スキー場オープン2026はいつ?最速はイエティ10月23日・軽井沢10月31日|天然雪で滑れる日を13エリア・過去11冬の積雪で判定【初滑りカレンダー】

スキー場エリア別の積雪30cm・50cm到達日の分布(過去11冬) 気象

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こんにちは!気象予報士ののぶやんです。

【すぐわかる答え】2026-27シーズンのスキー場は、静岡県の「スノーパーク イエティ」が10月23日に28年連続の日本一早いオープン、長野県では軽井沢プリンスホテルスキー場が10月31日(土)に県内トップでオープンしました。どちらも人工の雪です。いっぽう「天然の雪で滑れるのはいつか」は場所しだいで、気象庁アメダスの過去11冬(2015/16〜2025/26)では、ニセコに近い倶知安で積雪50cmに届く日の中央値が12月8日、新潟の湯沢・群馬の藤原・鳥取の大山が12月下旬、長野の菅平や群馬の草津は1月中旬でした。

10月28日には冬型の気圧配置が強まり、北海道の倶知安で今季はじめての積雪(2cm)を観測、29日朝には長野県の菅平で最低気温−4.6℃まで下がりました(いずれも気象庁アメダス)。「今年はもう滑れる?」「年末年始は雪があるの?」と気になっている方も多いと思います。

この記事では、全国13のスキーエリアに近いアメダスの毎日の最低気温と積雪の深さを過去11冬ぶん(約1万7千日分)集計し、「人工降雪ができる寒さになる日」と「天然の雪が30cm・50cm積もる日」を地点別にまとめました。行きたいスキー場と日付を選ぶと、その日までに雪が積もっていた年が11冬のうち何回あったかがわかる「初滑りカレンダー」もつけています。

この記事の結論(30秒で読める版)

  • 最速オープンは人工雪:イエティ(静岡)10月23日、軽井沢プリンス(長野)10月31日。どちらも「寒いけれど雪は少ない」場所で、人工降雪機で雪をつくります。
  • 人工降雪の目安は「湿球温度−2℃以下」。湿度50%なら気温1.7℃前後でも雪がつくれますが、湿度90%だと−1℃前後まで下がる必要があります(近似式で計算)。
  • 天然雪で滑れる目安(積雪50cm)の中央値:倶知安(ニセコ)12月8日、藤原(みなかみ)12月23日、湯沢・野沢温泉・大山12月26日、関山(妙高)12月28日。菅平・草津は1月中旬、軽井沢は1月末までに50cmに届かない年がほとんど。
  • 年末(12月28日)までに50cmあった年は、倶知安11/11冬、湯沢9/11冬、藤原・大山8/11冬、野沢温泉7/11冬。白馬は2/11冬(アメダスは麓の観測点なので、山の上のゲレンデはこれより早く積もります)。
  • 2026年の見通し:気象庁の1か月予報(10月29日発表)は北日本で「平年並か低い」、東・西日本で「高い」。北海道は例年並みかやや早め、本州は人工雪のコースから少しずつ、が基本シナリオです。

スキー場の初滑りカレンダー(地点と日付を選ぶだけ)

行きたいエリアと「どのくらいの雪がほしいか」、そして行く予定の日を選んでください。過去11冬で、その日までに条件を満たしていた冬の数と、毎年の到達日が一覧で出ます。



–この日までに条件を満たした冬
–到達日の中央値(11冬)
–いちばん早かった冬
–いちばん遅かった冬
–

赤い線=選んだ日。青い点=選んだ日までに条件を満たした冬、灰色の点=選んだ日より後に満たした冬(バーの左端が10月1日、右端が1月31日)。灰色の文字=1月末までに届かなかった冬。

全エリアで比べる(同じ条件・同じ日付)

データ:気象庁アメダス日別値(最低気温・最深積雪)2015/16〜2025/26年の11冬をのぶやんが集計。アメダスは麓の集落にある観測点で、ゲレンデ上部より低い場所です。大山は気温の観測がありません。

なぜ「最速オープン」は雪の少ない場所なのか(図解)

ふしぎに思いませんか?日本一早くオープンするイエティ(富士山の2合目付近)や、長野県で一番早い軽井沢は、どちらも雪がたくさん降る場所ではありません。理由はシンプルで、早くオープンできるかどうかを決めるのは「雪の量」ではなく「人工の雪をつくれるほど寒いかどうか」だからです。

下の図は、13地点(気温の観測がない大山を除く12地点)について、横軸に「はじめて最低気温が−2℃以下になる日」、縦軸に「天然の雪が50cm積もる日」の中央値をとったものです。

寒くて雪も早い(最強型)暖かいのに雪が早い(日本海の雪型)寒いのに雪が遅い(人工雪型)暖かく雪も遅い11/111/1612/112/1612/112/161/11/161/31はじめて最低気温−2℃以下になる日(中央値)右ほど遅い積雪50cmに届く日(中央値)上ほど早い倶知安札幌猪苗代草津藤原湯沢関山野沢温泉白馬菅平軽井沢長滝
図1 冷え込みの早さ(横)と天然雪50cmの早さ(縦)。過去11冬の中央値。軽井沢は1月末までに50cmに届かない年がほとんどのため、いちばん下に置いています(気象庁アメダスからのぶやん集計)。
  • 左下(寒いのに雪が遅い=人工雪型):菅平・軽井沢・草津・白馬。標高が高かったり内陸だったりして朝はよく冷えますが、麓では雪の積もり始めが遅い(白馬は観測点が盆地の村にあるためで、ゲレンデ上部は後述のとおり早く積もります)。だから人工降雪でオープンを早めるスキー場が多いエリアです。
  • 右上(暖かいのに雪が早い=日本海の雪型):湯沢・関山(妙高)・野沢温泉・藤原(みなかみ)。朝の冷え込みは12月中旬までゆるいのに、冬型になると日本海からの雪雲で一気に積もります。12月中旬〜下旬に天然雪でまとめてオープンするタイプ。
  • 右下(暖かく雪も遅い):長滝(奥美濃)・猪苗代・札幌市街地。雪は降りますが、麓で50cmになるのは1月に入ってからが多いタイプです。
  • 左上(寒くて雪も早い):倶知安(ニセコ)。11月上旬には−2℃を下回り、雪も11月下旬には30cmに届きます。日本でもっとも「天然雪の初滑り」が早い地域の一つです。

人工降雪は何℃から?「気温」より「湿球温度」で決まる

人工降雪機は、水を細かい霧にして空気中で凍らせます。このとき大事なのが湿球温度(ぬらした温度計で測る温度)です。空気が乾いていると、水が蒸発するときに熱をうばって粒が冷えやすくなるため、気温が0℃より少し高くても雪がつくれることがあります。逆に湿った空気だと、気温がしっかり氷点下でないと凍りません。

湿度湿球温度−2℃になる気温(人工降雪を始められる目安)湿球温度−5℃になる気温(本格的に雪をつくれる目安)
30%3.0℃−0.9℃
50%1.7℃−1.7℃
70%0.4℃−2.8℃
80%−0.3℃−3.5℃
90%−1.1℃−4.1℃
100%−1.9℃−4.8℃
表1 湿度別に、湿球温度が−2℃・−5℃になる気温(Stull(2011)の近似式でのぶやんが計算。目安の値で、機種や水温でも変わります)

人工降雪がいちばんはかどるのは、晴れて風の弱い夜です。放射冷却で気温が下がり、しかも空気が乾いているからです。この記事のカレンダーで「最低気温−2℃以下」を人工降雪の目安にしているのは、アメダスに湿度の長期データがない地点も多いため、気温だけで判断できる「やや安全側」の線として使っています。

データで検証:13エリアの「雪のカレンダー」一覧

過去11冬(2015/16〜2025/26)の中央値です。「到達日の中央値」は、1月末までに届かなかった冬も「遅かった冬」として数えたうえでの真ん中の値です。右の2列は、年末に間に合った冬の数です。

アメダス(県・標高)近いスキーエリア最低気温−2℃以下の初日初積雪積雪30cm積雪50cm12/20までに30cm12/28までに50cm
倶知安(北海道・176m)ニセコ・ルスツ周辺11月5日11月14日11月25日12月8日11/1111/11
藤原(群馬県・700m)みなかみ(宝台樹・奥利根など)11月24日11月27日12月14日12月23日7/118/11
大山(鳥取県・875m)大山(だいせん)(気温の観測なし)11月27日12月15日12月26日8/118/11
湯沢(新潟県・340m)越後湯沢・苗場12月13日11月26日12月15日12月26日8/119/11
野沢温泉(長野県・576m)野沢温泉スキー場11月29日11月27日12月18日12月26日6/117/11
関山(新潟県・350m)妙高(池の平・赤倉など)12月15日12月6日12月18日12月28日6/116/11
札幌(北海道・17m)札幌市街地(参考。山の上のスキー場はこれよりずっと早い)11月23日11月18日12月17日1月12日7/112/11
猪苗代(福島県・519m)猪苗代・磐梯11月30日11月30日12月17日1月12日6/113/11
長滝(岐阜県・430m)奥美濃(高鷲・ダイナランドなど)12月14日12月14日12月22日1月13日5/114/11
草津(群馬県・1223m)草津温泉スキー場11月18日11月27日12月28日1月16日1/111/11
菅平(長野県・1253m)菅平高原10月25日11月27日12月27日1月16日1/110/11
白馬(長野県・703m)白馬(八方尾根・五竜など)11月10日12月3日12月24日1月24日4/112/11
軽井沢(長野県・999m)軽井沢プリンスホテルスキー場11月10日12月14日1月末まで未到達1月末まで未到達0/110/11
表2 スキーエリア別の「寒さ」と「雪」の到達日(中央値、過去11冬)。積雪50cmの早い順。気象庁アメダス日別値からのぶやん集計

この表から読みとれるポイントは3つです。

  1. 倶知安(ニセコ)は別格。11冬すべてで12月20日までに30cm、年末までに50cmに届いています。いちばん遅かった冬でも50cmは12月27日でした。
  2. 本州の「年末に天然雪が安定」しているのは、湯沢(9/11冬)・藤原と大山(8/11冬)・野沢温泉(7/11冬)。日本海側の雪雲が直接届く場所です。
  3. 菅平・草津・軽井沢は「寒いけれど雪は1月から」。菅平は−2℃の初日が10月25日と全国最速クラスなのに、年末までに50cmに届いた冬は0回。こうしたエリアは人工雪のコースから順に開けていきます。

白馬が意外に遅いのは、白馬のアメダスが標高703mの盆地の村にあるためです。八方尾根などのゲレンデ上部(標高1,000〜1,800m)は麓よりずっと早く積もり、麓の積雪が少なくても上部のコースからオープンするのが例年のパターンです。アメダスの数字は「麓の雪」として読み、ゲレンデ上部はこれより早い、と考えてください。

2026年の今:もう冷え込んでいる場所、まだの場所

10月30日までの今季のアメダスの記録をまとめます。

  • 菅平:10月29日に最低気温−4.6℃。過去11冬の−2℃初日の中央値(10月25日)とほぼ同じ時期で、人工降雪ができる寒さにはすでになっています。
  • 倶知安:10月28日に積雪2cm(初積雪)。中央値(11月14日)より半月ほど早いスタートです。
  • 草津・軽井沢:10月の最低気温はそれぞれ−1.2℃・−1.0℃。−2℃以下はまだですが、湿度が低い夜なら人工降雪が可能な水準に近づいています。
  • 湯沢・関山(妙高)・長滝:10月の最低気温は2〜3℃前後(長滝1.8℃、湯沢2.6℃、関山3.0℃)。このタイプは12月の冬型を待つのが例年どおりです。

気象庁が10月29日に発表した1か月予報では、11月末までの気温は北日本で「平年並か低い」(低い40%)、東日本・西日本では「高い」(高い50〜60%)の見込みです。北日本の日本海側は雪や雨の日が多い予想なので、北海道のスキー場は例年並みかやや早めの天然雪、本州は11月は人工雪のコース中心、天然雪は12月の寒気しだいと考えておくのがよさそうです。

去年の同じ時期と比べたいときは、下のツールで札幌の「去年の今ごろ」をどうぞ。

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都道府県別の雪と、年末年始の天気を調べるツール

スキー旅行の計画には、県全体の雪の多さや、行く日の「過去の天気」も役立ちます。サイト内のツールをそのまま使えます。

12月の雪の多さを都道府県で比べる

長野の12月下旬は過去どんな天気だった?

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観測史上の最深積雪ランキング

歴代最深積雪ランキング トップ10(観測史上1位の値)
順位地点(都道府県・市町村)記録観測日偏差値
1位伊吹山(滋賀県)1182cm1927年2月14日149.6
2位酸ケ湯(青森県・青森市)566cm2013年2月26日91.0
3位守門(新潟県・魚沼市)463cm1981年2月9日81.2
4位肘折(山形県・大蔵村)445cm2018年2月13日79.5
5位津南(新潟県・津南町)419cm2022年2月24日77.0
6位十日町(新潟県・十日町市)391cm1981年2月28日74.3
7位高田(新潟県・上越市)377cm1945年2月26日73.0
8位小出(新潟県・魚沼市)363cm1981年2月28日71.7
9位関山(新潟県・妙高市)362cm1984年3月1日71.6
10位湯沢(新潟県・湯沢町)358cm2006年1月28日71.2

実例:こんな年はオープンが早かった・遅かった

カレンダーの「毎年の到達日」を見ると、当たり年と外れ年がはっきりわかります。

  • 2020/21冬(大当たり):12月14〜16日に強い寒気が入り、関越道で多くの車が立ち往生した大雪の年です。湯沢・藤原・関山・野沢温泉がいずれも12月15日に50cmに到達(藤原・湯沢は同じ日に100cmも超え)し、本州のスキー場が一斉に天然雪でオープンしました。
  • 2019/20冬(大外れ):記録的な暖冬・少雪の年。湯沢・関山・藤原・猪苗代・草津で1月末までに積雪50cmに届かず、長滝(奥美濃)では1月末まで麓に雪がほとんど積もりませんでした。
  • 2016/17冬(北海道が早い):倶知安で11月上旬に30cm、11月25日に50cm。11月中に麓で50cmに届いた冬は過去11冬で3回(2016/17・2017/18・2018/19)あり、その一つ。ニセコの「当たり年」でした。

このように、本州の天然雪は「12月中旬に強い寒気が来るかどうか」で1か月近くずれます。年末年始のスキー旅行は、12月に入ってからの冬型の気圧配置と、気象庁の2週間気温予報・早期天候情報をチェックするのがおすすめです。

いつ・どこへ行く?時期別の初滑りプラン

過去11冬のデータをもとに、時期ごとの「狙い目」を整理します。日付はすべて麓のアメダスの中央値で、ゲレンデ上部はこれより早い傾向です。

時期天然雪で狙えるエリア人工雪で滑れるエリアひとこと
11月前半なし(北海道の高所の一部のみ)イエティ、軽井沢プリンス など「初滑り」は人工雪の1〜2コース。混雑と寒さ対策を
11月後半ニセコ周辺(倶知安の30cm中央値11月25日)菅平・草津・白馬などで人工雪の準備が進む時期(−2℃初日の中央値は菅平10月25日、白馬11月10日、草津11月18日)北海道は天然雪のオープンが始まる年が多い
12月前半ニセコ(50cm中央値12月8日)本州の高原エリアの人工雪コース本州の天然雪は「当たり年」だけ
12月後半湯沢・苗場、みなかみ、妙高、野沢温泉、大山ほぼ全域本州のメインシーズン入り。12月中旬の寒気が鍵
1月白馬の麓、菅平、草津、奥美濃、猪苗代—軽井沢などを除き、ほとんどのエリアで天然雪がそろう
表3 時期別の初滑りの狙い目(過去11冬の中央値をもとに、のぶやんが整理)

「天然雪で滑れる可能性が高い」のは、本州は年末〜1月以降、北海道(ニセコ周辺)は12月上旬以降が目安です(中央値なので、2年に1回はこれより遅れる点に注意)。逆に「とにかく早く滑りたい」なら、人工雪で早期オープンする高原のスキー場が狙い目になります。どちらのタイプかは、上の図1の「人工雪型」「日本海の雪型」で見分けられます。

なお、12月のスキー旅行で「行く日に雪が降るか」は、出発の1週間前からの週間予報、2週間前からの気象庁の2週間気温予報で判断するのが現実的です。1か月以上前の段階では、この記事のような「過去の確率」で計画し、直前に予報で微調整する、という二段構えがおすすめです。

「去年はどうだった?」2025/26冬の振り返り

昨シーズン(2025/26冬)は、倶知安で10月28日に初積雪、12月4日に30cm、12月12日に50cmと、ニセコは例年並みのスタートでした。本州では湯沢が12月12日に30cm・12月27日に50cm、野沢温泉が12月26日に30cmと50cmを同じ日に超え、年末にようやくそろった形です。いっぽう菅平は30cmが12月26日、50cmは1月11日でした。カレンダーで「2025/26」の行を見ると、ほかのエリアの昨季の到達日も確認できます。

初滑りに行く前の注意点と使い方のコツ

  • オープン日は必ず公式サイトで確認:この記事は「天気から見た目安」です。実際のオープン日やコースは、スキー場の公式発表が最優先です。
  • 人工雪の初滑りは「1〜2本のコース」:早期オープンは初中級の1本だけ、ということも多く、混雑しやすいです。
  • 麓と山の上の気温差:気温は100m上がるごとに約0.6℃下がります。標高差1,000mなら約6℃。ゲレンデの服装は山頂の気温の計算ツールで確認できます。
  • 車は冬タイヤで:スキー場への道は11月でも凍結します。地域ごとの交換時期は冬タイヤに替える時期の記事にまとめています。
  • アメダスの積雪は「平らな場所の雪」:ゲレンデは圧雪や吹きだまりで、同じ日でも場所により大きく違います。

よくある質問

Q1. 2026年に日本で一番早くオープンしたスキー場は?

静岡県裾野市の「スノーパーク イエティ」で、2026年10月23日にオープンしました。屋外スキー場として28年連続の日本一早い営業開始で、人工降雪機でつくった雪です。

Q2. 長野県で一番早いスキー場は?

軽井沢プリンスホテルスキー場で、2026年10月31日(土)にオープンしました。軽井沢は11月10日ごろ(過去11冬の中央値)には最低気温が−2℃を下回るほど冷え込む一方、天然雪は少ないため、人工降雪で早期オープンしています。

Q3. 天然の雪で滑れるのはいつごろ?

積雪50cmを目安にすると、過去11冬の中央値は倶知安(ニセコ)12月8日、藤原(みなかみ)12月23日、湯沢・野沢温泉・大山12月26日、関山(妙高)12月28日です。菅平・草津は1月中旬になります(いずれも麓のアメダスの値)。

Q4. 年末年始にスキーをするなら、どこが確実?

12月28日までに麓で積雪50cmに届いた冬は、倶知安が11冬すべて、湯沢が9冬、藤原・大山が8冬、野沢温泉が7冬でした。本州では新潟・群馬北部・鳥取の大山など、日本海の雪雲が直接届くエリアが有利です。

Q5. 人工降雪は何℃からできる?

目安は湿球温度−2℃以下です。湿度50%なら気温1.7℃前後、湿度90%なら気温−1.1℃前後が目安になります(近似式による計算)。晴れて乾いた夜ほど雪をつくりやすくなります。

Q6. 2026-27年の冬は雪が多い?少ない?

気象庁の1か月予報(10月29日発表)では、11月末までの気温は北日本で平年並か低く、東・西日本で高い見込みです。冬全体の見通しは今年の冬は暖冬?の記事で解説しています。

Q7. この記事の「アメダス」はゲレンデの雪と同じ?

いいえ。アメダスは麓の集落にある観測点で、ゲレンデ上部より数百m低い場所です。上部はアメダスより早く・多く積もるのがふつうなので、この記事の日付は「麓まで雪がつながる日」の目安として使ってください。

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まとめ

  • 2026-27シーズンの最速オープンはイエティ10月23日・軽井沢プリンス10月31日(どちらも人工雪)。
  • 早くオープンできるかは「雪の量」より「人工降雪ができる寒さ(湿球温度−2℃以下)」で決まる。
  • 天然雪50cmの中央値はニセコ(倶知安)12月8日、本州は湯沢・みなかみ・野沢温泉・大山が12月下旬、菅平・草津は1月中旬。
  • 本州の天然雪は12月中旬の寒気しだいで1か月近くずれる。年末の旅行は12月の予報をこまめにチェック。
  • 上の初滑りカレンダーで、行きたいエリアと日付の「当たり確率」を確かめてから計画を立てましょう。

出典

  • 気象庁「過去の気象データ検索」アメダス・地上気象観測 日別値(倶知安・札幌・猪苗代・草津・藤原・湯沢・関山・野沢温泉・白馬・菅平・軽井沢・長滝・大山、2015年10月〜2026年10月30日)
  • 気象庁「1か月予報」(2026年10月29日発表)
  • スノーパーク イエティ 2026-2027シーズン オープンの発表(2026年10月23日オープン)
  • 軽井沢プリンスホテルスキー場 2026-27シーズン オープンの発表(2026年10月31日オープン)
  • Stull, R. (2011) Wet-Bulb Temperature from Relative Humidity and Air Temperature. Journal of Applied Meteorology and Climatology(湿球温度の近似式)

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