博多祇園山笠の天気と服装|追い山(7月15日早朝)の過去の天気一覧、梅雨末期の大雨と暑さのデータ【福岡58年】

雨と熱気の日本地図に雨の日の割合の色分けと福岡の月別の雨の日の割合の棒グラフを重ねたイメージ おでかけ・服装の天気

博多祇園山笠は毎年7月1日〜15日、クライマックスの追い山は7月15日午前4時59分にスタートします。福岡の観測では、期間中(7/1〜15)に1mm以上の雨が降る日は44.5%、追い山当日(7/15)に雨が降った年は58年で21回(36.2%)。この時期の福岡は梅雨末期で、1日100mmを超える大雨が起こりやすい一方、梅雨が明けていれば最高気温31℃・最低気温24℃の蒸し暑さの中で山を舁くことになります。

この記事では、追い山当日の過去の天気を一覧にし、期間中の雨・暑さの確率、梅雨明けとの関係、観客の服装と持ち物、雨の日の見方を気象予報士が整理します。福岡在住の筆者の実感もまじえて書いています。

のぶやん
のぶやん

山笠は雨でも中止になりません。むしろ舁き手にとって雨は暑さをやわらげる恵み。問題は観客のほうで、追い山は夜明け前の4時台から待つので、雨具と暑さ対策の両方が要ります。梅雨が明けているかどうかで準備がまったく変わります。

【ツール】山笠の日の過去58年の天気を調べる(福岡)

日付を選ぶと、福岡でその日に雨が降った割合・10mm以上の本降りの割合・真夏日や熱帯夜の割合と、直近の記録が表示されます。「前後±3日」で追い山前後の傾向、日付を7月1〜14日に変えると各行事の日の傾向がわかります。

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追い山当日(7月15日)の過去の天気一覧

年月日昼の天気夜の天気降水量降雪最高/最低気温
2025年7月15日曇時々晴曇時々晴0mm0cm31.9℃/24.6℃
2024年7月15日曇時々雨、雷を伴う曇後時々雨25mm0cm30.1℃/23.6℃
2023年7月15日曇一時雨晴時々曇0mm0cm33.8℃/28.8℃
2022年7月15日曇時々雨曇後一時雨7mm0cm32.1℃/24.9℃
2021年7月15日晴時々曇、雷を伴う曇後一時晴2mm0cm33.8℃/22.3℃
2020年7月15日曇後時々雨0mm0cm25℃/20.8℃
2019年7月15日晴時々曇晴一時曇0mm0cm28.2℃/22.3℃
2018年7月15日快晴快晴0mm0cm34.8℃/26℃
2017年7月15日薄曇後一時晴晴後一時薄曇0mm0cm34.9℃/26.8℃
2016年7月15日晴一時曇曇一時晴0mm0cm30℃/24.2℃
2015年7月15日曇一時晴0mm0cm33.7℃/23.6℃
2014年7月15日曇時々雨曇時々晴一時雨13.5mm0cm30.7℃/23.7℃
2013年7月15日曇一時晴0mm0cm33.5℃/27.7℃
2012年7月15日曇一時雨曇後時々雨、雷を伴う0mm0cm34.5℃/26.5℃
2011年7月15日晴一時曇晴一時曇0mm0cm33.8℃/27.2℃
2010年7月15日曇一時雨曇一時雨10mm0cm28.7℃/23.3℃
2009年7月15日曇時々晴一時雨曇一時雨8mm0cm33.3℃/21.4℃
2008年7月15日0mm0cm32.5℃/26℃
2007年7月15日雨時々曇曇時々雨一時晴20.5mm0cm23.3℃/20℃
2006年7月15日0mm0cm35.5℃/26.6℃
2005年7月15日曇一時雨、雷を伴う曇時々晴一時雨、雷を伴う26.5mm0cm32.3℃/24.9℃
2004年7月15日曇時々晴一時雨、雷を伴う1.5mm0cm31.6℃/26.1℃
2003年7月15日雨時々曇後晴晴一時曇0mm0cm27℃/20.4℃
2002年7月15日曇一時雨曇一時晴0.5mm0cm33.2℃/26℃
2001年7月15日晴後曇一時雨、雷を伴う晴一時雨、雷を伴う11.5mm0cm33.6℃/25.5℃
2000年7月15日曇一時晴0mm0cm34.5℃/27.5℃
1999年7月15日曇一時晴晴後曇0mm0cm28.5℃/22.3℃
1998年7月15日雨時々曇曇一時雨5.5mm0cm27.6℃/24℃
1997年7月15日曇一時晴0mm0cm32.5℃/25.1℃
1996年7月15日0mm0cm34.6℃/25.3℃
福岡(福岡県)で1mm以上の雨が降ったした年の記録(対象日:07-15、1968〜2025年)

背景が黄色の年が1mm以上の雨が降った年です。追い山の時間帯(早朝)に降ったかどうかまでは日データではわかりませんが、3年に1回は雨の追い山と考えておくと準備がしやすくなります。日降水量が数十mmの年は、梅雨前線が九州北部に停滞して本降りだった年です。

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猛暑日の外出に

30℃を超える日が続く時期は、日陰と水分に加えて「首を冷やす」「風を作る」道具があるだけで体感が2〜3℃変わります。

期間中の雨・暑さの確率

期間1mm以上の雨10mm以上の雨昼が晴れ最高/最低気温の平均
7月1〜15日(山笠期間)44.5%24.9%31.7%30.0℃/23.6℃
7月15日(追い山)36.2%19%39.7%31.3℃/24.2℃
7月12日(追い山ならし)46.6%22.4%25.9%
7月13日(集団山見せ)48.3%29.3%31%
福岡管区気象台の観測(1968〜2025年)の集計。数値は自動更新

山笠期間の福岡は10mm以上の本降りが4日に1日。九州北部の梅雨明け平年は7月19日で、山笠はほぼ毎年「梅雨の最終盤」に行われます。梅雨末期は前線の活動が最も活発で、2017年(九州北部豪雨、7月5日)や2018年(西日本豪雨、7月6日前後)のように記録的な大雨がこの時期に起きています。

梅雨明けと山笠の関係

九州北部の梅雨明けが7月15日より早い年は、追い山が太平洋高気圧の下の猛烈な蒸し暑さになります。逆に梅雨明けが遅れた年は雨か曇りで、気温は27〜28℃止まり。福岡の7月の月別データを見ると、真夏日は7月で7割、熱帯夜は5割を超えます。

項目1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
1mm以上の降水28.9%31.6%32.9%32.4%29.3%39%35.2%30.4%33.3%22.4%27.2%28.2%
10mm以上の降水7.3%8.6%12.7%13%13.3%20.8%18.9%15.9%16.2%9%9.1%6.7%
真夏日(30℃以上)0%0%0%0.1%2.1%14.1%67.1%79.1%29.4%1.4%0%0%
猛暑日(35℃以上)0%0%0%0%0%0.1%6.9%15.2%1.5%0%0%0%
熱帯夜(25℃以上)0%0%0%0%0%3.3%45.2%54.1%9.8%0.1%0%0%
昼が晴れ34.8%40.3%47.3%49.4%46.4%32.1%42.4%55.8%47.2%57.4%50.3%40.4%
福岡の各月の割合(1968〜2025年の平均、%)。7月は雨と真夏日が同居する月

梅雨明けの平年日と地方別の違いは梅雨がない地域はどこ?梅雨入り・梅雨明けの平年日で解説しています。

観客の服装と持ち物

  • 追い山(4時59分〜):夜明け前でも気温24℃前後・湿度90%近い。半袖に薄手の羽織り、雨具はレインコート(傘は人混みで危険)
  • 集団山見せ(13日午後):日中の明治通りは31℃超。帽子・飲み物・冷却タオル。日陰は少ない
  • 飾り山見物(1〜14日):日中は猛暑。屋内の商業施設に飾られた飾り山を組み合わせて回ると涼しい
  • :追い山の観客席・沿道は早朝から立ちっぱなし。歩きやすい靴、雨なら防水
  • 雨の日:舁き手の勢い水で沿道も濡れる。もともと濡れる前提の服装で

雨の日の見方(気象予報士の視点)

  1. 前日夜:梅雨前線の位置:前線が九州北部の真上〜北にあると早朝に本降り。南にあれば曇りで済む
  2. 当日3時:雨雲レーダー:福岡の西(唐津〜壱岐方面)に発達した雨雲があれば1〜2時間で市街地へ。実況モニターで確認
  3. 大雨警報が出たら:山笠は原則決行だが、観客は無理をしない。地下鉄の運行情報も確認
  4. 梅雨明け後なら熱中症:早朝でも湿度が高く、追い山後の日の出以降は急激に暑くなる

福岡県の気候データを指標で切り替える

集計方法:気象庁「過去の気象データ」の日ごとの値(1968〜2025年)を当サイトが集計。天気の判定は気象庁の天気概況(昼=6〜18時)、「雨(1mm以上)」は日降水量1.0mm以上、「雪」は降雪の記録があるか天気概況に雪が含まれる日です。数値は観測が追加されると自動で更新されます。 山笠の日程・行事は博多祇園山笠振興会の公式情報を確認してください。

指標別ランキング|福岡は各指標で何位?

7月の降水量:福岡は7位

順位都道府県年降水量(7月)偏差値
1位熊本県387mm74.5
2位佐賀県367mm71.5
3位鹿児島県365mm71.3
4位高知県357mm70.1
5位宮崎県339mm67.5
6位山口県309mm63.2
7位福岡県299mm61.7
8位静岡県297mm61.3
9位長崎県293mm60.7
10位広島県280mm58.8
7月の降水量ランキング(平年値)

福岡県は7位(299mm、偏差値61.7)。1位は熊本県(387mm)、47位は北海道(91mm)、全国平均は219mmです。比較:佐賀2位(367mm)・大阪36位(174mm)・東京41位(156mm)。詳しくは年降水量の都道府県ランキングで全47都道府県と市町村の順位を確認できます。

7月の雨の日の割合:福岡は30位

順位都道府県雨の日の割合(7月)偏差値
1位群馬県41.9%70.5
2位栃木県41.0%68.3
3位富山県39.2%64.0
4位岐阜県38.9%63.3
5位宮崎県37.8%60.6
6位宮城県37.7%60.4
7位熊本県37.4%59.7
8位高知県37.3%59.4
9位石川県37.0%58.7
10位佐賀県36.7%58.0
30位福岡県32.9%48.8
7月の雨の日の割合ランキング(昼の天気概況)

福岡県は30位(32.9%、偏差値48.8)。1位は群馬県(41.9%)、47位は北海道(21.4%)、全国平均は33.4%です。比較:佐賀10位(36.7%)・大阪40位(29.1%)・東京36位(30.3%)。詳しくは雨の日の割合の都道府県ランキングで全47都道府県と市町村の順位を確認できます。

7月の平均湿度:福岡は34位

順位都道府県平均湿度(7月)偏差値
1位宮城県83%72.3
2位茨城県82%69.0
3位青森県80%62.5
4位岩手県80%62.5
5位島根県80%62.5
6位長崎県80%62.5
7位秋田県79%59.2
8位栃木県79%59.2
9位新潟県79%59.2
10位富山県79%59.2
34位福岡県75%46.1
7月の平均湿度ランキング(平年値)

福岡県は34位(75%、偏差値46.1)。1位は宮城県(83%)、47位は京都府(69%)、全国平均は76%です。比較:佐賀27位(76%)・大阪46位(70%)・東京24位(76%)。詳しくは平均湿度の都道府県ランキングで全47都道府県と市町村の順位を確認できます。

7月の平均気温:福岡は6位

順位都道府県年平均気温(7月)偏差値
1位沖縄県29.1℃68.9
2位鹿児島県28.1℃62.9
3位大阪府27.7℃60.5
4位香川県27.5℃59.2
5位熊本県27.5℃59.2
6位福岡県27.4℃58.6
7位京都府27.3℃58.0
8位宮崎県27.3℃58.0
9位和歌山県27.2℃57.4
10位広島県27.2℃57.4
7月の平均気温ランキング(平年値)

福岡県は6位(27.4℃、偏差値58.6)。1位は沖縄県(29.1℃)、47位は北海道(21.1℃)、全国平均は26.0℃です。比較:佐賀11位(27.2℃)・大阪3位(27.7℃)・東京34位(25.7℃)。詳しくは年平均気温の都道府県ランキングで全47都道府県と市町村の順位を確認できます。

7月の雷日数:福岡は6位

順位都道府県雷日数(7月)偏差値
1位熊本県6.7日73.4
2位群馬県6.0日68.1
3位大分県5.8日66.6
4位栃木県5.7日65.9
5位鹿児島県5.4日63.6
6位福岡県5.3日62.9
7位佐賀県5.3日62.9
8位埼玉県5.1日61.4
9位岐阜県5.1日61.4
10位宮崎県5.1日61.4
7月の雷日数ランキング(平年値)

福岡県は6位(5.3日、偏差値62.9)。1位は熊本県(6.7日)、47位は北海道(1.0日)、全国平均は3.6日です。比較:佐賀7位(5.3日)・大阪29位(3.1日)・東京37位(2.5日)。詳しくは雷日数の都道府県ランキングで全47都道府県と市町村の順位を確認できます。

福岡県の月別データ(降水・雨・湿度・気温)

指標1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
年降水量
年間20位
7470104118134250299210175959168
雨の日の割合
年間15位
21.825.929.830.327.136.432.928.830.420.824.322.0
平均湿度
年間31位
636263646775757273686663
年平均気温
年間6位
6.97.810.815.419.923.327.428.424.719.614.29.1
福岡の月別平年値(mm・%・℃)。単位は指標ごと

福岡の7月の降水量は年間で最も多く、湿度も78%前後。梅雨末期の山笠期間は「1年で最も蒸し暑く、最も雨が多い2週間」に当たります。

梅雨末期の大雨と山笠|過去の記録

山笠期間に九州北部で記録的な大雨となった例として、2017年7月5日の九州北部豪雨(朝倉市で日降水量500mm超)、2018年7月6日前後の西日本豪雨、2023年7月10日の久留米・佐賀の大雨などがあります。いずれも梅雨前線が九州北部に停滞し、線状降水帯が発生した事例です。

福岡市中心部の山笠行事は雨天決行ですが、大雨警報・線状降水帯の情報が出ている日は、観客は無理をしないでください。当サイトの実況モニターで雨雲とキキクル(危険度分布)を同時に見られます。キキクルの色の意味はキキクルの見方で解説しています。

福岡の梅雨明けの平年と山笠の関係(年ごとの違い)

九州北部の梅雨明けは平年7月19日ですが、年によって6月下旬(2022年は6月28日)から7月下旬まで幅があります。梅雨明けが早い年の追い山は快晴の猛暑、遅い年は雨か曇り。同じ祭りでも年によって「暑さ対策の年」と「雨対策の年」に分かれます。

梅雨明けの見通しは、7月上旬の時点で「太平洋高気圧が九州まで張り出す予想か」を週間予報と気象庁の2週間気温予報で見ればわかります。7月10日ごろに「晴れて猛暑」の予報が続けば梅雨明け型、「曇り時々雨」が続けば梅雨末期型と判断してください。

よくある質問

博多祇園山笠は雨でも開催される?

原則として雨天決行です。追い山は雨でも行われ、舁き手にとって雨は暑さをやわらげる面もあります。

追い山の日に雨が降る確率は?

7月15日に1mm以上の雨が降った年は1968〜2025年の58年で21回、36.2%です。3年に1回は雨の追い山です。

山笠の時期の福岡はどのくらい暑い?

7月1〜15日の最高気温の平均は30℃、最低は23.6℃です。梅雨明けが早い年の追い山は31℃超の猛烈な蒸し暑さになります。

追い山を見る服装は?

半袖に薄手の羽織り、レインコート、歩きやすい靴。早朝でも気温24℃・湿度90%近く、勢い水で濡れる前提の服装が安心です。

山笠期間に大雨になった年は?

2017年7月5日の九州北部豪雨、2018年7月6日前後の西日本豪雨、2023年7月10日の久留米・佐賀の大雨など、梅雨前線の停滞と線状降水帯による大雨がこの時期に集中しています。

梅雨明けが早い年と遅い年で追い山はどう違う?

早い年(2022年は6月28日)は快晴の猛暑、遅い年は雨か曇りです。7月10日ごろの週間予報で「晴れて猛暑」が続けば梅雨明け型と判断できます。

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まとめ
  • 追い山(7/15)に雨が降った年は58年で21回・36.2%。山笠期間は10mm以上の本降りが4日に1日
  • 梅雨末期(九州北部の梅雨明け平年7/19)で大雨リスクと、梅雨明け後の猛烈な蒸し暑さが同居
  • 観客は半袖+羽織り+レインコート、歩きやすい靴。勢い水で濡れる前提
  • 前日夜に前線の位置、当日3時に西の雨雲を確認。山笠は雨天決行

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