台風は何号まで発生する?平年は25個・最多は1967年の39号|2026年は10月5日で27個、年末は31〜36号の見込み【予想ツール】

1951〜2025年の台風の年間発生数と2026年の見込みの棒グラフ 気象

こんにちは!気象予報士ののぶやんです。

【10月5日夕方の追記】5日9時にハリケーン「ノロ」が日付変更線を越えて台風第28号に(越境台風とは?)、15時には台風第29号(コグマ)が発生し、2026年の台風は10月5日で29個になりました(台風29号(コグマ)の進路は?)。

台風は1年に平均25個発生します。1991〜2020年の平年値は年25.1個で、これまでで最も多かったのは1967年の39個(台風第39号まで)、最も少なかったのは2010年の14個です。そして2026年は、10月5日朝の時点ですでに台風第27号までが発生し、マーシャル諸島付近の熱帯低気圧が24時間以内に台風第28号になる見込みです(気象庁 10月5日7時05分発表)。

「今年は何号までいくの?」「過去最多の39号を超える?」——そんな疑問に答えるため、元気象庁職員の気象予報士として、気象庁の台風の発生数(1951〜2025年の75年分)とベストトラック(台風になった日時)を集計しました。1951年以降の各年について「10月5日までに何個発生していて、そこから年末までに何個増えたか」を調べれば、今年の最終的な数の見込みが計算できます。日付を選べる予想ツールも置いたので、これからの季節にも使ってみてください。

この記事の結論(30秒で読める版)
  • 台風の発生数は平年(1991〜2020年)で年25.1個。最多は1967年の39個、次いで1971年・1994年の36個。最少は2010年の14個
  • 2026年は9月末までに27個。9月末の数としては1951年以降で1966年と並ぶ5位(1位は1967年の31個)の多いペース。10月5日には台風第28号が発生する見込み
  • 過去75年、10月5日の翌日から年末までに発生した台風は平均6.5個(少ない年で2個、多い年で13個)。これを今年の27個に足すと、年末の数は31〜36個(中央値34個)の見込み(80%の範囲)
  • 30個以上になる確率は約96%で、2013年(31個)以来13年ぶり。35個以上は約24%、過去最多の39個以上は約3%
  • 「前半に多い年は後半も多い」わけではない。10月5日までの数と、その後の数の関係はほぼ無い(相関係数−0.16)

【ツール】今年の台風は何号までいく?日付を選んで予想する

日付を選ぶと、その日までに発生した台風の数を、平年や過去の年と比べます。さらに過去75年の「その日から年末までに発生した数」を今年の数に足して、年末の数の見込みと、30個・35個・39個を超える確率を計算します。今年の数はページを開くたびに気象庁の台風情報とサイトの台風統計から自動で読み込みます。「今年の数」の欄に数字を入れると、仮の数でも計算できます。

【ツール】台風は何号までいく?2026年の発生数を予想
日付
今年の数空欄なら気象庁の発表から自動
年初からの累積の数(縦の点線が選んだ日付)
━ 2026年(月末ごと+今日) ━ 平年(1991〜2020年) ━ 1967年(最多39個) ━ 1951〜2025年の各年
年ごとの発生数(1951〜2025年)と2026年の見込み
■33個以上の年 ■18個以下の年 ■2026年(いま) ■年末までの見込み(80%の範囲)
選んだ日付までの数のランキング
※年間・月別の数は気象庁「台風の発生数」(1951〜2025年)。日付ごとの数は気象庁ベストトラックで台風(最大風速17.2m/s以上)になった日時(日本時間)から当サイトが集計しました。年末の見込みは、1951〜2025年の各年について「選んだ日付の翌日から12月31日までに発生した数」を今年の数に足した75通りの10%・50%・90%の値で、海水温やエルニーニョ現象などの今年の状況は考慮していません。2026年の月別の数は気象庁の速報値です。

11月や12月になってからこのページを開けば、その日の時点で今年の数が多いのか少ないのか、年末までにあと何個くらい発生しそうかがわかります。先の日付を選んで「今年の数」に仮の数を入れると、「その日に○個だったら」の見込みも計算できます。今年の台風が多い理由は今年は台風が多い?少ない?2026年で詳しく解説しています。

台風の番号のつけ方:1月1日以降に発生した順に「第1号」から

台風の番号は、毎年1月1日以降に発生した順に「台風第1号」「第2号」…とつけられます。年が変わるとまた第1号から数え直すので、「何号まで」はその年に発生した台風の数と同じです。12月31日に発生した台風はその年の番号になり、年をまたいで日本に近づいても番号は変わりません。

  • 台風の定義:赤道より北で東経180度より西の北西太平洋、または南シナ海にある熱帯低気圧のうち、最大風速がおよそ17m/s(34ノット)以上になったもの
  • 番号がつくタイミング:熱帯低気圧が「台風」になった時点。熱帯低気圧のうちは番号がなく、「台風のたまご」などと呼ばれます
  • 東経180度より東で発生したもの(ハリケーン)が西へ移ってきた場合も、その時点で台風として番号がつきます
  • 名前:日本の番号とは別に、台風委員会の加盟国などが提案した140個の名前(アジア名)が順番につけられます。2026年の台風第27号「チョーイワン」もそのひとつです

「上陸」「接近」の数え方は台風の「上陸」「通過」「接近」の違いで解説しています。

年間の発生数ランキング:最多は1967年の39個、最少は2010年の14個

1951〜2025年の75年間で、発生数が多かった年と少なかった年のトップ10です。年間30個以上になったのは75年で15回あり、最後は2013年(31個)です。

多い年発生数少ない年発生数
1967年39個2010年14個
1971年36個1998年16個
1994年36個2023年17個
1966年35個1969年19個
1964年34個1951年21個
1965年32個1954年21個
1974年32個1973年21個
1989年32個1975年21個
1958年31個1977年21個
1972年31個2003年21個
台風の年間発生数(1951〜2025年)の多い年・少ない年トップ10。気象庁「台風の発生数」から当サイト作成。同数の年は古い順。31個の年は他に1988年・1992年、21個の年は他に2011年がある
年代別の台風の発生数(1年あたり平均)010203024.31950年代29.61960年代26.71970年代27.01980年代26.81990年代23.92000年代25.22010年代23.32020年代*平年 25.1個*2020年代は2020〜2025年の6年平均。1950年代は1951〜1959年。気象庁「台風の発生数」から当サイト作成

年代別に平均すると、1960年代が年29.6個と最も多く、2000年代(23.9個)や2020年代(2020〜2025年の平均23.3個)は少なめです。地球温暖化で台風の「数」が増えているわけではなく、気象庁や多くの研究では、将来は発生数が減る一方で、強い台風の割合が増える可能性が指摘されています。強さの目安は台風の945hPaはどれくらい強い?で解説しています。

月別の平年値:8月が最多、10月以降も年に6〜7個発生する

月発生数(平年)月末までの累計2026年
1月0.3個0.3個1個
2月0.3個0.6個1個
3月0.3個0.9個1個
4月0.6個1.5個1個
5月1.0個2.5個2個
6月1.7個4.1個2個
7月3.7個7.8個5個
8月5.7個13.5個10個
9月5.0個18.5個4個
10月3.4個21.9個―
11月2.2個24.1個―
12月1.0個25.1個―
台風の月別発生数の平年値(1991〜2020年)と2026年の月別の数(気象庁、2026年は9月まで・速報値)。月は協定世界時の発生月

平年でも9月末までに18.5個、10〜12月に6.6個発生します。2026年は8月に10個(8月としては1960年・1966年と並ぶ最多)発生して、9月末で27個と平年より8.5個多いペースです。日本への接近は10月も続き、10月に台風は来る?地方別の確率で地方ごとの確率をまとめています。

2026年は何号までいく?過去75年から計算した見込み

2026年の27個(9月末)は、9月末の数として1951年以降で次のような位置です。

年9月末までの数10〜12月の数年間の数
1967年31個8個39個(最多)
1971年30個6個36個
1965年28個4個32個
1994年28個8個36個
1966年27個8個35個
2026年27個??
9月末までの台風の数が多かった年(気象庁「台風の発生数」、月は協定世界時。2026年は速報値)

同じように多いペースだった5つの年は、最終的に32〜39個になりました。ただし、これは5例だけの話です。もっと多くの年を使うため、1951〜2025年の75年それぞれについて「10月6日から12月31日までに発生した数」を数えると、平均6.5個、少ない年で2個、多い年で13個でした。これを今年の27個に足すと次のようになります。

見込み年末の数意味
少なめ(10%)31個10年に1回はこれより少ない
中央値(50%)34個ちょうど真ん中
多め(90%)36個10年に1回はこれより多い
30個以上約96%75年中72年の増え方なら30個に届く
35個以上約24%75年中18年
39個以上(最多タイ以上)約3%75年中2年(1952年・1983年の増え方)
2026年の台風の数の見込み。10月5日時点の27個に、1951〜2025年の各年の「10月6日〜12月31日の発生数」を足した75通りから計算(当サイト集計、ベストトラックの日本時間の発生日時を使用)

なお、台風第28号が発生して28個になると、同じ計算で年末は32〜37個(中央値35個)、35個以上は約55%、39個以上は約8%に上がります。上のツールは、気象庁の発表やサイトの統計で数が増えると自動で計算し直します。

また、「前半に多かった年は、後半も多い」という関係はほとんどありません。10月5日までの数と、その後の数の相関係数は−0.16で、むしろわずかに逆の関係です。今年が過去最多の39個に並ぶには、残りの約3か月で12個が必要で、これは過去75年で2回しかない増え方です。「30個を超えるのはほぼ確実、35個を超えるかどうかは4回に1回」と覚えておくとよいでしょう。

いま発生しつつある台風第28号の進路は台風28号(たまご)2026はどこへ行く?で、過去に同じ海域で生まれた台風47個の行方から検証しています。

その年の「最後の台風」はいつ発生する?

「何号まで」が決まるのは、その年の最後の台風が発生したときです。1951〜2025年の各年で、最後の台風が台風になった日(日本時間)を調べると、真ん中の日は12月14日で、75年中57年(76%)は12月に入ってからも台風が発生していました。最後の台風が最も早かったのは2010年の10月25日、最も遅かったのは2000年の12月31日です。

項目日付・数メモ
最後の台風の発生日(中央値)12月14日1951〜2025年の75年
12月1日以降にも台風が発生した年57年(76%)年の「最後の番号」は12月に決まることが多い
最後の台風が最も早かった年2010年(10月25日)この年は14個で最少
最後の台風が最も遅かった年2000年(12月31日)大みそかに発生
台風第1号が最も遅かった年1998年(7月上旬)2016年も7月上旬までずれこんだ
その年の最初・最後の台風の発生日(気象庁ベストトラックで台風になった日時、日本時間。当サイト集計)

台風第1号が7月までずれこんだ1998年と2016年は、どちらも強いエルニーニョ現象が終わった直後の年で、年間の発生数も1998年は16個と少なくなりました。年によって「始まり」と「終わり」が大きく違うのも、台風の数が14〜39個とばらつく理由のひとつです。2026年はまだ10月上旬なので、例年どおりなら12月中旬ごろまで番号は増え続けると考えておくのが自然です。

なぜ2026年は台風が多い?エルニーニョ現象との関係

台風が生まれやすい場所(模式図)110°E120°E130°E140°E150°E160°E170°E180°E10°N20°N30°Nふだんの年に多い場所エルニーニョの年は南東へ広がる台風28号のたまご日本→ 日本までの道のりが長く、海の上で発達する時間が長い
エルニーニョ現象が起きている年の台風の発生位置のイメージ(模式図)。暖かい海域が東へ広がり、台風が日本のはるか南東で生まれやすくなる

2026年は、1997年に匹敵するほど強いエルニーニョ現象が続いています(気象庁「エルニーニョ監視速報」)。エルニーニョ現象が起きている年は、台風の発生位置が平年より南東(マーシャル諸島の方面)へ広がる傾向があり、日本に届くまでの道のりが長いぶん、寿命が長く強い台風が増えやすいとされます。今年の台風第27号や、発生しつつある台風第28号がまさにこのパターンです。エルニーニョと冬の天候の関係は今年の冬は暖冬?2026-2027で解説しています。

台風の数を左右する3つの条件

  • 暖かい海:台風のエネルギー源は、海面水温がおよそ26〜27℃以上の暖かい海から蒸発する水蒸気です。暖かい海が広いほど、台風が生まれる場所も広がります
  • 渦のきっかけ:熱帯の東風の波(偏東風波動)や、夏に日本の南にできる「モンスーントラフ」は、雲のかたまりに回転を与えて台風のたまごを育てます。2026年は8月にこうした渦のきっかけが活発だったとみられ、8月だけで10個が発生しました
  • 上空と下層の風の差が小さいこと:上空と地上付近の風の向き・強さの差(鉛直シア)が大きいと、雲の柱が傾いて台風に発達できません

エルニーニョ現象は、このうち「暖かい海」の場所を東へずらし、台風の生まれる場所を南東へ広げます。数そのものより、発生する場所と寿命(強さ)に影響が出やすいのが特徴です。

発生数と「日本に来る数」は別もの

台風がたくさん発生しても、日本に近づく数が多いとは限りません。2026年も発生数は史上有数ですが、日本への接近・上陸の数は平年並みです(今年は台風が多い?少ない?2026年の集計)。地方ごとの接近数は次のとおりです(気象庁の統計から自動更新)。

順位地方合計(1951〜2025年)年平均平年値
1沖縄553個7.4個7.7個
2伊豆・小笠原401個5.3個5.4個
3奄美300個4.0個4.3個
4九州南部279個3.7個3.9個
5九州北部257個3.4個3.8個
6東海248個3.3個3.5個
7四国244個3.3個3.3個
8関東甲信238個3.2個3.3個
9近畿235個3.1個3.4個
10中国213個2.8個3個
11東北192個2.6個2.7個
12北陸186個2.5個2.8個
13北海道119個1.6個1.9個
地方別の台風接近数(気象庁・75年間)

都道府県ごとの台風の来やすさは、下のランキングツールで「台風接近」を選ぶと比べられます。

年ごとの上陸数は台風の上陸数 年別ランキング、市区町村別の接近数は台風接近数ランキング(市区町村別)、上陸が多い都道府県は台風上陸数ランキングで調べられます。台風がなぜ9月に多いのかは台風はなぜ9月に多い?をどうぞ。

ツールの使い方と注意点

  • 「今年の数」は自動で更新:気象庁の台風情報(発表中の台風の番号)と、当サイトの台風統計(毎日更新)の大きいほうを使います。台風が発生した直後は反映まで少し時間がかかることがあります
  • 見込みは「過去の増え方」だけで計算:海水温やエルニーニョ現象など今年の状況は入っていません。エルニーニョ現象が数を増やすか減らすかははっきりせず、主に発生する場所と強さに影響します
  • 番号と発生月の数え方:気象庁の月別の数は協定世界時の発生月です。日本時間の月初の発生は、前の月に数えられていることがあります
  • 「何号まで」は「何個発生したか」と同じ:年の途中で番号が飛んだり、後から付け直されたりすることはありません

最新の台風の動きは台風情報まとめと台風のたまご 最新で確認できます。台風が近づいて気圧が下がると体調を崩しやすい人は今日の気圧の変化もチェックしてみてください。

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よくある質問(FAQ)

Q. 台風は1年に何号まで発生する?

1991〜2020年の平年値は年25.1個で、平均すると「第25号」前後までです。1951〜2025年の75年では、少ない年で14個(2010年)、多い年で39個(1967年)でした。

Q. 台風の番号の最大は?

1951年以降で最も多かったのは1967年の39個で、台風第39号までありました。次いで1971年と1994年の36個です。

Q. 2026年の台風は何号まで?

10月5日朝の時点で台風第27号まで発生し、24時間以内に台風第28号が発生する見込みです。過去75年の10月6日以降の増え方から計算すると、年末は31〜36個(中央値34個)の見込みです。

Q. 2026年は過去最多になる?

過去最多の39個に並ぶには、10月6日〜12月31日に12個が必要です。1951〜2025年でこれだけ増えた年は2回(約3%)しかなく、可能性は低いと考えられます。35個以上になる確率は約24%です。

Q. 台風が多い年は日本に来る数も多い?

必ずしもそうではありません。2026年も発生数は9月末で史上5位タイの多さですが、日本への上陸の数は平年並みです。日本に来るかどうかは、太平洋高気圧や偏西風の位置で決まります。

Q. 台風は12月や1月にも発生する?

発生します。平年値では12月に1.0個、1月に0.3個です。番号は1月1日に第1号から数え直すので、年をまたいで続く台風も番号は発生した年のままです。

Q. 台風が最も多く発生する月は?

平年値(1991〜2020年)では8月が5.7個で最も多く、次いで9月の5.0個、7月の3.7個、10月の3.4個です。1〜3月は各0.3個と少なくなります。

Q. 台風の番号はいつ決まる?

熱帯低気圧が台風(最大風速およそ17m/s以上)になった時点で、その年に発生した順に番号がつきます。熱帯低気圧のうちは番号がつきません。

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まとめ
  • 台風の発生数は平年で年25.1個。最多は1967年の39個、最少は2010年の14個
  • 2026年は9月末で27個(1951年以降で1966年と並ぶ5位)。10月5日には台風第28号が発生する見込み
  • 過去75年の増え方から見ると、年末は31〜36個(中央値34個)。30個以上は約96%、35個以上は約24%、過去最多の39個以上は約3%
  • 前半に多い年が後半も多いわけではない(相関はほぼ無し)。数より強さと進路に注意
  • 上のツールは日付を変えると、いつでも「今年は多い?少ない?」を判定できる

出典:気象庁「台風の発生数」、気象庁「RSMC Best Track Data」(1951〜2025年)、気象庁「台風情報」(2026年10月5日発表)、気象庁「台風の番号のつけ方・名前」、気象庁「エルニーニョ監視速報」。

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