長崎旅行のベストシーズンはいつ?月別の晴れ率・雨・猛暑日のデータで「観光」「ランタン・くんち」「安い月」を決める

夜景色の日本地図に降水量の色分けと長崎の月別の晴れの割合の折れ線を重ねたイメージ おでかけ・服装の天気

長崎の気象データで見ると、観光のベストは10月(晴れ率61%・雨の日25%・最高気温24℃)と11月(晴れ率55%・雨の日33%)、次点が4〜5月(晴れ率46〜50%)。避けたいのは6月(雨の日49%・降水量336mmで年間最多)と7月(雨の日41%・降水量293mm)。冬は雪の日14%と九州では多めで、1〜2月は雨の日34〜39%と曇りがち。ただし長崎ランタンフェスティバル(春節)はこの時期です。

この記事では、長崎の月別の気温・降水・晴れ率・猛暑日・雪のデータを一覧にし、目的別のおすすめ月、くんち・ランタン・夜景といったイベントの時期、混雑と費用の傾向、月別の服装を気象予報士が解説します。

のぶやん
のぶやん

長崎は「雨の長崎」と歌われますが、データで見ると雨の日が多いのは6〜7月と冬(1〜2月)で、10〜11月はむしろ晴れの多い街です。6月の降水量336mmは全国の県庁所在地でも上位で、1982年7月23日の長崎大水害のように梅雨末期の集中豪雨が起こる地域。旅行は10月・11月・4月に。夜景(稲佐山)は空気が澄む秋〜冬の晴れた夜がいちばんです。

【ツール】旅行の日程の過去58年の天気を調べる(長崎)

行く日(または前後数日)を選ぶと、長崎のその日付の過去58年分の天気を集計し、晴れ・雨・猛暑日・雪などの割合と直近の記録を表示します。「この日程で雨に当たる確率」をピンポイントで確かめられます。

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長崎の月別データ一覧

平均気温最高/最低降水量昼が晴れ雨の日真夏日雪の日日照見どころ
1月7.2℃11℃/4℃63mm38%39%0%14%104hランタンフェスティバル(春節・年による)
2月8.1℃12℃/4℃84mm42%34%0%12%122hランタン(年による)・雪の日12%
3月11.2℃15℃/8℃123mm48%38%0%2%160h桜の開花(平年3月23日)
4月15.6℃20℃/12℃153mm50%35%0%0%178h桜の満開(平年4月1日)・新緑
5月19.7℃24℃/16℃161mm46%34%0%0%190h新緑・GW・帆船まつり(4月下旬)
6月23.0℃26℃/20℃336mm31%49%7%0%125h梅雨入り(平年6/4)・降水量最多
7月26.9℃30℃/24℃293mm45%41%58%0%175h梅雨末期の大雨・降水量293mm
8月28.1℃32℃/25℃218mm59%34%78%0%207h精霊流し(15日)・猛暑
9月24.9℃29℃/22℃187mm53%36%34%0%172h台風シーズン
10月20.0℃24℃/16℃102mm61%25%2%0%179h長崎くんち(7〜9日)・晴れ率最高
11月14.5℃18℃/11℃101mm55%33%0%0%137h紅葉・夜景が澄む
12月9.4℃13℃/6℃75mm42%40%0%7%114hクリスマス・夜景
気温・降水量・日照時間は平年値(1991〜2020年)、晴れ・雨・真夏日・雪の日の割合は1968〜2025年の観測の集計(長崎)

縦に読むと、晴れ率は10月61%が最高、6月31%が最低。降水量は6月336mm・7月293mmと梅雨の2か月に集中し、10〜11月は100mm前後です。真夏日は8月78%、猛暑日は6%と少なめで、大阪(26%)の4分の1。海に囲まれた長崎の夏は「暑いが猛暑日は少ない」のが特徴で、そのぶん熱帯夜は8月57%と多くなります。

目的別のおすすめ月

観光・街歩きを最優先するなら:10月(次点11月・4月)

10月は晴れ率61%、雨の日25%、1mm以上の降水20%、最高気温24℃、降水量102mmとすべての指標が年間トップ。長崎くんち(10月7〜9日)もこの月です(長崎くんちの天気と服装)。11月は晴れ率55%で、空気が澄んで稲佐山の夜景が最も美しい時期。4月は桜(開花3/23・満開4/1)と新緑で、晴れ率50%、雨の日35%です。

イベントを最優先するなら:1〜2月(ランタン)、10月(くんち)、8月(精霊流し)

長崎ランタンフェスティバルは春節(旧正月)に合わせて1月下旬〜2月中旬に開催され、年によって日程が動きます。この時期の長崎は晴れ率38〜42%、雨の日34〜39%と曇りがちで、雪の日も12〜14%。ランタンの灯りは曇りや小雨でも映えるので、天気より防寒(最高気温10℃未満の日が35〜45%)を優先してください。8月15日の精霊流しは真夏日78%・熱帯夜57%の暑さの中で行われます。

混雑と費用を避けるなら:6月、9月、12月

6月は雨の日49%で年間最悪ですが、宿泊費は安く、雨の日の長崎(出島・グラバー園・教会群)は屋内が多いので意外に回れます。9月は台風のリスクと残暑がある一方、修学旅行のピーク(10〜11月)前で静かです。12月は晴れ率42%とやや低めですが、クリスマスのイルミネーションと夜景の季節で、年末年始前は安めです。

避けたほうがよい月と理由

  • 6〜7月:雨の日41〜49%、降水量293〜336mm。梅雨末期の集中豪雨(1982年長崎大水害は7月23日)が起こりやすい。行くなら梅雨明け(平年7/19)後に
  • 8月:熱帯夜57%で夜も暑い。坂の多い街歩きは体力を消耗する。猛暑日は6%と少なめ
  • 9月:台風の接近が九州で最も多い月のひとつ。五島・軍艦島の船は欠航しやすい
  • 10〜11月の平日:気候は最高だが修学旅行のピークで宿と観光地が混む。週末や12月上旬も選択肢

長崎の月別の天気の割合(観測の集計)

項目1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
1mm以上の降水30%30.8%33.5%32.6%31.6%43.3%34.6%30.5%30.9%19.5%26.3%27.3%
10mm以上の降水6.5%10.8%14.1%17.2%16.3%24.6%18.4%15.3%16.3%9.2%8.5%6.8%
真夏日(30℃以上)0%0%0%0%0.2%6.5%57.6%77.6%33.6%2.3%0%0%
猛暑日(35℃以上)0%0%0%0%0%0.1%2.3%5.6%0.7%0%0%0%
熱帯夜(25℃以上)0%0%0%0%0%3.4%43.9%57.1%10.7%0.1%0%0%
最高気温10℃未満45.2%34.6%8.4%0.2%0%0%0%0%0%0%1.1%21.9%
13.5%11.9%2.4%0.1%0%0%0%0%0%0%0.1%6.5%
昼が晴れ37.8%42.4%48%49.6%45.7%31.4%44.6%59.1%52.7%61.3%55%42%
長崎の各月の割合(1968〜2025年の平均、%)

桜・紅葉・夜景・軍艦島の時期

長崎の桜(ソメイヨシノ)は平年の開花3月23日・満開4月1日で、全国でも早い部類です。紅葉は市街地では11月下旬〜12月上旬と遅め。稲佐山の夜景は空気の澄む10〜2月の晴れた夜が最良で、夏は湿度で霞みやすくなります。軍艦島の上陸クルーズは波が高いと上陸できず、冬の季節風と夏の台風の時期は欠航・上陸中止が増えます。上陸率が高いのは4〜5月と10〜11月です。開花予想は桜の開花・満開はいつ?をどうぞ。

月別の服装

時期服装の目安
12〜2月冬のコート+マフラー。海風で体感は低め。ランタンの夜は手袋を。雪の日は坂が滑る
3〜4月3月は冬〜春のコート、4月は薄手のジャケット。雨具を
5月長袖シャツ〜半袖+羽織り。日差しが強くなる
6〜7月中旬半袖+雨具(必須)。梅雨末期は大雨情報に注意
7月下旬〜9月上旬半袖・帽子・日焼け止め。坂道が多いので歩きやすい靴と飲み物
9月下旬〜11月長袖+ジャケット。夜景を見るなら稲佐山山頂は風が強く冷える
長崎の平年値をもとにした目安

都道府県別の気候データを指標で切り替える

気温・降水量・日照時間は気象庁の平年値(1991〜2020年)、晴れ・雨・真夏日・雪の日の割合などは気象庁の日ごとの値(1968〜2025年)を当サイトが集計。桜・紅葉・祭りの時期は平年の目安で年により前後します。

指標別ランキング|長崎は各指標で何位?

6月の降水量:長崎は5位

順位都道府県年降水量(6月)偏差値
1位鹿児島県570mm85.2
2位宮崎県516mm80.0
3位熊本県449mm73.5
4位高知県360mm64.9
5位長崎県336mm62.6
6位佐賀県327mm61.8
7位大分県314mm60.5
8位沖縄県284mm57.7
9位静岡県269mm56.2
10位山口県254mm54.7
6月の降水量ランキング(平年値)

長崎県は5位(336mm、偏差値62.6)。1位は鹿児島県(570mm)、47位は北海道(60mm)、全国平均は205mmです。比較:佐賀6位(327mm)・福岡11位(250mm)・熊本3位(449mm)。詳しくは年降水量の都道府県ランキングで全47都道府県と市町村の順位を確認できます。

10月の晴れの日の割合:長崎は1位

順位都道府県晴れの日の割合(10月)偏差値
1位長崎県59.5%67.5
2位鹿児島県58.3%65.6
3位熊本県57.9%65.0
4位広島県57.5%64.4
5位佐賀県57.3%64.1
6位山口県56.6%63.0
7位高知県55.6%61.5
8位岡山県54.9%60.4
9位愛媛県54.7%60.1
10位福岡県54.7%60.1
10月の晴れの日の割合ランキング(昼の天気概況)

長崎県は1位(59.5%、偏差値67.5)。1位は長崎県(59.5%)、47位は千葉県(35.6%)、全国平均は48.1%です。比較:佐賀5位(57.3%)・福岡10位(54.7%)・熊本3位(57.9%)。詳しくは晴れの日の割合の都道府県ランキングで全47都道府県と市町村の順位を確認できます。

1月の雨の日の割合:長崎は9位

順位都道府県雨の日の割合(1月)偏差値
1位石川県31.1%71.8
2位福井県30.2%70.6
3位沖縄県29.9%70.2
4位鳥取県28.4%68.2
5位島根県28.0%67.6
6位富山県27.6%67.1
7位新潟県24.3%62.7
8位鹿児島県23.0%60.9
9位長崎県22.2%59.8
10位福岡県21.8%59.3
1月の雨の日の割合ランキング(昼の天気概況)

長崎県は9位(22.2%、偏差値59.8)。1位は石川県(31.1%)、47位は北海道(3.9%)、全国平均は14.9%です。比較:佐賀15位(16.4%)・福岡10位(21.8%)・熊本14位(17.1%)。詳しくは雨の日の割合の都道府県ランキングで全47都道府県と市町村の順位を確認できます。

台風の接近数(年平均):長崎は7位

順位都道府県台風の接近数偏差値
1位沖縄県7.7回107.3
2位宮崎県3.9回57.4
3位鹿児島県3.9回57.4
4位山口県3.8回56.1
5位福岡県3.8回56.1
6位佐賀県3.8回56.1
7位長崎県3.8回56.1
8位熊本県3.8回56.1
9位大分県3.8回56.1
10位岐阜県3.5回52.1
台風の接近数(年平均)ランキング(1951年〜)

長崎県は7位(3.8回、偏差値56.1)。1位は沖縄県(7.7回)、47位は北海道(1.9回)、全国平均は3.3回です。比較:佐賀6位(3.8回)・福岡5位(3.8回)・熊本8位(3.8回)。詳しくは台風の接近数の都道府県ランキングで全47都道府県と市町村の順位を確認できます。

1月の平均気温:長崎は5位

順位都道府県年平均気温(1月)偏差値
1位沖縄県17.3℃90.0
2位鹿児島県8.7℃62.9
3位宮崎県7.8℃60.1
4位山口県7.2℃58.2
5位長崎県7.2℃58.2
6位静岡県6.9℃57.2
7位福岡県6.9℃57.2
8位高知県6.7℃56.6
9位大分県6.5℃56.0
10位徳島県6.3℃55.3
1月の平均気温ランキング(平年値)

長崎県は5位(7.2℃、偏差値58.2)。1位は沖縄県(17.3℃)、47位は北海道(-3.2℃)、全国平均は4.6℃です。比較:佐賀19位(5.8℃)・福岡7位(6.9℃)・熊本17位(6.0℃)。詳しくは年平均気温の都道府県ランキングで全47都道府県と市町村の順位を確認できます。

長崎県の月別データ(気温・雨・晴れ・湿度・日照)

指標1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
年平均気温
年間4位
7.28.111.215.619.723.026.928.124.920.014.59.4
年降水量
年間12位
638412315316133629321818710210175
晴れの日の割合
年間25位
34.938.944.346.843.529.942.053.948.759.552.139.4
平均湿度
年間16位
666565677280807673676867
年間日照時間
年間31位
104122160178190125175207172179137114
長崎の月別平年値(℃・mm・%・時間)。単位は指標ごと

長崎の6月の降水量336mmは全国の県庁所在地で上位。10月の晴れの割合61%は年間で最も高く、「雨の長崎」は梅雨と冬に限った話です。

「雨の長崎」の正体|梅雨と冬の曇り

長崎の年間降水量は約1,900mmで東京の1.2倍ですが、その3分の1が6〜7月に集中しています。東シナ海から梅雨前線に向かって湿った空気が流れ込む位置にあり、1982年7月23日の長崎大水害(1時間に187mm)のような集中豪雨が起こりやすい地域です。

冬は大陸からの季節風が東シナ海で湿気を含み、九州北部の中では曇りや雨が多め(1〜2月の雨の日34〜39%)。雪の日も1月14%と福岡・鹿児島より多く、九州でも「冬に曇る街」です。逆に10〜11月は季節風が弱く、移動性高気圧で晴れが続きます。降水量の全国比較は降水量ランキングをどうぞ。

稲佐山の夜景を確実に見る条件

世界新三大夜景とされる稲佐山の夜景は、空気が澄んで湿度の低い夜ほど遠くまで見えます。10〜2月の晴れた夜が最良で、夏は湿度と霞で街の灯りがにじみやすくなります。雨上がりの翌日の晴れた夜は、空気中のちりが洗われて特に鮮明です。

ロープウェイは強風で運休することがあり、冬の季節風が強い日は注意。日没後30分〜1時間の「ブルーアワー」が、空の青と街の灯りのバランスが最も美しい時間帯です。

よくある質問

長崎旅行のベストシーズンは?

気候の面では10月(晴れ率61%・雨の日25%・くんち)が最良で、11月(夜景)と4月(桜)が次点です。ランタンフェスティバルなら1〜2月、混雑と費用を避けるなら6月・9月・12月です。

長崎は本当に雨が多い?

雨が多いのは6〜7月(雨の日41〜49%、降水量293〜336mm)と冬(1〜2月の雨の日34〜39%)です。10〜11月は晴れ率55〜61%で、むしろ晴れの多い街です。

長崎ランタンフェスティバルの時期の天気は?

1月下旬〜2月中旬(春節に合わせて年により変動)は晴れ率38〜42%、雨の日34〜39%、雪の日12〜14%と曇りがちです。灯りは曇りでも映えるので、防寒を優先してください。

長崎の梅雨はいつ?

九州北部の平年の梅雨入りは6月4日、梅雨明けは7月19日です。6月の降水量336mmは年間最多で、梅雨末期には集中豪雨が起こりやすい地域です。

軍艦島に上陸しやすい時期は?

波が穏やかな4〜5月と10〜11月です。冬の季節風と夏〜秋の台風の時期は欠航や上陸中止が増えます。

長崎の年間降水量はどのくらい?

約1,900mmで東京の1.2倍です。ただし3分の1が6〜7月に集中しており、10〜11月は晴れの多い季節です。

稲佐山の夜景がきれいに見える条件は?

空気が澄んで湿度の低い10〜2月の晴れた夜が最良です。雨上がりの翌日の晴れた夜は特に鮮明で、日没後30分〜1時間のブルーアワーが最も美しい時間帯です。

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まとめ
  • 長崎のベストシーズンは10月(晴れ61%・雨25%・くんち)、次点11月(夜景)と4月(桜)
  • 6〜7月は雨の日41〜49%、降水量293〜336mmで梅雨末期の豪雨に注意
  • 8月は猛暑日6%と少ないが熱帯夜57%。ランタン(1〜2月)は曇りがちで防寒優先
  • 桜は3/23開花・4/1満開。夜景は10〜2月の晴れた夜、軍艦島は4〜5月・10〜11月が上陸しやすい
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