【偏差値つき】降雪量ランキング|日本一雪が多い都道府県・市町村はどこ?(年間・月別・最深積雪)

気象

「日本でいちばん雪が降るのはどこ?」——雪かきの苦労も、スキー場の恵みも、すべてはこの答えから始まります。

今回は気象庁の平年値(1991〜2020年)をもとに、降雪量(降雪の深さの年間合計)が多い都道府県・市町村ランキングを作成しました。よくある47都道府県の一覧表だけでなく、「降雪量」と「最深積雪」を切り替えられるツール雪を観測する全国362地点の検索ツール、比較の目安になる偏差値つきです。「日本一の豪雪都市」と「日本一の豪雪地帯」が別の場所だということも、はっきり分かります。

のぶやん
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このランキングの作り方

  • 気象庁「過去の気象データ」の平年値(1991〜2020年)から、降雪の深さの合計(年間・月別)と最深積雪を使用
  • 都道府県ランキングは各都道府県の気象台(県庁所在地。ただし埼玉県は熊谷、山口県は下関、滋賀県は彦根)の値を使用
  • 地点別ランキングは、積雪計のある全国362地点(気象台+アメダス)が対象。雪の観測値がない地点(静岡・宮崎・那覇など)は0cmとしています
  • 偏差値は「全国平均を50」として、その期間内でどれだけ突出しているかを表します

【都道府県】降雪量ランキング(降雪量・最深積雪/年間・月別切替)

まずは都道府県ランキングです。指標(降雪量・最深積雪)と期間(年間・各月)をボタンで切り替えられます。バーの色の濃さは、その期間内での雪の多さ(相対)を表します。

指標:
期間:
少ない多い

年間の一覧表はこちら。降雪が集中する1月と、最深積雪も並べました。

降雪量が多い都道府県ランキング(年間降雪量・平年値1991〜2020年)
順位都道府県(地点)年間降雪量偏差値1月最深積雪
1位青森県(青森)567cm89.8195cm101cm
2位北海道(札幌)479cm82.7137cm97cm
3位山形県(山形)285cm67.1103cm51cm
4位秋田県(秋田)273cm66.1100cm37cm
5位富山県(富山)253cm64.5104cm51cm
6位岩手県(盛岡)209cm61.063cm36cm
7位福井県(福井)186cm59.185cm48cm
8位長野県(長野)163cm57.363cm33cm
9位石川県(金沢)157cm56.867cm32cm
10位鳥取県(鳥取)140cm55.455cm37cm
11位新潟県(新潟)139cm55.463cm32cm
12位福島県(福島)122cm54.049cm26cm
13位滋賀県(彦根)81cm50.736cm26cm
14位島根県(松江)68cm49.728cm20cm
15位宮城県(仙台)59cm48.921cm16cm
16位岐阜県(岐阜)34cm46.914cm15cm
17位山梨県(甲府)23cm46.09cm15cm
18位群馬県(前橋)19cm45.78cm11cm
19位栃木県(宇都宮)18cm45.67cm9cm
20位埼玉県(熊谷)16cm45.57cm9cm
21位京都府(京都)15cm45.45cm7cm
22位茨城県(水戸)12cm45.24cm7cm
22位愛知県(名古屋)12cm45.24cm8cm
24位神奈川県(横浜)9cm44.94cm7cm
25位東京都(東京)8cm44.84cm6cm
25位広島県(広島)8cm44.83cm5cm
27位千葉県(千葉)7cm44.72cm5cm
28位三重県(津)6cm44.72cm4cm
29位奈良県(奈良)5cm44.61cm3cm
30位佐賀県(佐賀)4cm44.52cm3cm
30位長崎県(長崎)4cm44.53cm3cm
32位山口県(下関)2cm44.31cm2cm
32位徳島県(徳島)2cm44.31cm1cm
32位福岡県(福岡)2cm44.31cm2cm
32位鹿児島県(鹿児島)2cm44.31cm3cm
36位大阪府(大阪)1cm44.30cm1cm
36位兵庫県(神戸)1cm44.30cm1cm
36位和歌山県(和歌山)1cm44.30cm1cm
36位岡山県(岡山)1cm44.30cm1cm
36位香川県(高松)1cm44.30cm1cm
36位愛媛県(松山)1cm44.30cm0cm
36位高知県(高知)1cm44.30cm1cm
36位熊本県(熊本)1cm44.31cm1cm
36位大分県(大分)1cm44.30cm1cm
45位静岡県(静岡)0cm44.20cm0cm
45位宮崎県(宮崎)0cm44.20cm0cm
45位沖縄県(那覇)0cm44.20cm0cm

1位は青森県の567cm。「世界有数の豪雪都市」の実力

年間降雪量の1位は青森県(青森)の567cm。約5.7mぶんの雪が毎年降る計算で、2位の北海道(札幌)479cmを約90cm引き離しました。青森市や札幌市のような人口の多い都市にこれほどの雪が降るのは世界的にも珍しく、「豪雪都市」としては世界トップクラスとよく紹介されます。

3位以下は山形285cm、秋田273cm、富山253cm、岩手209cmと、東北・北陸の日本海側が続きます。一方で、静岡・宮崎・沖縄は観測される雪がなく0cm。同じ日本で「5m超」と「ゼロ」が同居しています。

なぜ日本海側にばかり降るのか

冬型の気圧配置になると、冷たい北西の季節風が日本海の上で水蒸気をたっぷり蓄え、雪雲となって日本海側の山々にぶつかります。世界的に見ても珍しい「海効果」の大雪です。山を越えた太平洋側には乾いた風だけが吹き下りるため、晴れの日ランキングで見た「冬晴れの関東」と、この降雪ランキングは表裏一体の関係にあります。

【市町村(地点)別】降雪量ランキング 全国362地点

続いて地点別です。検索ボックスにあなたの街や近くの地点名を入れてみてください。指標・月別の切り替えもできます。

指標:
期間:
少ない多い
1位酸ケ湯
青森県 青森市
1706cm偏差値 88.9
2位肘折
山形県 大蔵村
1469cm偏差値 81.8
3位津南
新潟県 津南町
1301cm偏差値 76.8
4位大井沢
山形県 西川町
1265cm偏差値 75.7
5位朱鞠内
北海道 幌加内町
1247cm偏差値 75.2
6位守門
新潟県 魚沼市
1243cm偏差値 75.1
7位只見
福島県 只見町
1233cm偏差値 74.8
8位幌加内
北海道 幌加内町
1232cm偏差値 74.8
9位桧枝岐
福島県 檜枝岐村
1221cm偏差値 74.4
10位音威子府
北海道 音威子府村
1216cm偏差値 74.3
11位藤原
群馬県 みなかみ町
1152cm偏差値 72.4
12位野沢温泉
長野県 野沢温泉村
1087cm偏差値 70.4
13位湯田
岩手県 西和賀町
1065cm偏差値 69.8
14位関山
新潟県 妙高市
1061cm偏差値 69.7
15位湯沢
新潟県 湯沢町
1054cm偏差値 69.5
16位南郷
福島県 南会津町
1010cm偏差値 68.2
17位金山
福島県 金山町
975cm偏差値 67.1
18位白川
岐阜県 白川村
972cm偏差値 67.0
19位十日町
新潟県 十日町市
967cm偏差値 66.9
20位赤井川
北海道
966cm偏差値 66.8
……下書きプレビュー用の表示(年間降雪量・上位20位)です。公開ページでは全362地点を指標・月別切替、検索できます……
表示 20 地点(下書きプレビュー)/年間降雪量
降雪量が多い地点ランキング トップ20(年間降雪量・平年値)
順位地点(都道府県・市町村)年間降雪量偏差値
1位酸ケ湯(青森県・青森市)1706cm88.9
2位肘折(山形県・大蔵村)1469cm81.8
3位津南(新潟県・津南町)1301cm76.8
4位大井沢(山形県・西川町)1265cm75.7
5位朱鞠内(北海道・幌加内町)1247cm75.2
6位守門(新潟県・魚沼市)1243cm75.1
7位只見(福島県・只見町)1233cm74.8
8位幌加内(北海道・幌加内町)1232cm74.8
9位桧枝岐(福島県・檜枝岐村)1221cm74.4
10位音威子府(北海道・音威子府村)1216cm74.3
11位藤原(群馬県・みなかみ町)1152cm72.4
12位野沢温泉(長野県・野沢温泉村)1087cm70.4
13位湯田(岩手県・西和賀町)1065cm69.8
14位関山(新潟県・妙高市)1061cm69.7
15位湯沢(新潟県・湯沢町)1054cm69.5
16位南郷(福島県・南会津町)1010cm68.2
17位金山(福島県・金山町)975cm67.1
18位白川(岐阜県・白川村)972cm67.0
19位十日町(新潟県・十日町市)967cm66.9
20位赤井川(北海道)966cm66.8

日本一の豪雪地帯は酸ケ湯の1706cm。「17mの雪」が降る場所

地点別の1位は酸ケ湯(青森県・八甲田山中)の1706cm。ひと冬に約17mぶんの雪が降り積もる、名実ともに日本一の豪雪地帯です。2位は肘折(山形県大蔵村)1469cm、3位津南(新潟県津南町)1301cm——「今年の最深積雪日本一」としてニュースに登場する常連たちです。

興味深いのは、都道府県1位の青森市(567cm)と地点1位の酸ケ湯(1706cm)が同じ青森県内だということ。市街地と山では3倍の差があります。「豪雪都市の日本一」は青森市、「豪雪地帯の日本一」は酸ケ湯——同じ日本一でも意味が違うのです。

最深積雪が深い地点トップ10(平年値)
順位地点(都道府県・市町村)最深積雪
1位酸ケ湯(青森県・青森市)186cm
2位倶知安(北海道・倶知安町)183cm
3位朱鞠内(北海道・幌加内町)176cm
4位幌加内(北海道・幌加内町)163cm
5位層雲峡(北海道)163cm
6位音威子府(北海道・音威子府村)160cm
7位肘折(山形県・大蔵村)153cm
8位歌登(北海道・枝幸町)152cm
9位美深(北海道・美深町)151cm
10位喜茂別(北海道・喜茂別町)149cm

「積もり方」で見ると顔ぶれが変わる——ニセコの雪はなぜ深い

最深積雪(積もった雪のピークの深さ)で見ると、1位はやはり酸ケ湯の373cm、2位肘折321cm、3位津南271cm。注目は倶知安(北海道・ニセコエリア)で、降る量は921cmと酸ケ湯の約半分ながら、最深積雪は183cmと全国トップ25に食い込みます。北海道の雪は気温が低くて解けにくく、軽い雪がふわりと積み重なるため、降る量のわりに深く積もるのです。世界中のスキーヤーがニセコのパウダースノーを目指す理由が、この数字に表れています。ツールの「最深積雪」ボタンで、ぜひ比べてみてください。

雪は市町村単位の現象——新潟県は県内で10倍差

新潟県は県代表の新潟市だと年間139cmですが、内陸の津南は1301cm、守門は1243cmと同じ県内で約10倍の差があります。海沿いと山沿い、平野と盆地で雪の量はまるで別物。雪国への引っ越しや冬の旅行では、県の順位ではなく上のツールで目的地に近い地点を確かめるのが確実です。

まとめ

今回の内容についてまとめました。

まとめ
  • 都道府県1位は青森県の年間567cm。2位札幌479cm——人口の多い都市に大雪が降る「世界有数の豪雪都市」が日本の特徴
  • 地点別1位は酸ケ湯の1706cm(ひと冬に約17m)。肘折1469cm、津南1301cmと山間の豪雪地帯が続く
  • 最深積雪の1位は酸ケ湯373cm。倶知安(ニセコ)は降雪量が酸ケ湯の約半分でも深さ183cm……北海道の雪は解けにくく深く積もる。パウダースノーの聖地の裏付け
  • 同じ県内で10倍差……新潟市139cm vs 津南1301cm、青森市567cm vs 酸ケ湯1706cm。雪は市町村単位の現象
  • 静岡・宮崎・沖縄(那覇)は雪の観測値なし(0cm)。「17mとゼロが同居する国」日本
  • 雪を観測する全国362地点を、降雪量・最深積雪×年間・月別で検索可能。偏差値つきはこの記事だけ

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以上が、「降雪量ランキング」でした。

読んでいただきありがとうございました。

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