広島・宮島の紅葉 見頃2026はいつ?もみじ谷は11月下旬、気象台の紅葉日は11月26日ごろ|三段峡・帝釈峡・もみのき森公園の標高別チェッカーと、平和記念公園のいちょう

気象

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こんにちは!気象予報士ののぶやんです。

【すぐわかる答え】広島市の「かえでの紅葉日」(広島地方気象台の標本木)は平年11月22日、昨年2025年は11月27日でした。2026年は10月の広島の平均気温が20.5℃(速報値)と平年より1.7℃高く、11月も気象庁の1か月予報で中国地方を含む西日本は「高い確率60%」のため、11月26日ごろ(幅をみて11月23〜27日)の見込みです。宮島のもみじ谷公園(紅葉谷、標高約30〜100m)は11月24〜25日ごろを中心に11月中旬後半〜12月初め、縮景園など市街地は11月下旬が中心、三段峡・帝釈峡は11月中旬ごろ、標高約900mのもみのき森公園はすでに見頃の終盤という計算です。

「宮島の紅葉はいつ見頃?」「今年は暑かったから遅い?」——広島の2026年10月の平均気温は速報値で20.5℃。平年(1991〜2020年の平均、当ブログ計算で18.8℃)を1.7℃上回り、9月も25.6℃と平年より約1℃高い秋でした。10月31日〜11月1日は西日本に薄い黄砂がかかる予報も出ていて(秋の黄砂は珍しい?)、ようやく秋らしい空気に入れ替わろうとしているところです。

この記事では、元気象庁職員の気象予報士として、広島地方気象台が1953年から観測している「かえでの紅葉日」「いちょうの黄葉日」と、月平均気温のデータを集計し、今年の見頃を予想しました。宮島・縮景園・三段峡・帝釈峡・もみのき森公園など行く場所と、11月の気温を選ぶと見頃がわかるチェッカーは、今季の広島の冷え込みも自動で読み込みます。平和記念公園周辺のいちょうの黄葉もあわせて紹介します。

この記事の結論(30秒で読める版)
  • 広島市のかえでの紅葉日は平年11月22日(2025年は11月27日、2024年は12月2日)
  • 2026年は11月26日ごろの見込み(11月の気温だけで計算すると11月23〜24日、暑かった10月も加味すると11月26〜27日)
  • 見頃の目安:宮島・もみじ谷公園は11月17日〜12月2日ごろ(中心は11月24日ごろ)、縮景園など市街地は11月19日〜12月4日ごろ、三段峡の入口付近(約300m)・帝釈峡(約400m)は11月上旬後半〜下旬のはじめ、もみのき森公園(約900m)は10月下旬〜11月初め(標高100mごとに約3日早い)
  • 広島の紅葉日は、1992年以降11月の気温との関係が最も強い(相関係数:11月0.65、10月0.48、9月0.49)。11月が1℃高いと約2.4日遅れる。10月と11月を組み合わせると関係はさらに強い(0.79)
  • 広島のいちょうの黄葉日は平年11月15日。ところが2016〜2025年は10年続けて平年より遅く、2026年は11月22日ごろの見込み

▶ 広島・宮島の紅葉 見頃チェッカー ▶ 紅葉日の記録 ▶ いちょう ▶ よくある質問

広島・宮島の紅葉 見頃チェッカー:場所と11月の気温で予想

行く場所と木の種類(もみじ・いちょう)、11月の広島の気温(平年より低い〜2℃高い)を選ぶと、紅葉日と見頃の目安を計算します。初期設定の「平年より0.5℃高い」は、気象庁の1か月予報(10月29日発表、解説は11月の天気2026)で西日本の気温が「高い確率60%」となっていることにもとづいています。2026年は10月の気温(20.5℃)がすでにわかっているので、計算には10月の実績も入れています。下の欄には、今季の広島の最低気温の観測値を自動で読み込みます。

広島・宮島の紅葉 見頃チェッカー(場所と11月の気温で予想)
今季の広島の冷え込みを読み込み中…
※広島地方気象台の「かえでの紅葉日」「いちょうの黄葉日」(かえで1992〜2025年、いちょう1991〜2025年)と、10月・11月の平均気温の関係から当ブログが計算した目安です。名所の標高はおおよその値です。標高による差は、気温が100mで約0.6℃下がり、秋の広島の平均気温が1日に約0.19℃ずつ下がることから「100mごとに約3日早い」としています。見頃は紅葉日の前後1週間を目安にしています。名所ごとの実際の色づきは、木の種類や日当たりで変わります。

広島の紅葉日の記録:平年11月22日、最近10年は「平年並みか遅め」

気象庁は全国の気象台で、標本木のいろはかえでの葉の大部分が紅色に変わった日を「かえでの紅葉日」として観測しています。広島地方気象台(広島市中区)では1953年から記録があり(1955・1959・1991年は記録なし)、1991〜2020年の平均、つまり平年値は11月22日です。いちょうも同じように「黄葉日」を観測していて、平年値は11月15日。広島では、いちょうがかえでより1週間ほど先に色づきます。

広島のかえでの紅葉日・いちょうの黄葉日(1953〜2025年) 赤=かえで(平年11月22日)、黄=いちょう(平年11月15日)。点線は平年(1991〜2020年平均) 11/5 11/10 11/15 11/20 11/25 12/1 12/5 12/10 1960 1970 1980 1990 2000 2010 2020 2024年 12/2 1961年 12/8(最も遅い) 1976年 11/8(最も早い) かえでは1955・1959・1991年、いちょうは1955年の記録なし。縦軸は上ほど遅い
図1 広島のかえでの紅葉日といちょうの黄葉日(気象庁「生物季節観測」から当ブログ作成)

70年分の記録で最も早かったのは1976年の11月8日、最も遅かったのは1961年の12月8日です。次いで1970年の12月6日、そして3番目に遅いのが2024年の12月2日でした。2024年は10月が21.3℃、11月が14.3℃と秋全体が暖かく、平年より10日遅れました。昨年2025年も10月が21.0℃と暑く、紅葉日は11月27日(平年より5日遅い)でした。

期間かえでの紅葉日の平均いちょうの黄葉日の平均
1953〜1959年11月16日ごろ11月21日ごろ
1960〜1969年11月23日ごろ11月15日ごろ
1970〜1979年11月22日ごろ11月17日ごろ
1980〜1989年11月18日ごろ11月20日ごろ
1990〜1999年11月21日ごろ11月15日ごろ
2000〜2009年11月22日ごろ11月16日ごろ
2010〜2019年11月23日ごろ11月15日ごろ
2020〜2025年11月26日ごろ11月24日ごろ
表1 広島のかえでの紅葉日・いちょうの黄葉日の年代別平均(気象庁「生物季節観測」から当ブログ計算)

年代別にみると、かえでは1980年代の平均11月18日ごろが最も早く、1990〜2010年代は11月21〜23日ごろ、2020〜2025年は11月26日ごろと、ここ数年で遅いほうに寄っています。ただし70年全体の傾きは10年あたり約0.6日で、記録が1950年代からある福岡(60年で約1か月遅い、福岡の紅葉 見頃2026)や京都(70年で約20日遅い、京都の紅葉 見頃2026)ほどはっきりした遅れではありません。広島のかえでは「長い目で見るとほぼ横ばい、最近6年だけ遅め」というのが正確なところです。

年かえでの紅葉日いちょうの黄葉日10月の平均気温11月の平均気温
2016年11月22日11月17日20.2℃13.1℃
2017年11月20日11月17日18.4℃11.9℃
2018年11月22日11月19日18.5℃13.3℃
2019年11月25日11月25日20.3℃13.5℃
2020年11月24日11月19日18.7℃14.2℃
2021年11月22日11月22日19.9℃13.1℃
2022年11月26日11月26日18.9℃14.9℃
2023年11月24日11月24日18.9℃14.0℃
2024年12月2日12月2日21.3℃14.3℃
2025年11月27日11月21日21.0℃13.3℃
平年11月22日11月15日18.8℃12.9℃
2026年(まだ)(まだ)20.5℃(速報値)—
表2 最近10年の広島の紅葉日・黄葉日と気温(気象庁のデータ。平年の気温は1991〜2020年の平均を当ブログが計算。2026年10月は月末前の速報値で、確定値とわずかにずれることがあります)

2016〜2025年の10年間で、かえでの紅葉日が平年より早かったのは2017年(11月20日)の1回だけで、残りは平年並み(3回)か平年より遅い年(6回)でした。2017年は11月の平均気温が11.9℃と、10年間で唯一平年(12.9℃)を下回った年です。11月が平年より暖かい年が続いていることが、最近の「遅め」の背景にあります。広島の昨年の天気は広島の2025年の天気まとめでふり返っています。

9月・10月の暑さより「11月の気温」で決まる

1992〜2025年の34年分(1991年は記録なし)で、かえでの紅葉日と広島の月平均気温の関係を調べました。11月の平均気温との相関係数は0.65、10月とは0.48、9月とは0.49です。色づきが進む11月の冷え込みが、紅葉日を最もよく説明します。11月の平均気温が1℃高いと、紅葉日は約2.4日遅れる計算です。

11月が暖かい年ほど、紅葉日は遅い(1992〜2025年) 1点が1年。直線は回帰(11月が1℃高いと約2.4日遅い、相関係数0.65) 11/10 11/15 11/20 11/25 12/1 12/4 10℃ 11℃ 12℃ 13℃ 14℃ 15℃ 広島の11月の平均気温 2024 2025 2017 2022 2002
図2 広島の11月の平均気温とかえでの紅葉日(濃い点は2016〜2025年。気象庁のデータから当ブログ作成)
かえでの紅葉日いちょうの黄葉日
9月の平均気温0.490.64
10月の平均気温0.480.61
11月の平均気温0.650.45
10月と11月を組み合わせた場合0.790.74
表3 広島の紅葉日・黄葉日と月平均気温の相関係数(1991〜2025年のうち記録のある年。かえで34年、いちょう35年。当ブログ計算)

おもしろいのは、10月と11月の気温を組み合わせると関係がさらに強くなることです(かえでで0.79)。10月が暑いと葉の色づきの準備が遅れ、そこに11月の暖かさが重なると、紅葉日はさらに後ろへずれます。組み合わせた式では、11月が1℃高いと約2.4日、10月が1℃高いと約1.9日遅れる計算で、この式による計算と実際の紅葉日の差は34年中32年で±5日以内でした。2024年(計算11月30日、実際12月2日)、2025年(計算11月27日、実際11月27日)もよく当たっています。

一方、いちょうは9月・10月の気温との関係のほうが強く(0.64・0.61)、11月は0.45にとどまります。いちょうは黄葉が早いぶん、秋の前半の暑さの影響を受けやすいようです。紅葉が遅れるしくみは紅葉が遅いのはなぜ?、全国の見通しは2026年の紅葉はいつ?で解説しています。

2026年の予想:紅葉日は11月26日ごろ(幅は11月23〜27日)

2026年の広島は、10月の平均気温が20.5℃(速報値)で、平年より1.7℃高くなりました。11月については、10月29日発表の1か月予報で西日本の気温は「高い確率60%」、山陽を含む西日本太平洋側の天気は「晴れの日が多い」予想です。ここでは「高い」を平年差+0.5〜+1℃程度と考えて、2つの方法で計算しました。

計算の根拠
  1. 11月の気温だけで計算:紅葉日(1月1日からの通日)=294.5+2.44×11月の平均気温。11月の平年12.9℃に0.5〜1℃を足した13.4〜13.9℃を入れると、11月23〜24日。
  2. 10月の実績も加えて計算:紅葉日=259.5+1.91×10月の平均気温+2.35×11月の平均気温。10月に今年の20.5℃、11月に13.4〜13.9℃を入れると、11月26〜27日。
  3. まとめ:関係がより強い2の式を中心に、11月26日ごろを予想の中心とし、1の結果も含めた11月23〜27日を幅とします。11月の天気しだいで前後するので、次回の1か月予報(11月5日発表)で見直します。
11月の広島の平均気温かえで(11月の気温だけ)かえで(10月の実績も加味)いちょう(10月の実績も加味)
11.9℃(平年より1℃低い)11月20日ごろ11月23日ごろ11月19日ごろ
12.9℃(平年並み)11月22日ごろ11月25日ごろ11月21日ごろ
13.4℃(平年より0.5℃高い)11月23日ごろ11月26日ごろ11月22日ごろ
13.9℃(平年より1℃高い)11月24日ごろ11月27日ごろ11月23日ごろ
14.9℃(平年より2℃高い)11月27日ごろ11月30日ごろ11月25日ごろ
表4 11月の気温と広島の紅葉日・黄葉日の予想(1991〜2025年の関係から当ブログ計算。平年の11月は12.9℃)

11月が平年並みに冷えても、10月の暑さを加味すると紅葉日は11月25日ごろと、平年より3日ほど遅い計算です。反対に、11月が平年より2℃高い暖かい月になると、11月30日ごろまでずれ込みます。都市別の11月の気温の見通しは11月は暑い?寒い?2026年で詳しく紹介しています。

標高が高い名所ほど早い:宮島・三段峡・帝釈峡の見頃の目安

標高が100m上がるごとに、紅葉は約3日早い 市街地・縮景園(約0〜5m):11月26日ごろ 宮島もみじ谷(約30〜100m):11月24日ごろ 三段峡の入口(約300m):11月16日ごろ 帝釈峡(約400m):11月13日ごろ 三段峡の奥(約700m):11月4日ごろ もみのき森公園(約900m):10月28日ごろ 10月の実績(20.5℃)と、11月が平年よりやや高い(13.4℃)場合の紅葉日の目安。見頃はその前後1週間(当ブログ計算)
図3 広島周辺の名所の標高と紅葉日の目安(当ブログ作成。標高はおおよその値)

気温は標高100mで約0.6℃下がります。秋の広島の平均気温は、平年値で10月から12月にかけて1日あたり約0.19℃ずつ下がるので、標高が100m高い場所は、街より約3日早く同じ寒さになります。チェッカーではこの関係を使って、場所ごとの見頃を計算しています。標高はおおよその値で、紅葉谷のように坂に沿って広がる名所は、下と上で数日の差が出ます。

場所標高(約)紅葉日の目安(11月が平年より0.5〜1℃高い場合)見頃の目安(前後1週間)
縮景園・平和記念公園など市街地約0〜5m11月26日〜11月27日ごろ11月19日〜12月4日ごろ
宮島・もみじ谷公園約30〜100m11月24日〜11月25日ごろ11月17日〜12月2日ごろ
三段峡の入口付近約300m11月16日〜11月18日ごろ11月9日〜11月25日ごろ
帝釈峡約400m11月13日〜11月14日ごろ11月6日〜11月21日ごろ
三段峡の上流・奥約700m11月4日〜11月5日ごろ10月28日〜11月12日ごろ
もみのき森公園約900m10月28日〜10月29日ごろ10月21日〜11月5日ごろ
表5 広島周辺の標高別の紅葉の目安(当ブログ計算。各名所の例年の見頃を示すものではありません。実際の見頃は木の種類や日当たり、その年の天気で変わります)

週末ごとの早見表:いつ・どこへ行くか

「次の週末はどこが見頃?」がすぐわかるよう、上の計算を週末ごとにまとめました。11月前半は標高の高い三段峡の奥や帝釈峡、11月中旬は三段峡の入口付近と帝釈峡、11月21〜23日の3連休は宮島、11月最後の週末は縮景園など市街地、という順に見頃が山から海へ下りてくる計算です。

場所11/1(日)・3(祝)11/7〜811/14〜1511/21〜23(3連休)11/28〜2912/5〜6
市街地・縮景園--△○◎△
宮島・もみじ谷公園--△◎○△
三段峡の入口付近-△◎○△-
帝釈峡△○◎○--
三段峡の上流・奥◎◎△---
もみのき森公園○△----
表6 2026年の週末別・紅葉の見頃早見表(◎見頃の中心付近、○見頃の期間内、△色づき始めか終わりかけ、-時期外れ。11月が平年より0.5〜1℃高い場合の当ブログ計算)

宮島・もみじ谷公園(紅葉谷)

厳島神社の裏手、紅葉谷川に沿ったもみじ谷公園は、宮島ロープウエーの紅葉谷駅へ向かう道沿いにもみじが続く、広島を代表する紅葉の名所です。標高は約30〜100mで、市街地とほとんど変わらないため、見頃は広島市の紅葉日の少し前、2026年は11月24〜25日ごろが中心という計算です。谷の中は日差しが届く時間が短く、気象台の標本木より早く色づく木もあれば、遅い木もあります。宮島の11月は晴れの日が多く、当ブログの集計では晴れ70.7%、平均最高気温は17.3℃です(宮島11月の服装と天気)。12月に入ると最高気温は11.8℃まで下がり、見頃の終わりと重なります(宮島12月の服装と天気)。

2026年は11月21日(土)〜23日(月・勤労感謝の日)が3連休で、計算上の見頃とちょうど重なります。宮島はフェリーもロープウエーも混み合う時期なので、朝の早い時間に渡るのがおすすめです。宮島の季節ごとの天気は広島・宮島の天気と服装、旅行の時期選びは広島旅行のベストシーズンでまとめています。

縮景園・平和記念公園周辺(市街地)

広島市中心部の縮景園は、標高約0〜5mの大名庭園です。気象台の標本木とほぼ同じ条件で、見頃は11月下旬が中心(11月19日〜12月4日ごろ)の計算です。庭園の池の周りは風が当たりにくく、葉が長く残ることもあります。平和記念公園周辺はいちょうやケヤキなどの街路樹が多く、こちらは後で紹介するいちょうの黄葉日が目安になります。広島市の気候の特徴は広島市の気候と天気出現率をどうぞ。

三段峡・帝釈峡(山あいの峡谷)

安芸太田町の三段峡は、入口付近の約300mから奥へ進むと約700m前後まで標高が上がる長い峡谷です。入口付近は11月9日〜25日ごろ、上流の奥は10月28日〜11月12日ごろが計算上の見頃で、同じ三段峡でも歩く区間によって2週間ほどずれます。近くのアメダス加計の気候は加計(安芸太田町)の気候でまとめています。庄原市・神石高原町にまたがる帝釈峡(約400m)は11月6日〜21日ごろが目安です。帝釈峡に近いアメダス油木のデータは油木(神石高原町)の気候をどうぞ。どちらも峡谷の底は日陰が多く、朝は街より冷え込みます。

もみのき森公園(約900m)

廿日市市吉和のもみのき森公園は、標高約900mの高原にあります。計算上の見頃は10月21日〜11月5日ごろで、10月31日現在すでに見頃の終盤です。標高の高い場所は年による差も大きいので、出かける前に現地の情報も確かめてください。廿日市市の山あいの気候は廿日市津田の気候で、山の上の気温の目安は11月の山頂は何℃?山頂気温チェッカーで紹介しています。同じ中国地方の山の紅葉は大山の紅葉 見頃2026もどうぞ。

平和記念公園周辺のいちょうは「平年11月15日」、今年は11月22日ごろ

気象庁の標本木による広島のいちょうの黄葉日は平年11月15日で、かえでより1週間ほど早く色づきます。ところが最近は様子が違います。2016〜2025年の10年間はすべての年で平年より遅く(2〜17日遅い)、2024年の12月2日は1953年以降で最も遅い記録でした。2020〜2025年の平均は11月24日ごろで、かえで(11月26日ごろ)とほとんど同じ時期に色づくようになっています。

いちょうは9月・10月の気温との関係が強いため、10月が平年より1.7℃高かった2026年は遅めの見込みです。10月の実績と11月の気温から計算すると、2026年の黄葉日は11月22日ごろ(11月が平年より0.5〜1℃高い場合は11月22〜23日)です。平和記念公園周辺のいちょうは、11月中旬後半〜11月末ごろに、もみじとほぼ同時に楽しめそうです。

ちなみに、北陸の金沢では、2026年のいちょうの黄葉日がすでに10月26日に観測されています(平年より15日早く、前年より9日早い)。同じ年でも、地域によって色づきの進み方は大きく違います。東京のいちょうと比べたい方は東京の紅葉・いちょう 見頃2026もどうぞ。

きれいに色づく年・くすむ年の違い

紅葉が鮮やかになる条件は、①昼は晴れて日差しが強い、②朝晩はしっかり冷え込む(寒暖差が大きい)、③適度な湿り気があり、夏に葉が傷んでいないことです。瀬戸内側の広島は11月に晴れの日が多く、①の条件はそろいやすい地域です。文化の日の晴れやすさを30年分で調べた文化の日は本当に晴れの特異日?でも、近畿・中国・四国は晴れやすい結果でした。

一方で、海に近い宮島や市街地は朝の冷え込みが山あいほど強くならず、色づきがゆっくり進みます。晴れて暖かい「小春日和」の日と、放射冷却で冷え込む朝がくり返すと色づきが進みやすく、反対に11月に暖かく曇りや雨の日が多いと、色づきが遅れたり、くすんだまま散ったりします。小春日和の出やすさは小春日和はいつ?で、紅葉が進む「最低気温8℃・5℃」の目安は紅葉の見頃はいつ?全国12名所の比較で紹介しています。今年の夏は広島も7月・8月の平均気温が平年より約2℃高い暑さでした。夏の強い日差しや乾燥で葉が傷んだ木は、色づく前に茶色くなって散ることもあるため、色づきのよしあしは名所や木ごとに差が出るかもしれません。

中国・四国の気象台:紅葉日と黄葉日の平年と昨年

地点かえで 平年かえで 2025年いちょう 平年いちょう 2025年
広島11月22日11月27日(5日遅い)11月15日11月21日(6日遅い)
岡山11月29日11月27日(2日早い)11月22日11月30日(8日遅い)
松江11月24日12月3日(9日遅い)11月21日11月27日(6日遅い)
鳥取11月30日12月1日(1日遅い)11月27日11月27日(平年並み)
下関12月5日12月3日(2日早い)11月24日11月28日(4日遅い)
高松11月23日12月3日(10日遅い)11月26日11月26日(平年並み)
松山12月5日12月8日(3日遅い)11月22日11月27日(5日遅い)
高知12月2日12月10日(8日遅い)11月15日11月25日(10日遅い)
徳島11月28日11月28日(平年並み)12月8日12月9日(1日遅い)
表7 中国・四国の気象台のかえでの紅葉日・いちょうの黄葉日(気象庁「生物季節観測」。平年は1991〜2020年の観測値の平均を当ブログが計算)

中国・四国の気象台の中で、広島のかえでの平年(11月22日)は高松(11月23日)と並んで早いほうで、松山・下関は12月5日と2週間近く遅くなります。同じ瀬戸内でも、標本木のある場所の環境や冷え込み方で差が出ます。2025年は高松(10日遅い)、松江(9日遅い)、高知(8日遅い)など、多くの地点で平年より遅れました。いちょうも、広島・岡山・松江・高知などで平年より5〜10日遅く、「遅い秋」は中国・四国全体の傾向でした。近畿の状況は大阪の紅葉 見頃2026、九州は福岡の紅葉 見頃2026で紹介しています。

紅葉狩りに向く日の選び方

見頃の時期がわかったら、次は「どの日に行くか」です。気象予報士としてのおすすめは、次の3つです。

  1. 雨の翌日の晴れの日:空気中のちりが雨で洗い流され、空が青く澄んで紅葉が映えます。葉の汚れも落ちて色がきれいに見えます。
  2. 午前中〜昼すぎ:11月下旬の広島の日の入りは17時前後。宮島の紅葉谷や三段峡のような谷の中は、15時を過ぎると日が陰り、写真も暗くなります。
  3. 風の弱い日:見頃の終わりは、強い北風が吹くと一気に散ります。冬型の気圧配置で風が強まる予報の日は、山あいの名所ほど散りやすくなります。宮島へ渡るフェリーも、風の強い日は揺れやすくなります。

週末の天気は、気象庁の週間予報で5〜7日前から確認できます。過去の同じ日の天気の傾向は11月23日の天気の傾向や11月26日の天気の傾向、昔の特定の日の天気は過去の天気検索で調べられます。

紅葉狩りの日の天気と服装

出かける日が決まったら、過去の同じ時期の天気の傾向を確かめておきましょう。次のツールは、広島の11月23日前後の過去の天気(晴れ・雨の割合や気温)を集計しています。日付は変更できます。

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広島の11月の平均気温は平年12.9℃で、下旬になると朝は1けたまで下がる日が増えます。昼は薄手のセーターやジャケット、朝晩や海沿い・峡谷ではコートや薄手のダウンがあると安心です。服装の目安は紅葉狩りの服装とセーター・コート・ダウンはいつから?で気温別にまとめています。広島県内の11月の気温は、次の県別ツールでも確認できます。

よくある質問

Q. 広島・宮島の紅葉の見頃はいつですか?

宮島のもみじ谷公園(紅葉谷)は、2026年は11月24〜25日ごろを中心に、11月17日〜12月2日ごろが計算上の見頃の目安です。広島地方気象台のかえでの紅葉日は平年11月22日で、2026年は11月26日ごろの見込みです。縮景園など市街地は11月下旬が中心です。

Q. 2026年の広島の紅葉は遅いですか?

やや遅い見込みです。10月の広島の平均気温は20.5℃(速報値)と平年より1.7℃高く、11月も1か月予報で西日本は「高い確率60%」です。10月と11月の気温から計算すると、かえでの紅葉日は11月26日ごろ(幅は11月23〜27日)で、平年の11月22日より4日ほど遅い計算です。

Q. 紅葉日と見頃は違いますか?

紅葉日は、気象台の標本木の葉の大部分が色づいた日です。見頃は名所全体がきれいに色づいている期間で、当ブログでは紅葉日の前後1週間を目安にしています。名所ごとの最新情報は、自治体や観光協会の発表を確認してください。

Q. 三段峡や帝釈峡の紅葉はいつですか?

標高100mごとに約3日早く色づく計算で、2026年は三段峡の入口付近(約300m)が11月9日〜25日ごろ、上流の奥(約700m)が10月28日〜11月12日ごろ、帝釈峡(約400m)が11月6日〜21日ごろが目安です。標高はおおよその値で、実際の色づきは日当たりや木の種類で変わります。

Q. 平和記念公園周辺のいちょうはいつ黄色くなりますか?

気象庁の標本木による広島のいちょうの黄葉日は平年11月15日ですが、2016〜2025年は10年続けて平年より遅く、2025年は11月21日でした。2026年は10月の暑さから11月22日ごろの見込みで、平和記念公園周辺のいちょうは11月中旬後半〜11月末ごろが目安です。

Q. もみのき森公園の紅葉はまだ間に合いますか?

標高約900mのもみのき森公園は、計算上は10月21日〜11月5日ごろが見頃の目安で、10月31日時点ですでに終盤です。11月の最初の週末までが目安と考え、出かける前に現地の情報を確認してください。

Q. 紅葉の時期を決めるのは何ですか?

広島では11月の平均気温との関係が最も強く(相関係数0.65)、11月が1℃高いと紅葉日は約2.4日遅れます。10月の気温と組み合わせると関係はさらに強くなります(0.79)。朝の最低気温が8℃を下回るころから色づきが進み、晴れて昼は暖かく、朝晩に冷え込む日が続くと鮮やかに色づきます。

まとめ
  • 広島市のかえでの紅葉日は平年11月22日、2026年は11月26日ごろ(幅は11月23〜27日)の見込み
  • 宮島・もみじ谷公園は11月24〜25日ごろが中心。11月21〜23日の3連休と重なる計算
  • 標高100mごとに約3日早い。三段峡・帝釈峡は11月中旬ごろ、もみのき森公園はすでに終盤
  • 紅葉日は11月の気温との関係が強く、今年は暑かった10月の影響も加わる
  • 広島のいちょうの黄葉日は平年11月15日だが、10年続けて遅め。今年は11月22日ごろ
  • チェッカーは今季の広島の冷え込みを毎日自動で反映

出典:気象庁「生物季節観測の情報」(かえでの紅葉日・いちょうの黄葉日 累年値、2025年の観測値と平年差)、気象庁「過去の気象データ検索」(広島の月平均気温・日最低気温、2026年10月は速報値)、気象庁「季節予報(1か月予報、2026年10月29日発表)」。年代平均・相関・予想・標高別の目安・ツールは当ブログの計算によるものです。名所の標高はおおよその値です。各名所の見頃の最新情報は、自治体や観光協会の発表をご確認ください。

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