おうし座流星群2026はいつ?南群11月6日・北群13日ごろ極大|夜が晴れる確率を51地点で検証、月明かりと見ごろのチェッカー

気象

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こんにちは!気象予報士ののぶやんです。

11月の夜空でひっそり楽しめるのがおうし座流星群です。国立天文台によると、2026年はおうし座南流星群が11月6日ごろ、おうし座北流星群が11月13日ごろに極大。どちらもほぼ一晩中見え、暗い空で1時間に2〜3個程度(北群は2個程度)と数は多くありませんが、ゆっくり流れる明るい流星(火球)が見られることがある流星群として知られています。

では、その夜は晴れるのか。この記事では、気象庁の夜の天気概況(18時〜翌6時)を使って、全国51地点で11月5日・6日・12日・13日の夜が晴れた割合を、1968〜2025年のうち記録が有効な年(多くの地点で約40〜50年分)から集計しました。月の条件と、地点ごとの「晴れやすい夜」がわかるチェッカーつきです。

【すぐわかる答え】おうし座流星群2026は、南群が11月6日ごろ・北群が11月13日ごろ極大。夜が晴れた割合は全国51地点の平均で、南群の5日夜45%・6日夜42%、北群の12日夜45%・13日夜38%。2晩のどちらかが晴れた割合は66%・64%で、「2晩を候補に」がコツです。11月9日の新月をはさむので、月明かりの条件は今年は良好です。

この記事の結論(30秒で読める版)
  • 南群は11月6日ごろ、北群は11月13日ごろ極大(国立天文台)。ほぼ一晩中見え、暗い空で1時間に2〜3個程度
  • 月の条件は良い:11月2日が下弦、9日が新月。南群は夜半前が月明かりなし、北群も月の条件は比較的良い
  • 夜が晴れた割合は全国平均で南群(5日・6日の夜)45%・42%、北群(12日・13日の夜)45%・38%
  • 2晩のどちらかが晴れた割合は66%(南群)・64%(北群)。1晩に賭けるより、2晩を候補にすると晴れる夜に当たる確率が約1.5倍に
  • 晴れやすいのは九州北部・瀬戸内・東海・関東、晴れにくいのは北陸・山陰・東北北部の日本海側(冬型の雲)
  • 流星群の活動期間は長く、新月の9日前後の夜も狙い目。11月は夜が冷えるので冬の服装で
  • 晴れる夜チェッカーで、あなたの街の晴れやすさと、週間予報(予報の範囲に入ると自動表示)を確認できます

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おうし座流星群チェッカー:あなたの街の「晴れた夜」の割合と週間予報

地点を選ぶと、11月5日・6日・12日・13日の夜(18時〜翌6時)が晴れた割合と、2晩のどちらかが晴れた割合を表示します。気象庁の週間予報にその日が入ると(南群は10月30日ごろ、北群は11月6日ごろから)、予報の天気と降水確率も自動で表示します。

最新の週間予報(気象庁)
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51地点の晴れやすさランキング

データ:気象庁「過去の気象データ」日別値の夜の天気概況(18時〜翌6時)を当ブログで集計。「晴れた」は概況が「晴」「快晴」で始まる夜(例:晴時々曇、晴後曇を含む)。気象台の目視観測の終了などで概況が「降水なし」などになっている年は除いています。千葉(2009年まで)と与那国島は有効な年が少なめです。「6日の夜」は6日18時〜7日6時を指します。

おうし座流星群2026の基本:いつ・何時・どの方角?

おうし座南流星群おうし座北流星群
極大11月6日ごろ11月13日ごろ
見ごろ11月上旬11月上旬〜中旬
見える時間ほぼ一晩中ほぼ一晩中
流星の数(暗い空)1時間に2〜3個程度1時間に2個程度
月の条件夜半前は月の条件が良い月の条件は比較的良い
おうし座流星群2026の見ごろ(国立天文台「ほしぞら情報 2026年11月」より)

おうし座流星群は、南群と北群の2つに分かれています。どちらも放射点(流星が飛び出してくるように見える点)はおうし座のあたりで、11月は夕方に東の空から昇り、真夜中ごろに南の高い空へ来ます。放射点が高いほど流星は多く見えるので、夜9時ごろから明け方までがチャンス。方角は気にせず、空の広い範囲をぼんやり眺めるのがコツです。

数は少ない流星群ですが、ゆっくり流れる明るい流星(火球)が混じることがあり、「流れ星がゆっくりだった」「明るい火の玉が見えた」と話題になることもあります。火球は年によって多い少ないがあるので、見られたらラッキーくらいの気持ちで楽しみましょう。

おうし座流星群の正体:エンケ彗星のちり

流星は、彗星がまき散らした小さなちりが地球の大気に飛び込み、上空100km前後で光る現象です。おうし座流星群のもとになっているのは、約3.3年で太陽のまわりを回るエンケ彗星(およびその仲間の天体)と考えられています。ちりの流れが太く広がっているため、活動期間が長く、ピークがなだらかなのが特徴。南群と北群は、このちりの流れが2つに分かれて見えているものです。

地球との相対速度が秒速30km弱と遅いためゆっくり流れ、ちりに大きめの粒が含まれるため明るい流星(火球)が混じることがあるのも特徴です。数は少なくても、1つ見えると印象に残る流星群。「秋の夜長に、ゆっくり夜空を眺める」くらいの気持ちで楽しむのがおすすめです。

何時に、どの方角? 放射点の高さの目安(東京)

時刻方角高さ
18時東北東約6度
20時東約30度
22時東南東約53度
0時南約67度
2時南西約56度
4時西約33度
5時西約21度
おうし座南流星群の放射点の方角と高さ(11月6日夜〜7日明け方、東京。赤経3.5時・赤緯+13度として当ブログ計算)

見える流星の数は、放射点が高いほど多くなります。21時を過ぎると放射点は高さ40度を超え、真夜中前後がいちばん高くなります。北群の放射点は少し北寄りで、高さは数度高くなります。「何時から見えるか」は暗くなってすぐ(18時台)からですが、数が増えるのは21時ごろから明け方と覚えておきましょう。

今日・今夜も見える? 長い活動期間

おうし座流星群は活動期間がとても長い流星群です。国際流星機構(IMO)の資料では、南群はおおむね9月上旬〜11月下旬、北群は10月下旬〜12月上旬に活動します。今の時期も、暗い空なら流星が見られる可能性はありますが、数はとても少ないので、「今夜見る」なら晴れていて月明かりのない時間を選ぶのが第一です。10月末は満月過ぎの明るい月が宵のうちから昇るため、数の少ないおうし座流星群には不向きです。月が細くなる11月に入ってからの、月が昇る前の宵〜夜半がおすすめです。

月明かりは? 11月9日の新月をはさむ「月の良い年」

2026年11月の月とおうし座流星群 2日 下弦 9日 新月 17日 上弦 6日ごろ 南群極大 13日ごろ 北群極大 どちらの極大も月明かりの少ない時期。新月の9日前後は一晩中月がない
2026年11月の月の満ち欠けとおうし座流星群の極大(国立天文台の情報から当ブログ作成)

流星観察の大敵は月明かりです。2026年11月は2日が下弦、9日が新月、17日が上弦。南群の極大(6日ごろ)は月が細くなっていく時期で、月が昇るのは未明なので夜半前は月明かりのない空。北群の極大(13日ごろ)は細い月が宵のうちに沈むので、夜遅い時間ほど暗い空になります。そして9日前後の新月の夜は一晩中月がないので、どちらの流星群も活動期間中のこの夜は狙い目です。

データ検証:11月上旬〜中旬の夜は、どのくらい晴れる?

全国51地点の平均で、夜が晴れた割合は11月5日45%・6日42%・12日45%・13日38%。11月の夜はおおむね4割前後が晴れ、という結果です。13日がやや低いのは、11月中旬になると冬型の気圧配置の日が増え、日本海側で雲が多くなるためと考えられます。

地点5日の夜6日の夜12日の夜13日の夜南群2晩のどちらか北群2晩のどちらか
札幌36%35%29%30%51%57%
仙台54%45%49%41%76%78%
新潟41%30%14%27%56%30%
東京38%40%52%41%60%71%
名古屋49%47%57%37%78%68%
金沢45%36%25%20%54%38%
大阪42%44%54%46%68%76%
広島44%55%56%52%74%84%
高知42%47%56%55%66%71%
福岡51%52%48%40%76%70%
鹿児島43%54%51%44%72%72%
那覇49%50%40%30%67%55%
主な地点の夜が晴れた割合(気象庁 夜の天気概況、1968〜2025年のうち記録がある年。当ブログ集計)

2晩のどちらかが晴れた割合で見ると、南群(5日・6日)は長崎82%・名古屋78%、仙台・佐賀・熊本・福岡76%が上位。北群(12日・13日)は広島84%・水戸81%・津79%・仙台78%、宇都宮・静岡・大阪など76%が上位でした。逆に晴れにくいのは、北群では新潟30%・富山35%・金沢38%・与那国島38%・青森39%と、北陸・東北北部の日本海側や南の島に多くなっています。

日本海側は11月中旬になると冬型の気圧配置で雲が増えるため、新潟は12日の夜の晴れた割合がわずか14%。一方、山を越えた太平洋側は乾いた北西の風で晴れやすく、水戸・宇都宮・前橋は北群の2晩のどちらかが晴れた割合が7〜8割あります。冬型と天気の関係は冬型の気圧配置はいつから?で詳しく解説しています。

最近10年の東京・大阪の夜の天気

実際に最近の年はどうだったのか。南群の極大のころ(6日の夜)と、北群の極大のころ(13日の夜)の夜の天気概況を並べました。

年東京 6日の夜東京 13日の夜大阪 6日の夜大阪 13日の夜
2016年晴後曇曇晴曇
2017年快晴曇一時雨晴後時々曇晴後曇一時雨
2018年雨時々曇曇時々雨晴晴一時曇
2019年晴晴後曇一時雨晴曇時々雨
2020年曇快晴曇一時晴晴
2021年曇晴後薄曇曇後晴曇
2022年晴一時薄曇晴時々曇一時雨晴曇一時雨後晴
2023年曇時々雨快晴曇時々雨、雷を伴う晴
2024年晴一時曇曇時々晴晴晴後一時曇
2025年晴曇時々晴快晴曇後晴
東京・大阪の11月6日と13日の夜の天気概況(気象庁、18時〜翌6時)

東京の6日の夜は10年中6年、大阪は7年が「晴」で始まる夜でした。13日の夜は東京・大阪とも5年でしたが、「晴後曇一時雨」のように夜のうちに崩れた年も含みます。同じ「晴」でも「晴後曇」のように夜のうちに雲が広がる年もあるので、晴れていれば早めの時間から観察を始めるのがおすすめです。過去の天気は過去の天気検索で、日付ごとに11月6日の天気のページでも確認できます。

11月の晴れやすさを都道府県で比べる

当ブログの都道府県ツールで、11月の晴れの日数を地点別に比べられます。流星観察の遠征先選びにも使えます。

東京の11月6日前後の過去の天気です。年ごとの天気と気温がわかります。

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おうし座流星群を見るコツと服装

  • 暗い場所で、目を15分ほど暗さに慣らす:スマホの画面を見ると目が明るさに戻ってしまいます
  • 空の広い範囲を見る:放射点のおうし座だけを見るより、少し離れた空全体をぼんやり眺めるほうが見つけやすい
  • 30分〜1時間は粘る:1時間に2〜3個程度なので、短時間では見逃しやすい
  • 冬の服装で:11月の夜は東京でも平年の最低気温が10℃前後、北日本は0℃前後。ダウンやコートの目安も参考に、マフラー・手袋・カイロを
  • 雲の予報をチェック:晴れの予報でも夜は雲が広がることがあります。星空観測に向く天気の見方や衛星画像の読み方で、雲の切れ間を探しましょう

晴れていても見えない夜:気象予報士の雲チェック

週間予報の「晴れ」は日中の天気です。11月は移動性高気圧の後ろから高い所の薄い雲が入りやすく、「晴れなのに星が少ない」夜がよくあります。前日夕方の天気予報で、夜の時間帯が「晴れ」で降水確率0〜10%になっているかを確認しましょう。当日は衛星画像の赤外画像で、西から来る白い雲の帯を見ておくと安心です。冬型の日は日本海側で雲が残りますが、関東・東海・瀬戸内では風が強い代わりに空気が澄み、星がよく見える夜になります。

スマホで流星は撮れる?

最近のスマホは夜景モードで星が写りますが、流星を撮るのは簡単ではありません。三脚で固定し、広角で空の広い範囲を写し、10〜30秒の長時間露出を連続で撮り続けるのが基本です。おうし座流星群は数が少ないので、「1時間撮って1つ写れば成功」くらいの気持ちで。撮影しながら、肉眼でもゆっくり流れる流星を楽しみましょう。

流星群の日に晴れる確率は、ほかの流星群でも調べています。オリオン座流星群、ふたご座流星群、ペルセウス座流星群の記事もどうぞ。秋の夜空なら十三夜は晴れる?もあります。

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よくある質問(FAQ)

Q. おうし座流星群2026はいつですか?

国立天文台によると、おうし座南流星群は11月6日ごろ、おうし座北流星群は11月13日ごろに極大となります。見ごろは南群が11月上旬、北群が11月上旬〜中旬です。

Q. 何時ごろに見ればいいですか?

どちらもほぼ一晩中見えます。放射点のおうし座が高くなる夜9時ごろから明け方までがチャンスで、南群は月が昇る前の夜半前、北群は細い月が沈んだあとの夜遅い時間が、月明かりのない空になります。

Q. 1時間にいくつ見えますか?

国立天文台によると、天の川が見えるような暗い空で、南群は1時間に2〜3個程度、北群は1時間に2個程度です。街明かりの中では数分の1になることがあります。

Q. どの方角を見ればいいですか?

流星は空のどこにでも流れるので、方角はあまり気にしなくて大丈夫です。放射点のおうし座は夕方に東の空から昇り、真夜中ごろに南の高い空へ来ます。空の広い範囲を見渡しましょう。

Q. 流星群の夜は晴れますか?

気象庁の夜の天気概況を集計すると、全国51地点の平均で、11月5日の夜が晴れた割合は45%、6日は42%、12日は45%、13日は38%でした。2晩のどちらかが晴れた割合は南群66%・北群64%です。

Q. 晴れやすい地域はどこですか?

九州北部・瀬戸内・東海・関東などの太平洋側が晴れやすく、北陸・山陰・東北北部の日本海側は11月中旬になると冬型の雲で晴れにくくなります。

Q. 火球は見られますか?

おうし座流星群は、ゆっくり流れる明るい流星(火球)が見られることがある流星群として知られています。ただし火球の数は年によって違い、必ず見られるわけではありません。

Q. おうし座流星群は危険ですか?

危険はありません。流星は小さなちりが上空100km前後で燃え尽きる現象で、地上に被害が出ることはまずありません。火球が多い年が話題になったり、隕石や天体衝突の話と結びつけて語られたりすることがありますが、2026年の国立天文台の予想は1時間に2〜3個程度の通常の活動です。むしろ注意したいのは夜間の交通事故や冷え込みで、暗い場所へは複数人で出かけ、車道の近くは避けましょう。

Q. 月明かりは邪魔になりませんか?

2026年は11月2日が下弦、9日が新月、17日が上弦です。南群の極大のころは夜半前、北群の極大のころは夜遅い時間が月明かりのない空になり、月の条件は良い年です。

まとめ
  • おうし座流星群2026は南群が11月6日ごろ、北群が11月13日ごろ極大。ほぼ一晩中、暗い空で1時間に2〜3個程度
  • 11月9日が新月で、月明かりの条件は良い年
  • 夜が晴れた割合は全国平均で約4割。2晩のどちらかなら66%・64%に上がる
  • 太平洋側は晴れやすく、11月中旬の日本海側は冬型の雲で晴れにくい
  • チェッカーで、あなたの街の晴れやすさと最新の週間予報を確認できます

出典:国立天文台「ほしぞら情報 2026年11月」(極大の時期・流星数・月の満ち欠け)、気象庁「過去の気象データ検索」(日別の夜の天気概況)、気象庁「天気予報」(週間予報)。晴れた割合は当ブログの集計です。

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