酸ヶ湯の積雪、10月28日に22cm|今季の雪は早い?初積雪は例年並み、10月に20cm超えは17冬で3回だけ(積雪カレンダーつき)

酸ケ湯の毎冬の最深積雪の棒グラフ(1980〜2026年) 気象

※記事内にはアフィリエイト広告(PR)を含みます

こんにちは!気象予報士ののぶやんです。

【すぐわかる答え】青森県・八甲田山の酸ヶ湯(すかゆ。気象庁のアメダスの地点名は「酸ケ湯」)では、2026年10月28日の朝から雪が積もり、10時に積雪22cmを観測しました(気象庁アメダス)。今季はじめての積雪で、初積雪の日付は過去17冬の中央値(10月27日)とほぼ同じ「例年並み」。ただし10月28日までに20cm以上積もったのは、過去17冬で3回(2010・2014・2025年)しかなく、出だしの量は多めです。

10月28日は冬型の気圧配置が強まり、東北の上空に強い寒気が流れ込みました。青森市では平年より11日早い初雪を観測し(青森地方気象台)、八戸市でも一時強く雪が降りました。「世界一の豪雪地帯」とも呼ばれる酸ヶ湯(酸ケ湯の気候)が一気に銀世界になったニュースに、「もう?」と驚いた方も多いのではないでしょうか。

この記事では、気象庁のアメダス酸ケ湯(標高890m)の日別の積雪データ2009/10年〜2025/26年の17冬分と、1980年以降の毎冬の最深積雪を集計して、今年の雪の始まりは早いのか、酸ケ湯の雪はいつから増えていつ消えるのかを確かめました。日付を選ぶとその日の積雪を過去17冬と比べられる「積雪カレンダー」と、いまの積雪の自動表示つきです。

この記事の結論(30秒で読める版)
  • 酸ケ湯は10月28日朝から積もり始め、10時に22cm(6時5cm→8時12cm→10時22cm)。10月1日から27日までは積雪0cmで、今季の初積雪
  • 初積雪の日は過去17冬で10月16日〜11月15日、中央値は10月27日。今年はほぼ例年並み
  • ただし10月28日までに20cm以上になったのは17冬で3回(2010・2014・2025年)だけ。今年は4回目で、出だしの量は多め。10月の最深積雪の平年値(1991〜2020年)は8cm
  • 酸ヶ湯の積雪は例年、12月10日ごろに1m、1月11日ごろに3mを超え、毎冬の最深積雪は平均396cm(1991〜2020年)。雪が消えるのは5月20日ごろ
  • 観測史上最大は2013年2月26日の566cm。昨冬(2025/26年)も487cmで歴代5位。直近10冬の平均は429cmと平均より多め
  • 積雪カレンダーで、好きな日付の積雪を過去17冬と比べられます

▶ 酸ケ湯の積雪カレンダーを見る

酸ヶ湯の積雪 現在と例年:積雪カレンダー(自動表示)

行く予定の日や気になる日付を選ぶと、その日の酸ヶ湯の積雪が例年どのくらいかを2009/10年〜2025/26年の17冬で比べます。グラフでは、17冬の平均、観測史上最大の566cmを記録した2012/13年、昨冬2025/26年の積雪の推移を重ね、今季の最新の積雪(赤い点)を表示します。いまの積雪は、気象庁のアメダスの観測をページを開くたびに読み込みます。

酸ケ湯の積雪カレンダー(気象庁アメダス酸ケ湯・標高890m)
いまの積雪を読み込み中…
積雪は各日の最深積雪(気象庁「過去の気象データ検索」の日別値)。2月29日は省略。欠測の日は「欠測」と表示し、平均から除いています。今季の値はアメダスの最新の観測(毎時)です。

今年の雪の始まりは早い?過去17冬と比べると

10月28日の酸ケ湯は、6時に5cm、8時に12cm、9時に16cm、10時に22cmと、4時間で17cm増えました。その後は雪が弱まり、17時は18cmです。気温は朝から氷点下3℃前後で、28日夕方までの24時間降水量は33mmでした(いずれも気象庁アメダス)。

冬初めて積もった日(1cm以上)初めて20cm以上になった日
2009/1011月2日11月3日
2010/1110月26日10月27日
2011/1211月15日11月15日
2012/1311月2日11月20日
2013/1410月16日11月11日
2014/1510月27日10月28日
2015/1610月25日11月28日
2016/1710月20日11月9日
2017/1810月23日11月16日
2018/1910月30日11月22日
2019/2011月7日11月19日
2020/2110月30日11月10日
2021/2210月17日11月23日
2022/2311月3日12月1日
2023/2410月21日11月13日
2024/2511月7日11月7日
2025/2610月20日10月28日
2026/2710月28日10月28日
表1 酸ケ湯の初積雪と20cm到達日(気象庁アメダスの日別の最深積雪から当ブログ集計。2026/27年は10月28日時点)

初めて積もった日(1cm以上)は、17冬で最も早いのが2013年の10月16日、最も遅いのが2011年の11月15日、真ん中(中央値)は10月27日でした。今年の10月28日はほぼ例年並みです。一方、20cm以上になった日は中央値が11月中旬で、10月28日までに20cmを超えたのは2010年・2014年・2025年の3回だけ。今年は1日で一気に積もったため、「始まりは例年並み、量は多め」の出だしです。10月28日の積雪としては、2014年(27cm)、2025年(23cm)に次いで18冬で3番目の多さです(今年は10時の22cm)。

ちなみに昨年(2025年)も10月20日に初めて積もり、10月28日に20cmを超えていました。昨冬はそのまま11月18日に積雪115cmとなり、17冬で最も早く1mを超えています。北海道の初雪の状況は「札幌で初雪、2026年は10月28日」、全国の初雪の平年日は「初雪はいつ?51地点の初雪カレンダー」で確かめられます。

酸ヶ湯の雪はいつ増えて、いつ消える?例年の積雪

目安17冬の中央値最も早い年最も遅い年
初めて積もる(1cm)10月27日10月16日(2013年)11月15日(2011年)
1mを超える12月10日11月18日(2025年)12月26日(2015年)
3mを超える1月11日12月24日(2024年)3月1日(2016年)
雪が消える(最後に積雪があった日)5月20日5月9日(2015年)6月5日(2013年)
表2 酸ケ湯の積雪の「節目」の日(2009/10〜2025/26年の17冬、気象庁アメダスの日別値から当ブログ集計。年は節目の日が属する年)
日付17冬の平均最も多かった冬最も少なかった冬
11月15日13cm51cm(2013/14年)0cm(2015/16年など)
12月1日52cm106cm(2017/18年)0cm(2014/15年)
1月1日212cm350cm(2024/25年)139cm(2009/10年)
2月1日344cm465cm(2025/26年)230cm(2019/20年)
3月1日366cm496cm(2012/13年)244cm(2009/10年)
4月1日325cm433cm(2011/12年)231cm(2015/16年)
5月1日183cm319cm(2012/13年)95cm(2022/23年)
5月15日66cm239cm(2012/13年)0cm(2014/15年)
表2-2 酸ヶ湯に行く時期別の積雪の目安(2009/10〜2025/26年の17冬、気象庁アメダスの日別値から当ブログ集計)
月10月11月12月1月2月3月4月5月6月
月最深積雪の平年値8cm64cm195cm316cm373cm372cm325cm187cm7cm
月降雪量の平年値11cm143cm376cm454cm341cm234cm97cm40cm2cm
表3 酸ケ湯の月別の積雪・降雪の平年値(気象庁、1991〜2020年)。年間の降雪量の平年値は1,706cm

酸ケ湯の雪は12月に急に増え、12月だけで平年376cmの雪が降ります。2月と3月は月の最深積雪が平年でも370cm台で、山の上の雪は3月になってもほとんど減りません。4月の最深積雪の平年値も325cmあり、4月1日に冬期閉鎖が解ける八甲田・十和田ゴールドライン(酸ヶ湯〜谷地)の「雪の回廊」は、この雪がもとになっています。雪がすっかり消えるのは例年5月中旬〜下旬です。周辺の紅葉シーズンの天気は「十和田・奥入瀬の紅葉2026」にまとめています。

歴代の最深積雪:最大は2013年の566cm

酸ケ湯の毎冬の最深積雪(cm、寒候年 1980〜2026年)01002003004005006001991〜2020年平均 396cm19801990200020102020赤=2013年(566cm、観測史上最大) 濃い青=2026年(2025/26年の冬、487cm)
図1 酸ケ湯の毎冬の最深積雪(寒候年。例:2013年=2012年8月〜2013年7月)。気象庁「過去の気象データ検索」から当ブログ作成。1980年代〜2000年代の一部の年は資料不足値を含む
順位冬(寒候年)最深積雪
1位2012/13年(2013年2月26日)566cm
2位2024/25年509cm
3位2004/05年501cm
4位2011/12年496cm
5位2025/26年(2026年1月28日)487cm
6位1999/2000年483cm
表4 酸ケ湯の最深積雪の多い冬(1980〜2026年の寒候年、気象庁。2004/05年・1999/2000年は資料不足値)

毎冬の最深積雪は、1991〜2020年の平均で396cm。少ない冬でも283cm(1998年)あり、47冬のうち22冬で4mを超えています。直近10冬(2016/17〜2025/26年)の平均は429cmと1991〜2020年の平均(396cm)より多く、昨冬までの2冬は509cm・487cmと続けて歴代上位に入りました。雪の量は暖冬・寒冬だけで決まらず、冬型の強さや雪雲の流れ込み方で大きく変わります。今冬の見通しは「今年の冬は暖冬?2026-27」で解説しています。

2013年2月26日の566cmは、いま観測を続けている全国の気象庁の地点の中で、最も大きい積雪の記録です。全国の最深積雪の記録は次のランキング(気象庁の記録から自動更新)で見られます。

歴代最深積雪ランキング トップ10(観測史上1位の値)
順位地点(都道府県・市町村)記録観測日偏差値
1位伊吹山(滋賀県)1182cm1927年2月14日149.6
2位酸ケ湯(青森県・青森市)566cm2013年2月26日91.0
3位守門(新潟県・魚沼市)463cm1981年2月9日81.2
4位肘折(山形県・大蔵村)445cm2018年2月13日79.5
5位津南(新潟県・津南町)419cm2022年2月24日77.0
6位十日町(新潟県・十日町市)391cm1981年2月28日74.3
7位高田(新潟県・上越市)377cm1945年2月26日73.0
8位小出(新潟県・魚沼市)363cm1981年2月28日71.7
9位関山(新潟県・妙高市)362cm1984年3月1日71.6
10位湯沢(新潟県・湯沢町)358cm2006年1月28日71.2

世界の積雪記録と比べた話は「世界の積雪の記録ランキング」、日本の豪雪地帯の指定と三大豪雪地帯は「三大豪雪地帯とは」、全国の記録の一覧は「最深積雪ランキング」にまとめています。

平地でも初雪:青森市は平年より11日早い

10月28日は、山の上だけでなく平地でも雪になりました。青森地方気象台は28日午前、青森市で初雪を観測したと発表しています。平年(11月8日)より11日、昨年(11月11日)より14日早い初雪です(東奥日報)。青森市の28日朝の最低気温は3.5℃で、雨まじりの雪が断続的に降りました。八戸市でも9時50分ごろから約10分間、雪が強く降って一面が白くなりました。弘前市の岩木山では、東奥日報によると、気象庁の「解析積雪深」で山の上の積雪が確認されました。

平地で雪になるかどうかは、地上の気温だけでなく上空約1,500mの気温が目安になります。一般に、上空1,500mの気温が−6℃以下になると平地でも雪になりやすいとされます。10月28日は北日本の上空に12月上旬並みの寒気が流れ込み(NHK)、標高の高い酸ケ湯(890m)では朝から氷点下の雪、平地では雨と雪がまじる天気になりました。

地点2026年の初雪・初積雪ポイント
酸ケ湯(標高890m)10月28日に積雪(10時に22cm)初積雪は17冬の中央値(10月27日)並み、量は多め
青森市10月28日に初雪平年より11日、昨年より14日早い(青森地方気象台)
八戸市10月28日の朝に一時強い雪9時50分ごろから約10分、辺り一面が白く
岩木山(弘前市)10月28日、解析積雪深で積雪を確認22日にも雪が見られた(東奥日報)
表5 10月28日の青森県内の雪(気象庁アメダス、青森地方気象台・東奥日報の報道より)

全国の初雪の平年日と今季の状況は「初雪はいつ?51地点の初雪カレンダー」、今年の初雪の見通しは「初雪2026はいつ?」で確かめられます。

酸ケ湯はどんな気候?1年の平年値

月平均気温日最高気温日最低気温降水量降雪量月最深積雪
1月−7.5℃−5.1℃−10.0℃117.7mm454cm316cm
2月−6.9℃−4.3℃−9.8℃80.1mm341cm373cm
3月−3.5℃−0.2℃−6.8℃82.4mm234cm372cm
4月2.8℃6.4℃−0.8℃106.0mm97cm325cm
5月9.1℃13.1℃5.1℃117.0mm40cm187cm
6月13.6℃17.6℃9.8℃136.1mm2cm7cm
7月17.7℃21.1℃14.6℃178.1mm0cm0cm
8月18.4℃21.9℃15.3℃211.0mm0cm0cm
9月14.1℃17.7℃10.7℃223.0mm0cm0cm
10月7.7℃11.4℃4.2℃218.0mm11cm8cm
11月1.2℃4.5℃−2.0℃195.6mm143cm64cm
12月−4.9℃−2.2℃−7.6℃167.7mm376cm195cm
年5.2℃8.5℃1.9℃—1,706cm—
表6 酸ケ湯の平年値(気象庁、1991〜2020年)

酸ケ湯の年平均気温は5.2℃で、札幌(9.2℃)よりずっと低く、北海道の内陸の山地に近い気候です。真夏でも8月の日最高気温の平年値は21.9℃と涼しく、11月にはもう平均気温が1.2℃まで下がります。10月の平均気温7.7℃から11月にかけて一気に冷え込み、11月の降雪量は平年143cm。10月末〜11月は「秋の紅葉」から「真冬」へ、1か月で季節が入れ替わる時期です。地点ごとの詳しいデータは「酸ケ湯の気候」で見られます。

この冬の酸ケ湯は雪が多い?少ない?

気象庁の3か月予報(10月20日発表)では、11月〜1月の気温は北日本で「高い」確率が50%と、暖かめの冬の見込みです。寒候期予報(9月18日発表、10月20日に「変更なし」)では、冬の降雪量は北日本日本海側で「並か少ない」とされています。背景には過去最大級の強さのエルニーニョ現象があります(今年の冬は暖冬?2026-27)。

ただし酸ケ湯の雪は、平均気温よりも冬型の気圧配置が強まる回数と、そのときの寒気の強さで決まります。参考までに、過去最強クラスのエルニーニョ現象だった1997/98年の冬は最深積雪283cmで47冬の中で最も少なく、強いエルニーニョの2015/16年も323cmと平均(396cm)を下回りました。今冬も少なめになる可能性はありますが、2冬だけで決めつけることはできません。実際、10月28日のように冬の入り口で強い寒気が入ることもあります。積雪カレンダーで、これからの雪の増え方を毎日確かめてみてください。

なぜ酸ヶ湯はこんなに雪が多い?

  • 標高が高い(890m):同じ雪雲でも、平地では雨やみぞれになるときに雪になり、気温が低いので解けにくい
  • 冬の季節風を正面から受ける:日本海を渡って湿った北西の季節風が、八甲田山にぶつかって強制的に上昇し、雪雲が発達する
  • 日本海で水蒸気をたっぷり補給:日本海の海水は冬でも大陸からの季節風よりずっと暖かく、その温度差で雪雲が次々にできる(冬型の気圧配置はいつから?)
  • 一度積もると春まで解けない:12〜3月の平均気温は氷点下(1月は平年−7.5℃)で、積もった雪がほとんど解けずに積み重なる

このしくみは、10月28日のような「冬型の気圧配置+上空の強い寒気」のときに働きます。今回の寒気については「エルニーニョなのに寒いのはなぜ?」「低温の早期天候情報 2026」で詳しく解説しています。

青森県の雪と寒さを、ほかのツールで調べる

都道府県ごとの雪の多さを比べられるツールです(「降雪」「雪日数」などで指標を切り替えられます)。

青森市の「去年の今ごろ」と今年の気温・天気の比較です。

読み込み中…

青森市の10月28日前後の過去の天気は次のツールで確かめられます。

読み込み中…

今日いちばん雪が深い場所は「今日の日本一積雪が多い場所」、いちばん寒い場所は「今日の日本一寒い場所」、各地のようすは「ライブカメラ」で見られます。

酸ケ湯・八甲田へ行く人への注意点

  • 10月下旬から冬道:今回のように10月でも半日で20cm以上積もることがある。八甲田・十和田ゴールドライン(国道103号)は、例年酸ヶ湯〜谷地の間が11月下旬から4月1日まで冬期閉鎖、雲谷〜酸ヶ湯の間も12月中旬〜3月中旬は夜間(21時〜翌7時30分)通行止めになる(青森県)。日付は年によって変わるので、青森県の道路情報で確認を
  • 冬用タイヤは早めに:初積雪の中央値は10月27日。紅葉シーズンの終わりでも、山の上は冬と考えて準備する
  • 服装は真冬並み:10月28日の酸ケ湯は日中も氷点下3℃前後。ダウンや手袋、防水の靴を(服装の目安は「セーター・コート・ダウンはいつから?」)
  • 冬の最盛期は積雪3〜5m:1〜3月は酸ヶ湯までの道路わきの雪の壁が背丈を大きく超える。路肩の雪の壁や落雪に注意。冬期閉鎖が解ける4月には、酸ヶ湯〜谷地の区間が「雪の回廊」になる
PR
雪道ドライブの備えに、スノーブラシと車用の解氷スプレーを
10月の山道でも、朝は車のフロントガラスが凍ったり、一晩で雪が積もったりします。雪を落とすスノーブラシと解氷スプレーを車に積んでおくと、急な雪でも慌てずにすみます。スノーブラシをAmazonで見る 解氷スプレーを楽天市場で見る

よくある質問

Q. 青森市の初雪は2026年はいつでしたか?

2026年10月28日で、平年より11日、昨年より14日早い初雪でした(青森地方気象台)。同じ日に酸ケ湯では積雪22cmを観測しています。

Q. 酸ヶ湯の積雪は今(現在)どのくらいですか?

2026年10月28日は10時に22cmを観測し、17時は18cmでした(気象庁アメダス)。記事内の積雪カレンダーで、最新の積雪を自動で表示しています。

Q. 酸ヶ湯に雪が積もるのは例年いつごろですか?

2009/10年〜2025/26年の17冬では、初めて積もった日は10月16日〜11月15日で、中央値は10月27日でした。2026年の10月28日はほぼ例年並みです。

Q. 酸ヶ湯の積雪は例年どのくらいになりますか?

例年12月10日ごろに1m、1月11日ごろに3mを超え、毎冬の最深積雪は1991〜2020年の平均で396cmです。2〜3月の月最深積雪の平年値は370cm台です。

Q. 酸ヶ湯の積雪の最高記録は?

2013年2月26日の566cmで、いま観測を続けている全国の気象庁の地点の中で最も大きい積雪の記録です。昨冬(2025/26年)も2026年1月28日に487cmを観測しました。

Q. 酸ヶ湯の雪はいつ消えますか?

17冬の集計では、最後に積雪があった日は5月9日〜6月5日で、中央値は5月20日でした。4月の月最深積雪の平年値も325cmあります。

Q. 10月に20cm以上積もるのは珍しいですか?

10月28日までに20cm以上積もったのは、2009/10年以降の17冬で2010年・2014年・2025年の3回だけで、2026年は4回目です。10月の月最深積雪の平年値は8cmです。

Q. 酸ヶ湯が「世界一の豪雪地帯」と言われるのはなぜですか?

「世界一の豪雪都市」と言われるのは都市としての青森市で、酸ヶ湯はその青森市にある山の観測地点です。標高890mの八甲田山の中腹で、日本海で水蒸気を含んだ北西の季節風が山にぶつかって雪雲が発達するため、年間の降雪量の平年値は1,706cmに達します。積雪566cm(2013年)は全国の観測史上2位(1位は観測を終えた伊吹山の1,182cm)で、いま観測を続けている地点の中では最大の記録です。

まとめ
  • 酸ケ湯は2026年10月28日に今季初の積雪、10時に22cm
  • 初積雪は例年並み(17冬の中央値10月27日)。ただし10月中に20cm超えは17冬で3回だけで、量は多めの出だし
  • 例年12月10日ごろに1m、1月11日ごろに3m。毎冬の最深積雪は平均396cm、記録は2013年の566cm
  • 雪が消えるのは5月20日ごろ。10月下旬からの八甲田は冬道・真冬の服装で

出典:気象庁「過去の気象データ検索」(酸ケ湯の日別値・年ごとの値・平年値)、気象庁「アメダス」(2026年10月28日の観測)、青森地方気象台(青森市の初雪、2026年10月28日、東奥日報の報道による)、NHK(2026年10月28日、寒気)、青森県「冬期夜間通行止め」。集計・図表・ツールは当ブログによるものです。

タイトルとURLをコピーしました