酉の市2026はいつ?一の酉11月7日・二の酉19日、三の酉なし|三の酉の火事説を消防庁データで検証、58年分の天気

気象

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こんにちは!気象予報士ののぶやんです。

商売繁盛を願って熊手を買い求める「酉の市(とりのいち)」。2026年は一の酉が11月7日(土)、二の酉が11月19日(木)で、三の酉はありません(浅草 鷲神社)。酉の市の季節になると、「三の酉まである年は火事が多い」という言い伝えもよく話題になります。

この記事では、酉の日の並びを計算して1968〜2040年の酉の市の日付と「三の酉の年」を一覧にし、気象庁の観測から過去58年・145日分の酉の市の東京・横浜の天気を集計しました。さらに総務省消防庁の出火件数で「三の酉の年は火事が多い」が本当かを検証します。

【すぐわかる答え】2026年の酉の市は一の酉11月7日(土)・二の酉11月19日(木)の2回で、三の酉はありません。過去58年の酉の市の日に東京で雨が降ったのは28%(145日中41日)。「三の酉の年は火事が多い」は、2003〜2025年の全国の出火件数で見ると、前後の年と比べた差は1%程度で、多いとは言えませんでした。

この記事の結論(30秒で読める版)
  • 2026年の酉の市は一の酉 11月7日(土)・二の酉 11月19日(木)。三の酉はない年(浅草 鷲神社は各日0時〜24時)
  • 酉の日は12日ごと。11月1〜6日に一の酉が来る年だけ三の酉がある。次の三の酉は2027年(11月26日)
  • 過去58年の酉の市145日のうち、東京で雨(1mm以上)は41日=28%。11月7日の雨の確率は24%、11月19日も24%
  • 一の酉の日の最低気温は平均11.3℃、二の酉は9.0℃、三の酉は7.6℃(東京)。夜は10℃前後まで冷えるのでコートを
  • 「三の酉の年は火事が多い」:全国の出火件数(2003〜2025年)を前後の年と比べると、三の酉の年は平均+0.7%、そうでない年は−0.8%。差はわずかで、多いとは言えない
  • 酉の市チェッカーで、好きな年の日付と、その日の天気(過去の実況・統計・直前の予報)を確認できます

▶ 酉の市の日付と天気をチェックする

酉の市チェッカー:日付・三の酉の有無と、その日の天気

年と地点を選ぶと、その年の酉の市の日付(曜日つき)と三の酉の有無を表示します。2025年以前を選ぶと実際の天気(昼・夜の天気、最高・最低気温、降水量)、2026年以降はその日付の過去の統計(雨の確率と平均気温)を表示。開催日の7日前からは、気象庁の週間天気予報も自動で出ます。

酉の市カレンダー&天気チェッカー
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過去58年の酉の市の天気(全145日)を見る
酉の日は12日ごとにめぐる十二支から計算(2026年は浅草 鷲神社の発表と一致)。天気は気象庁の東京・横浜の観測(日別の天気概況:昼6〜18時・夜18〜翌6時、最高・最低気温、降水量)。統計は1968〜2025年と最近30年(1996〜2025年)。開催日の7日前からは気象庁の週間天気予報を自動表示します。

2026年の酉の市はいつ?一の酉・二の酉の日程

日付時間
一の酉11月7日(土)午前0時〜午後12時(24時)
二の酉11月19日(木)午前0時〜午後12時(24時)
三の酉なし(2026年は二の酉まで)―
表1:2026年の酉の市(浅草 鷲神社) 出典:浅草 鷲神社「本年の酉の市」

酉の市は、11月の酉の日に各地の鷲(おおとり)神社・大鳥神社などで開かれる祭りです。日付は暦の十二支で決まるので、同じ年なら全国どこでも酉の日は同じです(ただし、神社ごとに開催の有無や時間は異なるので、お参りする神社の案内を確認してください)。

首都圏の主な酉の市には、浅草の鷲神社・長國寺のほか、新宿の花園神社、目黒の大鳥神社、府中の大國魂神社、横浜の金刀比羅大鷲神社などがあります。浅草の鷲神社は午前0時の「一番太鼓」から始まるので、前の晩(11月6日・18日の夜)から出かける人も多く、深夜の冷え込みへの備えが大切です。上のチェッカーでは横浜の天気も選べます。

11月7日は二十四節気の立冬でもあり、暦の上では冬の始まりの日に一の酉が重なります。この日を境に、東京でも朝晩の冷え込みが一段と強まっていきます。

三の酉がある年・ない年:計算のしくみと一覧

十二支は12日で一回りするので、11月(30日間)には酉の日が2回か3回あります。一の酉が11月1日〜6日なら、12日後・24日後も11月中に収まり、三の酉まであります。2026年は一の酉が7日なので、三の酉は12月1日になり、11月には入りません。

年一の酉二の酉三の酉
2026年11月7日(土)11月19日(木)なし
2027年11月2日(火)11月14日(日)11月26日(金)
2028年11月8日(水)11月20日(月)なし
2029年11月3日(土・祝)11月15日(木)11月27日(火)
2030年11月10日(日)11月22日(金)なし
表2:これからの酉の市の日程(当ブログの計算)

1968〜2025年の58年間で、三の酉があったのは29回、ちょうど半分でした。「三の酉は珍しい」と思われがちですが、実際にはほぼ2年に1回の割合で訪れます。

データ検証:「三の酉の年は火事が多い」は本当?

東京消防庁は、この言い伝えについて「その確証は残念ながらないようです」としたうえで、由来の一つとして(出典は2001年刊の『新 消防雑学事典』)、浅草の鷲神社が吉原に近く、参詣帰りに寄り道する男性を家に引き止めるための言い伝えだったという説を紹介しています。では、実際の数字ではどうでしょうか。

020,00040,00060,0002003年:56,333件20032004年:60,387件(三の酉の年)2005年:57,460件20052006年:53,276件(三の酉の年)2007年:54,582件20072008年:52,394件(三の酉の年)2009年:51,139件20092010年:46,620件2011年:50,006件(三の酉の年)20112012年:44,189件2013年:48,095件(三の酉の年)20132014年:43,741件2015年:39,111件(三の酉の年)20152016年:36,831件2017年:39,373件(三の酉の年)20172018年:37,981件(三の酉の年)2019年:37,683件20192020年:34,691件(三の酉の年)2021年:35,222件20212022年:36,314件(三の酉の年)2023年:38,672件20232024年:37,141件(三の酉の年)2025年:40,783件2025三の酉の年二の酉の年総務省消防庁の公表値(2025年は概数)。当ブログ作成
図:全国の出火件数と「三の酉の年」(2003〜2025年)
年出火件数その年の酉の市
2003年56,333二の酉まで
2004年60,387三の酉
2005年57,460二の酉まで
2006年53,276三の酉
2007年54,582二の酉まで
2008年52,394三の酉
2009年51,139二の酉まで
2010年46,620二の酉まで
2011年50,006三の酉
2012年44,189二の酉まで
2013年48,095三の酉
2014年43,741二の酉まで
2015年39,111三の酉
2016年36,831二の酉まで
2017年39,373三の酉
2018年37,981三の酉
2019年37,683二の酉まで
2020年34,691三の酉
2021年35,222二の酉まで
2022年36,314三の酉
2023年38,672二の酉まで
2024年37,141三の酉
2025年40,783二の酉まで
表3:全国の出火件数(総務省消防庁)と三の酉の年 2025年は概数。2006年は2007年の「前年比1,306件増」から算出

出火件数は2000年代の約6万件から、最近は約3.5〜4万件へと長期的に減っています。単純に平均を比べると年代の差が混ざってしまうので、各年の件数を「前の年と次の年の平均」と比べました(2004〜2024年)。

  • 三の酉の年(11回):前後の年の平均と比べて平均+0.7%。前後より多かったのは4回
  • 二の酉までの年(10回):前後の年の平均と比べて平均−0.8%。前後より多かったのは6回
  • 差は約1.5ポイントで、年ごとのばらつき(±10%程度)よりずっと小さく、「三の酉の年は火事が多い」とは言えません。三の酉の年で前後より多かった2011年は東日本大震災の年でした

また、火事が多いのは11月より12月〜3月です。2024年の全国の出火件数は11月が2,579件に対し12月は3,772件(消防庁)。空気が乾燥し、暖房器具を使い始める季節です。「三の酉」の言い伝えは、冬の火の用心を呼びかける季節の合図として受け止めるのがよさそうです。

三の酉の年は、11月の天気も違う?

念のため、東京の11月の天気も比べました(1968〜2025年、前後5年との差)。三の酉の年の11月の平均気温は−0.05℃、そうでない年は+0.07℃、降水量は−3.9mmと+2.6mmで、気温・雨ともに実質的な差はありませんでした。

過去58年の酉の市の天気:雨は28%、夜は10℃前後

日数雨(1mm以上)平均最高気温平均最低気温
東京 一の酉58日33%18.4℃11.3℃
東京 二の酉58日24%16.4℃9.0℃
東京 三の酉29日28%14.7℃7.6℃
東京 全体145日28%――
横浜 全体145日30%――
表4:酉の市の日の天気(1968〜2025年、気象庁の観測から当ブログで集計)
  • いちばん寒かった酉の市:1983年11月29日(三の酉)、東京の最低気温2.3℃
  • いちばん暖かかった酉の市:1979年11月2日(一の酉)、最高気温25.3℃の夏日
  • いちばん雨が多かった酉の市:2016年11月11日(一の酉)、東京で49mm
  • 温暖化:東京の酉の市の日の最低気温の平均は、1968〜1995年の8.9℃に対し、1996〜2025年は10.3℃と1.4℃高くなっています(地球温暖化に加え、都市化によるヒートアイランドの影響も含みます)

2026年の一の酉(11月7日)は、東京の過去の統計で雨の確率24%、最近30年の平均は最高19.7℃・最低12.3℃。二の酉(11月19日)は雨24%、最高15.8℃・最低8.6℃です。最高気温と最低気温の差は平均7℃ほどあり、夜の境内は昼よりぐっと冷えます。二の酉の夜はコートがほしい寒さです。服装の目安は「セーター・コート・ダウンはいつから?」でまとめています。

サイト内のツールで、酉の市の日の天気をもっと調べる

日付を選んで、過去の天気や晴れやすさを調べられます(東京の11月7日・前後7日):

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去年の今ごろと今年の気温を比べる(東京):

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11月の都道府県別の晴れやすさ:

当日の天気の詳しい記録は11月7日の天気・11月19日の天気、東京・横浜の月ごとの気候は東京の気候・横浜の気候、出かける前の空模様はおでかけ天気で確認できます。

酉の市に行くときの天気と服装のポイント

  • 夜が本番:浅草の酉の市は夜遅くまでにぎわいます。東京の日の入りは16時30分〜40分ごろで、夜は最低気温に向かって冷えていきます。マフラーや手袋があると安心
  • 北風に注意:11月は冬型の気圧配置になる日が増え、北風が強いと体感温度はぐっと下がります(木枯らし1号)
  • 雨の日は熊手をカバー:縁起物の熊手は紙や布の飾りが多いので、雨の日は大きめの袋やビニールを用意
  • 乾燥と火の用心:11月下旬からは空気が乾燥しやすくなります。家に飾った熊手のそばで火を使わないように(加湿器はいつから?)

よくある質問

Q. 2026年の酉の市はいつですか?

一の酉が11月7日(土)、二の酉が11月19日(木)です。2026年は三の酉はありません。浅草 鷲神社では各日とも午前0時から24時まで行われます。

Q. 2026年に三の酉はありますか?

ありません。2026年の一の酉は11月7日なので、12日ごとの酉の日は19日、12月1日となり、三の酉は11月に入りません。次に三の酉がある年は2027年(11月26日)です。

Q. 三の酉がある年はどうやって決まるのですか?

酉の日は12日ごとにめぐるので、11月1日から6日のあいだに一の酉が来る年は、三の酉まであります。1968〜2025年の58年間では29回、ほぼ2年に1回の割合でした。

Q. 三の酉の年は火事が多いのは本当ですか?

データでは確認できません。全国の出火件数(2003〜2025年、総務省消防庁)を前後の年と比べると、三の酉の年は平均+0.7%、そうでない年は−0.8%で、差はわずかでした。東京消防庁も確証はないとしています。

Q. 酉の市の日は雨が多いですか?

1968〜2025年の酉の市145日のうち、東京で1mm以上の雨が降ったのは41日(28%)でした。11月7日・11月19日の雨の確率はどちらも24%です。

Q. 酉の市の夜は寒いですか?

東京の最低気温の平均は、一の酉の日が11.3℃、二の酉が9.0℃、三の酉が7.6℃です(1968〜2025年)。夜は10℃前後まで冷えるので、コートや手袋があると安心です。

Q. 当日の天気予報はいつわかりますか?

気象庁の週間天気予報に入る7日前ごろからわかります。この記事のチェッカーは、開催日が7日以内になると東京・横浜の予報を自動で表示します。

時事・季節の天気シリーズ
まとめ
  • 2026年の酉の市は一の酉11月7日(土)・二の酉11月19日(木)、三の酉はなし。次の三の酉は2027年
  • 三の酉は一の酉が11月1〜6日の年にあり、ほぼ2年に1回
  • 過去58年の酉の市で東京の雨は28%、夜は10℃前後まで冷える
  • 「三の酉の年は火事が多い」は出火件数のデータでは確認できない。火事が多いのは12月〜3月
  • チェッカーで日付と天気・予報を確認しよう

出典:浅草 鷲神社「本年の酉の市」、東京消防庁「三の酉の年は火災が多い?」、総務省消防庁「令和7年(1〜12月)における火災の状況(概数)」、同「令和6年(1〜12月)における火災の状況」、同(平成28年)、同「消防白書」、同(平成16年)、気象庁「過去の気象データ検索」、気象庁「天気予報」。酉の日の計算・天気と出火件数の集計は当ブログによるものです。

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