台風32号 2026の進路予想|32号は32年ぶり、7日に発生の見込み 日本の南で停滞して東へ?南大東島まで約460km【日本との距離を自動計算】

台風の年間発生数の棒グラフと台風のうず 気象

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こんにちは!気象予報士ののぶやんです。

【11月6日夕方 作成】マリアナ諸島にある熱帯低気圧が、24時間以内に台風第32号になる見込みです(気象庁 6日15時50分発表)。6日15時の中心気圧は1004hPa、中心付近の最大風速は15m/s(最大瞬間風速23m/s)で、北西へ25km/hで進んでいます。予報では7日3時に台風(1000hPa)となり、西〜西北西へ進みながら発達して、8日には日本の南へ進み、10日15時には「強い」勢力(975hPa・最大風速35m/s)となって、日本の南で動きが遅くなる(進む向き「不定」)見込みです。11日には東へ向きを変える予報になっています。

この記事の結論(30秒で読める版)
  • マリアナ諸島の熱帯低気圧が24時間以内に台風32号になる見込み(7日3時に台風の予報)。名前はリストの順番どおりなら「チャンパカ」
  • 11日15時までの予報では日本に上陸する予報ではない。日本の南(北緯22度付近)で10日に停滞し、11日は東へ向きを変える見込み
  • 主な有人の島で最も近いのは南大東島で約460km(9日15時、予報円の中心から)。那覇は約740km、父島は約600km(11日15時)。無人の沖ノ鳥島は8日15時に約140kmで予報円の中。大東島地方・小笠原はうねり・高波に注意
  • 予報どおり7日に台風になれば、「32号」は1994年以来32年ぶり、1951年以降で9回目。11月7日時点の32個は1966年と並ぶ4番目タイの多さ
  • 同じ季節・海域で生まれた過去38個は、55%が北〜北東へ向きを変え、32%が東経125度より西まで進んだ。日本の観測点(那覇・南大東島・父島・鹿児島・東京)から300km以内に近づいたのは12個(32%)
  • 最新の位置と自分の街までの距離はウォッチツールで自動計算(ページを開くたびに気象庁の最新の発表を読み込みます)

一方、11月1日ごろから小笠原近海に居座っていた台風31号(インファ)は、6日9時に日本の東で温帯低気圧(984hPa)に変わりました(気象庁 6日9時45分発表)。「また台風?」「32号ってそんなに多いの?」「日本に来るの?」と気になった方も多いと思います。

そこでこの記事では、元気象庁職員の気象予報士として、気象庁の最新の台風情報から南大東島・那覇・父島・東京などとの距離を自動で計算するツールを作りました。さらに気象庁のベストトラック(1951〜2025年)を集計して、「32号」が発生した年は75年で何回あったのか、そして11月前後にマリアナ諸島付近で生まれた台風がその後どこへ行ったのかを、データで確かめています。

台風32号ウォッチ:日本との距離を自動計算

ページを開くたびに気象庁の最新の台風情報を読み込み、台風32号(台風になる前は「台風32号になる見込みの熱帯低気圧」)の現在地と5日先までの予報を地図に描きます。地点を選ぶと、それぞれの予報時刻の中心との距離を表にして、最も近づく時刻を表示します。「過去の似た台風」にチェックを入れると、同じ季節に同じ海域で台風になった38個の経路を重ねて表示します。

読み込み中…
※距離は予報円の中心との直線距離(当サイトの計算)です。赤い点線は予報円(70%の確率で中心が入る範囲)。地図の日本の形は簡略化しています。過去の台風は気象庁ベストトラック(1951〜2025年)から、10月20日〜11月30日に北緯12〜22度・東経138〜155度で台風になった38個を表示(オレンジ=日本の観測点から300km以内に近づいたもの)。

6日15時50分発表の予報では、主な有人の島で最も近づくのは南大東島で、9日15時に予報円の中心から約460kmです。沖縄本島(那覇)は最も近づく9日15時でも約740km、本州(東京)は1,400km以上離れています。人の住んでいない沖ノ鳥島は8日15時に約140kmで予報円(半径165km)の中、硫黄島は11日15時に約360kmです。9日15時の予報円の半径は210km、10日15時は280kmと大きく、日本の南で動きが遅くなるため、進路の予報には幅があります。

台風32号の名前は「チャンパカ」になる予定

台風の名前は、日本を含む14の国と地域が出した140個を順番に使っています。31号が「インファ(In-fa)」だったので、32号は次の「チャンパカ(Cempaka)」になる予定です。マレーシアが提案した名前で、香りのよい花を咲かせる木(キンコウボク)のことです。2021年の台風7号にも使われました。名前は台風になった時点で気象庁が発表し、上のツールにも自動で表示されます。

台風32号の進路予想(11月6日15時50分発表):日本の南で停滞し、11日は東へ

日時位置中心気圧最大風速(瞬間)強さ進む向き・速さ予報円の半径
6日15時(実況)マリアナ諸島 北緯18.0度 東経149.2度1004hPa15m/s(23m/s)(熱帯低気圧)北西 25km/h-
7日3時マリアナ諸島 北緯18.2度 東経146.1度1000hPa18m/s(25m/s)-西 30km/h85km
7日15時マリアナ諸島 北緯19.2度 東経143.3度998hPa20m/s(30m/s)-西北西 25km/h110km
8日15時日本の南 北緯20.8度 東経137.4度992hPa25m/s(35m/s)-西北西 25km/h165km
9日15時日本の南 北緯22.3度 東経133.6度985hPa30m/s(45m/s)-西北西 20km/h210km
10日15時日本の南 北緯22.4度 東経134.5度975hPa35m/s(50m/s)強い不定280km
11日15時日本の南 北緯22.9度 東経138.4度975hPa35m/s(50m/s)強い東 15km/h370km
台風32号になる見込みの熱帯低気圧の予報(気象庁 2026年11月6日15時50分発表)。7日3時以降は台風としての予報

ポイントは10日の「不定」です。台風は自分で進むのではなく、周りの大きな風に流されて動きます。北緯22度付近の日本の南まで来ると、台風を西へ押していた太平洋高気圧の風が弱まり、北の偏西風にもまだ届かない「風の谷間」に入るため、動きがほとんど止まります。その後、偏西風の影響を受けて東へ戻る、というのが今回の予報のシナリオです。ゆっくり動く台風の特徴は「台風が停滞・ゆっくり進むのはなぜ?」でくわしく解説しています。

11日15時までの予報では、日本に上陸したり、沖縄・奄美に接近したりする予報にはなっていません。ただし、予報円が大きいことと、停滞する台風は予報が変わりやすいことから、大東島地方・沖縄・小笠原の方は8日以降の最新の発表を確認してください。強風域の大きさ(自分の街が入るか)は「強風域と暴風域の違い(入るか判定ツール)」で調べられます。

「32号」は32年ぶり:1951年以降で9回目、11月7日時点では4番目タイ

台風の番号は「その年の1月1日から発生した順」なので、32号=今年32個目の台風です(ここからの比較は、予報どおり7日に台風になった場合の数字です)。1991〜2020年の平均は1年に25.1個なので、平年の1年分より7個多いことになります。

010203040平年 25.1個1960’64’66’671970’71’741980’891990’942000201020202026
台風の年間発生数(1951〜2025年、気象庁ベストトラックから集計)。オレンジは32個以上の年、赤は2026年(11月7日時点で32個)
年年間の数32号の発生日32号の名前
1964年34個11月22日Marge
1965年32個11月14日Faye
1966年35個11月1日(記録なし)
1967年39個10月7日Babe
1971年36個10月5日Faye
1974年32個12月19日Kit
1989年32個12月23日Jack
1994年36個10月20日Wilda
2026年32個以上11月7日(予想)未定(発生時に発表)
「32号」まで台風が発生した年(1951〜2025年、気象庁ベストトラックから当サイト集計。発生日は日本時間、1999年以前の名前は米軍が付けた英語名)

32号まで発生した年は、1951年以降の75年で8回(1964・1965・1966・1967・1971・1974・1989・1994年)。今年は1994年以来32年ぶり、9回目です。11月7日の時点で数えると、32個は1967年の36個、1971年・1994年の34個に次いで、1966年と並ぶ4番目タイの多さです。

32個以上の年は1960〜70年代に集中していて、1995年以降は一度もありませんでした。今年はエルニーニョ現象が続いていて(気象庁「エルニーニョ監視速報」)、エルニーニョの年は台風の発生する場所が南東(東寄り)に偏り、長生きして強くなる台風が多くなりやすい傾向があります。台風31号がどれだけ長生きしたかは「台風の寿命ランキング(寿命カウンター)」、冬への影響は「今年の冬は暖冬?」で解説しています。

今年の台風は何個になる?過去の年と比べるツール

比べたい年を選ぶと、月ごとの累計(その月の終わりまでに何個発生したか)を2026年と重ねて表示します。下の「年間○個以上になる確率」では、11月8日以降に発生した数の過去75年の実績から、今年がどこまで増えそうかの目安を出します。

※1951〜2025年は気象庁ベストトラックで初めて台風の強さになった時刻(日本時間)で月を数えた当サイトの集計。2026年は11月7日に32号が発生した場合の数です。

ツールで計算すると、11月8日以降に発生した台風の数は75年で最少0個・最多7個(1952年・1986年)、平均2.9個。今年が35個以上になる確率は59%、1971年・1994年に並ぶ歴代2位タイの36個以上は25%です。1967年の最多記録39個に並ぶには、あと7個が必要で、過去にそれだけ発生した年は2年(3%)しかありません。

図解:11月の台風が「日本の南で向きを変えやすい」理由

11月の台風が「日本の南で止まって、東へ戻る」しくみ 偏西風(11月は南へ下がってくる) 太平洋高気圧 (夏より弱く、東へ退いている) マリアナ諸島で発生 日本の南で動きが遅くなる(高気圧の西の端=押す風が弱い) 偏西風に乗って東へ 日本列島 ※しくみを説明するための模式図(位置や大きさは実際の天気図とは異なります)
図解:台風は周りの大きな風に流されて動く。11月は太平洋高気圧が弱まり偏西風が南下するため、日本の南で向きを変える進路が多くなる

夏の台風は、日本の南に大きく張り出した太平洋高気圧のふちに沿って、北へ大きく回り込んで日本に近づきます。ところが11月になると太平洋高気圧は弱まって東へ退き、偏西風が南へ下がってきます。このため台風は、日本に届く前の北緯20〜25度あたりで北東へ向きを変えるか、高気圧の南側をそのまま西へ進んでフィリピン・南シナ海へ向かうことが多くなります。

11月に台風が日本に上陸したのは、気象庁の統計(1951年以降)では1990年の台風28号の1回だけです。11月・12月に台風が接近した回数を地域別に知りたい方は「台風はいつまで来る?11月・12月の台風」をどうぞ。

過去のデータで確かめる:同じ季節・同じ海域で生まれた台風38個のその後

気象庁のベストトラック(1951〜2025年)から、10月20日〜11月30日に北緯12〜22度・東経138〜155度(マリアナ諸島の周辺)で台風になった38個を取り出して、その後の進路を調べました。

北〜北東へ向きを変えた
21個
55%(北緯25度より北まで進んだ)
東経125度より西まで進んだ
12個
32%(台湾・フィリピン・沖縄の南西方面)
北上も西進もせずに衰弱
5個
13%(北緯25度・東経125度に届かず)
日本の観測点から300km以内
12個
32%(那覇・南大東島・父島・鹿児島・東京)
台風名前発生日最低気圧その後の進路300km以内に近づいた地点
2024年21号Kong-Rey10/24925hPa東経125度より西まで進んだ-
2021年20号Malou10/24965hPa北〜北東へ向きを変えた父島(70km)
2021年21号Nyatoh11/30925hPa北〜北東へ向きを変えた父島(259km)
2017年22号Saola10/24975hPa北〜北東へ向きを変えた那覇(52km)・鹿児島(131km)
2009年21号Mirinae10/27955hPa東経125度より西まで進んだ-
2003年18号Parma10/21930hPa北〜北東へ向きを変えた-
2002年25号Haishen11/20955hPa北〜北東へ向きを変えた父島(60km)
2000年19号Yagi10/22965hPa東経125度より西まで進んだ那覇(120km)
1996年23号Carlo10/21965hPa北〜北東へ向きを変えた-
1993年23号Ira10/28950hPa東経125度より西まで進んだ-
1992年31号Hunt11/17940hPa北〜北東へ向きを変えた父島(209km)
1991年26号Verne11/7980hPa北〜北東へ向きを変えた父島(257km)
1984年25号Bill11/9910hPa東経125度より西まで進んだ-
1983年18号Norris11/9994hPa北上も西進もせずに衰弱-
1981年25号Hazen11/14955hPa東経125度より西まで進んだ-
1981年26号Irma11/19905hPa東経125度より西まで進んだ-
1981年27号Jeff11/231000hPa北上も西進もせずに衰弱-
1978年28号Tess11/2964hPa北〜北東へ向きを変えた-
1978年30号Winnie11/28980hPa北〜北東へ向きを変えた-
1977年17号Ivy10/22940hPa北〜北東へ向きを変えた-
1975年19号Ida11/7950hPa北〜北東へ向きを変えた-
1974年30号Irma11/23940hPa東経125度より西まで進んだ-
1970年25号Patsy11/14910hPa東経125度より西まで進んだ-
1968年21号Irma10/22955hPa北〜北東へ向きを変えた-
1968年23号Kit11/1960hPa北〜北東へ向きを変えた-
1968年24号Lola11/8940hPa北〜北東へ向きを変えた-
1968年26号Nina11/20960hPa東経125度より西まで進んだ-
1967年38号Harriet11/18950hPa北上も西進もせずに衰弱-
1962年26号Ivy10/28996hPa北上も西進もせずに衰弱-
1961年26号Billie10/23970hPa北〜北東へ向きを変えた父島(214km)
1961年28号Dot11/8930hPa北〜北東へ向きを変えた-
1959年20号Emma11/6960hPa東経125度より西まで進んだ那覇(68km)・南大東島(139km)
1958年26号Lorna10/24940hPa北〜北東へ向きを変えた南大東島(120km)・父島(240km)
1958年29号Pamela11/301000hPa北上も西進もせずに衰弱-
1957年19号Judy10/21960hPa北〜北東へ向きを変えた-
1952年20号Agnes10/31920hPa北〜北東へ向きを変えた那覇(176km)・南大東島(104km)
1952年21号Bess11/9915hPa東経125度より西まで進んだ那覇(212km)
1951年17号Thelma10/27950hPa北〜北東へ向きを変えた-
10月20日〜11月30日に北緯12〜22度・東経138〜155度で台風になった38個(1951〜2025年、気象庁ベストトラックから当サイト集計。発生日は世界時の日付、距離は台風の強さ以上の位置と各地点との最短距離)

38個のうち18個(47%)は950hPa以下まで発達していて、この季節のこの海域は台風が強くなりやすい場所です。一方、日本に近づいたものは沖縄・大東島方面が6個、小笠原(父島)方面が7個(1958年のローナは両方に含む)で、鹿児島から300km以内に入ったのは2017年の台風22号(サオラー)だけ、東京から300km以内に入ったものはありませんでした(サオラーが約310kmで最も近い)。今回の予報は、北緯23度付近で停滞して東へ戻るという、どのグループとも少し違う動きです。

台風のデータ(サイト内ツール)

当サイトには、気象庁のデータをもとにした台風のツールがほかにもあります。地域ごとの台風の接近数(平年)はこちら。

順位地方合計(1951〜2025年)年平均平年値
1沖縄553個7.4個7.7個
2伊豆・小笠原401個5.3個5.4個
3奄美300個4.0個4.3個
4九州南部279個3.7個3.9個
5九州北部257個3.4個3.8個
6東海248個3.3個3.5個
7四国244個3.3個3.3個
8関東甲信238個3.2個3.3個
9近畿235個3.1個3.4個
10中国213個2.8個3個
11東北192個2.6個2.7個
12北陸186個2.5個2.8個
13北海道119個1.6個1.9個
地方別の台風接近数(気象庁・75年間)

都道府県別の台風の接近数は、下のツールで比べられます。沖縄県は11月にも台風が近づくことがある数少ない県です。

最新の台風の情報・台風のたまご(熱帯低気圧)は、台風情報のページと台風のたまご(最新)で毎日更新しています。台風が近づくと気圧が下がり、頭痛など体調に影響が出る方もいます。今日の気圧の変化は今日の気圧でどうぞ。那覇・父島・石垣島の平年の11月の天気は、那覇の気候・父島の気候・石垣島の気候のページで見られます。

台風31号は温帯低気圧に(11月6日)

10月24日にマーシャル諸島で発生し、11月はじめに小笠原近海に居座っていた台風31号(インファ)は、6日9時に日本の東(北緯38度・東経152度)で温帯低気圧(984hPa)に変わりました(気象庁 6日9時45分発表)。31号の進路の経過は「台風31号(インファ)の進路予想」にまとめています。

31号はすでに温帯低気圧に変わり、32号の予報位置とも遠く離れているため、2つの台風が影響し合う「藤原効果」(目安は1,000km程度まで近づいたとき)は起こりません。

注意点:遠い台風でも気をつけたいこと

  • うねり・高波:発達した台風のうねりは、数千km離れた所まで伝わります。台風32号は10日ごろ「強い」勢力で日本の南に停滞する予報のため、10〜12日ごろは大東島地方・沖縄・小笠原・本州の太平洋側の海岸で、うねりを伴った高波になるおそれがあります。釣りやサーフィン、磯遊びは最新の波浪情報を確認してください
  • 予報円の大きさ:10日15時の予報円の半径は280km、11日15時は370kmと大きく、停滞する台風は向きが少し変わるだけで影響が大きく変わります。8日以降の最新の発表で確認してください
  • グアム・サイパン方面へ旅行する方:7日3時にはサイパンから約340kmの位置を西へ進む予報です。7日前後の航空便の運航情報を確認してください
  • 沖縄・大東島への船便・航空便:大東島航路など離島の船便は、台風が遠くても高波で欠航することがあります。10日前後に予定がある方は早めに運航情報を確認してください

風速の感覚は「風速の目安」、飛行機や船が止まる基準は「飛行機・電車が止まる風速」、停電が起きやすい風の強さは「台風で停電するのは風速何mから?」で確かめられます。

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よくある質問

Q. 台風32号は日本に来ますか?

気象庁の11月6日15時50分の予報では、台風32号(になる見込みの熱帯低気圧)は西〜西北西へ進んで10日に日本の南(北緯22度付近)で停滞し、11日は東へ向きを変える見込みで、11日15時までに日本に上陸する予報ではありません。主な有人の島で最も近いのは南大東島で、9日15時に予報円の中心から約460kmです(無人の沖ノ鳥島は8日15時に約140km)。予報円が大きいため、最新の台風情報を確認してください。

Q. 台風32号はいつ発生しますか?

11月6日15時の時点ではマリアナ諸島にある熱帯低気圧(1004hPa)で、気象庁は24時間以内に台風になる見込みと発表しています。予報では7日3時に台風(1000hPa)になります。

Q. 台風32号の名前は?

台風の名前は140個のリストを順番に使っていて、31号が「インファ」だったので、32号は次の「チャンパカ(Cempaka)」になる予定です。マレーシアが提案した名前で、花の咲く木(キンコウボク)のことです。2021年の台風7号にも使われました。

Q. 32号まで台風が発生するのは珍しいですか?

1951年以降の75年で32号まで発生した年は8回(1964・1965・1966・1967・1971・1974・1989・1994年)で、今年は1994年以来32年ぶり9回目です。11月7日の時点で32個は、1967年(36個)、1971年・1994年(34個)に次いで1966年と並ぶ4番目タイの多さです。1991〜2020年の平均は1年に25.1個です。

Q. 今年の台風は年間で何個になりそうですか?

1951〜2025年の75年で、11月8日以降に発生した台風は平均2.9個(最少0個・最多7個)です。この実績から計算すると、今年が35個以上になる確率は59%、歴代2位タイの36個以上は25%、最多記録の39個に並ぶ確率は3%です。

Q. 11月の台風が日本に上陸したことはありますか?

気象庁の統計(1951年以降)で11月に上陸したのは、1990年の台風28号の1回だけです。11月は太平洋高気圧が弱まって偏西風が南へ下がるため、台風は日本の南で北東へ向きを変えるか、西へ進んでフィリピン方面へ向かうことが多くなります。

Q. マリアナ諸島で11月前後に発生した台風は、その後どこへ行きましたか?

1951〜2025年に10月20日〜11月30日にマリアナ諸島周辺(北緯12〜22度・東経138〜155度)で発生した38個のうち、21個(55%)は北〜北東へ向きを変え、12個(32%)は東経125度より西まで進み、5個(13%)は北上も西進もせずに衰弱しました。那覇・南大東島・父島・鹿児島・東京のいずれかから300km以内に近づいたのは12個です。

Q. 台風31号はどうなりましたか?

台風31号(インファ)は11月6日9時に日本の東(北緯38度・東経152度)で温帯低気圧(984hPa)に変わりました。

まとめ
  • マリアナ諸島の熱帯低気圧が7日3時に台風32号になる見込み(6日15時50分発表)。名前はリストの順番どおりなら「チャンパカ」
  • 西〜西北西へ進んで発達し、10日に「強い」勢力で日本の南に停滞、11日は東へ。11日15時までに上陸の予報はなし。最も近い南大東島まで約460km
  • 7日に台風になれば、32号は1994年以来32年ぶり・9回目。11月7日時点の32個は4番目タイ。年間35個以上の確率は59%
  • 同じ季節・海域の過去38個は55%が北東へ向きを変え、32%が東経125度より西へ。11月の上陸は1990年の1回だけ
  • 停滞する台風は予報が変わりやすい。10〜12日の大東島地方・沖縄・小笠原・太平洋側のうねり・高波に注意し、最新の発表を確認

出典:気象庁「台風情報」(2026年11月6日15時50分発表の熱帯低気圧に関する情報、6日9時45分発表の台風第31号)、気象庁 RSMC Tokyo ベストトラック(1951〜2025年)、気象庁「台風の統計資料」、気象庁「台風の番号の付け方と名前」。年間の発生数・32号の発生日・過去の台風の抽出と距離は当サイトの計算(ベストトラックで初めて台風の強さになった時刻を日本時間で集計)。

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