初雪はいつ?2026年の見通し|47都市の初雪の平年日・直近10年・最も早い年と遅い年、今季の初雪を自動判定【暖冬予想の影響も】

日本地図を12月の気温で色分けし、寒い地域ほど青白く光らせ、雪の粒を散らして札幌に光る点を置いたイメージ 気象

「今年の初雪はいつ?」は、11月に入ると北海道から順に検索が増える定番の疑問です。この記事では、全国47都市(各都道府県の気象台)の1968年からの天気記録を集計して、初雪の平年日・直近10年・最も早い年と遅い年・雪が降らなかった冬の割合を出し、今季(2026/27年)の初雪を気象庁の日別データから毎日自動で判定するツールを置きました。今年の冬は暖冬の予想(寒候期予報 9/18)なので、初雪は平年より遅め、太平洋側の平地では「年明け」になる可能性があります。

結論:2026/27年の初雪は「平年より遅め」、太平洋側は年明けも
  • 初雪の平年(1991〜2019年の冬の中央値、当ブログ集計)は札幌11/2・仙台11/27・新潟11/28・金沢12/7・東京12/31・名古屋12/26・大阪12/27・広島12/12・福岡12/16・鹿児島1/3
  • 47都市平均で初雪は1971〜2000年より直近10年は約3日早い(46都市中17都市で遅い)。雪が一度も降らなかった冬は直近10年で延べ67冬
  • 気象庁の寒候期予報(9/18):12〜2月の気温は東・西日本で「高い」60%、沖縄・奄美70%。3か月予報(9/18)も12月は「高い」。初雪は平年より遅れ、東京・大阪・福岡では年明けにずれ込む年のパターン
  • 初雪の多くは「みぞれ」。上空1,500mの気温が−6℃以下・地上3℃未満が目安で、暖冬でも寒波が1回入れば初雪は出る。遅れても「降らない」わけではない
  • 富士山の初冠雪(平年10月2日)、北海道の山の初冠雪は9〜10月。平地の初雪より1か月以上早い

初雪カレンダー(47都市・1968年〜今季)地点を選ぶと、初雪の平年・直近10年・記録と今季の判定が出ます

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初雪の平年日と最近の傾向(主要都市)

都市初雪 1971〜2000年平年(1991〜2019)直近10年2024/25冬2023/24冬最も早い最も遅い雪なしの冬終雪 平年
札幌11/211/211/610/2011/1010/8(1997年)11/19(2012年の冬)0%4/19
青森11/1011/1011/1511/811/1010/26(1997年)11/30(2022年の冬)0%4/12
仙台11/2611/2711/2411/1911/2411/8(1981年)12/17(2004年の冬)0%4/6
新潟11/2711/2812/211/1912/111/4(2002年)12/27(2015年の冬)0%4/1
長野11/2411/2311/2211/1911/1811/2(2009年)12/17(1968年の冬)0%4/6
金沢12/812/712/1012/912/1611/5(2002年)1/5(1979年の冬)0%3/25
東京1/812/311/712/201/1311/25(2016年)3/16(2006年の冬)0%3/10
名古屋12/2412/2612/261/312/1711/29(1970年)2/20(1971年の冬)0%3/6
京都12/2012/1712/1812/201/711/30(1970年)2/7(1971年の冬)0%3/16
大阪1/1112/271/112/191/1511/28(2013年)3/4(1978年の冬)0%3/11
広島12/1412/1212/1412/912/1611/19(2008年)2/6(2019年の冬)0%3/10
高松12/2812/251/21/71/2312/2(1996年)2/27(1978年の冬)0%2/25
福岡12/2012/1612/1712/2211/1810/30(1986年)2/17(2019年の冬)0%3/3
高知1/131/11/712/202/1112/1(1987年)2/24(1972年の冬)3%2/18
鹿児島1/131/31/101/912/2112/12(2005年)2/20(2021年の冬)10%2/12
天気概況に雪・みぞれが初めて出た日(各期間の中央値)。気象庁の日別データから当ブログが集計。気象庁の公式な初雪(目視観測)と数日ずれる場合があります

北日本・日本海側は初雪の平年日が安定していて、直近10年でも1週間程度の幅に収まっています。一方、太平洋側の大都市は年ごとの幅が大きく、東京は最も早い年が11月24日(2016年)、最も遅い年が3月16日(2006年の冬)と4か月近い開きがあります。「初雪がいつか」は、寒波が1回入るかどうかで決まる運の要素が大きいのが太平洋側の特徴です。鹿児島・高知・那覇のように雪が一度も降らない冬がある地点では、平年日そのものが目安になりにくいので、ツールの「雪なしの冬」の割合を見てください。

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雪と寒さの季節に

降雪日の多い地域では、スタッドレスタイヤと防滑の靴が「行けるかどうか」を決めます。乾燥する太平洋側の冬は加湿器が風邪予防と体感温度の両方に効きます。

雨が雪になる条件:初雪の多くは「みぞれ」

上空1,500m(850hPa)−6℃以下なら平地でも雪の可能性、−3℃前後は雨か雪の境目 上空5,500m(500hPa)−30℃以下で強い寒気 雪地上 気温3℃未満・湿度低め みぞれ地上 1〜3℃(初雪は多くがこれ) 雨地上 3℃以上、または湿度が高い 落ちる途中でとけると雨に

雪は上空の雲の中では冬中ずっと降っています。地上まで雪のまま届くかどうかは、落ちてくる途中でとけるかどうかで決まります。目安は上空約1,500m(850hPa)の気温が−6℃以下、地上の気温が3℃未満。地上が1〜3℃の「境目」では雪と雨が混ざるみぞれになり、気象庁の観測ではみぞれも初雪に数えます。だから初雪のニュースの多くは「積もらない」「一瞬で消える」みぞれです。湿度が低いと雪片から水分が蒸発して冷えるため、地上5℃でも雪が届くことがあり、乾いた冬の東京で「思ったより雪」になるのはこのためです。雨雪判別の計算はエマグラムの試験対策記事の雨雪判別ツールで試せます。

2026/27年の見通し:暖冬予想と初雪の関係

予報発表内容
寒候期予報(12〜2月)9月18日気温:北日本 平年並か高い、東・西日本 高い(60%)、沖縄・奄美 高い(70%)。降雪量:東・西日本日本海側 少ない(50%)
3か月予報(10〜12月)9月18日12月の気温:北・東・西日本 高い〜平年並か高い。太平洋側は低気圧の影響で晴れの日が少ない
エルニーニョ監視速報9月エルニーニョ現象が冬まで続く見込み(100%)。エルニーニョの冬は西日本を中心に暖冬になりやすい
気象庁の季節予報(2026年9月発表)

暖冬の年の初雪は「平年より遅い」が基本ですが、初雪を決めるのは季節全体の平均気温ではなく最初の強い寒波がいつ来るかです。エルニーニョの冬は寒気の南下が弱く回数も少ない傾向があり、東京・大阪・福岡では初雪が12月中に出ず年明けになる年が増えます。一方、北海道や日本海側は暖冬でも11月中に初雪を迎え、遅れは数日程度。「暖冬=雪が降らない」ではないことは、暖冬予想だった年の大雪の例(2023/24年の冬など)を見ても明らかです。暖冬の詳しい根拠は今年の冬は暖冬?2026-27年、降雪量の見通しは今年の冬は雪が少ない?で。

初雪・初冠雪・初霜・初氷の違い

用語意味目安(平年)
初雪その冬に初めて雪(みぞれを含む)が降ったこと。気象台の目視観測札幌11月上旬、東京・大阪12月下旬〜1月上旬
初冠雪山頂付近が雪で白く見えた最初の日。麓の気象台から観測富士山10月2日、旭岳9月下旬〜10月上旬
初霜その秋に初めて霜が降りた日最低気温3〜4℃以下の晴れた朝。詳しくは初霜の記事へ
初氷水たまりなどに初めて氷が張った日最低気温0℃前後
初積雪積雪を初めて観測した日(1cm以上)初雪より2〜4週間あと(雪国)、太平洋側は積もらない年も
「初」がつく冬の用語

初霜の平年日と霜が降りる条件は初霜はいつ?霜が降りる条件と霜注意報の見方で全国51地点を集計しています。初雪より1か月ほど早く、初雪→初氷→初積雪の順に冬が深まります。積雪の今季の状況は積雪・降雪カウンター、今日いちばん雪が積もった場所は日本一雪が積もった場所で毎日更新しています。

初雪を「見る」ためのコツ

  • 寒気の予報を見る:天気予報で「上空1,500mに−6℃以下の寒気」「平地でも雪」と出たら初雪のチャンス。気象庁の週間天気予報の雪マークは雨に変わることも多いので、当日朝の気温を確認
  • 時間帯は明け方:気温が最も下がる明け方〜朝に雨が雪に変わりやすい。夜のうちに降り出した雨が朝みぞれになるのが初雪の典型
  • 北風が強い日:日本海側は冬型、太平洋側は「南岸低気圧」が初雪の主役。南岸低気圧は関東の初雪の多くを作るが、雨か雪か直前まで分からない
  • 雪の予報が外れる理由:地上1〜3℃の境目では、気温が0.5℃違うだけで雨と雪が入れ替わるため。詳しくは天気予報がコロコロ変わる理由

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上のツールで地点と基準日を選ぶと、直近2週間の最低気温・雪が降った日を去年・平年と並べられます。初雪の前後に見ると「今年は去年より冬の入りが遅い(早い)」が分かります。

よくある質問

2026年の初雪はいつですか?

平年(当ブログ集計の中央値)は札幌11月2日、仙台11月27日、新潟11月28日、東京12月31日、名古屋12月26日、大阪12月27日、福岡12月16日です。2026/27年は暖冬予想なので平年より遅め、太平洋側の大都市では年明けにずれ込む可能性があります。地点別の平年と今季の判定は記事内のツールで確認できます。

初雪はみぞれでも数えますか?

数えます。気象庁の初雪は雪だけでなく、みぞれ(雨と雪が混ざったもの)も含みます。太平洋側の初雪の多くはみぞれで、積もることはまれです。

暖冬だと初雪は降らないのですか?

遅れることはあっても、降らないわけではありません。初雪を決めるのは季節の平均気温ではなく最初の強い寒波の時期です。暖冬予想の年でも寒波が1回入れば初雪になります。ただし鹿児島・高知など南の都市では、雪が一度も降らない冬が数年に1回あります。

東京の初雪が一番遅かった年は?

当ブログの集計では2006年の冬の3月16日(2007年)です。逆に最も早かったのは2016年11月24日で、11月の初雪は54年ぶりでした。平年は12月31日〜1月7日ごろです。

雪になる気温の目安は?

上空約1,500mの気温が−6℃以下、地上の気温が3℃未満が目安です。地上1〜3℃はみぞれ、3℃以上は雨になりやすく、湿度が低いと5℃前後でも雪が届くことがあります。

初雪と初冠雪は何が違いますか?

初雪はその場所で雪が降ること、初冠雪は山の頂上付近が雪で白く見えることを麓から観測したものです。富士山の初冠雪の平年は10月2日で、平地の初雪より2〜3か月早く出ます。

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まとめ
  • 初雪の平年は札幌11月2日・東京12月31日・大阪12月27日・福岡12月16日(当ブログ集計)。初雪の多くはみぞれ
  • 2026/27年は暖冬予想。初雪は遅めで、太平洋側は年明けになる可能性
  • 初雪を決めるのは最初の強い寒波。暖冬でも寒波が1回入れば降る
  • 目安は上空1,500m −6℃以下・地上3℃未満
  • ツールで地点別の平年・記録と今季の初雪判定(毎日自動)を確認できます

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出典:気象庁「過去の気象データ」(47都市の日別天気概況、1968〜2025年)、気象庁 寒候期予報・3か月予報(2026年9月18日発表)、エルニーニョ監視速報。今季の判定は気象庁の日別データを毎日自動取得。初雪の平年日は当ブログの集計値で、気象庁の公式な平年値とは定義が異なります。

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