こんにちは!気象予報士ののぶやんです。
初霜の目安となる「最低気温3℃以下」の初日は、平年並みの年で札幌10月26日ごろ、仙台11月18日ごろ、名古屋12月3日ごろ、東京12月15日ごろ、大阪12月16日ごろ、福岡12月17日ごろ。氷が張る目安の「最低気温0℃未満(冬日)」の初日は、札幌11月13日ごろ、東京1月9日ごろです。10月に入り、北海道や東北の山沿いからは霜の便りが届きはじめる季節になりました。
「初霜っていつ?」「うちの地域で霜が降りるのは何月?」――家庭菜園の霜よけ、車のフロントガラスの凍結、冬タイヤの準備などで気になる方も多いと思います。そこで元気象庁職員の気象予報士として、全国51地点の1995年秋〜2026年春の31冬分の毎日の最低気温から、3℃以下(霜が降りやすい)と0℃未満(氷が張りやすい)になった最初の日を1冬ずつ取り出し、地点ごとの「初霜・初氷の目安日」を求めました。地点を選ぶと、31冬の初日の分布、○月○日までに霜の目安に達した年の割合、今年の最低気温の推移がわかるツールも置いています。
- 霜は地面や草の表面が0℃以下に冷えたときにできる。「霜は何度で降りる?」の答えは、気温3〜4℃以下・晴れ・風が弱い夜。晴れて風の弱い夜は地面が気温(地上1.5m)より冷えるため、最低気温3℃以下が霜の目安、0℃未満は氷が張る目安
- 最低気温3℃以下の初日(31冬の中央値)は、盛岡10月21日・札幌10月26日・長野10月31日・仙台11月18日・名古屋12月3日・東京12月15日・大阪12月16日・福岡12月17日・鹿児島12月17日ごろ。沖縄・奄美では31冬とも3℃以下にならなかった
- 0℃未満(冬日)の初日は、盛岡11月8日・札幌11月13日・仙台12月5日・名古屋12月22日・東京1月9日・大阪1月15日・福岡1月24日ごろ。東京・大阪・福岡では1冬に一度も0℃を下回らない年もある
- 年による差は大きく、東京の3℃以下の初日は早い年で11月24日、遅い年で1月1日。最近(2010年以降)は、それ以前より46地点平均で4日ほど遅い(東京など逆に早い地点もある)
- 霜の予報が出たら、家庭菜園は夕方までに不織布などで覆い、車はフロントガラスにカバーを。ツールで今年の最低気温もチェック
【ツール】あなたの街の初霜・初氷の目安日と、今年の最低気温
地点を選ぶと、最低気温3℃以下・0℃未満になった最初の日の目安(31冬の中央値)、早い年・遅い年、31冬それぞれの初日の分布が表示されます。日付のボタンを押すと、その日までに3℃以下になった冬が何%あったかがわかります。下の欄では、当ブログの過去の天気データから今年の秋の最低気温を自動で読み込みます。
霜はなぜ「気温3℃」でも降りるのか
霜は、空気中の水蒸気が、0℃以下に冷えた地面や草、車の窓などの表面に直接氷の結晶としてくっついたものです。天気予報やアメダスの「気温」は地上約1.5mの高さで測った空気の温度ですが、晴れて風の弱い夜は、地面や草の表面が熱を宇宙へ逃がし(放射冷却)、空気よりずっと冷えます。そのため、気温が3℃前後でも地面の近くは0℃を下回り、霜が降りることがあります。
この記事では、この関係を使って「最低気温3℃以下」を霜が降りやすい目安、「最低気温0℃未満(気象庁の用語で冬日)」を水たまりやバケツの水に氷が張りやすい目安としました。気象台が目で見て記録する「初霜」「初氷」とは別のものですが、全国どこでも同じ条件で比べられるのが利点です。気象台の初霜・初氷の観測の方法は初霜・初氷を解説~気象庁はどうやって観測している?で詳しく紹介しています。
天気予報・霜注意報の見方|翌朝の霜を自分で判断する4つの手順
ツールの目安日は、あくまで「平年ならこのころ」という話です。実際に明日の朝に霜が降りるかどうかは、前の日の天気予報からおおよその目安がつけられます。家庭菜園や車の準備に使える4つの手順をまとめました。
手順1:「明日の最低気温」を見る
気象庁の天気予報で、住んでいる地域の予想最低気温を確認します。3℃以下なら霜が降りる可能性があり、4〜6℃でも郊外の畑や盆地、低い土地は注意が必要です。予想最低気温は気象台など観測点の値なので、建物の少ない畑や低い土地、盆地では、それより低くなることがあります。
手順2:夜の天気と風を見る
前の項のとおり、夜から明け方にかけて「晴れ」で「風が弱い」と放射冷却で地面近くが冷え込みます。同じページの時間ごとの予報で夜の天気と風を確かめましょう。風の強さの感覚は風速の目安を参考にしてください。
手順3:霜注意報が出ていないか確認する
気象庁の警報・注意報で「霜注意報」が出ていないか確認します。霜注意報は、霜によって農作物に大きな被害が出るおそれがあるときに、気象台が発表します。基準(予想最低気温や、発表する時期)は地域ごとに違い、霜注意報がない地域もあります。お住まいの地域の基準は気象庁「警報・注意報発表基準一覧表」で確認できます。
手順4:1〜2週間先は「2週間気温予報」で
収穫や霜よけの準備を前もって決めたいときは、気象庁の2週間気温予報が便利です。「低い」「かなり低い」の確率が高い期間は冷え込みやすく、霜が平年より早く降りることがあります(春は遅霜に注意)。予報が日によって変わる理由は天気予報がコロコロ変わる理由で解説しています。
| 前の日の予報 | 翌朝の霜 | しておきたいこと |
|---|---|---|
| 予想最低気温3℃以下+夜は晴れ+風が弱い | 降る可能性がある | 夏野菜は収穫・片付け、越冬野菜は不織布をかける、車はフロントガラスにカバー |
| 予想最低気温3℃以下+夜は曇りや雨 | 降りにくい | 念のため低い場所の作物や苗だけ保護 |
| 予想最低気温4〜6℃+夜は晴れて風が弱い | 郊外・盆地・低い土地では降ることがある | 畑の低い側や苗を保護 |
| 予想最低気温6℃以上 | 可能性は低い | — |
| 霜注意報が出ている | 農作物に被害のおそれ | 対象の地域では作物を保護 |
全国51地点の初霜・初氷の目安日一覧
51地点すべての目安日をまとめました。札幌・盛岡・長野は10月中、そのほかの東北や関東の内陸は11月上旬〜中旬、太平洋側の大都市や九州の多くは12月上旬〜中旬に霜の目安に達します。沖縄・奄美の5地点では、31冬のあいだ一度も3℃以下になっていません。
| 地点 | 3℃以下の初日(目安) | 早い年〜遅い年 | 0℃未満の初日(目安) | 0℃未満になった冬 |
|---|---|---|---|---|
| 札幌(北海道) | 10月26日ごろ | 10月8日〜11月11日 | 11月13日ごろ | 31/31冬 |
| 青森(青森県) | 11月6日ごろ | 10月17日〜11月21日 | 11月19日ごろ | 31/31冬 |
| 盛岡(岩手県) | 10月21日ごろ | 10月7日〜11月5日 | 11月8日ごろ | 31/31冬 |
| 仙台(宮城県) | 11月18日ごろ | 10月28日〜12月1日 | 12月5日ごろ | 31/31冬 |
| 秋田(秋田県) | 11月10日ごろ | 10月25日〜11月27日 | 12月1日ごろ | 31/31冬 |
| 山形(山形県) | 11月5日ごろ | 10月19日〜11月18日 | 11月20日ごろ | 31/31冬 |
| 福島(福島県) | 11月11日ごろ | 10月27日〜11月25日 | 11月27日ごろ | 31/31冬 |
| 水戸(茨城県) | 11月14日ごろ | 10月30日〜12月2日 | 11月29日ごろ | 31/31冬 |
| 宇都宮(栃木県) | 11月15日ごろ | 10月28日〜12月2日 | 11月29日ごろ | 31/31冬 |
| 前橋(群馬県) | 11月22日ごろ | 11月4日〜12月5日 | 12月15日ごろ | 31/31冬 |
| 熊谷(埼玉県) | 11月21日ごろ | 11月4日〜12月4日 | 12月10日ごろ | 31/31冬 |
| 千葉(千葉県) | 12月12日ごろ | 11月22日〜12月28日 | 1月14日ごろ | 28/31冬 |
| 東京(東京都) | 12月15日ごろ | 11月24日〜1月1日 | 1月9日ごろ | 28/31冬 |
| 横浜(神奈川県) | 12月16日ごろ | 11月24日〜1月18日 | 1月16日ごろ | 27/31冬 |
| 新潟(新潟県) | 11月22日ごろ | 11月4日〜12月8日 | 12月26日ごろ | 31/31冬 |
| 富山(富山県) | 11月22日ごろ | 11月2日〜12月10日 | 12月20日ごろ | 31/31冬 |
| 金沢(石川県) | 12月2日ごろ | 11月5日〜12月22日 | 12月28日ごろ | 31/31冬 |
| 福井(福井県) | 11月25日ごろ | 11月4日〜12月5日 | 12月20日ごろ | 31/31冬 |
| 甲府(山梨県) | 11月14日ごろ | 10月28日〜11月29日 | 11月30日ごろ | 31/31冬 |
| 長野(長野県) | 10月31日ごろ | 10月19日〜11月17日 | 11月18日ごろ | 31/31冬 |
| 岐阜(岐阜県) | 11月29日ごろ | 11月6日〜12月15日 | 12月18日ごろ | 31/31冬 |
| 静岡(静岡県) | 12月8日ごろ | 11月22日〜12月28日 | 12月23日ごろ | 30/31冬 |
| 名古屋(愛知県) | 12月3日ごろ | 11月17日〜12月18日 | 12月22日ごろ | 31/31冬 |
| 津(三重県) | 12月9日ごろ | 11月17日〜12月20日 | 1月9日ごろ | 31/31冬 |
| 彦根(滋賀県) | 11月29日ごろ | 11月14日〜12月11日 | 12月29日ごろ | 31/31冬 |
| 京都(京都府) | 12月1日ごろ | 11月5日〜12月19日 | 12月23日ごろ | 31/31冬 |
| 大阪(大阪府) | 12月16日ごろ | 11月20日〜1月2日 | 1月15日ごろ | 28/31冬 |
| 神戸(兵庫県) | 12月15日ごろ | 11月20日〜2月6日 | 1月11日ごろ | 27/31冬 |
| 奈良(奈良県) | 11月19日ごろ | 11月4日〜12月9日 | 12月11日ごろ | 31/31冬 |
| 和歌山(和歌山県) | 12月13日ごろ | 12月3日〜12月28日 | 1月17日ごろ | 29/31冬 |
| 鳥取(鳥取県) | 11月28日ごろ | 11月7日〜12月16日 | 12月25日ごろ | 31/31冬 |
| 松江(島根県) | 11月28日ごろ | 11月7日〜12月18日 | 12月25日ごろ | 31/31冬 |
| 岡山(岡山県) | 11月28日ごろ | 11月14日〜12月24日 | 12月20日ごろ | 31/31冬 |
| 広島(広島県) | 12月4日ごろ | 11月10日〜12月24日 | 12月29日ごろ | 30/31冬 |
| 下関(山口県) | 12月23日ごろ | 12月1日〜2月17日 | 1月21日ごろ | 24/31冬 |
| 徳島(徳島県) | 12月13日ごろ | 11月21日〜1月1日 | 1月13日ごろ | 28/31冬 |
| 高松(香川県) | 12月5日ごろ | 11月19日〜12月18日 | 1月2日ごろ | 31/31冬 |
| 松山(愛媛県) | 12月7日ごろ | 11月18日〜12月24日 | 1月12日ごろ | 29/31冬 |
| 高知(高知県) | 12月3日ごろ | 11月5日〜12月26日 | 12月20日ごろ | 31/31冬 |
| 福岡(福岡県) | 12月17日ごろ | 11月19日〜1月1日 | 1月24日ごろ | 25/31冬 |
| 佐賀(佐賀県) | 12月1日ごろ | 11月1日〜12月26日 | 12月16日ごろ | 31/31冬 |
| 長崎(長崎県) | 12月16日ごろ | 11月19日〜1月1日 | 1月19日ごろ | 26/31冬 |
| 熊本(熊本県) | 11月27日ごろ | 11月1日〜12月17日 | 12月12日ごろ | 31/31冬 |
| 大分(大分県) | 12月4日ごろ | 11月18日〜12月28日 | 12月28日ごろ | 31/31冬 |
| 宮崎(宮崎県) | 12月7日ごろ | 11月1日〜12月30日 | 12月20日ごろ | 30/31冬 |
| 鹿児島(鹿児島県) | 12月17日ごろ | 12月2日〜1月1日 | 1月24日ごろ | 19/31冬 |
| 那覇(沖縄県) | 31冬とも3℃以下にならず | - | - | |
| 与那国島(沖縄県) | 31冬とも3℃以下にならず | - | - | |
| 名瀬(鹿児島県) | 31冬とも3℃以下にならず | - | - | |
| 宮古島(沖縄県) | 31冬とも3℃以下にならず | - | - | |
| 石垣島(沖縄県) | 31冬とも3℃以下にならず | - | - | |
地方別に見る「霜の季節」の始まり
- 北海道・東北北部:盛岡10月21日、札幌10月26日、青森11月6日
- 東北南部:山形11月5日、秋田11月10日、福島11月11日、仙台11月18日
- 関東:水戸11月14日、宇都宮11月15日、熊谷11月21日、前橋11月22日、千葉12月12日、東京12月15日、横浜12月16日
- 甲信・北陸:長野10月31日、甲府11月14日、新潟11月22日、富山11月22日、福井11月25日、金沢12月2日
- 東海・近畿:奈良11月19日、岐阜11月29日、彦根11月29日、京都12月1日、名古屋12月3日、津12月9日、神戸12月15日、大阪12月16日
- 中国・四国:岡山11月28日、鳥取11月28日、松江11月28日、高知12月3日、広島12月4日、高松12月5日、松山12月7日、徳島12月13日、下関12月23日
- 九州:熊本11月27日、佐賀12月1日、大分12月4日、宮崎12月7日、長崎12月16日、福岡12月17日、鹿児島12月17日
- 沖縄・奄美:那覇・名瀬・宮古島・石垣島・与那国島は31冬とも3℃以下にならず
同じ県内でも、盆地や内陸、川沿いの低い土地、郊外の畑は、気象台のある市街地より冷え込みやすく、霜も早く降ります。逆に、ビルや舗装に囲まれた都心は熱がこもる「ヒートアイランド」の影響で冷えにくくなります。ツールの日付は「気象台の地点で」の目安として、郊外ではそれより早め(地形によっては1〜2週間ほど)を目安に準備しておくと安心です。
都道府県ごとの気温を月別に比べたいときは、次のツールが便利です。
最近は初霜が遅くなっている?
31冬を前半(1995〜2009年の15冬)と後半(2010〜2025年の16冬)に分けて、3℃以下の初日の中央値を比べると、46地点の平均で後半のほうが約4日遅くなっていました。富山(14日)、彦根(10日)、札幌・山形・福井・静岡・奈良・鳥取・佐賀(9日)などで遅くなっています。一方、東京(10日)、岡山(6日)、青森・甲府(3日)などは後半のほうが早く、地点によって差があります。東京は、2014年12月に観測場所が大手町から北の丸公園(緑が多く夜に冷えやすい場所)へ移った影響が大きいとみられます。
去年の同じ時期と比べて、今年の秋の気温が高いか低いかは次のツールで確認できます。
読み込み中…
今年の冬の見通し(暖冬かどうか)は今年の冬は暖冬?2026-27年で解説しています。暖冬の年は霜の初日も遅くなりやすい一方、冬の途中で強い寒気が入れば一気に冷え込むこともあります。
東京の霜の季節の天気(12月15日前後)
東京で霜の目安に達するころ(12月15日前後)は、冬型の気圧配置で晴れる日が多くなります。晴れて風が弱まった朝ほど冷え込むので、天気の傾向もあわせて見ておきましょう。
春の遅霜はいつまで?「3℃以下の最後の日」の目安
秋の初霜と並んで気になるのが、春の遅霜(おそじも)です。苗の植え付けのあとに霜が降りると、野菜や果樹の新芽が傷みます。気象庁の日別値(51地点)から、春ごとに最低気温3℃以下の最後の日を数え、その中央値を「遅霜の終わりの目安」としました(気象庁の「終霜」=霜を観測した最後の日とは別の、当サイトの目安です)。
| 地点 | 平年 (1991〜2020年) | 1971〜2000年 | 直近10年 (2015〜2024年) |
|---|---|---|---|
| 札幌 | 4月28日 | 4月30日 | 4月24日 |
| 盛岡 | 5月4日 | 5月10日 | 4月29日 |
| 仙台 | 4月11日 | 4月17日 | 4月12日 |
| 新潟 | 4月11日 | 4月12日 | 4月11日 |
| 金沢 | 4月4日 | 4月9日 | 4月3日 |
| 長野 | 4月27日 | 4月29日 | 4月26日 |
| 東京 | 3月22日 | 3月24日 | 3月25日 |
| 名古屋 | 3月30日 | 4月5日 | 3月23日 |
| 大阪 | 3月19日 | 3月25日 | 3月12日 |
| 広島 | 3月27日 | 4月3日 | 3月20日 |
| 福岡 | 3月12日 | 3月19日 | 3月8日 |
| 鹿児島 | 3月8日 | 3月20日 | 2月26日 |
注:その春に3℃以下の日がなかった年は除いています(平年の30春のうち、福岡は27春、鹿児島は28春で集計)。
遅霜の終わりは早くなっています。比べられる46地点で、平年(1991〜2020年)は1971〜2000年より平均4.5日早く、直近10年は46地点中44地点で1971〜2000年より早く終わっていました。東京の直近10年がむしろ遅いのは、2014年12月に観測地点が大手町から北の丸公園へ移り、気温が低めに出るようになったためと考えられます。秋の初霜が遅くなっているのと合わせると、霜の季節は前後から短くなっていることになります。
ただし、目安日は中央値なので、半分ほどの年はこれより遅く霜が降ります。苗の植え付けは目安日を過ぎてからにし、地域の植え付けに適した時期(気温)も確認しましょう。那覇・名瀬・宮古島・石垣島・与那国島は、最低気温が3℃以下になる日がほとんどありません。
霜・氷が降りる前にしておきたい準備
家庭菜園・ガーデニング
寒さに弱い野菜や花は、霜にあたると葉が傷みます。ツールの目安日の1〜2週間前を目安に、鉢植えは軒下や室内へ、地植えは不織布や寒冷紗で覆う、株元をわらやマルチで覆うなどの対策を。夕方の時点で空が晴れていて風が弱い日は、夜にぐっと冷え込みやすいサインです。
車のフロントガラス・路面の凍結
車の屋根やフロントガラスは地面と同じように夜に冷えるため、気温が3℃前後でも朝に霜がついて白く凍ることがあります。前の晩にカバーをかけておく、解氷スプレーを用意するなどしておくと、朝の出発が楽になります。熱湯をかけるとガラスが割れるおそれがあるので避けましょう。橋の上や日陰の道路は、気温が0℃を少し上回っていても凍結することがあります。冬タイヤへの交換時期はスタッドレスタイヤはいつから?で地点別に計算しています。
水道管の凍結
屋外の水道管や給湯器の配管は、一般に最低気温が−4℃以下になると凍結しやすいといわれます(風の強い日や日陰の配管は、それより高い気温でも注意)。0℃未満の日が多い地域や、北向き・風当たりの強い場所の配管は、保温材を巻くなどの準備をしておきましょう。冬日が多い地域のランキングは冬日が多い都市ランキングで紹介しています。
よくある質問
Q. 初霜はいつごろですか?
最低気温3℃以下を霜の目安とすると、1995〜2025年の31冬の中央値で、札幌10月26日、盛岡10月21日、仙台11月18日、名古屋12月3日、東京12月15日、大阪12月16日、福岡12月17日ごろです。郊外や盆地はこれより早くなります。
Q. 気温が0℃より高いのに霜が降りるのはなぜですか?
天気予報の気温は地上約1.5mの空気の温度です。晴れて風の弱い夜は、地面や草の表面が放射冷却で空気よりずっと冷え、0℃以下になることがあるため、気温が3℃前後でも霜が降ります。
Q. 初氷(氷が張る日)はいつごろですか?
最低気温0℃未満(冬日)を目安とすると、31冬の中央値で札幌11月13日、仙台12月5日、名古屋12月22日、東京1月9日、大阪1月15日、福岡1月24日ごろです。東京・大阪・福岡では、0℃を下回らない冬もあります。
Q. 東京で霜が降りるのはいつですか?
東京(気象台の観測地点)で最低気温が初めて3℃以下になる日は、31冬の中央値で12月15日ごろ、早い年は11月24日、遅い年は1月1日でした。0℃未満は31冬のうち28冬で、中央値は1月9日ごろです。
Q. 沖縄でも霜は降りますか?
那覇・名瀬・宮古島・石垣島・与那国島では、1995〜2025年の31冬のあいだ最低気温が3℃以下になった日はありませんでした。平地で霜が降りることはほとんどありません。
Q. 最近、初霜は遅くなっていますか?
31冬を前半(1995〜2009年)と後半(2010〜2025年)に分けると、3℃以下の初日の中央値は46地点の平均で後半が約4日遅くなっています。ただし東京・岡山などは逆に早くなっており、観測場所の移転の影響を受けている地点もあります。
Q. 霜が降りそうな日の見分け方は?
夜に晴れて風が弱く、予想最低気温が3℃前後以下の日は、放射冷却で霜が降りやすくなります。前の日の予報の見方は、この記事の「天気予報・霜注意報の見方」で手順と判断表にまとめています。
Q. 霜注意報はどんなときに出ますか?
霜によって農作物に大きな被害が出るおそれがあるときに、気象台が発表します。基準(予想最低気温や、発表する時期)は地域ごとに違い、霜注意報がない地域もあります。お住まいの地域の基準は気象庁「警報・注意報発表基準一覧表」で確認できます。
Q. 遅霜(晩霜)はいつまで注意が必要ですか?
最低気温3℃以下の最後の日の平年(1991〜2020年の中央値)は、福岡3月12日、大阪3月19日、東京3月22日、名古屋3月30日、仙台4月11日、札幌4月28日、盛岡5月4日ごろです。年によってはそれより遅く霜が降りるので、目安日を過ぎてから天気予報を確認して植え付けると安心です。
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- 3℃以下の初日の目安は、盛岡10月21日、札幌10月26日、長野10月31日、仙台11月18日、名古屋12月3日、東京12月15日、大阪12月16日、福岡12月17日ごろ
- 0℃未満の初日は、札幌11月13日、仙台12月5日、名古屋12月22日、東京1月9日、大阪1月15日、福岡1月24日ごろ。沖縄・奄美は31冬とも3℃以下にならず
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出典・データについて
- 気象庁「過去の気象データ検索」:全国51地点の日最低気温(1995年9月〜2026年2月の31冬、今年の値は2026年9月以降)。初日・中央値・前半後半の比較は当ブログで集計
- 気象庁「予報用語:気温」(冬日=日最低気温が0℃未満の日)
- 観測場所の移転(東京:2014年12月 大手町→北の丸公園 など)による影響は補正していません
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