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こんにちは!気象予報士ののぶやんです。
【すぐわかる答え】大阪市の「かえでの紅葉日」(大阪管区気象台の標本木)は平年12月1日、昨年2025年は12月4日でした。2026年は、紅葉日との関係が強い11月の気温が、気象庁の1か月予報で近畿は「高い確率60%」のため、12月3日ごろの見込みです(11月が平年並みなら12月1日ごろ。10月も平年より2℃近く高めでした)。市街地の公園の見頃は11月下旬〜12月上旬、箕面など北摂の山すそは11月下旬、標高の高い生駒山・金剛山はそれより早く色づきます。
「大阪の紅葉の見頃はいつ?」「今年は暑かったから遅い?」——2026年10月の大阪の平均気温は29日までの速報値で21.4℃と、平年(19.5℃)より約2℃高くなりました。28日にようやく最低気温が12.1℃、29日に10.1℃まで下がり、朝晩は秋らしくなってきたところです。
この記事では、元気象庁職員の気象予報士として、大阪管区気象台が観測している「かえでの紅葉日」(1987〜2025年)と気温のデータを集計し、今年の見頃を予想しました。行く場所の標高と11月の気温を選ぶと見頃がわかるチェッカーは、今季の大阪の冷え込みを毎日自動で反映します。御堂筋のいちょうの黄葉日もあわせて紹介します。
- 大阪市のかえでの紅葉日は平年12月1日(2025年は12月4日、2024年は12月10日)
- 2026年は12月3日ごろの見込み(11月が平年並みなら12月1日ごろ、平年より2℃高ければ12月5日ごろ)
- 見頃の目安:大阪城公園・万博記念公園など市街地は11月下旬〜12月上旬、北摂の山すそ(150m前後)は11月中旬〜下旬、生駒山(約640m)は11月上旬〜中旬(標高100mごとに約3日早い)
- 大阪の紅葉日は、1991年以降10月より11月の気温との関係が強い(相関係数:11月0.53、10月0.24)。11月が1℃高いと約2日遅れる
- 最低気温が8℃以下になった初日から、紅葉日まで平均14日(2011〜2025年)。今季はまだ8℃以下の日がない(10月29日まで)
- 大阪のいちょう(気象台の標本木)の黄葉日は平年11月22日(2025年は11月25日)。かえでより1週間ほど早い
▶ 大阪の紅葉 見頃チェッカー ▶ 紅葉日の記録 ▶ よくある質問
大阪の紅葉 見頃チェッカー:標高と11月の気温で予想
行く場所の標高と、11月の大阪の気温(平年より低い〜かなり高い)を選ぶと、紅葉日と見頃の目安を計算します。初期設定の「平年より高い」は、気象庁の1か月予報(10月29日発表、解説は11月の天気2026)で近畿の気温が「高い確率60%」となっていることにもとづいています。下の欄には、今季の大阪の最低気温の観測値を自動で読み込み、「8℃以下の初日」からも紅葉日を見積もります。
大阪の紅葉日の記録:平年12月1日、この3年は12月にずれ込む
気象庁は全国の気象台で、標本木のいろはかえでの葉の大部分が紅色に変わった日を「かえでの紅葉日」として観測しています。大阪管区気象台では1987年から記録があり、平年値(1991〜2020年)は12月1日です。
| 期間 | 紅葉日の平均 |
|---|---|
| 1987〜1999年 | 12月3日ごろ |
| 2000〜2009年 | 11月30日ごろ |
| 2010〜2019年 | 11月29日ごろ |
| 2020〜2025年 | 12月2〜3日ごろ |
記録が1950年代からある福岡では60年で約1か月遅くなりましたが(福岡の紅葉 見頃2026)、大阪は記録の始まった1987年以降でみると、年代平均は11月29日〜12月3日ごろの間で、大きな変化はありません。ただし最近は2023年12月5日、2024年12月10日、2025年12月4日と3年続けて平年より遅く、2024年は1990年(12月12日)に次ぎ、2000年と並ぶ遅さでした。最も早かったのは1988年の11月22日です。
| 年 | 紅葉日 | 11月の平均気温 | 10月の平均気温 |
|---|---|---|---|
| 2020年 | 12月1日 | 14.7℃ | 18.7℃ |
| 2021年 | 11月30日 | 14.1℃ | 20.3℃ |
| 2022年 | 11月25日 | 15.2℃ | 19.0℃ |
| 2023年 | 12月5日 | 14.4℃ | 19.3℃ |
| 2024年 | 12月10日 | 15.1℃ | 22.1℃ |
| 2025年 | 12月4日 | 13.9℃ | 21.1℃ |
| 平年 | 12月1日 | 13.8℃ | 19.5℃ |
10月の暑さより「11月の気温」で決まる
1991〜2025年の35年分で、紅葉日と気温の関係を調べると、11月の平均気温との相関係数は0.53、10月の平均気温とは0.24でした。紅葉日を左右するのは、色づきが進む11月の冷え込みです。11月の平均気温が1℃高いと、紅葉日は約2.2日遅れる計算になります。
ただし、関係はそれほど強くありません。2022年は11月が15.2℃と暖かかったのに11月25日と早く、2025年は11月が13.9℃と平年並みだったのに12月4日でした。夏の暑さや雨、台風による葉の傷みなど、気温以外の要素も影響します。このため、チェッカーの予想は「中心の目安」として、前後1週間を見頃の幅にしています。気温による計算と実際の差は、35年中31年で±5日以内でした。
| 11月の大阪の平均気温 | 紅葉日の予想 |
|---|---|
| 12.8℃(平年より1℃低い) | 11月28日ごろ |
| 13.8℃(平年並み) | 12月1日ごろ |
| 14.8℃(平年より1℃高い) | 12月3日ごろ |
| 15.8℃(平年より2℃高い) | 12月5日ごろ |
最低気温8℃以下の初日から約2週間後が目安
紅葉は、朝の最低気温が8℃を下回るころから進むと言われます。大阪で2011〜2025年の「最低気温8℃以下の初日」と紅葉日を比べると、間隔は平均14日(中央値14日)で、15年中13年は7〜22日の範囲でした。2026年は10月29日の10.1℃が今季の最低で、まだ8℃以下の日はありません。8℃以下の初日が観測されると、上のチェッカーに自動で反映されます。
| 年 | 最低気温8℃以下の初日 | 紅葉日 | 間隔 |
|---|---|---|---|
| 2021年 | 11月13日 | 11月30日 | 17日 |
| 2022年 | 12月1日 | 11月25日 | (紅葉が先) |
| 2023年 | 11月13日 | 12月5日 | 22日 |
| 2024年 | 11月19日 | 12月10日 | 21日 |
| 2025年 | 11月19日 | 12月4日 | 15日 |
標高が高い名所ほど早い:場所別の見頃の目安
気温は標高100mで約0.6℃下がります。秋の大阪の平均気温は、平年値で10月から11月にかけて1日あたり約0.19℃ずつ下がるので、標高が100m高い場所は、街より約3日早く同じ寒さになります。チェッカーではこの関係を使って、場所ごとの見頃を計算しています。ただし山の名所は木の種類や日当たりも違うため、現地の発表とずれることがあります。また表5は11月が平年並みの場合で、平年より1℃高いと各地とも約2日遅くなります。
| 場所の目安 | 標高 | 紅葉日の目安(11月が平年並み) | 見頃の目安 |
|---|---|---|---|
| 大阪城公園・万博記念公園など市街地 | 平地 | 12月1日ごろ | 11月下旬〜12月上旬 |
| 箕面公園など北摂の山すそ | 150m前後 | 11月26日ごろ | 11月中旬〜12月上旬 |
| 山あいの寺・渓谷 | 約300m | 11月21日ごろ | 11月中旬〜下旬 |
| 生駒山の山頂付近 | 約640m | 11月10日ごろ | 11月上旬〜中旬 |
| 六甲山の山頂付近 | 約900m | 11月2日ごろ | 10月下旬〜11月上旬 |
| 金剛山の山頂付近 | 約1,100m | 10月26日ごろ | 10月下旬〜11月上旬 |
六甲山の11月の天気は六甲山の11月、大阪・神戸の観光と天気は大阪観光の11月の天気・神戸観光の11月の天気でまとめています。山の上は街より寒いので、山頂付近へ行く方は11月の山頂は何℃?山頂気温チェッカーもどうぞ。
御堂筋のいちょうは「平年11月22日」に黄葉
大阪の秋の風物詩、御堂筋のいちょう並木。気象庁の標本木による大阪のいちょうの黄葉日は平年11月22日で、かえでより1週間ほど早く色づきます。最近は2023年11月16日、2024年11月27日、2025年11月25日でした。いちょうは11月中旬〜12月上旬、かえでは11月下旬〜12月上旬と、2回に分けて楽しめるのが大阪の秋です。東京のいちょうと比べたい方は東京の紅葉・いちょう 見頃2026もどうぞ。
きれいに色づく年・くすむ年の違い
紅葉が鮮やかになる条件は、①昼は晴れて日差しが強い、②朝晩はしっかり冷え込む(寒暖差が大きい)、③適度な湿り気があり、夏に葉が傷んでいないことです。晴れて暖かい「小春日和」の日と、放射冷却で冷え込む朝がくり返す11月は、色づきが進みやすい天気です。小春日和の出やすさは小春日和はいつ?でデータを紹介しています。逆に、11月に暖かく曇りや雨の日が多いと、色づきが遅れたり、くすんだまま散ったりします。紅葉の仕組みと遅れの理由は紅葉が遅いのはなぜ?で解説しています。
近畿各地のかえでの紅葉日:平年と昨年
| 地点 | 平年 | 2025年 | 平年との差 |
|---|---|---|---|
| 奈良 | 11月21日 | 11月14日 | 7日早い |
| 彦根 | 11月28日 | 12月1日 | 3日遅い |
| 大阪 | 12月1日 | 12月4日 | 3日遅い |
| 神戸 | 12月1日 | 11月26日 | 5日早い |
| 京都 | 12月5日 | 12月10日 | 5日遅い |
| 和歌山 | 12月6日 | 12月9日 | 3日遅い |
近畿の気象台の中では、奈良が平年11月21日と最も早く、京都・和歌山は12月5〜6日と遅めです。同じ近畿でも、標本木のある場所の環境や冷え込み方で1〜2週間の差があります。京都の名所の予想は京都の紅葉 見頃2026で、京都の11月の天気は京都の紅葉と11月の天気で詳しく紹介しています。
紅葉狩りに向く日の選び方
見頃の時期がわかったら、次は「どの日に行くか」です。気象予報士としてのおすすめは、次の3つです。
- 雨の翌日の晴れの日:空気中のちりが雨で洗い流され、空が青く澄んで紅葉が映えます。葉の汚れも落ちて色がきれいに見えます。
- 午前中〜昼すぎ:11月下旬の大阪の日の入りは16時50分前後。山あいでは15時を過ぎると日が陰り、写真も暗くなります。
- 風の弱い日:見頃の終わりは、強い北風が吹くと一気に散ります。冬型の気圧配置で風が強まる予報の日は、山の上ほど散りやすくなります。
週末の天気は、気象庁の週間予報で5〜7日前から確認できます。晴れて穏やかな日の見つけ方は小春日和チェッカーも参考にしてください。
紅葉狩りの日の天気と服装
出かける日が決まったら、過去の同じ時期の天気の傾向を確かめておきましょう。次のツールは、大阪の11月28日前後の過去の天気(晴れ・雨の割合や気温)を集計しています。日付は変更できます。
読み込み中…
11月下旬の大阪は、最高気温が15℃前後、朝は8℃前後まで下がります。昼は薄手のセーターやジャケット、朝晩はコートがあると安心です。服装の目安は紅葉狩りの服装とセーター・コート・ダウンはいつから?で気温別にまとめています。大阪府内の11月の気温は、次の県別ツールでも確認できます。
よくある質問
Q. 大阪の紅葉の見頃はいつですか?
大阪城公園や万博記念公園など市街地の見頃は11月下旬〜12月上旬が目安です。大阪管区気象台のかえでの紅葉日は平年12月1日で、2026年は12月3日ごろの見込みです。北摂の山すそは11月中旬〜下旬が中心、生駒山や金剛山など標高の高い場所はより早く色づきます。
Q. 2026年の大阪の紅葉は遅いですか?
紅葉日との関係が強い11月の気温は、1か月予報で近畿は「高い確率60%」です(10月も29日までの速報値で21.4℃と、平年より約2℃高め)。11月の気温が平年より1℃高いと紅葉日は12月3日ごろの計算で、平年(12月1日)より2日ほど遅い見込みです。
Q. 紅葉日と見頃は違いますか?
紅葉日は、気象台の標本木の葉の大部分が色づいた日です。見頃は名所全体がきれいに色づいている期間で、当ブログでは紅葉日の前後1週間を目安にしています。名所ごとの最新情報は、自治体や観光協会の発表を確認してください。
Q. 箕面の紅葉の見頃はいつですか?
箕面公園の滝道は北摂の山すそにあり、標高150m前後なら市街地より4〜5日早い計算で、11月中旬〜12月上旬(中心は11月下旬)が目安です。
Q. 御堂筋のいちょうはいつ黄色くなりますか?
気象庁の標本木による大阪のいちょうの黄葉日は平年11月22日で、2025年は11月25日でした。御堂筋の並木は11月中旬〜12月上旬が目安で、木によって色づきに差があります。
Q. 紅葉が早く進む天気は?
朝の最低気温が8℃を下回るころから色づきが進みます。大阪では8℃以下の初日から紅葉日まで平均14日でした(2011〜2025年)。晴れて昼は暖かく、朝晩に冷え込む日が続くと、鮮やかに色づきやすくなります。
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- 市街地の見頃は11月下旬〜12月上旬。標高100mごとに約3日早い
- 紅葉日は11月の気温との関係が強い。最低気温8℃以下の初日から約2週間後が目安
- 大阪のいちょう(気象台の標本木)の黄葉日は平年11月22日。かえでより1週間早い
- チェッカーは今季の冷え込みを毎日自動で反映
出典:気象庁「生物季節観測の情報」(かえでの紅葉日・いちょうの黄葉日 累年値)、気象庁「過去の気象データ検索」(大阪の月平均気温・日最低気温、2026年10月は速報値)、気象庁「季節予報(1か月予報、近畿地方、2026年10月29日発表)」。年代平均・相関・予想・標高別の目安・ツールは当ブログの計算によるものです。各名所の見頃の最新情報は、自治体や観光協会の発表をご確認ください。
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