
  • 8月は晴れ率54%で最高だが真夏日69%。猛暑日は7%と少なめ
  • 桜は4/3開花・4/9満開、紅葉と雪吊りは11月中旬〜下旬、カニ解禁は11月6日
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