カメムシ大量発生2026はいつまで?静岡で警報・31府県で注意報|家に来る“暖かい晴れの日”の終わりを51地点で判定

気象

こんにちは!気象予報士ののぶやんです。

2026年の秋は、各地でカメムシの大量発生が話題になっています。静岡県は10月1日、果樹カメムシ類の病害虫発生予察警報を県内全域に出しました(静岡放送によると県内では28年ぶりの警報。県の注意報・警報一覧でも、前回の警報は1998年です)。県内4か所の予察灯(虫を集めるライトのわな)にかかった数は、9月1〜20日の合計の4か所平均で1万9,512頭。平年960頭の20.3倍です。全国でも、果樹カメムシ類の注意報は今年度(4月以降)の累計で、10月7日時点で31府県・49件(前年同期は18件、日本農業新聞)にのぼっています。

では、この大発生はいつまで続くのでしょうか。カメムシは秋の晴れて暖かい日を選んで集団で飛び、日当たりのよい壁や洗濯物にとりついて、家の中にも入ってきます(千葉市保健所・川崎市の資料)。そこで気象予報士として、全国51地点・58年分(1968〜2025年)の観測データから、秋に「最高気温20℃以上」の暖かい日が最後に現れる日を地点ごとに調べました。

結果は、沖縄・奄美を除く46地点の平均で、平年(1991〜2020年)は11月16日ごろ、直近10年(2016〜2025年)は11月22日ごろ。暖かい日の「終わり」は約6日遅くなり、46地点中45地点で遅くなっていました。さらに2026年は10月1〜13日の最高気温が51地点すべてで平年を上回り(平均+1.6℃)、気象庁の1か月予報(10月8日発表)も気温「高い」が70%(東・西日本)です。カメムシが動きやすい暖かい日は、例年より長く続きそうです。

この記事の結論(30秒で読める版)
  • 2026年はカメムシ(果樹カメムシ類)が東海・西日本を中心に広い範囲で多く、静岡県は10月1日に警報(予察灯の数は平年の20.3倍)。注意報は今年度の累計で31府県・49件(10月7日時点)。
  • 多い理由は、餌になるスギ・ヒノキの実(球果)で夏に大きく増えたこと。静岡県ではヒノキの実についた数が9月として1996年以降で最多でした。実が足りなくなると、果樹園や住宅地へ飛んできます。
  • 家に来るのは、越冬場所を探す秋の晴れて暖かい日。51地点のデータでは、最高20℃以上の日が最後に現れるのは平年11月16日ごろ→直近10年は11月22日ごろ(46地点平均)。
  • 2026年は10月前半の最高気温が全地点で平年超え、1か月予報も「高い」70%。東京・大阪・福岡などでは11月下旬〜12月上旬ごろまで注意が目安です。
  • 「カメムシが多いと大雪」に科学的な根拠はなく、今冬の寒候期予報はむしろ暖冬傾向です。
  • あなたの街の「暖かい日が終わる日」と、今週の「晴れて暖かい日」は下のツールで確認できます。

【ツール】あなたの街は、カメムシが来やすい“暖かい晴れの日”がいつまで続く?

地点を選ぶと、秋に最後に最高気温20℃以上になる日(平年と直近10年)、10月15日〜11月30日の暖かい日の数、2026年の実況(気象庁の速報値を自動で読み込み)と、気象庁の週間予報で「晴れて最高20℃以上」の日が表示されます。グラフは、日付ごとに「最高20℃以上」になる確率です。オレンジの線(直近10年)が青の線(平年)より右にあるほど、暖かい日が遅くまで続くようになったことを示します。

カメムシが来やすい「暖かい晴れの日」はいつまで? 51地点チェッカー

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51地点ランキング|暖かい日が遅くまで続く街
データ:気象庁の観測値(1968〜2025年)を当ブログで集計。2026年の実況は気象庁の速報値、週間予報は気象庁の発表を自動で読み込みます(千葉は銚子、与那国島は石垣島の予報で代用)。

※「最高気温20℃以上」「日照6時間以上(晴れ)」は、カメムシが集団で飛びやすい「晴れて暖かい日」を天気のデータで表すための当ブログの目安です。カメムシの活動の公式な基準ではありません。曇りでも暖かい日や、20℃に届かなくても日なたの壁が温まる日には飛んでくることがあります。

2026年のカメムシ大量発生、いまどうなっている?

果樹(みかん・柿・梨など)の実を吸って傷める「果樹カメムシ類」は、チャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシ、クサギカメムシなどの総称です。家の網戸や洗濯物で見かける緑や茶色のカメムシの多くが、このなかまです。各都道府県の病害虫防除所は、発生が多くなりそうなときに注意報、さらに大きな被害が見込まれるときに警報を出します。

発表・情報日付内容
静岡県 病害虫発生予察警報 第1号10月1日県内全域で発生「多」。予察灯4か所の9月1〜20日平均 19,512頭(平年960頭、20.3倍)。ヒノキの実の寄生数 37.5頭/10結果枝(平年6.1頭)は9月として1996年以降最多
農林水産省 病害虫発生予報 第8号10月7日果樹カメムシ類は東海・四国の一部で「多い」、中国で「やや多い」。1か月予報(10月1日発表)で気温が高い見込みのため、果樹園への飛来が平年より遅い時期まで続くおそれ
全国の注意報(日本農業新聞)10月7日時点今年度(4月以降)の累計で31府県・計49件(前年同期は18件)。静岡県は警報
三重県 病害虫発生予察注意報 第4号10月9日県内全域で多発のおそれ。カキの被害果率63.0%(平年2.2%)、松阪市の予察灯でチャバネアオカメムシ9,220頭(平年1,914頭)など過去10年で最多
2026年の果樹カメムシ類の主な発表(各県・農林水産省・報道をもとに作成)

なお、東京・神奈川・埼玉など関東南部には、10月上旬の時点で果樹カメムシ類の注意報は出ていません。関東で気をつけたいのは発生量の多さより、暖かい日がどれだけ遅くまで続くかです。

ポイントは、農林水産省が「気温が高い見込みなので、飛来が平年より遅い時期まで続くおそれ」と書いていることです。カメムシの多さそのものは夏までに決まりますが、どれだけ長く飛び回るかは秋の気温しだい。ここが、天気のデータで調べられる部分です。

なぜ2026年はカメムシが多い?|スギ・ヒノキの実と夏の暑さ

果樹カメムシ類は、春に越冬から目覚めたあと、スギやヒノキの実(球果)を吸って増えます。大阪府の資料によると、夏にスギ・ヒノキの実が多い年は夏に数が増え、8月以降に次の世代がさらに増えます。そして餌の実が不足すると、果樹園などへ飛び出してきます。静岡県の警報でも、ヒノキの実についた吸い跡の数が多く「ヒノキからの離脱が始まっている」と書かれていました。

カメムシが秋に家へ来るまで(果樹カメムシ類の1年) ① 春(4〜5月)越冬から目覚める暖かい春は早く動き出す ② 夏(6〜8月)スギ・ヒノキの実で増える実が多い年ほど大発生 ③ 夏の終わり〜秋実が足りなくなり飛び出す果樹園・住宅地へ ④ 秋(10〜11月)晴れて暖かい日に集団で日当たりのよい壁・洗濯物へすき間から家の中にも ⑤ 冬落ち葉の下・樹皮の下家のすき間などで越冬(大雪の予知ではない) 天気との関係秋が暖かいほど飛び回る期間が長い→ 2026年は「高温」予想 大阪府「果樹カメムシ類」資料、静岡県 警報第1号(2026年10月1日)、千葉市保健所・川崎市の資料をもとに作成
図|カメムシは「夏に増える」→「秋の暖かい日に家へ来る」の2段階

2026年の夏は、気象庁のまとめで北日本と西日本が「かなり高い」気温でした。西日本では7月中旬・下旬と8月下旬が、統計を取り始めた1946年以降で最も高い気温になっています。大阪府の資料では、最初の世代の成虫が早く羽化した年は次の世代が現れやすいとされ、暑い夏はその後押しになると考えられます。ただし、大発生のいちばんの要因はスギ・ヒノキの実の量で、暑さだけで決まるわけではありません。気温の高さは「増え方」と「飛び回る期間」の両方に効いてくる、と考えるのがよさそうです。

なお、10月に入ってからの暑さは、10月なのに暑いのはなぜ?2026年や早期天候情報「かなりの高温」は何度?でもくわしく解説しています。

データで検証|“暖かい日”の終わりは、平年より約6日遅くなった

カメムシが家に来やすいのは、越冬場所を探す時期の晴れて暖かい日です。そこで51地点について、毎年10月1日以降で最後に最高気温が20℃以上になった日を数え、その中央値を比べました。

地点1968〜90年平年(1991〜2020年)直近10年(2016〜25年)平年との差
札幌10月15日ごろ10月13日ごろ10月19日ごろ+6日
仙台10月30日ごろ11月6日ごろ11月16日ごろ+10日
新潟11月7日ごろ11月7日ごろ11月16日ごろ+9日
東京11月17日ごろ11月21日ごろ12月1日ごろ+10日
名古屋11月16日ごろ11月15日ごろ11月24日ごろ+9日
静岡12月3日ごろ11月30日ごろ12月5日ごろ+5日
大阪11月13日ごろ11月20日ごろ11月29日ごろ+9日
広島11月10日ごろ11月16日ごろ11月21日ごろ+5日
高知12月5日ごろ12月7日ごろ12月9日ごろ+2日
福岡11月20日ごろ11月22日ごろ11月29日ごろ+7日
鹿児島12月10日ごろ12月11日ごろ12月9日ごろ-2日
46地点平均11月13日ごろ11月16日ごろ11月22日ごろ+6日
秋に最後に最高気温20℃以上になる日(各年の中央値)。46地点平均は沖縄・奄美を除く

46地点の平均では、1968〜90年は11月13日ごろ、平年は11月16日ごろ、直近10年は11月22日ごろと、少しずつ遅くなっています。直近10年が平年より遅いのは46地点中45地点(例外は鹿児島のみ)。差が大きいのは金沢(+14日)、長野(+13日)、大分(+12日)などです。東京は平年11月21日ごろが直近10年は12月1日ごろと、約10日遅くなりました。

もうひとつ、10月15日〜11月30日(47日間)のうち最高気温が20℃以上の日の数も比べました。46地点の平均で、1968〜90年は13.9日、平年は17.0日、直近10年は19.0日です。このうち日照6時間以上の「晴れて暖かい日」は、平年9.8日→直近10年11.2日に増えています。最高20℃以上の日は、1968〜90年より秋に約5日多い計算です。

順位地点20℃以上の日(直近10年)平年1968〜90年
1鹿児島36.6日34.6日30.5日
2宮崎34.3日30.6日27.3日
3高知31.2日29.8日26.0日
4熊本29.8日27.4日23.8日
5佐賀28.5日24.9日21.7日
6静岡28.4日25.0日21.6日
7長崎28.3日25.8日22.0日
8福岡27.4日23.7日19.6日
9松山26.7日22.9日18.5日
10大分26.3日22.7日18.6日
10月15日〜11月30日に最高気温20℃以上になる日が多い地点(沖縄・奄美を除く)

暖かい日が多いのは、鹿児島・宮崎・高知・熊本など九州・四国の太平洋側。静岡も28.4日と多く、今年警報が出た地域と重なります。反対に札幌・盛岡・青森などでは、10月半ばを過ぎると20℃に届く日はまれで、カメムシが家に来る時期も早く終わります。

去年(2025年)の秋はいつまで暖かかった?

地点2025年に最後に20℃以上だった日平年2025年の20℃以上の日(10/15〜11/30)平年
札幌10月8日10月13日ごろ0日0.7日
仙台12月1日11月6日ごろ7日6.5日
新潟12月1日11月7日ごろ6日8.6日
東京12月1日11月21日ごろ12日17.4日
名古屋12月2日11月15日ごろ17日19.6日
静岡12月1日11月30日ごろ22日25.0日
大阪12月20日11月20日ごろ20日21.6日
広島11月17日11月16日ごろ22日21.7日
高知12月20日12月7日ごろ30日29.8日
福岡12月20日11月22日ごろ25日23.7日
鹿児島12月8日12月11日ごろ37日34.6日
2025年秋の「暖かい日の終わり」と平年の比較

去年の秋は、大阪・福岡・高知で12月20日に最高20℃以上の日があり、東京・仙台・新潟でも12月1日に最高20℃以上になりました。10月15日〜11月30日の暖かい日の数は、東京12日(平年17.4日)・静岡22日(同25.0日)など東日本では平年より少なめ、福岡25日・鹿児島37日など九州では平年より多めでした。東日本では「11月はわりと冷えたのに、12月に季節外れの暖かい日が出た」年です。冬の入り口の季節外れの暖かい日にも、カメムシが動き出すことがあると考えられます。

2026年はどうなる?|10月前半は全51地点で平年より暖かい

2026年10月1〜13日の最高気温を平年(1991〜2020年の同じ期間)と比べると、51地点すべてで平年を上回り、平均で+1.6℃でした。上回り方が大きいのは甲府(+3.2℃)、前橋(+2.7℃)、盛岡(+2.6℃)。東京はこの13日間すべてが最高20℃以上で、平年なら約11.5日です。

気象庁の1か月予報(10月8日発表、10月10日〜11月9日)では、気温が「高い」確率が東日本・西日本・沖縄奄美で70%、北日本で60%。農林水産省も、10月1日発表の1か月予報で気温が高い見込みであることを理由に「飛来が平年より遅い時期まで続くおそれ」としていて、その後の予報でも高温傾向は変わっていません。平年どおりなら20℃の日が終わるころ(東京なら11月下旬)を過ぎても、暖かい日があればカメムシは動きます。「11月に入ったからもう大丈夫」とは考えないほうがよさそうです。

2026年の冬の見通しは今年の冬は暖冬?2026-27年で、10月の暖かさの背景は残暑はいつまで続く?2026年で解説しています。

「カメムシが多いと冬は大雪・寒くなる」は本当?

「秋にカメムシが多いと、その冬は大雪になる」ということわざは雪国を中心に広く知られています。けれども、気象台はこの関係を科学的に説明できないとしており、カメムシの研究者も根拠は見当たらないと述べています(カメムシが秋に多いと冬には大雪になる?)。カメムシの数を決めるのは主にその年の夏までの餌(スギ・ヒノキの実)と気温で、これから来る冬の寒さを予知しているわけではありません。

むしろ2026年は、気象庁の寒候期予報(9月発表)で冬の気温は東・西日本で「高い」60%と暖冬寄りの予想です。天気のことわざが当たるかどうかは、天気のことわざ検証や当たる天気のことわざランキングもあわせてどうぞ。

今年の暖かさを、去年や過去の同じ日と比べる

静岡の最近2週間の気温を、去年の同じ時期と平年と比べられるツールです。地点はツール内で変えられます。

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文化の日(11月3日)など、行楽やお出かけの日に暖かくなりやすいかは、過去58年の同じ日の天気で確かめられます。

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11月の気温を都道府県ごとに比べると、暖かい日が遅くまで続く地域がひと目でわかります。

カメムシを家に入れない対策|天気予報の使い方

カメムシ対策は「入れない」「つぶさない」が基本です。千葉市保健所や川崎市の資料をもとに、天気予報と組み合わせた対策をまとめました。

タイミング対策天気の目安
晴れて暖かい日の朝洗濯物は室内干しか、取り込む前に1枚ずつはたいて確認最高20℃以上・晴れ(ツールの週間予報で確認)
日当たりのよい壁・窓窓や網戸のすき間をふさぐ。止まりやすい外壁・窓枠・換気口のまわりに専用の殺虫剤を散布南向き・西向きの壁は午後に温まりやすい
家に入ってしまったらつぶさずに、ガムテープで包む・ペットボトルに落とすなどで捕まえる—
たくさん入り込んだらくん煙剤で追い出す(ペット・食品に注意)—
寒くなってから冬の間にカーテンのすき間などで越冬していることがあるので、春先に掃除最高気温が20℃に届かない日が続くころ
カメムシ対策と天気の目安(千葉市保健所・川崎市の資料などをもとに作成。駆除方法は一般的な方法)

洗濯物を外に干すかどうかは、洗濯物が乾く条件と時間の目安や布団を干す条件も参考にしてください。カメムシが多い日は、乾きやすい「晴れて暖かい日」と重なりがちなのが悩ましいところです。朝晩の冷え込みと日中の暖かさの差は寒暖差チェッカーで、服装は最低気温10度・15度の服装で確認できます。

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カメムシの侵入を防ぐスプレー・すき間テープ

暖かい晴れの日が続く前に、窓枠や網戸のすき間、換気口のまわりをふさいでおくと安心です。外壁・網戸用の忌避スプレーは、飛来が増える前に使うのがコツです。

なぜ「晴れて暖かい日」に家へ来るの?

カメムシなどの昆虫は、自分で体温を保てない変温動物です。体が冷えると飛べないため、気温が上がり日差しで体が温まる晴れた日の昼前後に飛び回ります。秋に越冬場所を探すときも同じで、日当たりがよく温まった南向き・西向きの壁や窓、白っぽい洗濯物に集まりやすくなります(川崎市の資料では「越冬のため日当たりのよい壁面をめがけて飛来」)。

反対に、雨の日や北風が冷たい日にはあまり飛びません。寒冷前線が通過して冷たい空気が入った直後は少なく、高気圧に覆われて風が弱く晴れて気温が上がる「小春日和」に急に増える、というのが、天気から見たカメムシの動き方と考えられます。秋らしく晴れて暖かい日は、洗濯日和であると同時に「カメムシ日和」でもあります。

家に入り込んだカメムシは、カーテンのすき間や押し入れ、エアコンの室外機まわりなどでじっと冬を越そうとします。暖房で部屋が暖まると冬でも動き出すことがあるので、暖房を使い始める前(暖房はいつから?)にカーテンレールや窓まわりを点検しておくと安心です。

地域別の目安|あなたの街はいつまで注意?

ツールの数字をもとに、地域ごとの「暖かい日(最高20℃以上)が終わるころ」の目安をまとめます(直近10年の中央値。年によって前後します)。

  • 北海道・東北北部:札幌は10月19日ごろ、盛岡・青森・秋田は10月下旬〜11月上旬。家に入り込んだカメムシは、そのまま室内で越冬しようとします。
  • 東北南部・北陸・長野:仙台・新潟は11月16日ごろ、長野は11月17日ごろ。日本海側は晴れる日が少なくなる11月に、晴れた日を狙って集まりやすくなります。
  • 関東・東海:東京・千葉は12月1日ごろ、名古屋は11月24日ごろ、静岡は12月5日ごろまで。東海は今年の発生が特に多い地域です。
  • 近畿・中国・四国:大阪は11月29日ごろ、広島は11月21日ごろ、高知は12月9日ごろ。四国は農林水産省の予報で「多い」とされています。
  • 九州:福岡は11月29日ごろ、鹿児島は12月9日ごろ、宮崎は12月14日ごろまで20℃以上の日が現れます。
  • 沖縄・奄美:12月末まで20℃以上の日が続くため、本土とは時期の考え方が異なります。

各地の気候は、静岡の気候、東京の気候、名古屋の気候、大阪の気候、福岡の気候、高知の気候のページで、過去の特定の日の天気は過去の天気を日付で調べるで確認できます。

よくある質問

Q. 2026年はなぜカメムシが大量発生しているのですか?

主な原因は、餌になるスギ・ヒノキの実(球果)で夏に大きく増えたことです。静岡県ではヒノキの実についたカメムシの数が9月として1996年以降で最も多くなりました。餌の実が足りなくなったカメムシが、果樹園や住宅地に飛んできています。2026年の夏は北日本・西日本で気温がかなり高く、成長を早めたことも考えられます。

Q. カメムシの大量発生はいつまで続きますか?

カメムシは越冬場所を探す秋の晴れて暖かい日に集団で飛びます。全国46地点(沖縄・奄美を除く)の観測データでは、最高気温20℃以上の日が最後に現れるのは平年11月16日ごろ、直近10年は11月22日ごろです。2026年は1か月予報で気温が高い見込みのため、東京・大阪・福岡などでは11月下旬〜12月上旬ごろまで注意するのが目安です。

Q. カメムシが多いと冬は大雪になる・寒くなるのは本当ですか?

科学的な根拠は確認されていません。カメムシの数は夏までの餌や気温で決まり、冬の寒さを予知しているわけではありません。2026-27年の冬は、気象庁の寒候期予報で東日本・西日本の気温が「高い」60%と暖冬寄りの予想です。

Q. 2026年にカメムシが多いのはどこですか?

果樹カメムシ類の注意報は今年度(4月以降)の累計で10月7日時点で31府県に出ていて、静岡県は10月1日に警報を出しました。農林水産省の発生予報(10月7日)では東海・四国の一部で「多い」、中国で「やや多い」とされています。

Q. カメムシが家に入ってくるのはどんな日ですか?

自治体の資料では、天気がよく暖かい日を選んで集団で飛び、日当たりのよい壁や洗濯物にとりついて家の中にも入るとされています。この記事のツールでは、気象庁の週間予報から「晴れて最高気温20℃以上」の日を目安として表示しています。

Q. カメムシを家に入れないにはどうすればいいですか?

窓や網戸のすき間をふさぎ、止まりやすい外壁・窓枠・換気口のまわりに専用の殺虫剤を散布しておくのが効果的です。晴れて暖かい日は洗濯物を室内に干すか、取り込む前によくはたいて確認しましょう。家に入ったカメムシはつぶさずに捕まえて外に出します。

Q. マンションの高層階にもカメムシは来ますか?

カメムシは飛ぶ力があり、日当たりのよい壁やベランダの洗濯物をめがけて高い階にも飛んできます。ベランダの手すりや窓枠、エアコンの配管穴まわりのすき間をふさぎ、晴れて暖かい日は洗濯物を室内に干すと安心です。

Q. 11月になればカメムシはいなくなりますか?

気温しだいです。平年の東京では最高20℃以上の日が11月下旬まで、直近10年では12月初めまで現れることがあります。2026年は秋の気温が高い予想なので、11月に入っても暖かい晴れの日には飛んでくると考えておくのが安全です。

あわせて読みたい

時事・季節の天気シリーズ(2026年秋)
まとめ
  • 2026年は果樹カメムシ類が東海・西日本を中心に多く、静岡県は10月1日に警報、注意報は今年度の累計で31府県・49件(10月7日時点)
  • 原因はスギ・ヒノキの実で夏に増えたこと。実が足りなくなったカメムシが果樹園や住宅地へ
  • 家に来るのは秋の晴れて暖かい日。最高20℃以上の日が最後に現れるのは、46地点平均で平年11月16日ごろ→直近10年11月22日ごろ
  • 2026年は10月前半が全51地点で平年より暖かく、1か月予報も「高い」。例年より遅くまで注意
  • 「カメムシが多いと大雪」に根拠はなく、今冬は暖冬寄りの予想

出典・データについて

  • 静岡県病害虫防除所「令和8年度病害虫発生予察警報第1号(果樹カメムシ類)」(2026年10月1日)
  • 農林水産省「令和8年度 病害虫発生予報第8号」(2026年10月7日)
  • 日本農業新聞「果樹カメムシ 注意報31府県 静岡では警報」(2026年10月8日)、静岡放送(SBS)の報道
  • 大阪府「果樹カメムシ類」資料、千葉市保健所「カメムシ」、川崎市「カメムシ」
  • 気象庁「過去の気象データ検索」(全国51地点の日最高気温・日照時間。1968〜2025年の10月1日〜12月31日)を当ブログで集計。平年は1991〜2020年、各年の「最後に20℃以上になった日」の中央値。46地点平均は沖縄・奄美の5地点を除く
  • 気象庁「1か月予報」(2026年10月8日発表)、「夏(6〜8月)の天候」(2026年9月)、寒候期予報(2026年9月)。2026年の気温は気象庁の速報値(10月13日まで)
  • 東京の観測場所は2014年12月に大手町から北の丸公園に移転

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