11月なのに夏日?6日は静岡26℃・甲府25℃予想|11月の夏日は58年で何回?東京は9年(12日)、最も遅いのは11月16日【地点別チェッカー】

11月の夏日の年代別推移のイメージ 気象

※記事内にはアフィリエイト広告(PR)を含みます

こんにちは!気象予報士ののぶやんです。

11月5日は東日本を中心に雨ですが、雨が上がる6日(金)は季節外れの暖かさになりそうです。気象庁が5日5時に発表した予報では、6日の最高気温は静岡・三島・油津(宮崎県南部)26℃、甲府・館山・土浦25℃、宮崎・鹿屋25℃。東京・横浜・千葉・熊谷も24℃と、11月とは思えない数字が並びました。ところが週明けには一転、東京の最高気温は10日に15℃まで下がる予想です。

「11月に夏日(最高気温25℃以上)って、よくあること?」「いちばん遅い夏日はいつ?」。この記事では、元気象庁職員の気象予報士として、当サイトが保存している全国の気象台など51地点の1968〜2025年(58年分)の11月の日最高気温から、11月の夏日が何回あったのかを数え直しました。地点を選ぶと、その街の11月の夏日の全記録と、今日の最高気温が出るツールもつけています。

この記事の結論(30秒で読める版)
  • 6日(金)は静岡・三島・油津26℃、甲府・館山・土浦・宮崎・鹿屋25℃の予想(気象庁 5日5時発表)。東京は24℃で、夏日まであと1℃
  • 南西諸島を除く46の気象台で、1968〜2025年の11月の夏日は延べ747日。札幌・青森・盛岡・仙台は58年で一度もない
  • 東京は58年中9年・延べ12日。最も遅い夏日は1975年11月16日、11月の最高は2023年11月7日の27.5℃。静岡は58年中22年・延べ32日で、本州の気象台ではいちばん多い
  • 11月の夏日は月の前半に集中。747日のうち1〜10日が598日(80%)で、21日以降は16日だけ
  • 46地点の合計は、1968〜2019年の年平均約9.5日から、2020〜2025年は年平均42.3日に。特に2023年は131日・38地点と飛び抜けて多かった
  • 週明けは北から寒気が入り、東京の最高気温は6日24℃→10日15℃の予想。4日で約9℃下がるので、半袖の翌週にコートが必要になる「寒暖差」に注意

▶ 地点別ツール:あなたの街の11月の夏日 ▶ なぜ11月に25℃?(図解) ▶ 58年のデータで検証 ▶ よくある質問

※この記事の「過去のデータ」は、当サイトが保存している全国の気象台など51地点(札幌〜石垣島)の1968〜2025年の11月1日〜30日の日最高気温です。アメダス全体(約900地点)とは対象が違います。気象台の多くは1968年より前から観測しているため、「観測史上」ではなく「1968年以降」と書いています。「46地点」は、那覇・名瀬・宮古島・石垣島・与那国島の5地点を除いた本土などの気象台です。

6日(金)は何℃?全国の予想最高気温

まず、6日の予想です。5日は伊豆諸島付近の低気圧が発達しながら三陸沖へ進み、6日は次第に冬型の気圧配置に変わります。雨のあとに晴れて日差しが戻る太平洋側で、気温がぐんと上がる見込みです。

地域6日の予想最高気温11月の夏日(1968〜2025年)
静岡26℃58年中22年・延べ32日
三島(静岡県東部)26℃(気象台ではないため集計外)
甲府25℃58年中3年・延べ4日
館山(千葉県南部)25℃(集計外)
土浦(茨城県南部)25℃(集計外)
油津(宮崎県南部)26℃(集計外)
宮崎25℃58年中32年・延べ73日
鹿屋(鹿児島県大隅)25℃(集計外)
東京・横浜・千葉・熊谷24℃東京9年・横浜5年・千葉6年・熊谷8年
名古屋・大阪22℃名古屋4年・大阪9年
札幌16℃58年で0回
6日の予想最高気温(気象庁 2026年11月5日5時発表の府県天気予報)と、各地の11月の夏日の回数(当サイト集計)。三島・館山・土浦は予報区の代表地点で、気象台のデータはありません。

予報は日々更新されます。最新の予報は気象庁の天気予報で、実際に何℃まで上がったかは今日の最高気温ランキングで確かめられます。下のツールでも、選んだ地点の「今日ここまでの最高気温」を自動で読み込みます。

地点別ツール:あなたの街の「11月の夏日」全記録

地点を選ぶと、①今日の最高気温(アメダスの最新値)と夏日まであと何℃か、②1968〜2025年の58年で11月に夏日があった年の数と延べ日数、③最も遅い夏日と11月の最高気温、④年代ごとの「11月の夏日」の平均日数グラフ、⑤11月の夏日の全リスト(新しい順)が出ます。初期表示は東京です。

今日の最高気温を読み込み中…
データ:気象庁の日最高気温(全国の気象台など51地点、1968〜2025年の11月1〜30日)を当サイトで集計。夏日は日最高気温25.0℃以上。今日の最高気温は気象庁アメダスの最新の観測値(速報値)を自動で読み込みます。

過去の同じ日の天気は過去の天気でも調べられます。11月6日の51地点の58年分は、下のツールで1日ずつ見られます。

読み込み中…

なぜ11月に25℃?季節外れの暖かさの3つの条件(図解)

11月の平年の最高気温は、東京で月初めが約19℃、月末が約14℃です。そこから一気に5℃以上も高くなるのは、次の3つが重なったときです。

11月に25℃を超える日の「3つの条件」L発達する低気圧①南から暖かい空気が流れ込む③山を越えて吹き下りる風(フェーン現象)で昇温②雨のあと晴れて日差しが強まる太平洋側の平野低気圧が去ると北から寒気 → 数日で10℃近く下がることも
11月に夏日になりやすい気圧配置の模式図(当サイト作成)。実際の気温は、風向きや雲の量で大きく変わります。
  1. 南から暖かい空気が流れ込む:日本海や三陸沖で低気圧が発達すると、低気圧に向かって南寄りの風が吹き、暖かく湿った空気が運ばれます。
  2. 雨のあとに晴れて日差しが戻る:11月上旬の日差しはまだ強く、晴れると日中の気温が上がりやすくなります。
  3. 山を越えて吹き下りる風:西寄りの風が山を越えて吹き下りると、空気が圧縮されて気温が上がります(フェーン現象)。静岡・甲府・関東の平野部は、この効果を受けやすい場所です。

そして、低気圧が東へ去ると、今度は北西から寒気が入ってきます。6日の暖かさのあと週明けに10℃近く下がる予想になっているのは、このためです。冬型の気圧配置がいつ始まるのかは冬型の気圧配置はいつから?で詳しく解説しています。

58年のデータで検証:11月の夏日はどれくらい珍しい?

① 46地点で延べ747日、北日本の4地点は一度もなし

南西諸島を除く46の気象台で、1968〜2025年の11月に最高気温25℃以上になった日は延べ747日でした。46地点のうち42地点で少なくとも1回はありましたが、札幌・青森・盛岡・仙台の4地点は58年間で一度もありません。11月の夏日が多いのは九州と四国の南側です。

順位気象台夏日があった年延べ日数最も遅い夏日
1鹿児島38年119日11月29日(1997年・2022年)
2宮崎32年73日11月29日(1997年・2022年)
3高知27年58日11月25日(1968年)
4熊本25年71日11月28日(2022年)
5静岡22年32日11月30日(1982年)
6佐賀18年39日11月19日(2020年)
7長崎15年31日11月19日(2020年)
8福岡・大分13年30日・19日11月28日(2022年)・11月19日(2020年)
10金沢・松山11年15日・18日11月20日(2020年)・11月19日(2020年)
11月に夏日があった年の数(南西諸島を除く46気象台、1968〜2025年の58年間、当サイト集計)。「最も遅い夏日」は11月の中で日付がいちばん遅いもの。

本州の気象台でいちばん多いのは静岡(58年中22年)で、東京(9年)の2倍以上です。静岡は冬でも暖かい太平洋沿岸にあり、11月30日(1982年)にも25.0℃を記録しています。都道府県ごとの11月の平均気温は、次のツールで比べられます。

② 東京は58年中9年・延べ12日、最も遅いのは1975年11月16日

年日付と最高気温(東京)
2023年11月4日 26.3℃、6日 25.1℃、7日 27.5℃
2009年11月1日 25.9℃
1998年11月9日 25.0℃
1990年11月5日 25.7℃
1987年11月3日 25.6℃
1982年11月1日 25.3℃
1979年11月2日 25.3℃、5日 25.2℃
1977年11月1日 26.7℃
1975年11月16日 25.1℃(58年で最も遅い)
東京(都心)の11月の夏日(1968〜2025年、当サイト集計)。

東京で11月に夏日になったのは58年で9年・延べ12日、およそ6年に1回です。そのうち11月6日以降は1975年・1998年・2023年の4日だけ。2023年11月7日の27.5℃は、1968年以降の11月で最も高い気温です。6日の予想は24℃で、夏日まであと1℃です。過去の11月6日の最高気温は、上の「過去の同じ日」ツールで確認できます。

③ 11月の夏日は「月の前半」に集中

11月の日付夏日の延べ日数(46地点・58年)割合
1〜5日365日49%
6〜10日233日31%
11〜15日68日9%
16〜20日65日9%
21〜30日16日2%
合計747日100%
11月の夏日を日付ごとに集計(南西諸島を除く46気象台、1968〜2025年、当サイト集計)。16〜20日が多いのは、2020年11月19・20日の季節外れの高温で多くの地点が夏日になったため。

11月の夏日の80%は1〜10日に集中していて、21日以降は58年間で16日しかありません。日差しが弱くなり、平年の気温も下がっていくためです。6日は、まだ「ぎりぎり夏日が出る時期」といえます。46地点で最も遅い夏日は1982年11月30日(前橋・甲府・静岡)です。

④ 2020年代に急増、2023年は131日

年代46地点の11月の夏日(1年あたり)夏日になった地点数(1年あたり)
1968〜1979年10.0日5.8地点
1980年代7.5日4.7地点
1990年代9.2日4.5地点
2000年代12.5日7.1地点
2010年代8.1日5.1地点
2020〜2025年42.3日16.2地点
46気象台の11月の夏日の延べ日数と地点数の年平均(1968〜2025年、当サイト集計)。

1968〜2019年の年平均は約9.5日でしたが、2020〜2025年は42.3日と約4.5倍です。ただし年による差が大きく、多かったのは2023年(131日・38地点)、2020年(48日・28地点)、2024年(45日・17地点)。2021年は2日、2025年は4日と少ない年もありました。「毎年のように夏日になる」というより、暖かい年の暖かさが極端になっていると見るのがよさそうです。1977年(56日・29地点)のように、昔も暖かい11月はありました。

今年の10月も記録的で、10月21日には東京で30.3℃と、1968年以降で最も遅い真夏日になりました(10月21日以降の真夏日は58年で6回→今年は1日で19地点)。秋の暑さが長引く理由は10月なのに暑いのはなぜ?、11月全体の見通しは11月は暑い?寒い?2026年にまとめています。

今日の全国の気温をチェック

いま全国でどこが暖かいかは、アメダスのランキングで見られます(自動更新)。

この表は11月5日(前日)の値です。気象庁は1日を24時で締めて統計をとるため、日付が変わってからしばらくは前日の確定値が表示されます。当日の観測値がそろいしだい自動で切り替わります。

順位地点都道府県最高気温(℃)平年差起時
1波照間沖縄県29.7+2.813:45
2久米島沖縄県29.6+3.612:25
3盛山沖縄県29.5+2.212:58
4北原沖縄県29.2+2.713:26
5南大東)沖縄県29.1+2.212:03
5所野沖縄県29.1+2.213:05
7笠利鹿児島県29.0+3.713:07
7伊是名沖縄県29.0+3.313:09
7北大東沖縄県29.0+1.812:31
7鏡原沖縄県29.0+2.112:57
11宮古島沖縄県28.9+2.613:24
11石垣島沖縄県28.9+1.714:53
13下地島沖縄県28.8+1.412:18
14那覇沖縄県28.7+2.514:47
14与那国島沖縄県28.7+2.413:07
14西表島沖縄県28.7+2.214:24
17名瀬鹿児島県28.6+3.812:03
17安次嶺沖縄県28.6+1.715:17
17旧東沖縄県28.6+1.714:38
20名護沖縄県28.5+2.513:56
21仲筋沖縄県28.4+1.113:23
22大原沖縄県28.3+1.516:26
23天城鹿児島県28.2+2.613:16
23伊原間沖縄県28.2+1.614:00
25伊仙鹿児島県28.0+2.814:05
25沖永良部鹿児島県28.0+2.614:27
25与論島鹿児島県28.0+2.212:59
25宮城島沖縄県28.0+2.613:12
29喜界島鹿児島県27.7+2.212:38
30糸数沖縄県27.4+2.511:31

気象庁の観測値を10分ごとに取得しています。観測時刻:11月5日 24時00分。全914地点のうち上位30地点を表示しています。

夏日の翌週は15℃:寒暖差への備え方

今回いちばん気をつけたいのは、暖かさそのものよりその後の急な冷え込みです。東京の予想最高気温は、6日24℃→7日20℃→8日17℃→10日15℃。最低気温も11日には7℃まで下がる見込みです(気象庁 5日発表の週間天気予報)。

  • 6日は半袖でもOKな時間帯あり:日中は汗ばむ陽気。ただし朝晩はひんやりするので、羽織りものを1枚。
  • 7日(立冬)からは秋物、週明けは冬物の準備:最高気温15℃は「薄手のコートが欲しい」目安です。服装の目安は最低気温10度・15度の服装を参考にしてください。
  • 寒暖差で体調をくずしやすい:前日との気温差が7℃以上あると体に負担がかかりやすいといわれます。寒暖差チェッカーで、毎日の気温差を確認できます。
  • 夜の冷え込みと入浴:週明けは最低気温が一桁になる地域が増えます。お風呂場と脱衣所の温度差にも注意を(ヒートショックはいつから?)。

北日本では逆に、7日以降に雪の季節が本格化します。札幌の予想最高気温は7日6℃、8日4℃で、北海道の日本海側には大雪の早期天候情報も出ています(大雪の早期天候情報 2026)。同じ日本でも、南は夏日、北は雪という季節の変わり目です。

ツールの使い方と注意点

  • ツールの過去データは気象台など51地点の値です(与那国島・名瀬などは特別地域気象観測所)。アメダスの地点(三島・館山・土浦など)のデータは含みません。
  • 「今日の最高気温」は、その時刻までのアメダスの速報値です。日中の最高気温は午後2時ごろに出ることが多いので、朝のうちは低めに表示されます。
  • 観測場所の移転や周りの環境の変化(都市化など)で、昔と今の値が単純に比べられない地点もあります。東京は2014年12月に大手町から北の丸公園に移転しています。
  • 2026年の11月の夏日は、上の集計(1968〜2025年)には含めていません。

よくある質問

Q. 11月に夏日になるのは珍しいですか?

地域によって違います。南西諸島を除く46の気象台では、1968〜2025年の58年間で11月の夏日は延べ747日あり、42地点で少なくとも1回ありました。東京は58年で9年(約6年に1回)、札幌・青森・盛岡・仙台は一度もありません(当サイト集計)。

Q. 東京で11月に最も遅い夏日はいつですか?

1968年以降では1975年11月16日の25.1℃が最も遅い夏日です。11月6日以降の夏日は1975年・1998年・2023年の4日だけでした(当サイト集計)。

Q. 11月の最高気温の記録は?

東京では2023年11月7日の27.5℃が1968年以降の11月で最も高い気温です。気象台など51地点では宮崎の31.0℃(2024年11月2日)が最高でした(当サイト集計)。

Q. 11月6日はどこが夏日になりそうですか?

気象庁が11月5日5時に発表した予報では、6日の最高気温は静岡・三島・油津26℃、甲府・館山・土浦・宮崎・鹿屋25℃などです。東京・横浜・千葉は24℃の予想です。予報は更新されるので、最新の情報を確認してください。

Q. なぜ11月なのに25℃を超えるのですか?

発達する低気圧に向かって南から暖かい空気が流れ込み、雨のあとに晴れて日差しが強まると気温が上がります。山を越えて吹き下りる風(フェーン現象)が加わる地域では、さらに高くなります。

Q. 11月の夏日は増えていますか?

南西諸島を除く46地点の合計は、1968〜2019年の年平均約9.5日に対し、2020〜2025年は年平均42.3日でした。ただし2023年の131日が平均を押し上げていて、2021年は2日、2025年は4日と年による差が大きくなっています(当サイト集計)。

Q. 夏日のあと寒くなるのはなぜですか?

低気圧が東へ去ると冬型の気圧配置になり、北西から寒気が流れ込むためです。東京の最高気温は6日24℃から10日15℃へ下がる予想で、寒暖差による体調の変化に注意が必要です。

あわせて読みたい

まとめ
  • 6日(金)は静岡・三島・油津26℃、甲府・館山・土浦・宮崎・鹿屋25℃の予想。東京は24℃
  • 46地点の11月の夏日は58年で延べ747日。札幌・青森・盛岡・仙台は0回
  • 東京は9年・12日(約6年に1回)、最も遅いのは1975年11月16日。静岡は22年で本州の気象台で最多
  • 11月の夏日の80%は1〜10日。21日以降は58年で16日だけ
  • 2020〜2025年は年平均42.3日(それ以前の約4.5倍)。2023年は131日・38地点
  • 週明けは東京で最高15℃の予想。寒暖差に注意して、冬物の準備を

出典:気象庁「過去の気象データ検索」(全国の気象台など51地点の1968〜2025年11月1〜30日の日最高気温)、気象庁「天気予報」(2026年11月5日5時発表の府県天気予報・週間天気予報)、気象庁「アメダス」(ツール内で最新値を自動取得)。回数・順位・年代別の比較は当サイト集計で、対象は気象台など51地点です。予報は更新されることがあります。

※記事内にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。

タイトルとURLをコピーしました