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こんにちは!気象予報士ののぶやんです。
10月も下旬に入ったのに、台風第30号(チャンパー)が中心気圧900hPa・最大風速60m/sの「猛烈な」勢力でフィリピンの東を進んでいます(気象庁 10月21日15時45分発表)。23日には与那国島の南の海上へ、24日には東シナ海へ進む予報で、先島諸島は暴風に厳重な警戒が必要です。
こうなると気になるのが「台風っていつまで来るの?」という疑問です。11月や12月にも台風は来るのか、自分の住んでいる地域ではもう心配しなくていいのか。この記事では、元気象庁職員の気象予報士として、気象庁のベストトラック(1951〜2025年の75年分)から24地点ごとに「その日以降に台風が300km以内に来た年の割合」を計算し、日付と地点を選ぶだけで確かめられるツールにしました。今年の台風の最新の予報も自動で読み込みます。
- 台風の「接近」は10月までがほとんど。気象庁の統計(1951〜2025年)で、日本への接近は10月が計119個、11月が44個、12月が7個。11月以降に接近があった年は75年中38年(約半分)だが、その多くは沖縄と伊豆・小笠原
- 本州・四国・九州(本土)への11月の接近は75年でたった3個(1952年・1965年・1990年)、12月は0個。11月の上陸は1990年の台風28号(11月30日、和歌山県)の1回だけ。ここでの「接近」は気象庁の定義(その地方のいずれかの気象官署等から300km以内)で、下の地点別の数字(1地点から300km以内)とは数え方が違います
- 10月21日以降に台風が300km以内に来た年の割合は、父島36%・南大東島33%・八丈島24%・那覇23%・石垣島21%に対し、東京7%・大阪4%・鹿児島4%・福岡0%
- 沖縄・先島は11月にも年に1〜2割の確率で台風が来る。今年の台風30号は23〜24日に与那国島・石垣島・宮古島の300km以内に入る予報で、「10月下旬の接近」になる見込み
- 下のツールで地点と日付を選ぶと、その日以降に台風が来た年の割合・過去の遅い台風の一覧・24地点ランキングがわかります
台風はいつまで来る?地点別「この日以降に台風が来た確率」ツール
地点と日付を選ぶと、1951〜2025年の75年間で「その日以降に台風の中心が300km以内に入った年」の割合を計算します。初期値は今日の日付で、気象庁がいま発表中の台風の予報からその地点に最も近づく時刻と距離も自動で表示します。選んだ地点は次に開いたときも覚えています。
たとえば那覇で「10月21日」を選ぶと、22.7%(75年中17年)と出ます。4〜5年に1回は、10月下旬以降にも台風が300km以内まで近づいている計算です。一方、東京は6.7%(5年)、大阪は4.0%(3年)、福岡は0%で、本州・九州の多くの地点では、10月下旬に入れば台風シーズンはほぼ終わりと言えます。ただし「ゼロではない」地点が多いことにも注意してください。
図解:11月になると台風が日本に来にくくなるしくみ
台風は、自分で進む力はほとんどなく、まわりの大きな風に流されて動きます。夏から9月ごろは、太平洋高気圧が日本の南東に大きく張り出し、台風は高気圧のふちを回るように北上して日本に近づきます(台風の多い時期のしくみは台風はなぜ9月に多い?でくわしく解説しています)。
秋が深まると、太平洋高気圧は南へ後退し、日本の上空を流れる偏西風が南へ下りてきます。すると台風は沖縄の南〜小笠原近海で東へ向きを変える(転向する)か、高気圧の南側を西へ進んでフィリピン・ベトナム方面へ向かうことが多くなります。さらに本州の南の海面水温も下がるため、北上してきても勢力が弱まり、温帯低気圧に変わりやすくなります。これが、11月の台風が沖縄・小笠原には来ても本土にはほとんど来ない理由です。
11月・12月に台風は来る?75年のデータで検証
気象庁の公式統計:月別の接近数(1951〜2025年の合計)
| 地域 | 10月 | 11月 | 12月 | 11月以降に接近があった年 |
|---|---|---|---|---|
| 日本全体 | 119個 | 44個 | 7個 | 38年(51%) |
| 沖縄・奄美 | 63個 | 31個 | 2個 | 28年(37%) |
| 伊豆・小笠原 | 90個 | 25個 | 5個 | 26年(35%) |
| 本土(本州・北海道・九州・四国) | 59個 | 3個 | 0個 | 3年(4%) |
| 関東甲信 | 48個 | 2個 | 0個 | 2年(1965・1990年) |
| 近畿 | 40個 | 1個 | 0個 | 1年(1990年) |
| 九州南部 | 32個 | 2個 | 0個 | 2年(1952・1990年) |
| 東北・北海道 | 31個・13個 | 0個 | 0個 | 0年 |
11月以降の接近は「日本全体」で見ると75年中38年と約半分の年にありますが、内訳はほとんどが沖縄・奄美と伊豆・小笠原です。本土への11月の接近は1952年・1965年・1990年の3回だけで、12月の接近は一度もありません。
月別の上陸数:11月は1回、12月は0回
| 月 | 4〜5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年間合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 上陸数(75年の合計) | 3個 | 11個 | 37個 | 79個 | 69個 | 18個 | 1個 | 0個 | 218個 |
統計開始(1951年)以降で上陸が最も遅いのは、1990年の台風28号(ペイジ)が11月30日に和歌山県白浜町の南に上陸したケースで、11月の上陸は75年でこの1回だけです(上陸・接近・通過の違いは台風の「上陸」「通過」「接近」の違い)。10月の上陸は18個あり、2位の1967年の台風34号(ダイナ、10月28日に愛知県南部に上陸)、2017年の台風21号(ラン、10月23日に静岡県に上陸)、2004年の台風23号(トカゲ、10月20日に高知県に上陸)など、10月下旬でも大きな被害を出した台風があります。
24地点の「10月21日以降」「11月以降」に台風が来た年の割合
| 地点 | 10月21日以降 | 11月1日以降 | 記録上いちばん遅い接近 |
|---|---|---|---|
| 父島 | 36.0%(27年) | 25.3%(19年) | 12月24日(1990年 29号) |
| 南大東島 | 33.3%(25年) | 20.0%(15年) | 11月29日(1992年 30号) |
| 八丈島 | 24.0%(18年) | 9.3%(7年) | 11月25日(1965年 32号) |
| 那覇 | 22.7%(17年) | 10.7%(8年) | 11月30日(1992年 30号) |
| 石垣島 | 21.3%(16年) | 16.0%(12年) | 11月26日(1981年 26号) |
| 宮古島 | 21.3%(16年) | 14.7%(11年) | 11月26日(1981年 26号) |
| 与那国島 | 20.0%(15年) | 17.3%(13年) | 12月4日(2004年 27号) |
| 名瀬(奄美) | 17.3%(13年) | 8.0%(6年) | 11月29日(1990年 28号) |
| 潮岬 | 8.0%(6年) | 1.3%(1年) | 11月30日(1990年 28号) |
| 静岡 | 8.0%(6年) | 1.3%(1年) | 11月30日(1990年 28号) |
| 東京 | 6.7%(5年) | 0.0%(0年) | 10月30日(2010年 14号) |
| 名古屋 | 6.7%(5年) | 1.3%(1年) | 11月30日(1990年 28号) |
| 鹿児島 | 4.0%(3年) | 1.3%(1年) | 11月15日(1952年 21号) |
| 高知 | 4.0%(3年) | 1.3%(1年) | 11月30日(1990年 28号) |
| 大阪 | 4.0%(3年) | 1.3%(1年) | 11月30日(1990年 28号) |
| 仙台 | 2.7%(2年) | 0.0%(0年) | 10月23日(2017年 21号) |
| 長崎 | 1.3%(1年) | 0.0%(0年) | 10月29日(2017年 22号) |
| 福岡 | 0.0%(0年) | 0.0%(0年) | 10月20日(2004年 23号) |
| 広島 | 0.0%(0年) | 0.0%(0年) | 10月20日(2004年 23号) |
| 札幌 | 0.0%(0年) | 0.0%(0年) | 10月19日(1979年 20号) |
10月21日以降の割合が2割を超えるのは沖縄・奄美と伊豆諸島・小笠原の地点だけです。本州では潮岬・静岡の8%が最も高く、太平洋に突き出た地点ほど遅い台風の影響を受けやすい傾向があります。九州北部〜中国地方(福岡・広島)と札幌は、75年間で10月21日以降に台風が300km以内に入ったことが一度もありません。
地点別「台風シーズンの終わり」早見表
「その年の最後の台風がいつ来たか」を地点ごとに並べると、地域による台風シーズンの長さの違いがはっきりします。台風が来た年について、最後に300km以内に入った日の中央値(半分の年はこの日より前に台風シーズンが終わっている)を計算しました。
| 地点 | 台風が来た年 | 最後の接近日の中央値 | 10月1日以降に来た年 | 10月21日以降 | 11月1日以降 |
|---|---|---|---|---|---|
| 父島 | 71年 | 10月6日 | 55% | 36% | 25% |
| 南大東島 | 72年 | 10月10日 | 57% | 33% | 20% |
| 八丈島 | 72年 | 10月7日 | 60% | 24% | 9% |
| 石垣島 | 75年 | 9月26日 | 43% | 21% | 16% |
| 宮古島 | 75年 | 9月27日 | 45% | 21% | 15% |
| 那覇 | 74年 | 9月25日 | 45% | 23% | 11% |
| 与那国島 | 74年 | 9月22日 | 36% | 20% | 17% |
| 名瀬(奄美) | 74年 | 9月23日 | 37% | 17% | 8% |
| 鹿児島 | 73年 | 9月17日 | 27% | 4% | 1% |
| 宮崎 | 73年 | 9月19日 | 27% | 4% | 1% |
| 高知 | 73年 | 9月17日 | 23% | 4% | 1% |
| 潮岬 | 71年 | 9月25日 | 36% | 8% | 1% |
| 静岡 | 72年 | 9月25日 | 35% | 8% | 1% |
| 東京 | 68年 | 9月25日 | 36% | 7% | 0% |
| 名古屋 | 69年 | 9月19日 | 28% | 7% | 1% |
| 大阪 | 70年 | 9月19日 | 23% | 4% | 1% |
| 松山 | 72年 | 9月17日 | 20% | 4% | 1% |
| 長崎 | 71年 | 9月12日 | 17% | 1% | 0% |
| 福岡 | 71年 | 9月12日 | 16% | 0% | 0% |
| 広島 | 71年 | 9月10日 | 15% | 0% | 0% |
| 仙台 | 59年 | 9月20日 | 21% | 3% | 0% |
| 新潟 | 61年 | 9月17日 | 20% | 1% | 0% |
| 金沢 | 66年 | 9月17日 | 20% | 3% | 0% |
| 札幌 | 39年 | 9月5日 | 4% | 0% | 0% |
最後の接近日の中央値は、札幌(9月5日)を除くと福岡・広島・長崎が9月10〜12日ごろと最も早く、東京・静岡・潮岬が9月25日ごろ、南大東島・八丈島・父島は10月6〜10日ごろです。つまり九州北部や瀬戸内では「お彼岸を過ぎれば、その年の台風はほぼ終わり」、関東・東海は「10月前半まで油断できない」、太平洋の島々は「10月いっぱい続く」というのが75年分のデータから見えるイメージです。札幌は台風が300km以内に来た年自体が75年中39年と約半分です。
グラフの線が下がっていくスピードを見ると、東京・大阪は10月に入ると急に下がり、10月下旬には1割未満になるのに対し、那覇や父島は11月に入ってもなかなかゼロになりません。父島は12月にも7%の年で台風が来ていて、日本でいちばん台風シーズンが長い地点です(小笠原(父島)の台風シーズン)。
10月21日以降に本州・四国・九州の主要都市に近づいた台風は75年で8個
| 年 | 台風 | 近づいた主な地点(300km以内に入った日) |
|---|---|---|
| 1952年 | 21号(ベス) | 鹿児島・宮崎(11月15日) |
| 1967年 | 34号(ダイナ) | 鹿児島・高知・大阪・名古屋・東京・金沢など(10月27〜28日)、28日に愛知県南部に上陸 |
| 1981年 | 24号(ゲイ) | 潮岬・静岡・東京・仙台など(10月22〜23日) |
| 1990年 | 28号(ペイジ) | 高知・大阪・名古屋・静岡など(11月30日)、11月30日に和歌山県に上陸 |
| 2007年 | 20号(ファクサイ) | 潮岬・静岡・東京(10月27日) |
| 2010年 | 14号(チャバ) | 潮岬・名古屋・静岡・東京(10月30日) |
| 2017年 | 21号(ラン) | 潮岬・大阪・名古屋・東京・仙台・新潟など(10月22〜23日)、23日に静岡県に上陸 |
| 2017年 | 22号(サオラー) | 鹿児島・長崎・高知・大阪・東京など(10月28〜29日) |
8個のうち4個は2007年以降で、2017年は台風21号・22号と2週続けて本土に近づきました。台風21号は超大型の勢力で10月23日に静岡県に上陸し、近畿を中心に大雨になりました。「10月下旬だからもう来ない」とは言い切れない例です。
2026年の台風30号は「遅い台風」としてどれくらい珍しい?
台風30号は、気象庁の21日15時45分の予報で23日15時に与那国島の南約120km(950hPa)、24日15時に東シナ海(975hPa)へ進み、25日に東シナ海を北上して26日15時には対馬近海で温帯低気圧に変わる見込みです。予報円の中心どおりに進むと、与那国島は23日23時ごろにほぼ真上(約10km)、石垣島は23日20時ごろに約120km、宮古島は23日22時ごろに約240kmまで近づく計算です(先島の詳しい見通しは台風30号は先島諸島にいつ最接近?)。
石垣島・与那国島で10月21日以降に台風が300km以内に入った年は、75年でそれぞれ16年・15年(約2割)。5年に1回くらいは起きる「遅い台風」ですが、900hPaまで発達した台風が10月下旬に先島へ向かうのは異例で、21日15時の実況(900hPa)は10月下旬の台風としてはかなり強い部類です(強さの比較は中心気圧900hPaはどのくらい強い?)。
九州北部では、台風が温帯低気圧に変わりながら北上する25〜26日に、前線の活動が活発になって雨が強まるおそれがあります(台風30号は九州に来る?、「台風が前線を刺激する」とは?)。温帯低気圧に変わっても安心できない理由は台風が温帯低気圧に変わったら安心?にまとめています。
ちなみに、ツールで長崎や福岡を選ぶと、台風30号は26日朝〜昼前に長崎の約180km(8時ごろ)、福岡の約140km(11時ごろ)まで近づく計算になります。福岡の300km以内に台風として入れば、10月21日以降では75年で初めてです。長崎は26日0時ごろ、温帯低気圧に変わる前に300km以内に入る計算です。ただ、どちらも温帯低気圧に変わる途中(気象庁の予報では26日15時に温帯低気圧)なので、台風として数えられるかは微妙なところです。雨と風への備えは、台風かどうかに関係なく必要です。
サイト内のツールで、地域の台風と10月下旬の天気を調べる
都道府県ごとに、月別の台風の接近数を比べられるツールです。県と月を切り替えると、11月の接近がある県がどこに限られるかがよくわかります。
地方ごとの台風の接近数(平年値)の一覧です。
| 順位 | 地方 | 合計(1951〜2025年) | 年平均 | 平年値 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 沖縄 | 553個 | 7.4個 | 7.7個 |
| 2 | 伊豆・小笠原 | 401個 | 5.3個 | 5.4個 |
| 3 | 奄美 | 300個 | 4.0個 | 4.3個 |
| 4 | 九州南部 | 279個 | 3.7個 | 3.9個 |
| 5 | 九州北部 | 257個 | 3.4個 | 3.8個 |
| 6 | 東海 | 248個 | 3.3個 | 3.5個 |
| 7 | 四国 | 244個 | 3.3個 | 3.3個 |
| 8 | 関東甲信 | 238個 | 3.2個 | 3.3個 |
| 9 | 近畿 | 235個 | 3.1個 | 3.4個 |
| 10 | 中国 | 213個 | 2.8個 | 3個 |
| 11 | 東北 | 192個 | 2.6個 | 2.7個 |
| 12 | 北陸 | 186個 | 2.5個 | 2.8個 |
| 13 | 北海道 | 119個 | 1.6個 | 1.9個 |
那覇の10月24日前後の天気の傾向(晴れ・雨の割合や気温)は、日付と地点を選んで確かめられます。旅行や行事の予定の参考にどうぞ。
今日の風の強かった場所は今日、日本一風が強かった場所、雨は今日、日本一雨が降った場所、気圧の変化は今日の気圧の変化でリアルタイムに確認できます。過去の同じ日の天気は過去の天気検索や10月24日の天気の傾向から調べられます。
過去の「遅い台風」の実例
1990年 台風28号(ペイジ):統計開始以降もっとも遅い上陸
11月下旬に沖縄の南から北東へ進み、11月30日に和歌山県白浜町の南に上陸しました。上陸の遅い記録の1位で、高知・大阪・名古屋・静岡などがそろって300km以内に入りました。この年は12月にも伊豆・小笠原へ台風が接近していて、台風シーズンの長い年でした。
2017年 台風21号(ラン):10月下旬に超大型で上陸
10月23日に静岡県(掛川市付近)に上陸した台風です(気象庁の上陸の統計による)。秋雨前線の活動を活発にしながら北上したため、上陸前から近畿・東海を中心に大雨になりました。翌週には台風22号(サオラー)も九州・四国の南を進み、2週続けて週末に台風が来た年として記憶している方も多いと思います。
2004年 台風27号(ナンマドル):12月の先島接近
先島諸島で最も遅い記録が残るのは与那国島で、2004年の台風27号が12月4日に300km以内に入りました。2004年は10月20日に台風23号が高知県に上陸し、10個の台風が上陸した年でもあります。沖縄・先島では、12月まで台風の可能性がゼロではないことを示す例です(石垣島・宮古島の台風シーズン)。
「台風はもう来ない」と判断するときの注意点
- 「300km以内」は台風の中心の位置:大型の台風は強風域の半径が500km以上あるので、中心が300km以上離れていても強い風が吹くことがあります(風の強さの目安は風速の目安)
- 中心が遠くても大雨になる:秋は前線が日本の南岸付近にあることが多く、遠くの台風から湿った空気が流れ込んで大雨になることがあります
- うねりは1000km先から届く:海水浴・釣り・磯遊びは、台風が遠くても高波に注意が必要です
- 確率は過去の平均:その年の海面水温や高気圧の張り出し方で変わります。今年は10月下旬でも台風30号が猛烈な勢力まで発達しました
- 最新の情報を確認:台風が発生したら気象庁の台風情報と、台風のたまご 最新で発生前の動きもチェック
10月下旬から11月に沖縄・先島へ旅行する方は、飛行機の欠航の目安(飛行機・新幹線が止まる風速)や、石垣島11月の服装と天気・宮古島11月の服装と天気もあわせて確認しておくと安心です。台風の時期を外したいなら沖縄旅行のベストシーズンも参考にしてください。
よくある質問
Q. 台風は何月まで来ますか?
日本への台風の接近は10月までがほとんどです。気象庁の統計(1951〜2025年)では、日本への接近は10月に計119個、11月に44個、12月に7個で、11月以降に接近があった年は75年中38年です。ただし11月以降の接近の多くは沖縄・奄美と伊豆・小笠原で、本州・四国・九州への11月の接近は3個、12月は0個です。
Q. 11月に台風が上陸したことはありますか?
あります。1990年の台風28号が11月30日に和歌山県白浜町の南に上陸しました。1951年以降で11月の上陸はこの1回だけで、統計開始以降で上陸の最も遅い記録です。12月の上陸はありません。
Q. 東京に10月下旬以降に台風が来たことはありますか?
1951〜2025年の75年で、10月21日以降に台風の中心が東京から300km以内に入った年は5年(約7%)です。最近では2007年の台風20号、2010年の台風14号、2017年の台風21号・22号があります。11月以降はありません。
Q. 沖縄は11月にも台風が来ますか?
来ることがあります。那覇から300km以内に11月以降に台風が来た年は75年中8年(約11%)、石垣島は12年(16%)です。気象庁の統計でも沖縄地方への11月の接近は75年で計31個あります。
Q. 台風30号は「遅い台風」ですか?
10月21日以降に石垣島・与那国島の300km以内に台風が入った年は、75年中それぞれ16年・15年(約2割)で、5年に1回ほど起きています。ただ、10月下旬に900hPaまで発達した台風が先島諸島へ向かうのは異例で、強さの面ではかなりめずらしい台風です。
Q. 11月になると台風が日本に来にくいのはなぜですか?
太平洋高気圧が南へ後退し、偏西風が南へ下りてくるため、台風は沖縄の南〜小笠原近海で東へ向きを変えるか、西へ進んでフィリピン方面へ向かうことが多くなるからです。本州の南の海面水温も下がるため、北上しても弱まりやすくなります。
Q. 台風の発生はいつまで続きますか?
台風は1年中発生する可能性があり、1951〜2025年の平均で10月は3.7個、11月は2.4個、12月は1.1個発生しています。発生しても日本に近づくとは限らず、11月・12月の台風はフィリピンやベトナム方面へ進むものが多くなります。
Q. 今年はこのあと何個くらい台風が発生しますか?
1951〜2025年の平均では、10月は3.7個、11月は2.4個、12月は1.1個発生しています。10月下旬から年末までに平均で4〜5個ほど発生する計算ですが、日本に近づくのはそのうちのごく一部で、多くは沖縄の南やフィリピン方面を進みます。
- 日本への台風の接近は10月までがほとんど。11月は75年で44個、12月は7個で、その多くは沖縄・奄美と伊豆・小笠原
- 本土への11月の接近は3個だけ、上陸は1990年11月30日の1回だけ。12月の上陸はない
- 10月21日以降に台風が来た年は那覇23%・石垣島21%・父島36%に対し、東京7%・大阪4%・福岡0%
- 秋は偏西風が南に下り、高気圧が後退するため、台風は沖縄の南で東へ向きを変えるか西へ進みやすい
- 今年の台風30号は23〜24日に先島諸島へ。5年に1回ほど起きる「遅い接近」だが、勢力の強さは異例。最新の情報を確認して備えを
出典:気象庁「台風情報」(2026年10月21日15時45分発表)、気象庁「台風の統計資料」(発生数・接近数・上陸数)、気象庁 RSMC Tokyo ベストトラック(1951〜2025年)。地点ごとの割合・距離・グラフは当サイトの計算。


