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こんにちは!気象予報士ののぶやんです。
【すぐわかる答え】強風域は平均風速15m/s以上、暴風域は25m/s以上の風が吹いている(または吹くおそれのある)範囲です(気象庁)。強風域の半径が500km以上で「大型」、800km以上で「超大型」。過去49年の台風の41%が一生のうちに大型以上になっていて、強さが「非常に強い」を超えると強風域はそれ以上ほとんど広がりません。
南鳥島近海にある台風31号(インファ)は、10月28日15時の時点で中心気圧945hPa・最大風速50m/sの「非常に強い」勢力です。気象庁の予報(28日15時45分発表)では、29日3時には935hPa・最大風速55m/sの「猛烈な」勢力に発達し、30日にマリアナ諸島、31日〜11月1日に小笠原近海へ進む見込みです。台風情報では「北側330km以内と南側220km以内は強風域」「中心から110km以内は暴風域」と発表されていて、「強風域って何?」「自分の街は入るの?」と検索する人が急に増えています。
この記事では、強風域と暴風域の違いを図で整理したうえで、気象庁のベストトラック(1977〜2025年の1,244個の台風)から、強風域の大きさが強さや季節でどう変わるのかを集計しました。地点を選ぶと、いま発表中の台風の強風域・暴風域に入っているか、5日先までに暴風警戒域にかかるかが自動でわかる判定ツールつきです。
- 強風域=平均風速15m/s以上(風に向かって歩けない、転倒する人も出る)、暴風域=25m/s以上(屋外の行動は極めて危険)の範囲。暴風警戒域は「台風が予報円のどこに進んでも、暴風域に入るおそれのある範囲」
- 台風31号は28日15時、強風域 北側330km・南側220km、暴風域110km。29日3時には「猛烈な」勢力の予報。父島への最接近は11月1日ごろ・中心まで約630kmの予報で、5日先までの暴風警戒域にはかからない(28日15時45分発表)
- 1977〜2025年の1,244個の台風のうち、強風域が大型(500〜800km未満)になったのは33%、超大型(800km以上)は8%、あわせて41%
- 強風域の平均半径は、台風になりたて(17〜24m/s)の284kmから「強い」で456km、「非常に強い」で523km。ところが「猛烈」でも523kmと横ばいで、強さと大きさは別もの
- 強風域が最も大きくなりやすいのは10月(平均531km、53%が大型以上)。10月の台風は「広い範囲で風が強い」と考えて備えるのが安全
- 判定ツールで、あなたの街と台風の距離・暴風警戒域にかかる時刻の目安を確認できます
台風の強風域・暴風域 判定ツール(気象庁の最新発表を自動表示)
地点を選ぶと、気象庁が発表中の台風について、中心までの距離、いま強風域・暴風域の中にいるか、5日先までに暴風警戒域にかかるか、最も近づく日時と距離を表示します。気象庁の発表(3時間ごと、接近時は1時間ごと)に合わせて、ページを開くたびに最新のデータを読み込みます。
判定はあくまで中心からの距離による目安です。強風域の外でも、台風の周りの雨雲や前線、地形の影響で風が強まることがあります。最新の警報・注意報は気象庁の情報で確認してください。進路の詳しい解説は「台風31号(インファ)の進路予想」、日本全体の台風の動きは「台風情報ページ」で見られます。
図解:強風域・暴風域・予報円・暴風警戒域の違い
| 用語 | 意味 | 台風31号(28日15時) |
|---|---|---|
| 強風域 | 平均風速15m/s以上の風が吹いているか、地形の影響などがない場合に吹く可能性のある範囲 | 北側330km・南側220km |
| 暴風域 | 平均風速25m/s以上の風が吹いているか、吹く可能性のある範囲 | 中心から110km |
| 予報円 | 台風の中心が、その時刻に70%の確率で入ると予想される範囲 | 29日3時:半径55km |
| 暴風警戒域 | 台風の中心が予報円内に進んだ場合に、暴風域に入るおそれのある範囲 | 29日3時:半径165km |
ポイントは、予報の図には「強風域」が描かれないことです。予報で示されるのは暴風警戒域だけなので、「暴風警戒域の外だから風は大丈夫」とは言えません。暴風警戒域のさらに外側に、15m/s以上の強風域が数百km広がっていると考えるのが正しい読み方です。予報円が大きくなっていく理由や、台風の右側で風が強くなる仕組みは「台風の右側が強い理由」でシミュレーターつきで解説しています。
台風の「大きさ」と「強さ」の決まり方
| 大きさの階級 | 強風域(風速15m/s以上)の半径 |
|---|---|
| (表現しない) | 500km未満 |
| 大型(大きい) | 500km以上〜800km未満 |
| 超大型(非常に大きい) | 800km以上 |
| 強さの階級 | 最大風速 |
|---|---|
| (表現しない) | 33m/s未満 |
| 強い | 33m/s以上〜44m/s未満 |
| 非常に強い | 44m/s以上〜54m/s未満 |
| 猛烈な | 54m/s以上 |
大きさは強風域の半径、強さは中心付近の最大風速で決まります。つまり「大型で強い台風」は、風の強い範囲が広く、しかも中心付近の風がとても強い台風です。反対に、強さの表現がなくても強風域が広い「大型の台風」もあります。猛烈な台風の定義と過去の一覧は「猛烈な台風とは?」、中心気圧の強さの目安は「中心気圧900hPaはどのくらい強い?」にまとめています。
データ検証:1,244個の台風の強風域はどのくらい大きい?
気象庁のベストトラック(台風の確定した位置・強さの記録)には、1977年以降、6時間ごとに「30ノット(約15m/s)以上の風が吹く範囲の最も長い半径」が記録されています。これを使って、1977〜2025年に発生した1,244個の台風(熱帯低気圧の段階で終わったものを除く、台風番号のついたもの)を集計しました。
| 一生のうちの最大の強風域 | 個数 | 割合 |
|---|---|---|
| 500km未満(大きさの表現なし) | 734個 | 59.0% |
| 大型(500〜800km未満) | 416個 | 33.4% |
| 超大型(800km以上) | 94個 | 7.6% |
| 合計 | 1,244個 | 100% |
台風の4割(41%)は、一生のどこかで「大型」以上になっています。毎年25個前後の台風のうち、10個ほどは大型以上になる計算です。2025年は27個のうち13個(大型12個・超大型1個)でした。
強くなるほど大きくなる?→「非常に強い」で頭打ち
| 強さの段階 | 記録数 | 強風域の平均半径 | 中央値 | 暴風域の平均半径 | 強風域500km以上の割合 |
|---|---|---|---|---|---|
| 17〜24m/s(強さの表現なし) | 9,943 | 284km | 241km | — | 10% |
| 25〜32m/s | 7,290 | 394km | 370km | 104km | 25% |
| 強い | 7,138 | 456km | 444km | 151km | 38% |
| 非常に強い | 3,743 | 523km | 500km | 197km | 52% |
| 猛烈な | 635 | 523km | 500km | 205km | 54% |
強風域は「強い」までは強さとともに広がりますが、「非常に強い」と「猛烈な」では平均523kmで同じでした。猛烈な台風は中心付近の風が極端に強い一方で、強風域の広さは非常に強い台風と変わりません。実際、猛烈な強さに達した113個のうち30個(27%)は、一度も大型にならなかった「小さくて猛烈な台風」でした。
逆に、「強い」にも届かなかった578個のうち132個(23%)が大型以上になっています。代表例は2020年の台風3号(シンラコウ)で、中心気圧は最も下がったときでも985hPaでしたが、強風域の半径は1,296kmと記録上トップクラスの広さでした。「強さの表現がない台風」でも、広い範囲で15m/s以上の風が吹くことがあるのです。
強風域が大きくなりやすいのは10月
| 強風域が最大になった月 | 個数 | 最大時の平均半径 | 大型以上の割合 |
|---|---|---|---|
| 1〜6月 | 198個 | 375km | 22% |
| 7月 | 176個 | 474km | 43% |
| 8月 | 258個 | 474km | 41% |
| 9月 | 250個 | 494km | 46% |
| 10月 | 191個 | 531km | 53% |
| 11〜12月 | 171個 | 450km | 40% |
10月は、強風域の平均が531kmと最も大きく、半数以上(53%)が大型以上になっていました。秋の台風は、北から張り出す高気圧との間で気圧の差が大きくなりやすく、台風の中心から離れた場所でも風が強まりやすいためと考えられます。秋の台風が日本へ近づくときの特徴は「台風はいつまで来る?11月・12月の接近」、9月に台風が多い理由は「台風が9月に多いのはなぜ?」も参考にしてください。
強風域は「まん丸」ではない
台風31号の強風域は北側330km・南側220kmと、北に広がっています。ベストトラックにも強風域の「最も長い半径」と「最も短い半径」が別々に記録されているとおり、強風域は方角によって広さが違うのがふつうです。台風のまわりの気圧配置(近くの高気圧との位置関係など)によって方角ごとの広さが変わるため、同じ距離でも方角によって風の強さが違います。
強風域の大きさ比べツール:もし東京に中心があったら?
数字だけでは広さがピンとこないので、強風域の円を日本の主な地点の上に重ねてみるツールを作りました。中心の地点と半径を選ぶと、円の中に入る地点の一覧が出ます。半径500km(大型の下限)の円を東京に置くと、名古屋(約260km)や仙台(約300km)、大阪(約400km)までがすっぽり入ります。
強風域・暴風域に入ると何が起きる?風速の目安
| 平均風速 | 予報用語 | 人への影響 | 屋外・樹木 | 走行中の車 | 建造物 |
|---|---|---|---|---|---|
| 10〜15m/s | やや強い風 | 風に向かって歩きにくくなる。傘がさせない | 樹木全体が揺れ始める。電線が揺れ始める | 高速運転中は横風に流される感覚を受ける | 樋(とい)が揺れ始める |
| 15〜20m/s (強風域) | 強い風 | 風に向かって歩けなくなり、転倒する人も出る。高所での作業はきわめて危険 | 電線が鳴り始める。看板やトタン板が外れ始める | 高速運転中は横風に流される感覚が大きくなる | 屋根瓦・屋根葺材がはがれるものがある。雨戸やシャッターが揺れる |
| 20〜30m/s (25m/s以上は暴風域) | 非常に強い風 | 何かにつかまっていないと立っていられない。飛来物によって負傷するおそれがある。25m/s以上では屋外での行動は極めて危険 | 細い木の幹が折れたり、根の張っていない木が倒れ始める。看板が落下・飛散する。道路標識が傾く | 通常の速度で運転するのが困難になる | 屋根瓦・屋根葺材が飛散するものがある。固定されていないプレハブ小屋が移動・転倒する。ビニールハウスのフィルムが広範囲に破れる |
| 30m/s以上 | 猛烈な風 | 屋外での行動は極めて危険 | 多くの樹木が倒れる。電柱や街灯で倒れるものがある(35m/s以上) | 走行中のトラックが横転する | 屋根や外装材の被害が広がる。ブロック壁で倒壊するものがある(35m/s以上)。住家で倒壊するものがある(40m/s以上) |
強風域(15m/s以上)に入ると、傘はほぼ使えず、高い所での作業や自転車は危険になります。暴風域(25m/s以上)では外出そのものが危険です。備えは「強風域に入る前」に終えておくのが基本です。風速ごとのくわしい目安は「風速の目安(m/s)」、停電が起きやすい風速は「台風で停電するのは風速何mから?」、飛行機や新幹線が止まる風速は「飛行機・新幹線の風速基準」で調べられます。
実例:記録に残る「大きな台風」
| 台風 | 強風域の最大半径 | 最低中心気圧 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 1997年 台風13号(ウィニー) | 1,574km | 915hPa | 1977年以降で最大の強風域 |
| 1987年 台風13号(フレダ) | 1,482km | 915hPa | 9月に発生した超大型の台風 |
| 1986年 台風10号(サラ) | 1,296km | 980hPa | 「強い」に届かないまま超大型に |
| 2020年 台風3号(シンラコウ) | 1,296km | 985hPa | 弱いが記録的に大きい台風の代表例 |
| 1979年 台風20号(チップ) | 1,111km | 870hPa | 世界の観測史上最も低い中心気圧。強さも大きさも最大級 |
1979年の台風20号(チップ)は、中心気圧870hPaという世界最低の記録を持つ台風で、強風域も1,111kmに達しました。一方で強風域の広さだけなら、1997年のウィニーや1987年のフレダのほうが大きく、「最も強い台風」と「最も大きい台風」は別であることがわかります。歴代の低い気圧の台風は「上陸時の中心気圧ランキング」にまとめています。
2026年の台風31号はどのくらい?
28日15時の台風31号の強風域は北側330kmで、表2の区分では大きさの表現がつかない(500km未満)台風です。ところが強さは29日に「猛烈な」になる予報で、まさに「小さくて猛烈な台風」のタイプです。このタイプは、中心が近くを通る地域だけで風が急に強まり、少し離れると風はそれほどでもない、という「当たり外れ」が大きくなります。小笠原(父島)では、最接近の11月1日ごろでも中心まで約630kmの予報ですが、進路が予報より北へずれる(北上が早まる)と影響が大きく変わるため、最新の予報をこまめに確認してください。小笠原の台風の傾向は「小笠原(父島)の台風シーズン」、父島の気候は「父島の気候」で見られます。
天気予報の台風の図、色の読み方
| 図の表示 | 意味 |
|---|---|
| 黄色の円(実線) | 強風域(平均風速15m/s以上) |
| 赤い円(実線) | 暴風域(平均風速25m/s以上) |
| 白い破線の円 | 予報円(台風の中心が70%の確率で入る範囲) |
| 赤い実線で囲んだ範囲 | 暴風警戒域(予報円に暴風域を足した範囲) |
| 予報円の中心を結ぶ線 | 進路の予想(線の上を必ず通るわけではない) |
予報円が先に行くほど大きくなるのは、進路の予想の幅が広がるためで、台風が大きくなるわけではありません。また、強風域・暴風域の半径は「平均風速」での範囲です。最大瞬間風速は平均風速の1.5倍程度になることが多く、3倍以上になることもある(気象庁)ため、強風域の中でも突風で25〜30m/sに達することがあります。地域ごとの強風注意報・暴風警報の基準は市町村によって違うので、警報・注意報は気象庁の発表で確認してください。
強風域に入ると飛行機は飛ぶ?
飛行機が飛べるかどうかは「強風域かどうか」ではなく、空港の風向・風速、特に滑走路に対する横風の強さで決まります。旅客機の横風の制限は機種や滑走路の状態によって違い、目安として30〜35ノット(約15〜18m/s)前後です。そのため、空港が強風域に入ると欠航や「条件付き運航(引き返し・他空港への着陸の可能性あり)」が増えます。台風の接近が予想されるときは、航空会社が前日までに欠航を決めることも多く、その場合は払い戻しや便の変更が手数料なしでできるのが一般的です。空港ごとの横風の判定は「飛行機・新幹線の風速基準」のツールで確かめられます。
強風域・暴風域の情報の使い方(注意点)
- 「強風域に入る時刻」を備えの締め切りに:雨戸を閉める、ベランダの物を片づける、買い物を済ませるのは強風域に入る前に
- 予報図の暴風警戒域だけを見ない:予報図には強風域が描かれないので、暴風警戒域の外側にも15m/s以上の風の範囲が数百km広がると考える
- 方角で半径が違う:「北側330km・南側220km」のように方向別に発表されるので、自分の街が台風から見てどちらにあるかを確認する(判定ツールは方角を考慮)
- 台風から離れていても油断しない:台風の北側に前線があると、強風域の外でも大雨になることがある
- 温帯低気圧に変わっても強風域は残る:台風が温帯低気圧に変わったら安心?のとおり、むしろ強風域が広がることもある
台風が近づくときの備えは、防災庁が呼びかける「1週間分の備蓄」も参考にしてください。停電に備えたポータブル電源やモバイルバッテリーは、強風域に入る前に充電しておくのが安心です。
都道府県別:台風が近づきやすい県、風が強い県
台風の接近数や風の強さを、47都道府県で切り替えて比べられるツールです。「台風」「風」などのボタンで指標を切り替えられます。
国内の観測史上の最大瞬間風速ランキングは次のとおりです(気象庁の記録から自動更新)。上位の多くが台風によるものです。
| 順位 | 地点(都道府県・市町村) | 記録 | 風向 | 観測日 | 偏差値 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 富士山(静岡県) | 91.0m/s | 南南西 | 1966年9月25日 | 101.4 |
| 2位 | 宮古島(沖縄県・宮古島市) | 85.3m/s | 北東 | 1966年9月5日 | 96.1 |
| 3位 | 室戸岬(高知県・室戸市) | 84.5m/s | 西南西 | 1961年9月16日 | 95.4 |
| 4位 | 与那国島(沖縄県・与那国町) | 81.1m/s | 南東 | 2015年9月28日 | 92.3 |
| 5位 | 名瀬(鹿児島県・奄美市) | 78.9m/s | 東南東 | 1970年8月13日 | 90.3 |
| 6位 | 那覇(沖縄県・那覇市) | 73.6m/s | 南 | 1956年9月8日 | 85.4 |
| 7位 | 宇和島(愛媛県・宇和島市) | 72.3m/s | 西 | 1964年9月25日 | 84.2 |
| 8位 | 石垣島(沖縄県・石垣市) | 71.0m/s | 南南西 | 2015年8月23日 | 83.0 |
| 9位 | 西表島(沖縄県・竹富町) | 69.9m/s | 北東 | 2006年9月16日 | 82.0 |
| 10位 | 剣山(徳島県) | 69.0m/s | 南南東 | 1970年8月21日 | 81.1 |
地点ごとの記録やランキングは「最大瞬間風速ランキング」「最大風速ランキング」、いま全国で一番風が強い場所は「今日の日本一風が強い場所」で見られます。
よくある質問
Q. 強風域と暴風域の違いは何ですか?
強風域は平均風速15m/s以上、暴風域は平均風速25m/s以上の風が吹いているか、吹く可能性のある範囲です(気象庁)。強風域では風に向かって歩けなくなり、暴風域では屋外での行動は極めて危険になります。
Q. 台風の強風域の半径はどのくらいですか?
1977〜2025年の気象庁ベストトラックでは、強風域の平均半径は台風になりたて(最大風速17〜24m/s)の段階で約284km、「強い」で約456km、「非常に強い」「猛烈な」で約523kmでした。強風域が500km以上で「大型」、800km以上で「超大型」と呼ばれます。
Q. 暴風警戒域とは何ですか?
台風の中心が予報円の中に進んだ場合に、暴風域に入るおそれのある範囲です。予報円の半径に暴風域の半径を足した大きさで、たとえば台風31号の29日3時の予報では、予報円55km+暴風域110km=165kmでした。
Q. 強風域に入ると飛行機は飛びますか?
強風域かどうかではなく、空港の風向・風速(特に滑走路に対する横風)で判断されます。強風域に入ると欠航や遅延が増えますが、空港や機種によって基準が違います。目安は当ブログの「飛行機・新幹線の風速基準」で確認できます。
Q. 台風31号の強風域に日本は入りますか?
10月28日15時45分の気象庁の予報では、台風31号は11月1日ごろに小笠原近海へ進みますが、父島から中心までは最も近いときでも約630kmで、5日先までの暴風警戒域にはかかりません。進路が変わる可能性があるので、記事内の判定ツールで最新の発表を確認してください。
Q. 強い台風ほど強風域は大きいのですか?
「強い」までは強さとともに強風域が広がりますが、「非常に強い」と「猛烈な」では平均523kmでほぼ同じでした。猛烈な強さに達した台風の27%は一度も大型になっておらず、強さと大きさは別の指標です。
Q. 強風域が大きい台風が多いのは何月ですか?
1977〜2025年の集計では10月で、強風域が最大になった時点の平均半径は531km、半数以上(53%)が大型以上でした。10月の台風は広い範囲で風が強まりやすいと考えて備えるのが安全です。
- 強風域=平均風速15m/s以上、暴風域=25m/s以上の範囲。予報図の暴風警戒域の外にも強風域は広がる
- 強風域の半径が500km以上で大型、800km以上で超大型。1977〜2025年の台風の41%が大型以上になった
- 強風域は「強い」までは強さとともに広がるが、非常に強い・猛烈な台風はどちらも平均523km。強さと大きさは別
- 強風域が大きくなりやすいのは10月(平均531km、53%が大型以上)
- 台風31号は「小さくて猛烈な」タイプ。判定ツールで最新の距離と暴風警戒域を確認し、強風域に入る前に備えを
出典:気象庁「台風情報」(2026年10月28日15時45分発表、気象庁 台風情報)、気象庁「台風の大きさと強さ」、気象庁「台風情報の種類と表現方法」、気象庁「風の強さと吹き方」、気象庁 RSMC Tokyo「Best Track Data」(1977〜2025年)。集計・図表・ツールは当ブログによるものです。


