10月21日以降の真夏日、本土は58年で6回→今年は1日で19地点|東京30.3℃は1968年以降最も遅い【地点別ツール】

気象

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こんにちは!気象予報士ののぶやんです。

2026年10月21日は、全国で季節外れの暑さになりました。当サイトのアメダス集計では、最高気温30℃以上の真夏日が157地点、25℃以上の夏日が538地点。各地点の観測開始以来の「10月の1位」を更新したのは12件にのぼりました。甲府33.5℃、徳島32.6℃、名古屋31.4℃、大阪31.2℃、そして東京(都心)も30.3℃と、10月下旬とは思えない数字が並びました(各地の最新の気温は今日の最高気温ランキング、21日の全国まとめは2026年10月21日の天気まとめで見られます)。

「10月の下旬に真夏日って、過去にもあったの?」「東京の30.3℃は、いちばん遅い真夏日?」。この記事では、元気象庁職員の気象予報士として、当サイトが集めた全国51の気象台の1968〜2025年(58年分)の日別データから、10月21日以降の真夏日が過去に何回あったのか、各年の「最後の真夏日」はいつだったのかを数え直しました。地点を選ぶと、その地点の「最も遅い真夏日」ランキングと58年の推移グラフが出るツールも作りました。

この記事の結論(30秒で読める版)
  • 10月21日は51気象台のうち22地点が真夏日。本土(南西諸島を除く46気象台。以下「46地点」)では19地点が30℃以上になった
  • 10月下旬でも30℃を超えるのは、暖かい南寄りの風・強い日射・山越えの風(フェーン現象)が重なったとき。翌日に北から涼しい空気が入ると一気に下がる(しくみは下の図解)
  • 南西諸島を除く46地点で、1968〜2025年の58年間に10月21日以降(11月15日まで)の真夏日は延べ6回(鳥取・宮崎2回・鹿児島・熊本・長崎)しかなかった。それが1日で19地点
  • 東京30.3℃は、1968年以降で最も遅い真夏日。これまでの最も遅い真夏日は2024年10月19日。甲府・大阪・名古屋・徳島など17地点で、58年のどの年の「最後の真夏日」よりも遅くなった
  • 10月21日の最高気温としては51地点中35地点で1968年以降の最高を更新。甲府33.5℃は、1968年以降の10月の最高気温(2018年10月7日の33.5℃)に並んだ
  • 10月11日以降の真夏日は年代とともに増えていて、46地点の合計は1968〜1990年の年平均0.39日から、2011〜2025年は年平均9.20日に
  • 22日は北から涼しい空気が入り、最高気温は東京24.8℃(21日より5.5℃低い)、大阪24.1℃(7.1℃低い)、甲府25.2℃(8.3℃低い)(22日17時までのアメダス)。寒暖差が大きいので、羽織るもので調節を

▶ 地点別ツール:あなたの街の「最も遅い真夏日」ランキング ▶ なぜ10月下旬に30℃?(図解) ▶ 58年のデータで検証

※この記事の「過去のデータ」は、当サイトが保存している全国51の気象台(札幌〜石垣島)の1968〜2025年の10月1日〜11月15日の日別値です。冒頭の157地点・538地点はアメダス全体(約900地点)の数で、対象が違います。また、気象台の多くは1968年より前から観測しているため、「観測史上」ではなく「1968年以降」と書いています。

地点別ツール:「最後の真夏日」は何月何日?58年のランキングと推移

地点を選ぶと、①2026年10月21日の最高気温と、10月21日としての順位(1968〜2026年の59年中)、②各年の「最後の真夏日」(10月1日〜11月15日の範囲で最後に30℃以上になった日)の遅い順ランキング、③10月21日以降に真夏日があった年の一覧、④58年の「最後の真夏日」の推移グラフが出ます。初期表示は東京です。

① 2026年10月21日の最高気温
② 「最後の真夏日」が遅かった年ランキング(1968〜2026年)
③ 10月21日以降(11月15日まで)に真夏日があった年(1968〜2025年)
④ 各年の「最後の真夏日」の推移
※当サイト集計。1968〜2025年は気象庁「過去の気象データ」の日最高気温、2026年10月1〜20日は同データ、10月21日はアメダス速報値。「最後の真夏日」は10月1日〜11月15日の範囲で最後に30℃以上になった日で、この期間に真夏日がなかった年(最後の真夏日が9月以前の年)はランキングとグラフに入りません。11月16日以降は集計していないため、南西諸島などでは実際の最後の真夏日がさらに遅い年があります。2026年は10月21日までで最後に30℃以上になった日を「最後の真夏日」として順位を出しています(今後また30℃以上になれば変わります)。

たとえば東京を選ぶと、1968〜2025年の58年のうち10月に入ってから真夏日があった年は11年しかなく、その中で最も遅いのは2024年の10月19日でした。今年の10月21日はそれより2日遅く、ランキングの1位に入ります。グラフでは、点(10月の真夏日があった年)が2010年代以降に増えていることも見てとれます。甲府や大阪、名古屋に切り替えても、2026年の点だけが10月21日の線の上に飛び出しています。南西諸島(那覇・石垣島など)を選ぶと、10月下旬〜11月の真夏日が珍しくないことがわかります。

図解:なぜ10月下旬に30℃?翌日に一気に下がるしくみ

10月下旬の真夏日と、翌日の急降下(模式図) 21日:南から暖かい空気 晴れて強い日射 南からの暖かく湿った空気 山を越えて下りる風 (フェーン)で昇温 30℃超 22日:北から涼しい空気 寒冷前線 北からの冷たい空気 雲が広がり日射も弱まる 5〜8℃ダウン
10月下旬に真夏日になるしくみ(模式図)。前線の手前(南側)に入って南から暖かい空気が流れ込み、晴れて日射が強いと気温が大きく上がります。山を越えて吹き下りる風(フェーン現象)がかかる盆地や平野では、さらに高くなります。前線が通過すると北から冷たい空気が入り、翌日は一気に気温が下がります。22日の数字は東京・大阪・甲府の22日の最高気温(17時までのアメダス)と21日の差(5.5〜8.3℃)。図は一般的なパターンを示した模式図です。

10月21日ごろの最高気温は、1991〜2020年の平均で東京が約21℃、大阪が約23℃です(当サイト計算)。そこに30℃を超える暑さが入るには、いくつかの条件が重なる必要があります。

1つ目は南からの暖かい空気です。前線や低気圧が日本海側や北日本を通るとき、その南側(暖かい側)に入った地域には、南西〜南の風で暖かく湿った空気が流れ込みます。2つ目は晴天と日射です。10月下旬でも日中の日差しは地面を暖め、雲が少ないと気温はどんどん上がります。3つ目がフェーン現象です。山を越えて吹き下りる風は、下りながら圧縮されて温度が上がります(しくみは空っ風が吹く仕組みとフェーン現象の違いで解説しています)。盆地の甲府や長野、山を背にした日本海側の富山などが30℃を超えたのは、この効果も重なった可能性があります。

そして、こうした暑さを運んでくる前線が通過すると、今度は北から冷たい空気が入ります。暖かい空気と冷たい空気の境目である前線が「主役」なので、暑さのピークの翌日に一気に気温が下がるのは、季節の変わり目によくあるパターンです。ちなみに、2026年10月の暑さの背景は10月なのに暑いのはなぜ?と、10月中旬以降の高温を予告していた早期天候情報「かなりの高温」は何度?でも取り上げました。

同じ21日、暖かく湿った空気は、晴れた地域では気温を押し上げた一方、秋田県では記録的な大雨をもたらし、由利本荘市を流れる子吉川が氾濫しました(子吉川の氾濫と秋田の大雨)。同じ空気が、場所によって「季節外れの暑さ」と「大雨」という正反対の形で現れた一日でした。

データで検証①:10月21日以降の真夏日は、58年でたった6回

まず、南西諸島(那覇・名瀬・宮古島・石垣島・与那国島)を除く46地点で、1968〜2025年に10月21日から11月15日までに真夏日になった日をすべて数えました。結果は次の表のとおり、58年間で延べ6回(5つの年)だけでした。

年地点日付(最高気温)
1997年鳥取10/21(30.1℃)
2000年宮崎11/2(30.3℃)
2015年鹿児島10/24(30.0℃)
2023年熊本11/5(30.0℃)
2024年宮崎11/2(31.0℃)
2024年長崎10/21(30.0℃)
南西諸島を除く46気象台で、1968〜2025年の10月21日〜11月15日に日最高気温30℃以上になった日(当サイト集計、気象庁「過去の気象データ」より)

6回はすべて九州と鳥取で、関東・東海・近畿・四国・北陸・甲信では、58年間で一度も10月21日以降の真夏日がありませんでした。10月21日当日に限れば、30℃以上になったのは1997年の鳥取(30.1℃)と2024年の長崎(30.0℃)の2回だけで、どちらもその日に真夏日になったのは46地点中1地点だけです。

それが2026年10月21日は、46地点のうち19地点(東京・富山・甲府・長野・岐阜・名古屋・彦根・京都・大阪・奈良・和歌山・岡山・徳島・高松・松山・高知・大分・宮崎・鹿児島)が30℃以上になりました。南西諸島を含めた51地点では22地点、25℃以上の夏日は45地点です。58年分を合わせても6回だった現象が、1日で19地点。今回の暑さがどれだけ異例だったかがわかります。

データで検証②:東京30.3℃は「いちばん遅い真夏日」か

次に、各年の「最後の真夏日」を調べました。10月1日〜11月15日の間で最後に30℃以上になった日を1年に1つ取り出し、58年分を遅い順に並べて、今年の10月21日が何番目に入るかを見ています。今年もこのあと真夏日がなければ、10月21日が今年の「最後の真夏日」になります。

地点21日の最高気温10月21日として(59年中)1968〜2025年の最も遅い真夏日今年の10月21日は
甲府33.5℃1位1998年10月18日最も遅い(3日更新)
徳島32.6℃1位1998年10月15日最も遅い(6日更新)
高松32.4℃1位1985年10月13日最も遅い(8日更新)
大分32.2℃1位2024年10月18日最も遅い(3日更新)
名古屋31.4℃1位2024年10月17日最も遅い(4日更新)
奈良31.4℃1位2025年10月14日最も遅い(7日更新)
松山31.3℃1位2025年10月18日最も遅い(3日更新)
大阪31.2℃1位1994年・1999年の10月12日最も遅い(9日更新)
岡山31.2℃1位2019年10月11日最も遅い(10日更新)
長野31.0℃1位1998年10月18日最も遅い(3日更新)
京都30.7℃1位2025年10月14日最も遅い(7日更新)
富山30.4℃1位1994年・2025年の10月12日最も遅い(9日更新)
東京30.3℃1位2024年10月19日最も遅い(2日更新)
岐阜30.3℃1位2024年10月17日最も遅い(4日更新)
彦根30.3℃1位2013年10月11日最も遅い(10日更新)
高知30.3℃1位1998年・2025年の10月18日最も遅い(3日更新)
和歌山30.0℃1位1999年10月12日最も遅い(9日更新)
鹿児島30.8℃1位2015年10月24日2番目に遅い
宮崎31.4℃1位2000年・2024年の11月2日3番目に遅い
与那国島31.1℃1位2008年11月7日10番目に遅い(同じ日が1年)
那覇31.7℃1位2025年11月13日12番目に遅い(同じ日が3年)
石垣島30.8℃4位1998年11月15日27番目に遅い(同じ日が2年)
2026年10月21日に30℃以上だった22気象台。「最も遅い真夏日」は10月1日〜11月15日の範囲で各年の最後に30℃以上になった日。2026年は10月21日を最後の真夏日と仮定(当サイト集計)

東京は、これまでで最も遅い真夏日が2024年10月19日で、今年の10月21日はそれを2日更新しました。2位は2013年10月12日、3位は2018年10月7日で、東京で10月11日以降に真夏日があった年は、58年で2013年と2024年の2年だけです。10月21日の最高気温としても、これまでの最高は1976年の26.7℃だったので、3.6℃も上回りました(東京の気候は東京の気候と過去の天気でもまとめています)。

甲府はこれまでの最も遅い真夏日が1998年10月18日で、今回は3日更新。33.5℃は、1968年以降の10月の最高気温(2018年10月7日の33.5℃)に並ぶ値で、10月21日としては従来の最高(1997年の26.1℃)を7.4℃も上回りました(甲府の気候)。長野の31.0℃も、1968年以降の10月の最高気温(1998年10月18日の31.0℃)に並びました。大阪は1994年・1999年の10月12日が最も遅く、今回は9日も更新しています(大阪の気候)。名古屋は2024年10月17日、徳島は1998年10月15日がこれまでで最も遅い真夏日でした(名古屋の気候、徳島の気候)。

まとめると、東京・甲府・長野・富山・岐阜・名古屋・彦根・京都・大阪・奈良・和歌山・岡山・徳島・高松・松山・高知・大分の17地点で、2026年10月21日が1968年以降で最も遅い真夏日になりました。鹿児島は2015年10月24日に次いで2番目、宮崎は2000年と2024年の11月2日に次いで3番目です。一方、那覇・石垣島・与那国島は10月下旬〜11月の真夏日が珍しくなく、今回の順位は10〜27番目にとどまります。

21日に真夏日にならなかった地点にも記録があります。福岡は前日20日に31.3℃まで上がり、これまで最も遅かった2024年10月18日を2日更新して、1968年以降で最も遅い真夏日になりました。熊本も20日の30.6℃が、2023年11月5日に次いで2番目に遅い真夏日です。21日の福岡は朝8時台が最高(26.3℃)で、九州北部ではひと足早く暑さのピークが過ぎていました。

10月21日という日付で比べると、51地点中35地点で2026年が1968年以降の最高になりました。真夏日にならなかった横浜(29.2℃)、千葉(28.9℃)、水戸(28.5℃)なども、10月21日としては1968年以降でいちばん高い気温です。日付ごとの過去の天気は10月21日の過去の天気で、ほかの日は日付別の過去の天気から探せます。

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データで検証③:10月中旬以降の真夏日は増えている?

では、こうした季節外れの真夏日は増えているのでしょうか。58年を3つの期間に分けて、10月11日以降(11月15日まで)の真夏日の延べ日数を1年あたりで比べました。期間の長さが違うので、1年あたりの平均で比べています。

期間46地点(南西諸島を除く)51地点(全体)46地点で10月21日以降の真夏日
1968〜1990年(23年)年0.39日(延べ9日)年7.04日(延べ162日)0回
1991〜2010年(20年)年2.80日(延べ56日)年11.85日(延べ237日)2回(1997年鳥取、2000年宮崎)
2011〜2025年(15年)年9.20日(延べ138日)年28.93日(延べ434日)4回(2015年鹿児島、2023年熊本、2024年宮崎・長崎)
2026年(10月21日まで)——1日で19地点
10月11日〜11月15日の日最高気温30℃以上の延べ日数(地点×日)の1年あたり平均。当サイト集計(1968〜2025年は気象庁「過去の気象データ」、2026年はアメダス速報値を含む)

南西諸島を除く46地点では、10月11日以降の真夏日は1968〜1990年には23年間で延べ9日しかなく、1年あたり0.39日でした。それが1991〜2010年には年2.80日、2011〜2025年には年9.20日と、最初の期間の20倍以上に増えています。南西諸島を含む51地点の合計でも、年7.04日から年28.93日へ約4倍です。

ツールのグラフで見ても、東京の10月の真夏日は1979年・1984年・1998年・2005年と点々とあるだけだったのが、2012年以降は2012・2013・2016・2018・2019・2021・2024年と頻繁になっています。「最後の真夏日」が年々遅くなっていることは、残暑はいつまで続く?「最後の真夏日・夏日」を51地点で検証でも詳しく分析しました。真夏日・夏日・猛暑日の定義は夏日・真夏日・猛暑日・熱帯夜とはを見てください。

ただし、この比較は51の気象台だけのもので、都市化(ヒートアイランド)の影響を受けやすい地点も含まれています。また、1年ごとの変動が大きい現象なので、「毎年こうなる」という意味ではありません。それでも、10月中旬以降の30℃が「数十年に一度」から「数年に一度は見かける」ものに変わってきたことは、データからデータから読み取れます。

2026年10月の真夏日は何日?今年の10月と過去の比較

2026年10月(1〜21日)の真夏日日数も数えました。東京は10月1日と21日の2日で、1968〜2025年の10月で最も多かった2024年(3日)より1日少なく、2013・2016・2018・2019年の2日と並びます。甲府は2日(過去最多は2013年の5日)、名古屋は2日(過去最多は2013年・2025年の4日)、大阪は21日の1日だけ(過去最多は2021年の6日)でした。

つまり、今年の10月は「真夏日が何日も続いた10月」ではなく、月の初めと、季節が進んだ21日に突然30℃が戻ってきた10月です。日数だけを見ると過去最多を上回った地点は51地点のうち一つもありません。今回の記録の特徴は「回数」ではなく「時期の遅さ」にあります。都道府県ごとの10月の気温は、下のツールでも確かめられます。

21日の実例:各地の気温と、22日の寒暖差

21日に特に気温が高かったのは、甲府33.5℃(14時09分)、徳島32.6℃(12時12分)、高松32.4℃(14時13分)、大分32.2℃(12時23分)、那覇31.7℃、名古屋・奈良・宮崎31.4℃でした。甲府は前日(20日)の最高気温25.1℃から8.4℃も上がっています。東京は前日24.6℃から5.7℃上がって30.3℃(13時22分)でした。また、松江(7時57分)、福岡(8時10分)、下関(8時18分)などは最高気温が朝に出ていて、西日本の日本海側や九州北部では日中に気温が上がりませんでした。一方、北日本は札幌17.1℃、青森18.4℃、盛岡19.5℃と、最も高かった甲府(33.5℃)と札幌(17.1℃)の差は16.4℃ありました。全国の低い順は今日の最低気温ランキング、アメダス全体の順位はアメダスランキングで見られます。

地点20日の最高気温21日の最高気温22日の最高気温21日→22日
東京24.6℃30.3℃24.8℃−5.5℃
大阪28.7℃31.2℃24.1℃−7.1℃
甲府25.1℃33.5℃25.2℃−8.3℃
20・21日は観測値(21日はアメダス速報値)、22日は17時までのアメダス10分値の最高。前日差は当サイト計算

22日は北から涼しい空気が入り、最高気温は東京24.8℃、大阪24.1℃、甲府25.2℃(22日17時までのアメダスの値)。21日より5.5〜8.3℃低く、真夏日から一気に、東京・大阪では夏日(25℃)にも届かない気温まで下がりました(甲府も25.2℃)。札幌は9.7℃までしか上がらず、季節が一気に進んだ一日でした。さらにこの先、秋が深まって北寄りの風が強まると、東京では木枯らし1号の季節になります(木枯らし1号2026はいつ?)。

前日との気温差が大きいことを「寒暖差」と言います。当サイトの寒暖差チェッカーでは、今日の朝晩の差と前日比を地点ごとに自動判定できます。季節の中で寒暖差が大きくなりやすい時期は寒暖差が大きいのはいつ?でまとめています。気圧の変化が気になる方は今日の気圧もあわせてどうぞ。

寒暖差の時期の注意点:服装と体調管理

21日から22日のように、1日で最高気温が5℃以上変わると、服装の調節が難しく、体調の変化を感じる人もいます。「寒暖差疲労」「寒暖差アレルギー」という言葉もよく検索されていますが、症状の感じ方には個人差があり、くしゃみや鼻水、だるさなどが続くときは自己判断せずに医療機関に相談してください。ここでは、気象予報士として天気の面からできる一般的な工夫を紹介します。

①脱ぎ着しやすい服で調節する。21日のような日は半袖で過ごせても、22日は東京でも最高気温が24.8℃にとどまり、朝晩はさらに涼しくなりました。薄手のカーディガンやシャツなど、羽織ってすぐ脱げるものを1枚持つと安心です。気温別の目安は最低気温10度・15度の服装は?や秋の衣替えはいつ?、お出かけ先の天気と服装はおでかけ・服装の天気で確認できます。

②暑い日の水分補給を忘れない。10月下旬でも30℃を超えると、体は夏と同じように汗をかきます。「もう秋だから」と油断せず、こまめに水分をとりましょう。湿度を含めた体感の目安は体感温度・露点温度の計算ツールで計算できます。

③朝晩の冷え込みに備える。前線が通過したあとは晴れて放射冷却が効き、朝の気温が下がりやすくなります。23日は二十四節気の霜降で、各地の朝の冷え込みは霜降2026はいつ?51地点の気温で紹介しています。紅葉は朝晩の冷え込みが強まると色づきが進みます(全国の紅葉の見ごろ、2026年の紅葉はいつ?暑さで遅れる?)。

よくある質問

Q. 10月に真夏日になるのは珍しいですか?

地域によって違います。東京では1968〜2025年の58年間で、10月1日以降に真夏日があった年は11年だけでした。一方、那覇や石垣島では10月の真夏日は珍しくなく、石垣島では10月21日以降の真夏日も58年中28年ありました(当サイト集計)。

Q. 10月21日以降に真夏日になったことは過去にありますか?

南西諸島を除く46の気象台では、1968〜2025年の58年間で延べ6回だけです(1997年鳥取、2000年宮崎、2015年鹿児島、2023年熊本、2024年宮崎・長崎)。2026年10月21日は、この46地点のうち19地点が1日で30℃以上になりました。

Q. 東京の30.3℃は、いちばん遅い真夏日ですか?

当サイトのデータ(1968年以降)の範囲では、最も遅い真夏日です。これまでで最も遅かったのは2024年10月19日で、2日更新しました。10月21日の最高気温としても、従来の最高(1976年の26.7℃)を3.6℃上回りました。

Q. なぜ10月下旬なのに30℃を超えたのですか?

一般に、前線の南側に入って南から暖かい空気が流れ込み、晴れて日射が強いと気温が大きく上がります。山を越えて吹き下りる風(フェーン現象)が加わる盆地や平野では、さらに高くなります。前線が通過すると北から冷たい空気が入り、翌日は気温が下がります。

Q. 10月の真夏日は増えていますか?

増えています。南西諸島を除く46地点で、10月11日〜11月15日の真夏日は1968〜1990年は年平均0.39日でしたが、1991〜2010年は2.80日、2011〜2025年は9.20日でした(当サイト集計)。

Q. 22日は何℃下がった?

22日の最高気温は東京24.8℃、大阪24.1℃、甲府25.2℃(22日17時までのアメダスの値)で、21日よりそれぞれ5.5℃、7.1℃、8.3℃低くなりました。1日で5℃以上の変化は体に負担がかかりやすいので、羽織りもので調節してください。

Q. 寒暖差が大きい日はどう過ごせばいいですか?

脱ぎ着しやすい羽織りものを1枚持ち、暑い時間帯はこまめに水分をとるのがおすすめです。くしゃみ・鼻水やだるさなどの症状が続くときは、自己判断せずに医療機関に相談してください。

Q. 11月に真夏日になることはありますか?

南西諸島ではあります。那覇では2025年11月13日、石垣島では1998年11月15日にも真夏日がありました。九州でも宮崎で2000年と2024年の11月2日、熊本で2023年11月5日に真夏日になりました(1968〜2025年、11月15日までの当サイト集計)。

あわせて読みたい:10月の暑さと季節の進み方
まとめ
  • 2026年10月21日は51気象台中22地点が真夏日(南西諸島を除く46地点では19地点)
  • 46地点で10月21日以降の真夏日は、1968〜2025年の58年で延べ6回だけ。関東・東海・近畿・四国では一度もなかった
  • 東京30.3℃は1968年以降で最も遅い真夏日(従来は2024年10月19日)。甲府・大阪・名古屋など17地点で最も遅い記録(福岡も20日に最も遅い真夏日)
  • 10月11日以降の真夏日は、46地点で年0.39日(1968〜1990年)→年9.20日(2011〜2025年)と増加
  • 22日は東京24.8℃・大阪24.1℃・甲府25.2℃で5.5〜8.3℃ダウン。羽織りもので調節を

出典:気象庁「過去の気象データ検索」(全国51気象台の1968〜2025年10月1日〜11月15日、2026年10月1〜20日の日最高気温)、気象庁「アメダス」(2026年10月21日の速報値)、気象庁「天気予報」(22日の気温は17時までのアメダスの値)。順位・回数・年代別の比較は当サイト集計。対象は51の気象台で、アメダス全体(真夏日157地点など)とは対象が異なります。11月16日以降は集計していません。速報値は後日修正されることがあります。

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