奈良の紅葉 見頃2026はいつ?市街地は11月中旬〜下旬、紅葉日は11月14日ごろ|標高別チェッカーと奈良のいちょう

気象

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こんにちは!気象予報士ののぶやんです。

【すぐわかる答え】奈良地方気象台の「かえでの紅葉日」は、2017〜2025年の平均で11月16日(2025年は11月14日)。2026年は、紅葉の進み始めの目安になる「最低気温8℃以下」の初日が10月29日(7.0℃)に来たことと、11月の気温の予想から、11月14日ごろの見込みです。奈良公園など市街地の見頃は11月中旬〜下旬が中心、山あいの寺はそれより早く色づきます。

「奈良の紅葉の見頃はいつ?」「今年は暑かったから遅い?」——2026年10月の奈良の平均気温は19.6℃と、1991〜2020年の10月の平均(17.2℃)より2℃以上高くなりました。それでも28日に最低気温9.3℃、29日に7.0℃まで下がり、ようやく紅葉が進む冷え込みがやってきました。

この記事では、元気象庁職員の気象予報士として、奈良地方気象台が観測している「かえでの紅葉日」「いちょうの黄葉日」と毎日の気温のデータを集計し、今年の見頃を予想しました。行く場所の標高と11月の気温を選ぶと見頃がわかるチェッカーは、今季の奈良の冷え込みを毎日自動で読み込みます。

この記事の結論(30秒で読める版)
  • 奈良のかえでの紅葉日は2017〜2025年の平均で11月16日(1991〜2020年の平均は11月21日、2025年は11月14日)
  • 2026年は11月14日ごろの見込み(最低気温8℃以下の初日10月29日から約2週間、11月の気温が平年より高い予想から計算)
  • 見頃の目安:奈良公園・東大寺など市街地は11月中旬〜下旬(11月11〜24日ごろ)、標高の高い山あいの寺や山は標高100mごとに約3日早い
  • 奈良の紅葉日は2017年以降、それ以前より約2週間早い(2007〜2016年の平均は11月29日)。理由は公表されていない
  • 2017年以降、最低気温8℃以下の初日から紅葉日まで平均14日(7〜22日)
  • 奈良のいちょうの黄葉日は2017〜2025年の平均で11月18日(2025年は11月18日)

▶ 奈良の紅葉 見頃チェッカー ▶ 紅葉日の記録 ▶ よくある質問

奈良の紅葉 見頃チェッカー:標高と11月の気温で予想

行く場所の標高と、11月の奈良の気温(平年より低い〜かなり高い)を選ぶと、紅葉日と見頃の目安を計算します。初期設定の「平年より高い」は、気象庁の1か月予報(10月29日発表)で近畿の気温が「高い確率60%」となっていることにもとづいています(解説は11月の天気2026)。下の欄には、今季の奈良の最低気温の観測値を自動で読み込み、「8℃以下の初日」からも紅葉日を見積もります。

奈良の紅葉 見頃チェッカー(標高と11月の気温で予想)
今季の奈良の冷え込みを読み込み中…
※奈良地方気象台の「かえでの紅葉日」(2017〜2025年)と11月の平均気温の関係から当ブログが計算した目安です。標高による差は、気温が100mで約0.6℃下がり、11月の奈良の気温が1日に約0.18℃ずつ下がることから「100mごとに約3日早い」としています。見頃は紅葉日の3日前〜10日後を目安にしています。標高による差は理論上の目安で、観測で確かめたものではありません。

奈良の紅葉日の記録:2017年以降はそれ以前より約2週間早い

気象庁は全国の気象台で、標本木のいろはかえでの葉の大部分が紅色に変わった日を「かえでの紅葉日」、いちょうの葉の大部分が黄色に変わった日を「いちょうの黄葉日」として観測しています。奈良地方気象台のかえでの紅葉日は、1991〜2020年の平均で11月21日、いちょうの黄葉日は11月18日です(当ブログ計算)。

奈良のかえでの紅葉日(棒)といちょうの黄葉日(線) 濃い色=2017年以降。横軸は西暦の下2けた(2005〜2025年) 11/511/1011/1511/2011/2511/3012/50507091113151719212325
気象庁「生物季節観測」の奈良地方気象台の記録から当ブログ作図

グラフで目立つのは、2017年を境にかえでの紅葉日が早くなったことです。2007〜2016年の10年間の平均は11月29日で、12月にずれ込む年(2011年・2015年・2016年)もありましたが、2017〜2025年は11月9日〜28日、平均11月16日です。理由は公表されていません。ただ、この間の平均気温は10月が17.4℃→18.4℃、11月が11.3℃→12.4℃とむしろ高く、気温では説明できません。いちょうの黄葉日は11月21日→11月18日と約3日しか早まっていないことから、当ブログでは標本木そのものの状態などが影響している可能性があると考えています(推測です)。このため、この記事の予想は2017年以降のデータを中心にしています。なお、標本木の日付は名所全体の見頃と必ずしも一致しません。

年かえでの紅葉日いちょうの黄葉日11月の平均気温最低8℃以下の初日初日から紅葉日まで
201112月2日11月26日12.6℃10/2637日
201211月25日11月15日10.2℃10/2036日
201311月28日11月22日10.5℃10/2831日
201411月26日11月25日11.8℃10/1839日
201512月7日11月22日13.2℃10/2543日
201612月4日11月22日11.2℃10/3035日
201711月9日11月21日10.8℃10/3010日
201811月14日11月24日12.6℃11/113日
201911月15日11月27日12.2℃11/510日
202011月13日11月17日12.9℃10/3113日
202111月15日11月19日12.2℃10/2422日
202211月14日11月11日13.2℃10/2619日
202311月20日11月20日12.6℃11/137日
202411月28日11月8日13.6℃11/820日
202511月14日11月18日11.9℃10/2916日
奈良地方気象台の生物季節観測と気温(2011〜2025年)。8℃以下の初日と日数は当ブログ集計

11月の気温が1℃高いと、紅葉日は約4.5日遅れる

2017〜2025年の9年について、11月の平均気温と紅葉日の関係を調べると、相関係数は0.68で、11月が1℃高いと紅葉日は約4.5日遅れる関係がありました。11月が10.8℃と低かった2017年は11月9日、13.6℃と高かった2024年は11月28日です。10月の気温との関係(相関係数0.61)よりも、11月の気温のほうが強く効いています。

2026年の11月は、気象庁の1か月予報で近畿の気温が「高い確率60%」です。11月の奈良の平均気温が1991〜2020年の平均(11.4℃)より1℃高い12.4℃になると、計算上の紅葉日は11月16日ごろになります。データ数が9年と少ないので、次の「冷え込みの初日」とあわせて判断します。

最低気温8℃以下の初日から約2週間後が目安

かえでは、朝の冷え込みが強まると色づきが進みます。2017〜2025年の奈良では、最低気温が8℃以下になった初日から紅葉日まで平均14日(短い年で7日、長い年で22日)でした。2026年は10月29日に7.0℃を観測し、これが今季初めての8℃以下です。平均の14日を当てはめると11月12日ごろになります。

「11月の気温から計算した11月16日ごろ」と「冷え込みの初日だけから計算した11月12日ごろ(チェッカー下の欄の表示)」の中間をとって、当ブログでは2026年の奈良の紅葉日を11月14日ごろと予想します。気象台の標本木が紅葉日を迎えるころから、奈良公園など市街地のかえでが見頃に入ります。当ブログでは、見頃を紅葉日の3日前〜10日後としています。

標高が高い場所ほど早い:場所別の見頃の目安

気温は標高が100m上がるごとに約0.6℃下がります。11月の奈良では1日に約0.18℃ずつ気温が下がるので、市街地より100m高い場所は約3日早く同じ寒さになります(理論上の目安で、観測で確かめたものではありません)。山あいの寺や渓谷、吉野・宇陀などの山の紅葉は、市街地より早めに見頃を迎えます。

場所の高さ見頃の中心(2026年の予想)見頃の目安
市街地(奈良公園・東大寺など)11月14日ごろ11月11日〜24日
市街地より150m高い11月9日ごろ11月6日〜19日
市街地より300m高い11月4日ごろ11月1日〜14日
市街地より500m高い10月28日ごろ10月25日〜11月7日(終盤)
当ブログの予想(紅葉日11月14日ごろ、見頃は紅葉日の3日前〜10日後、標高100mごとに約3日早い)。名所ごとの最新の色づき情報は、各寺社や観光協会の発表を確認してください

奈良のいちょうは「11月中旬〜下旬」に黄葉

奈良地方気象台のいちょうの黄葉日は、2017〜2025年の平均で11月18日、2025年は11月18日でした。2024年は11月8日と早く、かえで(11月28日)より20日も先に色づきました。2017年以降のいちょうは、11月が暖かい年ほどむしろ早い傾向(相関係数−0.61)でしたが、9年分しかないため偶然の可能性もあります。いちょう並木や寺社の大いちょうは、11月中旬〜下旬が目安です。

近畿各地のかえでの紅葉日:奈良は早い

地点かえでの紅葉日(1991〜2020年の平均)2025年
奈良11月21日11月14日
津11月25日11月25日
彦根11月28日12月1日
大阪12月1日12月4日
京都12月5日12月10日
和歌山12月6日12月9日
気象庁の生物季節観測(各地方気象台の標本木)から当ブログ集計

奈良は盆地で朝の冷え込みが強く、近畿の気象台の中では紅葉日が早い地点です。京都の紅葉の見頃は京都の紅葉 見頃2026、大阪は大阪の紅葉 見頃2026で予想しています。奈良→大阪→京都の順に、少しずつずらして紅葉めぐりを楽しめます。

きれいに色づく年・くすむ年の違い

鮮やかな紅葉には、①昼は晴れて日差しが強く、②朝晩はぐっと冷え込み、③適度な湿り気があることが条件といわれます。奈良盆地は晴れた夜に放射冷却で冷え込みやすく、紅葉の色づきには有利な地形です。反対に、11月に暖かい日が続いたり、色づく前に強い風や雨が続いたりすると、くすんだ色のまま散ってしまうことがあります。穏やかに晴れる日の見つけ方は小春日和チェッカーも参考にしてください。

紅葉狩りの日の天気と服装

出かける日が決まったら、過去の同じ時期の天気の傾向を確かめておきましょう。次のツールは、奈良の11月14日前後の過去の天気(晴れ・雨の割合や気温)を集計しています。日付は変更できます。

読み込み中…

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11月中旬の奈良は、最高気温が17℃前後、朝は7℃前後まで下がり、市街地でも大阪より朝の冷え込みが強めです。昼は薄手のセーターやジャケット、朝晩はコートがあると安心です。服装の目安は紅葉狩りの服装とセーター・コート・ダウンはいつから?で気温別にまとめています。奈良県内の11月の気温は、次の県別ツールでも確認できます。

よくある質問

Q. 奈良の紅葉の見頃はいつですか?

奈良公園や東大寺など市街地のかえでの見頃は、2026年は11月中旬〜下旬(11月11〜24日ごろ)が目安です。奈良地方気象台のかえでの紅葉日は2017〜2025年の平均で11月16日、2025年は11月14日でした。標高の高い山あいの寺や山は、それより早く色づきます。

Q. 2026年の奈良の紅葉は遅いですか?

10月は平均気温19.6℃と高温でしたが、10月29日に最低気温7.0℃まで下がり、紅葉が進む冷え込みが始まりました。当ブログの予想では紅葉日は11月14日ごろで、2017〜2025年の平均(11月16日)とほぼ同じか、やや早い見込みです。

Q. 紅葉日と見頃は違いますか?

紅葉日は、気象台の標本木の葉の大部分が色づいた日です。見頃は名所全体がきれいに色づいている期間で、当ブログでは紅葉日の3日前〜10日後を目安にしています。名所ごとの最新情報は、寺社や観光協会の発表を確認してください。

Q. 奈良の紅葉日はなぜ2017年から早くなったのですか?

2007〜2016年の平均は11月29日でしたが、2017〜2025年は平均11月16日と約2週間早くなっています。理由は公表されていません。同じ時期の10月・11月はむしろ高温で気温では説明できず、いちょうはほとんど早まっていないため、標本木の状態などが影響している可能性があります(当ブログの推測)。予想には2017年以降のデータを使っています。

Q. 奈良のいちょうはいつ黄色くなりますか?

奈良地方気象台のいちょうの黄葉日は、2017〜2025年の平均で11月18日、2025年は11月18日でした。年による差が大きく、2024年は11月8日でした。11月中旬〜下旬が目安です。

Q. 紅葉が早く進む天気は?

朝の最低気温が8℃を下回るころから色づきが進みます。奈良では2017〜2025年に、8℃以下の初日から紅葉日まで平均14日でした。晴れて昼は暖かく、朝晩に冷え込む日が続くと、鮮やかに色づきやすくなります。

まとめ
  • 奈良のかえでの紅葉日は2017〜2025年の平均11月16日、2026年は11月14日ごろの見込み
  • 市街地の見頃は11月中旬〜下旬(11月11〜24日ごろ)。標高100mごとに約3日早い
  • 紅葉日は11月の気温との関係が強く、1℃高いと約4.5日遅れる
  • 最低気温8℃以下の初日(今年は10月29日)から約2週間後が目安
  • チェッカーは今季の冷え込みを毎日自動で反映

出典:気象庁「生物季節観測の情報」(かえでの紅葉日・いちょうの黄葉日 累年値)、気象庁「過去の気象データ検索」(奈良の日別値、2026年10月は速報値を含む)、気象庁「季節予報(1か月予報、近畿地方、2026年10月29日発表)」。平均・相関・予想・標高別の目安・ツールは当ブログの計算によるものです。各名所の見頃の最新情報は、寺社や観光協会の発表をご確認ください。

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