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こんにちは!気象予報士ののぶやんです。
猛烈な台風第30号(チャンパー)が、23日から24日にかけて先島諸島に最も近づく予報です(気象庁 10月21日15時45分発表、23日15時に与那国島の南約120km・950hPa)。こうした暴風の台風で毎回のように起きるのが大規模な停電です。沖縄では2018年の台風24号で約25万戸、2023年の台風6号で県内世帯の約3分の1にあたる21万5,800戸が停電しました。
「何m/sの風で停電するの?」「どのくらい続くの?」「何を準備すればいい?」。この記事では、元気象庁職員の気象予報士として、経済産業省・内閣府・電力会社の資料から過去12の台風の停電戸数と復旧日数を一覧にし、気象庁の観測した最大瞬間風速と並べました。さらに、いま発表中の台風の予報からあなたの地点が暴風警戒域に入る時間を計算し、家族の人数から停電への備えの量を出すツールを作りました。
- 目安は最大瞬間風速30m/s台から。2023年台風7号(神戸35.7m/s)で約5.7万戸、2026年台風25号(三宅島38.0m/s)で約6.3万戸が停電し、45m/s級を超えると数十万〜100万戸規模の停電が起きている
- 電柱は10分間平均の風速40m/sの風圧に耐えるように設計されている。それでも停電が起きるのは、倒木・建物の倒壊・飛来物による「二次被害」が大半だから(2019年台風15号では電柱被害の約74%が倒木・建物倒壊、約14%が飛来物。2018年台風21号では折損・倒壊した電柱の約9割が二次被害)
- 過去の台風で停電が多かったのは、2018年台風21号(関西電力 同時最大 約168万軒)、2018年台風24号(中部電力 約102万戸)、2019年台風15号(東京電力 約93万戸)。いずれも最大瞬間風速は45〜58m/s級
- 停電の長さを決めるのは風の強さより「暴風が何時間続くか」と「現場に行けるか」。暴風の間は復旧作業ができない。2023年の台風6号は那覇が2回にわたり暴風域に入り(合計約59時間)、高圧配電線の復旧までピークから約6日半かかった
- 備えは最低3日分(農林水産省の家庭備蓄の目安は最低3日分〜1週間分)。3人家族なら水27リットル、スマホ3台で約6万mAhのモバイルバッテリーが目安(下のツールで計算できます)
- 台風30号で先島諸島は22日夜〜23日未明から暴風警戒域に入る予報。下のツールで地点ごとの時間の目安を確認できます
台風の停電チェッカー(暴風警戒域に入る時間・備えの計算・過去の停電)
①は気象庁がいま発表している台風の予報を自動で読み込み、選んだ地点が暴風警戒域(予報円の中を台風が進んだ場合に暴風域に入るおそれがある範囲)に入る時間帯と長さを計算します。②は家族の人数とスマホの台数から、停電に備える水・電池・明かりの量を計算します。③は過去の台風の停電を地域別に並べ替えられます。
①で「石垣島」や「与那国島」を選ぶと、台風30号の予報から暴風警戒域に入る時間帯がわかります。表示されるのは予報のずれを含めた「暴風になるおそれがある時間の幅」で、実際の暴風の時間はこれより短くなることが多いものの、暴風の時間が長いほど、停電したときに復旧までの時間が長くなりやすいのが、過去の沖縄の台風の教訓です(くわしくは下で解説します)。先島諸島の最接近の時刻と距離は台風30号は先島諸島にいつ最接近?でまとめています。
図解:台風で停電が起きるしくみ
意外に思われるかもしれませんが、台風の停電の多くは「風で電柱が倒れる」より「風で倒れた木や飛んできた物が電線を切る」ことで起きています。経済産業省の資料によると、2019年の台風15号(房総半島台風)で被害を受けた電柱1,996本の原因は、推定で倒木・建物倒壊が約74%、看板などの飛来物が約14%、土砂崩れなどの地盤が約12%でした。2018年の台風21号でも、関西電力の管内で折損・倒壊した電柱881本のうち788本(約9割)が、飛来物・倒木・建物倒壊による二次被害でした。
電柱や鉄塔は、電気設備の技術基準で風速40m/sの風圧荷重に耐えるように作られています。この40m/sは10分間平均の風速で、瞬間的な突風は安全率(コンクリート柱で2.0、鉄柱で1.5、木柱で1.3〜1.5)で見込む考え方です。気象庁が発表する「最大風速」も10分間平均なので、最大風速40m/s前後が設計の目安と考えるとイメージしやすいでしょう(風速ごとの体感は風速の目安)。2019年の台風15号では、地形の影響で想定を大きく上回る突風が吹いて鉄塔2基が倒れ、その後、地域ごとの基本風速も考えて設計する方針が示されました。
データで検証:過去12の台風の停電戸数と復旧日数
| 台風 | 最大の停電 | 電力会社 | 復旧 | 主な最大瞬間風速 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年 台風21号 | 同時最大 約168万軒(延べ約220万軒) | 関西電力 | 99%復旧まで5日、全面復旧は17日目 | 関空 58.1m/s |
| 2018年 台風24号(本州) | 約102万戸(全国 約180万戸) | 中部電力 | 99%復旧まで3日、全停電解消は約1週間 | 御前崎 46.8m/s |
| 2019年 台風15号(房総半島台風) | 約93万4,900戸 | 東京電力 | 99%復旧まで12日、解消まで約2週間 | 千葉 57.5m/s |
| 2019年 台風19号(東日本台風) | 約52万戸 | 東京電力ほか | 99%復旧まで4日 | 江戸川臨海 43.8m/s |
| 2020年 台風10号 | 47万5,910戸 | 九州電力 | 99%復旧まで2日 | 野母崎 59.4m/s |
| 2022年 台風14号 | 約35万戸 | 九州電力送配電 | 約3日 | 屋久島 50.9m/s |
| 2024年 台風10号 | 約26万戸 | 九州電力送配電 | 約3日 | 枕崎 51.5m/s |
| 2018年 台風24号(沖縄) | 約25万1千戸 | 沖縄電力 | 24号・25号が続いた際に最長108時間 | 那覇 53.1m/s |
| 2023年 台風6号 | 21万5,800戸(県内世帯の34%) | 沖縄電力 | 高圧配電線の復旧までピークから約6日半 | 那覇 52.5m/s |
| 2012年 台風17号 | 約17万7千戸(内閣府の集計) | 沖縄電力 | 10月3日までに解消(内閣府) | 那覇 61.2m/s |
| 2026年 台風25号 | 6万2,704軒 | 東京電力 | 3週間たっても一部で停電 | 三宅島 38.0m/s |
| 2023年 台風7号 | 約5万7千戸(関西電力) | 関西電力送配電(中部電力PGも約4万戸) | ピークから約3日 | 神戸 35.7m/s |
わかったこと①:風速が同じくらいでも、停電戸数は3倍以上ちがう
最大瞬間風速が58m/s前後だった2018年台風21号(関空58.1m/s)は約168万軒、2019年台風15号(千葉57.5m/s)は約93万戸、2020年台風10号(野母崎59.4m/s)は約48万戸と、風速がほぼ同じでも停電の規模は3倍以上ちがいます。(2018年台風21号は「同時に停電していた最大の軒数」、2019年台風19号の約52万戸は全国の合計で東京電力分は約44万戸と、資料によって数え方が違うので、比べるときは大まかな規模の目安として見てください。)停電戸数は、強い風が吹いた範囲にどれだけ多くの人が住んでいるか(大阪・千葉・名古屋の都市部を直撃したか)と、倒れやすい木や飛びやすい物がどれだけあるかで大きく変わります。
わかったこと②:停電の長さは「暴風の時間」と「行けるかどうか」で決まる
99%の復旧までの日数を見ると、2020年台風10号は2日、2022年・2024年の九州の台風は約3日と比較的早いのに対し、2019年台風15号は12日かかりました。千葉県南部の山林で倒木が多く、道路がふさがれて現場に近づけなかったことが長期化の大きな理由です。2026年の台風25号は最大瞬間風速38.0m/s(三宅島)と風は強くありませんでしたが、千葉県で土砂崩れや倒木が相次ぎ、3週間たっても一部で停電が続きました(千葉の大雨は千葉で大雨が続くのはなぜ?)。
沖縄では、台風の動きが遅く、暴風域が長く続くことが停電を長引かせます。2018年の台風24号では沖縄本島で暴風域が27時間続き、続く台風25号とあわせて最長で108時間停電した地域がありました。2023年の台風6号は、那覇がいったん暴風域を抜けたあと再び近づいた台風で2回にわたり暴風域に入り(約36時間+約23時間、合計約59時間)、高圧配電線の復旧まで停電のピークから約6日半かかりました。暴風の間は安全のため復旧作業ができないので、台風がゆっくり進むほど停電は長引きます。
わかったこと③:沖縄は「3〜4割の世帯が停電」が繰り返し起きている
沖縄電力の管内では、2012年の台風17号(内閣府の集計で約17万7千戸)、2018年の台風24号(約25万1千戸)、2023年の台風6号(21万5,800戸、県内世帯の34%)と、数年に一度、県内の3〜4割の世帯が停電する規模の被害が起きています。沖縄県の無電柱化率(道路延長ベース)は平成29年度末で約1.6%。全国では10位と上位ですが、それでも電線の大部分は地上にあります。一方で、電柱そのものが折れる被害は少なく(2023年は7本)、碍子(がいし)や電線の被害が中心です。
台風30号:先島諸島の停電に備えるポイント
台風30号は21日15時の時点で中心気圧900hPa・最大風速60m/sの猛烈な勢力で、23日には非常に強い勢力(950hPa・最大風速45m/s)で与那国島の南を通り、24日には東シナ海へ進む予報です。予報円の中心どおりに進むと、与那国島は23日23時ごろにほぼ真上、石垣島は23日20時ごろに約120kmまで近づく計算です。進む速さは時速15km程度とゆっくりなので、暴風の時間が長くなるおそれがあります。
- スマホ・モバイルバッテリーを満充電。車のシガーソケットの充電器もあると安心
- 水:飲み水(1人1日3リットル)と、浴槽に生活用水をためる(マンションは給水ポンプが止まると断水)
- 冷蔵庫:ペットボトルに水を入れて冷凍し、停電したら冷蔵室へ。ドアの開け閉めを減らす
- 明かり:ろうそくは火災の原因になるので、LEDランタン・懐中電灯を
- 飛ばされそうな物を室内へ。物干し竿・植木鉢・自転車は飛来物になり、電線を切る原因にも
- 情報:電池式・手回しのラジオ。電力会社の停電情報ページをブックマーク
停電中や復旧したときには、切れて垂れ下がった電線には絶対に近づかず、電力会社に連絡してください。また、電気が戻ったときに電気ストーブ・アイロン・ドライヤーなどのスイッチが入ったままだと、通電火災の原因になります。復旧前にプラグを抜き、ブレーカーを入れてから1つずつ差し込むのが安全です(東京電力の案内)。
停電のあとに知っておきたいこと
台風が去ってから停電する「塩害」
海から運ばれた塩分が電線の碍子(がいし)などにつくと、湿気で電気が漏れて停電することがあります。台風が雨の少ないまま強い風だけを吹かせた場合は塩分が洗い流されないため、台風が過ぎたあとに停電が起きたり、長引いたりします。1991年の台風19号(りんご台風)では、中国地方で暴風の被害に塩害が加わり停電が長引いたことが、気象庁広島地方気象台の資料にも記録されています。海に近い地域では、台風のあとも停電に注意が必要です。
「周りは点いたのに、うちだけ」はなぜ?
停電の復旧は、一般に発電所・送電線 → 変電所 → 高圧の配電線 → 低圧の配電線 → 各家庭への引込線の順に進みます。病院などの重要な施設や、一度に多くの家に電気を送れる幹線が優先されるため、近所が点いても自宅だけ残ることがあります。まず家のブレーカー(漏電遮断器を含む)が落ちていないか確認し、それでも点かなければ電力会社の停電情報を見て、表示がなければ電力会社に連絡しましょう。
停電で止まるもの
停電すると照明や冷蔵庫だけでなく、マンションの給水ポンプとエレベーター(給水ポンプが止まると断水する)、IH調理器・エコキュート・電気給湯器、親機にコンセントが必要なコードレス電話や光回線の電話、Wi-Fiルーターも止まります(電源コードのないアナログ回線の電話機は使えることがあります)。携帯電話の基地局にも予備電源がありますが、停電が長引くとつながりにくくなることがあります。10月の沖縄はまだ最高気温が28℃前後になるので、電池式の扇風機や冷却グッズで室内の暑さ対策もしておくと安心です(石垣島11月の服装と天気)。
長い停電に備える電源の選択肢
スマホの充電だけならモバイルバッテリー、冷蔵庫や扇風機まで動かしたいならポータブル電源が候補です。太陽光発電がある家は自立運転に切り替えると昼間は専用コンセントが使え、電気自動車やプラグインハイブリッド車から家電に給電できる車種もあります。発電機を使う場合は、一酸化炭素中毒を防ぐため必ず屋外で使ってください。
サイト内のツールで、地域の風と台風を調べる
都道府県ごとに、月別の風の強さを比べられるツールです。10月は台風に加えて北東の季節風も吹き始め、風の強い日が増える時期です。
都道府県ごとの台風の接近数は、こちらのツールで比べられます。
全国の地点の、観測史上の最大瞬間風速のランキングです。上位には先島諸島・奄美の地点が多く、台風30号が近づく与那国島(81.1m/s)・石垣島(71.0m/s)も歴代の記録は70〜80m/s級です。
| 順位 | 地点(都道府県・市町村) | 記録 | 風向 | 観測日 | 偏差値 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 富士山(静岡県) | 91.0m/s | 南南西 | 1966年9月25日 | 101.4 |
| 2位 | 宮古島(沖縄県・宮古島市) | 85.3m/s | 北東 | 1966年9月5日 | 96.1 |
| 3位 | 室戸岬(高知県・室戸市) | 84.5m/s | 西南西 | 1961年9月16日 | 95.4 |
| 4位 | 与那国島(沖縄県・与那国町) | 81.1m/s | 南東 | 2015年9月28日 | 92.3 |
| 5位 | 名瀬(鹿児島県・奄美市) | 78.9m/s | 東南東 | 1970年8月13日 | 90.3 |
| 6位 | 那覇(沖縄県・那覇市) | 73.6m/s | 南 | 1956年9月8日 | 85.4 |
| 7位 | 宇和島(愛媛県・宇和島市) | 72.3m/s | 西 | 1964年9月25日 | 84.2 |
| 8位 | 石垣島(沖縄県・石垣市) | 71.0m/s | 南南西 | 2015年8月23日 | 83.0 |
| 9位 | 西表島(沖縄県・竹富町) | 69.9m/s | 北東 | 2006年9月16日 | 82.0 |
| 10位 | 剣山(徳島県) | 69.0m/s | 南南東 | 1970年8月21日 | 81.1 |
今日の全国の風の強かった場所は今日、日本一風が強かった場所、気圧の変化は今日の気圧の変化でリアルタイムに確認できます。日本でふだんから風が強い場所は日本一風が強い場所はどこ?、台風の右側で風が強くなる理由は台風の右側はなぜ風が強い?で解説しています。
停電への備えチェックリスト(3日分の目安)
| 備えるもの | 3人家族・3日の目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 飲料水 | 27リットル(2L×14本) | 1人1日3リットル。浴槽にも生活用水を |
| モバイルバッテリー | 約6万mAh(1万mAh×6個) | スマホ3台を1日1回ずつ充電する計算。実際に使える容量は表示の6割前後 |
| 明かり | 4個 | LEDランタンを部屋用に1つ。ヘッドライトは両手が使えて便利 |
| 食料 | 27食分 | 火を使わずに食べられる物。カセットコンロがあると温かい物も |
| ラジオ | 1台 | 電池式・手回し。スマホの電池を節約できる |
| 乾電池 | 予備を3日分 | 機器ごとに単1・単3などの種類を確認 |
| 冷やす物 | 保冷剤・凍らせたペットボトル | 冷蔵庫はドアを開けなければ2〜3時間ほど保冷できるとされる |
よくある質問
Q. 台風で停電するのは風速何m/sからですか?
はっきりした境目はありませんが、過去の例では最大瞬間風速30m/s台(2023年台風7号の神戸35.7m/s)で数万戸、45m/s級を超えると数十万〜100万戸規模の停電が起きています。電柱や電線は10分間平均で風速40m/sの風圧に耐えるように設計されています。実際の停電の多くは、それより弱い風でも起きる倒木や飛来物による断線です。2019年の台風15号では電柱被害の約74%が倒木・建物倒壊、約14%が飛来物によるものでした。
Q. 台風の停電はどのくらいで復旧しますか?
台風によって大きくちがいます。2020年台風10号(九州)は99%の復旧まで2日、2022年・2024年の九州の台風は約3日でしたが、2019年台風15号(千葉)は12日、2018年台風21号(関西)は17日目に全面復旧しました。倒木で道路がふさがれたり、暴風が長く続いたりすると長引きます。
Q. 沖縄で台風の停電が長引くのはなぜですか?
台風の動きが遅く暴風域が長く続くと、その間は安全のため復旧作業ができないからです。2023年の台風6号では那覇が2回にわたり暴風域に入り(合計約59時間)、高圧配電線の復旧まで停電のピークから約6日半かかりました。
Q. 過去にいちばん停電が多かった台風は?
この記事で集めた資料の範囲では、2018年の台風21号で関西電力の管内で同時最大 約168万軒(延べ約220万軒、全国の最大 約240万戸)が停電したのが最大です。2018年台風24号(中部電力 約102万戸)、2019年台風15号(東京電力 約93万戸)が続きます。
Q. 停電に備えて何日分を用意すればいいですか?
農林水産省は家庭の食品の備蓄を最低3日分〜1週間分としています。台風の停電は数日で復旧することが多いものの、2019年の千葉(99%復旧まで12日)や2023年の沖縄(約6日半)のように1週間前後続いた例もあるので、まず3日分を目安に、できれば1週間分を用意すると安心です。
Q. 停電したら冷蔵庫の中身はどのくらいもちますか?
家電メーカーの案内では、ドアを開けなければ冷蔵庫は2〜3時間ほど保冷でき、冷凍室はすき間なく詰めておけば季節によって半日〜1日ほどもつとされています。凍らせたペットボトルや保冷剤を冷蔵室に移すと長くもちます。
Q. 電気が戻ったときに気をつけることは?
電気ストーブやアイロンなど熱を出す家電のスイッチが入ったままだと、通電したときに火災になるおそれがあります。復旧前にプラグを抜き、ブレーカーを入れてから1つずつ使い始めてください。切れた電線には近づかず、電力会社に連絡しましょう。
Q. 台風30号で先島諸島はいつから暴風になりますか?
気象庁の21日15時45分の予報では、台風30号は23日15時に与那国島の南約120kmに達し、24日にかけて先島諸島に最も近づきます。予報円の中心どおりなら与那国島は23日23時ごろにほぼ真上を通る計算です。暴風警戒域に入るのは、石垣島で22日23時ごろ、宮古島で23日1時ごろ、与那国島で23日2時ごろからの見込みです(予報のずれを含む範囲)。記事内のツールで最新の予報から確認できます。
- 電柱は10分間平均の風速40m/sの風圧に耐える設計。停電の多くは倒木・飛来物による二次被害
- 停電が最も多かったのは2018年台風21号(関西電力 同時最大 約168万軒)。風速が同じくらいでも停電戸数は3倍以上ちがう
- 停電の長さは暴風の時間と現場に行けるかで決まる。2023年台風6号は那覇が2回暴風域に入り(合計約59時間)、復旧に約6日半
- 備えは最低3日分。3人家族なら水27リットル、モバイルバッテリー約6万mAhが目安
- 台風30号は23〜24日に先島諸島へ。暴風が始まる前に充電・水・飛ばされそうな物の片付けを
出典:気象庁「台風情報」(2026年10月21日15時45分発表)、経済産業省 電力レジリエンスWG資料(2019年台風15号・19号)、経済産業省 鉄塔・電柱の損壊事故調査WG資料、経済産業省 電気設備自然災害等対策WG資料(2018年台風24号・2023年台風6号ほか)、同(2022年台風14号・2024年台風10号)、関西電力送配電「台風21号対応検証」、内閣府(2012年台風17号)、東京電力「停電時の注意」、農林水産省「家庭備蓄」、沖縄県無電柱化推進計画、経済産業省(2023年台風6号の復旧対応)、同(2020年台風10号)、同(2022年台風14号)、経済産業省(2018年台風21号・24号)、東京電力パワーグリッド(2026年台風25号)、琉球新報(沖縄の台風停電)、パナソニック(停電時の冷蔵庫)、広島地方気象台(1991年台風19号)、気象庁の観測値(最大瞬間風速)。グラフ・暴風警戒域の時間・備えの量は当サイトの計算。


