こんにちは!気象予報士ののぶやんです。
今週末の10月17日(土)・18日(日)は、移動性の高気圧に覆われて広く晴れる予報です(気象庁 10月15日17時発表の週間天気予報)。北海道や東北の山ではもう紅葉が見頃を迎え、「紅葉狩りに行きたいけど、何を着ていけばいい?」と迷っている方も多いと思います。
ところが、紅葉の名所は街の天気予報より、ずっと寒いのが落とし穴です。今朝(10月15日)6時の気温は、宇都宮14.1℃に対して日光・中禅寺湖畔のアメダス「奥日光」は5.1℃。福島市14.9℃に対して裏磐梯の「桧原」は4.0℃でした。同じ県内なのに、9〜11℃も違います。
この記事では、全国の紅葉の名所24か所について、近くの気象台の平年値・予報に、標高差と「この秋の実測」から求めた差を加えて、名所の朝・昼・ライトアップの気温を推定しました。名所を選ぶだけで、見頃の日の服装・この先1週間の予報での服装・いまの気温がわかるツールつきです。
- 紅葉の見頃は最低気温が8℃を下回り、5℃前後まで下がる頃。つまり紅葉狩りの朝は、ほぼ必ず「コート」以上の寒さです。
- 名所24か所の見頃の日(平年)の推定は、朝 平均4.6℃・日中 平均14.8℃・寒暖差 約10℃。24か所すべてで朝は10℃未満、15か所で5℃未満(厚手コートの寒さ)。
- 服装は「朝は冬、昼は秋」。ダウンや中綿の上着+薄手のニットやフリースの重ね着で、昼は1枚脱げるように。
- 山の名所は教科書の「100mで0.6℃」より寒い。この秋の実測(10月7〜14日)では、基準の気象台との標高差が400m以上の名所の近くで100mあたり朝0.86℃・昼0.80℃下がっていました。
- 朝の冷え込みは標高差の計算より平均2.5℃強い(16組の実測)。谷や高原に冷たい空気がたまるためです。
- ライトアップ(19時ごろ)は、最低気温+寒暖差の約半分。京都市内の見頃(11月25日ごろ)でも約11℃、日光や河口湖では8℃前後です。
【ツール】紅葉の名所24か所の「服装」判定|見頃の日・予報・いまの気温
名所を選ぶと、①例年の見頃の日(または好きな日)の平年の気温と服装、②気象庁の最新の予報から推定した1週間の服装、③近くのアメダスのいまの気温を表示します。朝・日中・ライトアップ(19時ごろ)の3つの時間帯に分けているので、出発の時間や夜のライトアップに合わせて上着を選べます。
名所の気温は、たとえば日光・中禅寺湖なら「宇都宮の平年値・予報」から、この秋に実際に観測された差(奥日光と宇都宮の差:朝−8.1℃、日中−8.3℃)を引いて推定しています。アメダスが近くにない名所は、標高差(100mで0.6℃)に、全国の実測から求めた「山あいの補正」(朝−2.5℃・日中−0.5℃)を加えました。詳しい計算と検証は後半のデータ検証で紹介します。
名所24か所の「見頃の日」の気温と服装一覧
例年の見頃の中ごろの日について、平年の気温から推定した名所の気温と服装の目安です。見頃の時期は各地の観光協会などが案内する例年の目安で、今年のように秋の暑さが長引いた年は1週間ほど遅れることがあります(2026年の紅葉はいつ?)。
| 名所 | 都道府県 | 標高 | 例年の見頃 | 基準日 | 朝 | 日中 | 19時ごろ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 定山渓温泉 | 北海道 | 約300m | 10月上旬〜中旬 | 10/12 | 4.6℃ 厚手コート | 15.0℃ 長袖+薄手の上着 | 10.2℃ コート |
| 奥入瀬渓流・十和田湖 | 青森県 | 約400m | 10月中旬〜下旬 | 10/22 | 5.8℃ コート | 14.2℃ 上着が必要 | 10.3℃ コート |
| 鳴子峡 | 宮城県 | 約260m | 10月下旬〜11月上旬 | 11/1 | 4.1℃ 厚手コート | 15.1℃ 長袖+薄手の上着 | 10.0℃ コート |
| 裏磐梯・五色沼 | 福島県 | 約800m | 10月中旬〜下旬 | 10/22 | 2.2℃ 厚手コート | 13.6℃ 上着が必要 | 8.4℃ 厚手コート |
| 日光・中禅寺湖 | 栃木県 | 約1270m | 10月中旬〜下旬 | 10/20 | 3.6℃ 厚手コート | 12.4℃ 上着が必要 | 8.4℃ 厚手コート |
| 那須高原 | 栃木県 | 約750m | 10月中旬〜下旬 | 10/20 | 4.8℃ 厚手コート | 15.4℃ 長袖+薄手の上着 | 10.5℃ コート |
| 高尾山(山頂) | 東京都 | 599m | 11月中旬〜下旬 | 11/22 | 2.6℃ 厚手コート | 10.8℃ 上着が必要 | 7.0℃ 厚手コート |
| 神宮外苑いちょう並木 | 東京都 | 約30m | 11月中旬〜12月上旬 | 11/28 | 6.6℃ コート | 14.5℃ 上着が必要 | 10.9℃ コート |
| 河口湖(もみじ回廊) | 山梨県 | 約840m | 11月上旬〜中旬 | 11/10 | 2.0℃ 厚手コート | 13.1℃ 上着が必要 | 8.0℃ 厚手コート |
| 箱根(芦ノ湖・仙石原) | 神奈川県 | 約720m | 11月上旬〜中旬 | 11/10 | 4.6℃ 厚手コート | 13.4℃ 上着が必要 | 9.4℃ 厚手コート |
| 軽井沢(雲場池) | 長野県 | 約950m | 10月下旬〜11月上旬 | 11/1 | 1.5℃ 厚手コート | 11.9℃ 上着が必要 | 7.1℃ 厚手コート |
| 香嵐渓 | 愛知県 | 約130m | 11月中旬〜下旬 | 11/20 | 4.5℃ 厚手コート | 15.9℃ 長袖+薄手の上着 | 10.7℃ コート |
| 京都市内(嵐山・東福寺・清水寺) | 京都府 | 約50m | 11月中旬〜12月上旬 | 11/25 | 6.5℃ コート | 15.3℃ 長袖+薄手の上着 | 11.3℃ コート |
| 京都・高雄(神護寺) | 京都府 | 約330m | 11月上旬〜中旬 | 11/12 | 4.9℃ 厚手コート | 15.9℃ 長袖+薄手の上着 | 10.8℃ コート |
| 箕面(箕面大滝) | 大阪府 | 約200m | 11月中旬〜下旬 | 11/22 | 5.3℃ コート | 14.8℃ 上着が必要 | 10.4℃ コート |
| 奈良公園 | 奈良県 | 約100m | 11月中旬〜下旬 | 11/22 | 6.1℃ コート | 15.6℃ 長袖+薄手の上着 | 11.2℃ コート |
| 高野山 | 和歌山県 | 約820m | 10月下旬〜11月上旬 | 11/1 | 5.2℃ コート | 14.3℃ 上着が必要 | 10.1℃ コート |
| 永源寺 | 滋賀県 | 約160m | 11月中旬〜下旬 | 11/20 | 4.1℃ 厚手コート | 15.4℃ 長袖+薄手の上着 | 10.2℃ コート |
| 宮島(紅葉谷公園) | 広島県 | 約50m | 11月中旬〜下旬 | 11/20 | 7.6℃ コート | 16.3℃ 長袖+薄手の上着 | 12.3℃ コート |
| 寒霞渓(小豆島) | 香川県 | 約600m | 11月中旬〜下旬 | 11/18 | 2.5℃ 厚手コート | 12.9℃ 上着が必要 | 8.1℃ 厚手コート |
| 九重“夢”大吊橋 | 大分県 | 約777m | 10月下旬〜11月上旬 | 11/2 | 3.7℃ 厚手コート | 16.8℃ 長袖+薄手の上着 | 10.8℃ コート |
| 耶馬渓(深耶馬渓) | 大分県 | 約250m | 11月上旬〜中旬 | 11/10 | 6.8℃ コート | 17.3℃ 長袖+薄手の上着 | 12.5℃ コート |
| 秋月(朝倉市) | 福岡県 | 約100m | 11月中旬〜下旬 | 11/20 | 5.7℃ コート | 17.5℃ 長袖+薄手の上着 | 12.1℃ コート |
| 菊池渓谷 | 熊本県 | 約600m | 11月上旬〜中旬 | 11/8 | 4.8℃ 厚手コート | 17.0℃ 長袖+薄手の上着 | 11.4℃ コート |
一覧で目を引くのは、見頃の時期の朝はどこも10℃を下回ることです。いちばん冷えるのは軽井沢(雲場池)(1.5℃)、河口湖(もみじ回廊)(2.0℃)、裏磐梯・五色沼(2.2℃)、寒霞渓(小豆島)(2.5℃)。都市の紅葉でも、京都市内(11月25日ごろ)は朝6.5℃、神宮外苑のいちょう並木(11月28日ごろ)は6.6℃で、どちらも「コート」の寒さです。
一方で日中は14〜17℃前後まで上がる名所が多く、朝と昼の差は平均で約10℃。紅葉狩りの服装が難しいのは、この寒暖差のせいです(今日の寒暖差は寒暖差チェッカーで確認できます)。
気温別|紅葉狩りの服装早見表(基本は「朝は冬、昼は秋」)
当ブログの最低気温別の服装の目安を、紅葉狩り向けに整理しました。朝と夜は最低気温、日中は最高気温で考えます。
| 名所の朝の気温 | 朝の服装 | 日中(14〜17℃の場合) | あると安心な小物 |
|---|---|---|---|
| 10℃以上15℃未満 | 薄手の上着(カーディガン・ウインドブレーカー) | 長袖1枚+上着は手に持つ | ストール |
| 5℃以上10℃未満 | コート・中綿ジャケット(インナーダウンも可) | 薄手のニットやフリース+上着 | ストール・薄手の手袋 |
| 0℃以上5℃未満 | 厚手コート・ダウン | フリースやニット+ダウンは脱いで持つ | 手袋・ニット帽・カイロ |
| 0℃未満 | ダウン+防寒インナー | 昼も上着は必要 | 手袋・帽子・カイロ・厚手の靴下 |
ポイントは、「厚手1枚」より「薄手を重ねる」ことです。朝はダウンやコートで寒さをしのぎ、日中は1〜2枚脱いで長袖+フリース程度にできると快適です。脱いだ上着を入れられる大きめのバッグがあると、歩きながら調節しやすくなります。
時期でいえば、10月の紅葉狩りは北海道・東北や標高1,000m前後の高原・湖畔が中心で、朝は2〜6℃前後と冬の入り口。ダウンや手袋まで用意しましょう。11月は関東〜九州の山あいと京都・奈良の寺社が見頃で、朝はコート、日中は長袖+ニットやフリース。11月下旬〜12月上旬の都市の紅葉・いちょうは、朝6〜7℃・日中15℃前後で、コートを着て日中は前を開けるくらいがちょうどよい寒さです。
- 足元:落ち葉の積もった石段や木道は滑りやすいので、スニーカーやトレッキングシューズで。ヒールやサンダルは避けましょう。
- 首・手・足首:首・手首・足首を温めると体感がかなり変わります。ストールや手袋は荷物にならず、寒暖差の調節役になります。
- ライトアップ:夜は動かずに見ている時間が長く、気温以上に冷えます。朝と同じか、1段階あたたかい服装で。
- 寺社の拝観:お堂に上がるときは靴を脱ぐので、脱ぎ履きしやすい靴と、冷たい床に備えて厚手の靴下を。
- 渓谷・水辺:奥入瀬や香嵐渓のような川沿いは、日が当たりにくく風も通るため、街より体感が低くなりがちです。
なぜ紅葉の名所はこんなに寒いのか|図で見る「標高」と「冷気だまり」
理由は2つあります。1つは標高です。空気は上空ほど薄く、膨張して冷えるため、気温はふつう100m高くなるごとに約0.6℃下がります(気温減率)。中禅寺湖(約1,270m)と宇都宮(119m)の差は約1,150mなので、計算上は約7℃低くなります。
もう1つは夜の冷え込み(放射冷却)と冷気だまりです。晴れて風の弱い夜は地面から熱が宇宙へ逃げ、冷えた重たい空気が斜面を下って谷や盆地、高原の湖のまわりにたまります。紅葉の名所の多くは、まさにこうした山あいの谷や湖畔にあります。放射冷却とはでも解説しています。
このため、「宇都宮の予報−標高差ぶん」で計算しても、実際の朝はさらに寒いことがよくあります。逆に日中は日差しで暖まり、標高差の計算に近い値になります。朝と昼の差(寒暖差)が街より大きくなるのは、このためです。
今日の実例です。中禅寺湖畔のアメダス「奥日光」は朝6時に5.1℃まで下がり、日中も13.9℃どまり。宇都宮で長袖1枚の陽気でも、中禅寺湖は朝は「コート」、昼でも「上着が必要」でした。いろは坂の紅葉は10月中旬〜下旬が見頃なので、まさに今週末がこの服装です(日光の紅葉2026の見頃予想)。
データ検証|名所の近くのアメダスは、街より何℃寒い?(この秋の実測)
「100mで0.6℃」はあくまで平均的な目安です。そこで、2026年10月7日〜14日の8日間について、紅葉の名所の近くのアメダス16地点と、基準にした気象台の日最低気温・日最高気温の差を、気象庁アメダスの毎正時の値から計算しました(海沿いで標高差がほぼない小豆島の内海は除外)。
| 名所近くのアメダス | 基準の気象台 | 標高差 | 最低気温の差(実測) | 最高気温の差(実測) | 標高差だけの計算(0.6℃/100m) | 10/15 6時(名所側/基準) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 休屋(414m) | 青森(3m) | +411 m | −2.1℃ | −3.0℃ | −2.5℃ | 10.2℃ / 13.4℃ |
| 川渡(170m) | 仙台(39m) | +131 m | −3.9℃ | −1.4℃ | −0.8℃ | 6.3℃ / 12.5℃ |
| 桧原(824m) | 福島(67m) | +757 m | −8.1℃ | −5.8℃ | −4.5℃ | 4.0℃ / 14.9℃ |
| 奥日光(1292m) | 宇都宮(119m) | +1173 m | −8.1℃ | −8.3℃ | −7.0℃ | 5.1℃ / 14.1℃ |
| 那須高原(749m) | 宇都宮(119m) | +630 m | −6.8℃ | −5.2℃ | −3.8℃ | 6.1℃ / 14.1℃ |
| 八王子(123m) | 東京(25m) | +98 m | −3.2℃ | −0.2℃ | −0.6℃ | 17.0℃ / 17.4℃ |
| 河口湖(860m) | 甲府(273m) | +587 m | −5.2℃ | −4.8℃ | −3.5℃ | 11.3℃ / 15.2℃ |
| 山中(992m) | 甲府(273m) | +719 m | −6.7℃ | −6.7℃ | −4.3℃ | 8.9℃ / 15.2℃ |
| 軽井沢(999m) | 長野(418m) | +581 m | −4.9℃ | −4.9℃ | −3.5℃ | 7.3℃ / 10.2℃ |
| 豊田(75m) | 名古屋(51m) | +24 m | −2.7℃ | −0.1℃ | −0.1℃ | 11.4℃ / 15.2℃ |
| 高野山(801m) | 和歌山(14m) | +787 m | −7.1℃ | −6.1℃ | −4.7℃ | 8.9℃ / 15.6℃ |
| 東近江(128m) | 彦根(87m) | +41 m | −2.7℃ | +1.0℃ | −0.2℃ | 10.5℃ / 12.3℃ |
| 玖珠(331m) | 大分(5m) | +326 m | −5.5℃ | −1.0℃ | −2.0℃ | 8.0℃ / 14.6℃ |
| 菊池(83m) | 熊本(38m) | +45 m | −2.6℃ | −0.5℃ | −0.3℃ | 9.2℃ / 11.8℃ |
| 朝倉(38m) | 福岡(3m) | +35 m | −3.5℃ | +0.8℃ | −0.2℃ | 10.9℃ / 14.6℃ |
| 能勢(235m) | 大阪(23m) | +212 m | −5.9℃ | −1.6℃ | −1.3℃ | 10.8℃ / 16.6℃ |
結果をまとめると、次の3つがわかりました。
- 朝は標高差の計算より平均2.5℃寒い:16組中15組で、実測の最低気温の差は「標高差だけの計算」より大きくなりました(計算より冷えた幅が大きいのは能勢−4.6℃・桧原−3.6℃・玖珠−3.5℃・朝倉−3.3℃。例外は十和田湖畔の休屋で、湖の近くで冷え込みがやわらぐためとみられます)。谷や盆地にたまる冷気と、街のヒートアイランドの両方が効いています。
- 高い名所は100mあたり朝0.86℃・昼0.80℃:標高差が400m以上の8組(奥日光・桧原・那須高原・河口湖・山中・軽井沢・高野山・休屋)では、教科書の0.6℃より3〜4割大きい下がり方でした。
- 日中は計算に近い:最高気温の差は平均で計算より0.5℃低いだけ。日中は風で空気が混ざり、標高差どおりに近づきます。だから名所では寒暖差が街より約2℃大きくなります。
ツールと表1では、この実測の差を各名所の補正に使っています。たとえば高野山(約820m)は、和歌山より朝−7.2℃・日中−6.2℃。和歌山で「朝15℃・昼23℃」の日でも、高野山は「朝8℃・昼17℃」前後で、朝はコートが必要です。なお、8日間はこの秋の晴れた日が多い期間で、曇りや雨の日は差が小さくなります。
ライトアップは何℃?夜の紅葉狩りの服装
ライトアップの時間帯(18〜21時ごろ)は、日中に上がった気温が下がっていく途中です。10月7〜14日の全国50気象台の実測では、19時の気温は「最低気温+寒暖差の54%」(中央値55%)の位置にありました。最低8℃・最高18℃の日なら、19時は約13℃です。
表1の推定では、京都市内(11月25日ごろ)の19時は約11℃、香嵐渓(11月20日ごろ)は約11℃、河口湖もみじ回廊(11月10日ごろ)は約8℃。じっと立って見るライトアップは、気温よりも寒く感じるので、表1とツールでは服装を1段階あたたかく判定しています。朝と同じコートを着ていくのが正解です。21時まで楽しむなら、さらに1〜2℃下がると考えましょう。
行き先の気温を、過去のデータで確かめる
当ブログの既存ツールでも、紅葉狩りの日の気温を調べられます。まず京都の11月下旬の過去の天気と気温です。日付や地点を変えれば、ほかの名所の基準の気象台でも調べられます。
次は11月の気温の日較差(寒暖差)の都道府県ランキングです。寒暖差が大きい県ほど、朝と昼の服装の差が大きくなります。
そして宇都宮の最近30日の気温と去年の比較。日光の紅葉狩りの前に、今年の冷え込みが去年より早いか遅いかを確かめられます。
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実例:この名所なら何を着る?
- 日光・中禅寺湖(10月18日、宇都宮の予報 最低15℃・最高25℃の場合):推定は朝7℃・昼17℃。朝はコートか中綿ジャケット、昼は長袖+フリース。いろは坂の渋滞で到着が昼過ぎでも、帰りの夕方は一気に冷えます。
- 京都・嵐山(11月下旬の平年):朝6.5℃・昼15.3℃・19時11.2℃。朝はコート、日中は長袖+薄手のニット。夜の寺院のライトアップにはマフラーを。
- 高尾山(11月下旬の平年、山頂):朝2.6℃・昼10.8℃。早朝の登山なら手袋・ニット帽まで。登りで汗をかくので、脱ぎ着しやすいフリース+ウインドブレーカーの組み合わせが便利です(高尾山の天気・服装ガイド)。
- 河口湖もみじ回廊(11月上旬〜中旬):朝2.0℃・昼13.1℃・19時8.0℃。ライトアップは真冬の入り口の寒さ。ダウン+カイロがあると安心です(河口湖から富士山が見える確率)。
- 香嵐渓(11月中旬〜下旬):朝4.5℃・昼15.9℃。日中は長袖+薄手の上着で歩けますが、夜のライトアップ(日没〜21時)はコートが必要です(香嵐渓の天気・服装ガイド)。
気温だけで決めないための注意点
- 風:風速1mごとに体感温度は約1℃下がるといわれます。湖畔や尾根、ロープウェイの山頂は風が強いことが多いので、風を通さない上着を。気温と風から体感を計算するなら体感温度・露点温度の計算ツールが便利です。
- 雨:雨にぬれると体温を奪われます。秋の山の雨は冷たく、10℃以下ならレインウェアは必須です。
- 日の入り:11月は日の入りが早く、東京で16時30分前後〜45分ごろ。山あいの谷はもっと早く日がかげり、急に寒くなります(日の入りが一番早い日はいつ?)。
- 推定の限界:名所の気温は近くの気象台からの推定です。同じ名所でも、谷底と展望台、日なたと日陰で数℃違います。迷ったら1枚多めに持っていきましょう。
- 子ども・高齢の方:子どもは歩くと汗をかき、休むと冷えます。高齢の方は寒さを感じにくいことがあります。こまめに脱ぎ着できる重ね着で。
紅葉の色づきが今年どれくらい遅れそうかは、紅葉が遅いのはなぜ?で、最低気温の「8℃・5℃のスイッチ」から解説しています。週末の天気が晴れやすい日は晴れの特異日カレンダー、各地の空の様子はライブカメラでも確かめられます。
よくある質問
Q. 紅葉狩りの服装は何を着ればいいですか?
A. 名所の朝の気温で決めます。見頃の時期の名所は朝5℃前後、山の名所では5℃を下回ることが多く、厚手のコートやダウンが基本です。日中は14〜17℃前後まで上がるので、長袖+フリースやニットに脱いで調節できる重ね着にしましょう。
Q. 紅葉の名所は街より何℃寒いですか?
A. 標高100mにつき約0.6℃が目安ですが、2026年10月7〜14日の実測では、基準の気象台との標高差が400m以上の名所の近くで朝0.86℃・昼0.80℃ずつ下がっていました。朝は谷や湖畔に冷気がたまり、標高差の計算よりさらに平均2.5℃低くなります。
Q. 京都の紅葉狩り(11月下旬)の服装は?
A. 平年値では11月25日ごろの京都は朝6.5℃・昼15.3℃・19時ごろ11℃前後です。朝と夜のライトアップはコート、日中は長袖+薄手のニットやカーディガンが目安です。
Q. 日光(いろは坂・中禅寺湖)の紅葉狩りの服装は?
A. 見頃の10月中旬〜下旬、中禅寺湖畔は平年で朝4℃前後・昼12℃前後です。朝は厚手のコートや手袋、日中も上着が必要です。宇都宮の予報より朝は約8℃低いと考えてください。
Q. ライトアップを見に行くときの服装は?
A. 19時ごろの気温は、最低気温と最高気温のおよそ中間(最低気温+寒暖差の54%)です。立ち止まって見る時間が長いので、朝と同じコートに、マフラーや手袋を足すと安心です。
Q. 紅葉狩りにダウンは早すぎますか?
A. 名所の朝の気温が5℃を下回るならダウンが目安です。表1の24か所では、見頃の日の朝が5℃未満になる名所が15か所ありました。日中に脱げるよう、薄手のダウンやインナーダウンが使いやすいでしょう。
Q. 紅葉狩りの日の気温はどうやって調べればいいですか?
A. 名所に近い気象台の予報を見て、標高差(100mで0.6℃、朝はさらに2〜3℃)を引くのが簡単です。この記事のツールでは、名所を選ぶだけで予報からの推定と近くのアメダスのいまの気温を表示します。
紅葉狩りの寒暖差対策に
朝はダウン、昼は脱いでバッグへ。小さくたためるインナーダウンと、ライトアップの待ち時間に効く貼るカイロがあると、名所の朝晩の寒さに対応しやすくなります。
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- いろは坂の天気・服装ガイド
- 十和田・奥入瀬の天気・服装ガイド
- 磐梯・裏磐梯の天気ガイド
- 高尾山の天気・服装ガイド
- 神宮外苑いちょう並木の天気ガイド
- 高野山の天気ガイド
- 奈良観光の天気・服装ガイド
- 広島・宮島の天気ガイド
- 寒暖差チェッカー
- 体感温度・露点温度の計算ツール
- 初霜・初氷はいつ?
- おでかけ天気
- 過去の天気を調べる
- 宇都宮の気候データ
- 紅葉の見頃は朝の最低気温が8℃を切り5℃前後に下がる頃。名所の朝はほぼ「コート」以上。
- 名所24か所の見頃の日は、平均で朝4.6℃・昼14.8℃。寒暖差約10℃なので「朝は冬、昼は秋」の重ね着で。
- 山の名所は100mあたり朝0.86℃・昼0.80℃下がり(標高差400m以上の8組の実測)、朝は標高差の計算よりさらに2.5℃寒い。
- ライトアップ(19時ごろ)は最低気温+寒暖差の約半分。立ち止まる時間が長いので朝と同じ防寒を。
- 行く前に、ツールで名所を選んで予報と近くのアメダスの気温を確認しよう。
出典・データについて
- 気象庁 日別平年値(統計期間1991〜2020年):基準の気象台の日最高気温・日最低気温
- 気象庁 アメダス観測値(2026年10月7〜15日の毎正時の気温):名所近くのアメダス16地点と全国50気象台。日最低・日最高は毎正時の値から求めたため、10分ごとの値による公式の極値とはわずかに異なります
- 気象庁 府県天気予報・週間天気予報(10月15日17時発表。ツール内では最新の発表を自動取得)、アメダス最新値(ツール内で自動取得)
- 名所の標高は散策の中心となる地点のおおよその値、例年の見頃は各地の観光協会・自治体などが案内する目安です
- 服装の目安は、一般的な気温別の服装の目安をもとに当ブログが朝・日中・夜に分けて整理したものです
※記事内にはアフィリエイト広告(PR)を含みます


