グアムの台風シーズンはいつ?10月が最多・年2.7個|台風30号(チャンパー)は18日に島の南端をかすめて通過【75年206個の検索ツール】

グアムに近づいた台風75年分の進路と台風30号の経路 気象

こんにちは!気象予報士ののぶやんです。

※本文は気象庁の2026年10月18日6時45分発表の台風情報にもとづきます(18日8時時点)。ツールは開くたびに最新の発表を読み込みます。

グアムに近づく台風は年平均2.7個。いちばん多いのは10月で、11〜12月にも来る「台風シーズンが秋〜冬に長い島」です。まさにいま、非常に強い台風第30号(チャンパー)がマリアナ諸島を西へ進んでいます。気象庁の解析位置(3時間ごと)から計算すると、台風の中心は10月18日3時すぎ(日本時間、現地時間では4時すぎ)にグアム島の南を通過し、島の中心部ハガニアとの距離は最も近いところで約45kmでした。18日6時の中心気圧は950hPa、最大風速50m/s(最大瞬間風速70m/s)、暴風域は半径140km。グアム島はすっぽり暴風域に入りました。

「グアムって台風が多いの?」「旅行は何月なら安全?」「今回の台風30号はどのくらい強いの?」——そんな疑問に答えるため、元気象庁職員の気象予報士として、気象庁のベストトラック(1951〜2025年の75年分)から、グアムの300km以内に入った台風206個を1つずつ取り出して集計しました。月・距離・強さで絞り込める検索ツールと、旅行の出発日と日数を入れると、その日程で台風が近づいた年の割合がわかる「旅行日程チェック」、いま発表中の台風の予報進路を重ねた地図を置いたので、旅行の計画にも使ってみてください。

この記事の結論(30秒で読める版)
  • グアムから300km以内に近づく台風は年平均2.7個(1951〜2025年、気象庁ベストトラックから当サイト集計)。75年中66年(88%)は少なくとも1個近づいている。150km以内は年1.1個、100km以内は年0.8個
  • いちばん多いのは10月(75年で46個、48%の年に1個以上)。次いで9月32個・11月31個・8月28個。7〜12月で全体の8割(168個)。12〜1月にも計23個と、冬にも来る
  • 10月に多いのは、台風の生まれる場所が秋に南へ下がるから。台風が発生する緯度の平均は8月に北緯19.9度、10月15.3度、11月11.9度で、北緯13.5度のグアムをまたぐ
  • グアムの100km以内を通った台風で最も強かったのは1957年11月のローラ(最接近73km・900hPa)、島のすぐ近くを通ったものでは1962年11月のカレン(14km・920hPa)、近年では2023年5月のマーワー(31km・935hPa)
  • 台風第30号は18日3時すぎ、ハガニアの南約45km(島の南端のすぐ南の海上)を通過。24時間で30hPa下がる急発達で、このあと935hPaの非常に強い勢力でフィリピンの東を西北西へ進み、23日3時には沖縄の南に達する予報(18日6時45分発表)

【ツール】グアムに近づいた台風206個を調べる+旅行日程チェック

上の欄では、気象庁からいま発表中の台風の位置とグアムまでの距離を自動で読み込みます(ページを開くたびに最新になります)。オレンジの枠の「旅行日程チェック」は、出発日と日数を選ぶと、過去75年でその日程のあいだにグアムの近くに台風がいた年の割合を出します。下の段では、月・距離・強さ・期間を選ぶと、条件に合う台風の数、来た年の割合、進路の地図、年ごとの数、一覧が切り替わります。一覧の行を押すと、その台風の進路が地図で太く表示されます。

【ツール】グアムに近づいた台風を調べる+旅行日程の台風チェック
気象庁の最新の台風情報を読み込んでいます…
旅行日程チェック:この日程でグアムに台風が近づいた年は?
出発日日数距離
月
距離
強さ
期間
進路の地図(●がグアム、点線の円がグアムから300km)
色はグアムに最も近づいたときの中心気圧:■940hPa以下 ■941〜960 ■961〜980 ■981以上 ━ 発表中の台風(これまでの経路と予報)
年ごとの数
一覧(新しい順。行を押すと地図で強調)
※気象庁「ベストトラック」(1951〜2025年)の6時間ごとの中心位置を1時間ごとに直線で補間し、熱帯低気圧の段階と温帯低気圧に変わった後を除いて、グアム島のハガニア(北緯13.48度・東経144.75度)から300km以内に入った台風を数えています(当サイト集計)。「気圧」「最大風速」はグアムに最も近づいた時刻の補間値で、最大風速は1977年以降のみ(ノットをm/sに換算、気象庁の10分間平均)。月は300km以内に入った日の月、時刻は日本時間です(グアムの現地時間は日本より1時間進んでいます)。旅行日程チェックは、出発日からの日数のあいだに、台風が指定の距離に入っていた期間が1日でも重なった年を数えています。

たとえば「10月15日から4日間・300km以内」で調べると、75年のうち10年(13%)で、その4日間にグアムの近くに台風がいました。同じ4日間でも「2月15日から」なら0年(0%)です。台風の多い10月でも、ある4日間に重なるのは7〜8年に1回くらいなので、むやみに怖がる必要はありませんが、秋の旅行は「予備日」や「変更できるプラン」にしておくと安心です。

グアムの台風シーズンはいつ?月別に見ると10月が最多、11〜12月にも来る

グアムに近づいた台風を、300km以内に入った月ごとに数えると下の表のようになります。最も多いのは10月の46個で、75年のうち36年(48%)は10月に少なくとも1個近づいています。日本で台風が最も多い8〜9月より、グアムでは1〜2か月遅い10〜11月がピークです。150km以内に絞っても10月(22個)・11月(17個)が上位で、強い台風が島の近くを通るのも晩秋に多いことがわかります。

月300km以内(75年合計)1年あたり1個以上来た年150km以内(75年合計)
1月9個0.12個12%3個
2月2個0.03個3%1個
3月2個0.03個3%1個
4月10個0.13個13%1個
5月9個0.12個11%4個
6月6個0.08個7%0個
7月17個0.23個17%10個
8月28個0.37個31%10個
9月32個0.43個35%12個
10月46個0.61個48%22個
11月31個0.41個32%17個
12月14個0.19個17%5個
年間206個2.75個88%86個
グアム(ハガニア)に近づいた台風の月別の数(1951〜2025年、気象庁ベストトラックから当サイト集計)
グアムに近づいた台風の数(月別・75年合計)0102030405091月22月23月104月95月66月177月288月329月4610月3111月1412月300km以内うち150km以内出典:気象庁ベストトラック(1951〜2025年)から当サイト集計

旬(10日ごと)で見ると、10月中旬は75年のうち21%の年でグアムの300km以内に台風がいました。10月上旬19%・下旬20%、9月中旬17%・下旬15%、11月は各旬12〜13%、12月は5〜8%です。逆に2〜6月は多くの旬で0〜5%と、台風の心配がほとんどない時期です(1月中旬と4月中旬の9%は、1988年1月のロイや1989年4月のアンディなど、冬〜春の台風が重なったため)。

図解:なぜグアムでは10月に台風が多い?台風の「生まれる場所」が秋に南へ下がるから

日本では8〜9月が台風のピークなのに、グアムでは10月が最多なのはなぜでしょうか。カギは台風が生まれる緯度です。ベストトラックで、台風(熱帯低気圧が台風の強さになった最初の位置)の平均の緯度を月別に計算すると、8月は北緯19.9度ですが、10月は15.3度、11月は11.9度、12月は10.0度まで南へ下がります。夏は太平洋高気圧が北へ張り出し、台風の発生する海域(モンスーントラフ)もグアムより北に上がるため、多くの台風はグアムの北で生まれて北上します。秋になると高気圧の勢力と発生海域が南へ下がり、グアムの東や南東の海で生まれた台風が、高気圧の南のふちに沿って西〜西北西へ進み、北緯13.5度のグアム付近を横切るようになります。今回の台風第30号も、ミクロネシアのポンペイ島の北約460km(北緯11度・東経158度付近)で台風になり、まっすぐ西へ進んでグアムの南を通りました。

台風が生まれる平均の緯度(月別)とグアムの緯度6°N8°N10°N12°N14°N16°N18°N20°N22°Nグアム(北緯13.5度)9.31月8.92月8.33月9.94月12.35月15.56月18.27月19.98月18.69月15.310月11.911月10.012月夏:グアムより北で生まれ、北上する台風が多い秋〜冬:グアムの東〜南東で生まれ、西へ進んでグアム付近を横切る台風の強さ(最大風速17.2m/s以上)になった最初の位置の平均。気象庁ベストトラック1951〜2025年から当サイト集計

なお、12〜4月にもグアムに台風が来ることがあるのは、この時期も北緯8〜10度付近で台風が生まれることがあるためです。1988年1月のロイ(最接近84km・940hPa)、1990年12月のラス(86km・930hPa)、1997年12月のパカ(25km・940hPa)、2002年12月のポンソナ(42km・944hPa)など、年末年始にグアムを襲った強い台風もあります。「冬のグアムは台風の心配なし」とは言い切れません。

データ検証:グアムは台風が多い?那覇・石垣島より少なく、父島と同じくらい

同じ方法(気象庁ベストトラック、300km以内、1951〜2025年)で、日本の島と比べました。グアムの75年で206個(年2.7個)は、那覇(284個)・石垣島(310個)より少なく、小笠原の父島(207個)とほぼ同じです。「グアム=台風の通り道」というイメージほど多くはありません。ただし違うのは季節で、11〜12月に近づいた台風は那覇の11個・父島の20個に対して、グアムは45個。お隣のサイパンも39個と、マリアナ諸島は晩秋〜冬の台風が日本の島よりずっと多いのが特徴です。

地点300km以内(年平均)100km以内(年平均)10月(75年合計)11〜12月(75年合計)1個以上来た年
グアム2.75個0.76個46個45個66年(88%)
サイパン2.63個0.80個50個39個62年(83%)
父島(小笠原)2.76個1.11個35個20個71年(95%)
那覇3.79個1.28個35個11個74年(99%)
石垣島4.13個1.25個26個13個75年(100%)
島ごとの台風の接近数(1951〜2025年、気象庁ベストトラックから当サイト集計。各地点から300km以内に入った台風)

年代別:1950年代と1980〜90年代が多く、2020年代は少なめ

年代300km以内の数1年あたり
1950年代(1951〜59年)32個3.6個
1960年代29個2.9個
1970年代24個2.4個
1980年代34個3.4個
1990年代32個3.2個
2000年代21個2.1個
2010年代26個2.6個
2020〜2025年8個1.3個
グアムに近づいた台風の年代別の数(当サイト集計)

年代別では1年あたりで1950年代(9年で32個、年3.6個)・1980年代(34個)・1990年代(32個)が多く、2000年代は21個、2020〜2025年の6年間は8個(年1.3個)とやや少なめです。2020年と2022年は1個も近づきませんでした。一方で2023年5月のマーワーのように、数は少なくても非常に強い台風が来る年があります。年による差が大きいので、「最近は少ないから大丈夫」とは考えないほうが安全です。

グアムの近くを通った強い台風(100km以内・最接近時の中心気圧が低い順)

最接近(日本時間)台風名前最接近距離そのときの中心気圧最大風速
1957-11-15 20時1957年 第21号ローラ(LOLA)73km900hPa-(記録なし)
1962-11-11 21時1962年 第28号カレン(KAREN)14km920hPa-(記録なし)
1963-04-29 15時1963年 第1号オリーブ(OLIVE)50km930hPa-(記録なし)
1990-12-21 01時1990年 第29号ラス(RUSS)86km930hPa46m/s
1967-11-13 10時1967年 第37号ギルダ(GILDA)82km932hPa-(記録なし)
1976-05-21 15時1976年 第6号パメラ(PAMELA)16km935hPa-(記録なし)
2023-05-24 19時2023年 第2号マーワー(MAWAR)31km935hPa49m/s
1988-01-12 19時1988年 第1号ロイ(ROY)84km940hPa44m/s
1997-12-16 21時1997年 第28号パカ(PAKA)25km940hPa46m/s
1992-11-23 11時1992年 第30号ゲイ(GAY)20km943hPa44m/s
2002-12-08 16時2002年 第26号ポンソナ(PONGSONA)42km944hPa44m/s
2018-09-10 19時2018年 第22号マンクット(MANGKHUT)88km952hPa44m/s
グアムから100km以内を通った台風のうち、最接近時の中心気圧が低い12個(気象庁ベストトラック、1時間ごとの補間値。最大風速は1977年以降のみ)

1962年11月のカレンは島の中心からわずか14km、1976年5月のパメラは16kmを通り、グアムに大きな被害を出した台風として知られています。近年では2023年5月のマーワーが最接近31km・935hPaでグアム島の北端をかすめ、島の広い範囲で停電・断水が続くなど大きな被害が出て、旅行者の足にも影響しました。なお、気圧の順に並べたこの表には入りませんが、1992年8月のオマー(11km・958hPa)や2002年7月のチャタン(23km・961hPa)も、島のすぐ近くを通って大きな被害を出した台風です。12月のパカ(1997年)・ポンソナ(2002年)も含め、強い台風は夏に限らず、春や年末にも来ているのがグアムの特徴です。

お隣のサイパンでは、2018年10月の台風第26号ユートゥ(最接近14km・900hPa)が、サイパン・テニアンに甚大な被害をもたらしました。ちなみに2015年10月にも同じ名前の台風「チャンパー」が、グアムの約230kmまで近づいています。2026年も、4月の台風第4号(シンラコウ)がサイパンの約25kmを通過しました(最接近時の中心気圧952hPa、グアムからは約180km)。

台風第30号(チャンパー):18日3時すぎにグアム島の南端をかすめて通過、このあと沖縄の南へ

気象庁の10月18日6時45分発表によると、台風第30号は18日6時にマリアナ諸島(北緯13.0度・東経144.1度)にあって、中心気圧950hPa、最大風速50m/s、最大瞬間風速70m/sの「非常に強い」台風です。西へ時速30kmで進んでいます。17日6時は980hPa・最大風速35m/sだったので、24時間で中心気圧が30hPa下がる急発達でした(17日の予報では18日6時は955hPa・40m/sの見込みで、予想より強まりました)。

日時(日本時間)位置中心気圧最大風速強さ
17日6時(実況)北緯12.2度・東経149.6度980hPa35m/s強い
18日3時(解析)北緯13.1度・東経144.9度---
18日6時(実況)北緯13.0度・東経144.1度950hPa50m/s非常に強い
18日18時(予報)北緯13.4度・東経142.3度935hPa50m/s非常に強い
19日6時(予報)北緯14.3度・東経140.3度935hPa50m/s非常に強い
20日3時(予報)北緯15.9度・東経136.8度(フィリピンの東)935hPa50m/s非常に強い
21日3時(予報)北緯17.7度・東経132.0度935hPa50m/s非常に強い
22日3時(予報)北緯19.1度・東経127.4度935hPa50m/s非常に強い
23日3時(予報)北緯20.3度・東経125.0度(沖縄の南)935hPa50m/s非常に強い
台風第30号の実況と予報(気象庁 10月18日6時45分発表、3時の位置は同発表の経路から)

18日3時の中心はグアム島のハガニアから約45km、6時は約90km。この間に最も近づき、計算上の最接近は18日3時すぎ・約45kmです。グアム島は南北約50kmの細長い島で、南端はハガニアから約30km南にあるため、中心は島の南端のすぐ南の海上を通ったとみられます。西へ進む台風の右側(北側)に島が入ったことになり、風が強まりやすい位置でした(台風の右側が危険なのはなぜ?)。

このあと台風は935hPaの非常に強い勢力を保ってフィリピンの東を西北西へ進み、23日3時には沖縄の南(北緯20.3度・東経125.0度)に達する予報です。沖縄・先島諸島への影響と最接近の見込みは台風30号(チャンパー)は沖縄にいつ最接近?で、各国のモデルの進路は台風30号の進路予想2026で毎日更新しています。

グアム旅行と台風:出発前に知っておきたいこと

  • 台風の多い時期は8〜12月。とくに10月は2年に1回くらいの割合で近づく。旅行の予定がこの時期なら、ツールの「旅行日程チェック」で日程ごとの割合を確かめ、キャンセル・変更の条件を予約前に確認しておくと安心
  • 台風が近づくと、グアム政府はTCCOR(台風への警戒レベル)を発表する。平常時は「4」で、数字が小さいほど切迫しており、「1」は破壊的な風が12時間以内に予想される段階。現地では外出の制限や店舗・ホテル施設の休業が出ることがある
  • 飛行機は、強い横風や滑走路の状況、到着地の安全を考えて各航空会社が判断する(目安は飛行機は風速何mで止まる?・飛行機が欠航する天気の基準)。台風が通り過ぎたあとも、空港の点検や機材のやりくりで欠航・遅延が続くことがある
  • 台風の進路は3〜5日先でも数百kmずれることがある(台風の進路予報はどれくらい当たる?)。気象庁の台風情報とあわせて、米軍合同台風警報センター(JTWC)や、米国気象局(NWS)グアム予報事務所・グアム政府の発表も確認を
  • 日本の気象庁の台風情報は日本時間で出る。グアムの現地時間は日本より1時間進んでいる(時差は世界の時差一覧)

グアムの月ごとの気温・雨の日・服装は、グアムの天気と服装 月別ガイドにまとめています。乾季で雨が少ないのは1〜4月ごろ、台風がとくに少ないのは2〜3月で、グアム2月の天気・3月の天気は乾季の真っただ中です。秋に行く場合はグアム10月の天気と服装・11月の天気と服装もあわせてどうぞ。現地の今日の天気はハガニアの天気(世界の気象データベース)、サイパンはサイパンの天気で確認できます。

よくある質問(FAQ)

Q. グアムの台風シーズンはいつ?

台風が近づきやすいのは7〜12月で、最も多いのは10月です。1951〜2025年にグアムの300km以内に入った台風206個のうち、10月が46個、9月32個、11月31個、8月28個で、7〜12月に全体の8割(168個)が集中しています。

Q. グアムに台風は年に何個来る?

300km以内に近づく台風は年平均2.7個、150km以内は1.1個、100km以内は0.8個です(気象庁ベストトラックから当サイト集計)。75年のうち66年は1個以上近づいていて、1個も来なかった年は9年です。

Q. グアム旅行で台風が少ない時期は?

いちばん安心なのは2〜3月と6月で、75年で台風が近づいた年は3〜7%です。1月・4〜5月もまれに来ます(1割強の年)。雨が少ない乾季(1〜4月ごろ)は天気も安定しています。台風の多い7〜11月は雨季とも重なります。

Q. なぜグアムは10月に台風が多いの?

秋になると台風の生まれる場所が南へ下がるためです。台風になった位置の平均の緯度は、8月の北緯19.9度から10月は15.3度、11月は11.9度へ下がり、グアムの東や南東で生まれた台風が西へ進んで北緯13.5度のグアム付近を横切るようになります。

Q. 台風30号(チャンパー)はグアムに上陸した?

上陸はしていないとみられます。気象庁の解析位置から計算すると、台風第30号の中心は10月18日3時すぎ(日本時間)にグアム島の南を通過し、ハガニアからの距離は最も近いところで約45kmでした。島の南端のすぐ南の海上を通ったとみられ、島は暴風域(半径140km)に入りました。

Q. 台風30号は日本に来る?

気象庁の18日6時45分発表では、台風第30号は非常に強い勢力でフィリピンの東を西北西へ進み、23日3時には沖縄の南に達する予報です。その後の進路はまだ幅があるので、沖縄・先島諸島の方は最新の情報を確認してください。

Q. グアムを襲った最も強い台風は?

グアムから100km以内を通った台風で、最接近時の中心気圧が最も低かったのは1957年11月のローラ(73km・900hPa)、島の中心の近くを通ったものでは1962年11月のカレン(14km・920hPa)です。近年では2023年5月のマーワー(31km・935hPa)が大きな被害を出しました。

Q. 12月や1月にもグアムに台風は来る?

来ます。1951〜2025年に、12月は14個、1月は9個がグアムの300km以内に入りました。1997年12月のパカ、2002年12月のポンソナのように、年末に強い台風が来たこともあります。

日本の台風の数と比べる(自動更新)

日本の地方別の台風の接近数は、気象庁の統計から自動更新している下の表で確認できます。沖縄や小笠原と比べると、グアムの台風の「時期のずれ」がよくわかります。

順位地方合計(1951〜2025年)年平均平年値
1沖縄553個7.4個7.7個
2伊豆・小笠原401個5.3個5.4個
3奄美300個4.0個4.3個
4九州南部279個3.7個3.9個
5九州北部257個3.4個3.8個
6東海248個3.3個3.5個
7四国244個3.3個3.3個
8関東甲信238個3.2個3.3個
9近畿235個3.1個3.4個
10中国213個2.8個3個
11東北192個2.6個2.7個
12北陸186個2.5個2.8個
13北海道119個1.6個1.9個
地方別の台風接近数(気象庁・75年間)

お住まいの都道府県に近づく台風の数(年平均)は、下のツールで47都道府県のランキングと比べられます。

あわせて読みたい:グアム・島の台風と旅行の天気
まとめ
  • グアムに近づく台風は年平均2.7個(300km以内)、75年中66年は1個以上。数は那覇・石垣島より少なく、父島並み
  • ピークは10月(46個・48%の年)。日本より1〜2か月遅く、11〜12月も45個と晩秋〜冬にも多い
  • 理由は、秋に台風の生まれる場所がグアムの緯度まで南へ下がるから(平均の発生緯度 8月19.9度→10月15.3度→11月11.9度)
  • 台風の心配が少ないのは2〜3月と6月(1月・4〜5月もまれ)。秋〜冬の旅行は、ツールの旅行日程チェックで確率を確かめ、変更しやすいプランに
  • 台風第30号は18日3時すぎ、ハガニアの南約45km(島の南端のすぐ南)を通過。935hPaの非常に強い勢力で西北西へ進み、23日には沖縄の南に達する予報

出典:気象庁「RSMC Best Track Data」(1951〜2025年、2026年は第5号まで)、気象庁「台風情報」(2026年10月17日6時45分・18日6時45分発表)、気象庁「台風の接近数」。

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