台風26号(スリゲ)の進路 最新|沖縄への最接近はいつ?気象庁の予報から地点別に自動計算

気象

こんにちは!気象予報士ののぶやんです。

台風26号(スリゲ)は、27日夜に沖縄本島(那覇の南東 約150km)、28日に大東島・奄美地方へ最も近づく予報です(気象庁 9月25日15時45分発表の予報円の中心で計算)。9月23日に発生した台風26号は、いま沖縄の南の海上にあり、26日にかけて発達しながら北へ向きを変え、27日15時には「強い」勢力(中心気圧970hPa)で沖縄の南、28日15時には中心気圧960hPa・最大瞬間風速60m/sの予想です。そのあとは東寄りに向きを変えて、30日15時には日本の南(北緯29.6度・東経134.8度付近)に達する見込みです。

今回いちばん気になるのは「進むのが遅い」ことです。27日ごろは時速10kmほどで、自転車よりも遅いスピードです。台風は遅いほど同じ場所に長く風雨をもたらします。そこでこの記事では、気象庁の最新の予報を自動で読み込んで、地点ごとの「最接近の日時」「中心が300km以内にいる時間」「暴風警戒域に入るか」を計算するツールを作りました。あわせて、気象庁のベストトラック(1951〜2025年の1,951個の台風の経路)を集計して、「秋に沖縄へ近づいた台風は、そのあと本土にも来るのか」をデータで確かめています。

最終更新:2026年9月25日(気象庁 台風情報〔9月25日15時45分発表〕、気象庁 ベストトラックデータ〔1951〜2025年〕に基づく。ツールは開くたびに気象庁の最新の発表を読み込みます)

この記事の結論(30秒で読める版)
  1. 台風26号は27〜28日に沖縄本島・大東島地方へ最も近づく予報。25日15時45分発表の予報円の中心を結ぶと、那覇には27日22時ごろ約150km、南大東島には28日19時ごろ約110km、沖永良部には28日11時ごろ約180kmまで近づく計算。
  2. 動きが遅いので影響が長い。中心が那覇から300km以内にいる時間は約41時間。過去75年に那覇へ接近した279個の台風の中で、上位13%に入る長さ。
  3. 秋に沖縄へ来た台風の76%は、そのあと本土にも近づいた。9月21日〜10月20日に那覇へ接近した46個のうち35個が、鹿児島〜東京・福岡の9地点のどこかから300km以内を通過(夏も含めた全期間では51%)。
  4. 本土への影響は29日以降の進路しだい。30日の予報円の半径は460kmで、九州南部・四国・紀伊半島の一部が暴風警戒域の端にかかる。「まだ外れる可能性も、近づく可能性もある」段階なので、毎回の発表で確認を。
  5. 下のツールで自分の地点を選べば、最新の予報で自動計算。地図・全19地点の一覧・その地点の過去の台風データも出ます。本文の数字は25日15時45分発表の予報に基づくので、最新はツールで確認してください。

台風26号 最接近チェッカー:あなたの地点にはいつ近づく?

地点を選ぶと、気象庁がいま発表している台風の予報(予報円の中心・予報円の半径・暴風警戒域)を読み込んで、次の3つを計算します。①予報円の中心を結んだ線で見た最接近の日時と距離、②中心がその地点から300km以内にいる時間(気象庁の「接近」の基準)、③暴風警戒域(予報円に暴風域の大きさを足した範囲)に入る可能性があるか。300km以内の時間は、過去75年にその地点へ接近した台風と比べた「長さの順位」も出します。

台風 最接近チェッカー(気象庁の最新予報で自動計算)
気象庁の台風情報を読み込み中です…
赤い線と点=予報円の中心(数字は日と時刻)、黒い点線の円=予報円(70%の確率で中心が入る範囲)、赤い円=暴風警戒域、青い点線の円=選んだ地点から300km。
全19地点の一覧(近い順・地点名を押すと切り替え)
※最接近と300km以内の時間は、予報円の中心を1時間ごとに直線でつないで計算した目安です。実際の進路は予報円の範囲でずれます。暴風警戒域は各予報時刻の円を時間で補間した近似です。防災の判断は必ず気象庁・自治体の発表で行ってください。過去データは気象庁ベストトラック(1951〜2025年、台風の強さの段階のみ)を筆者が集計。

たとえば那覇を選ぶと、25日15時45分発表の予報では「27日22時ごろ、那覇の南東 約150km」を通り、中心が300km以内にいるのは約41時間という結果になります。南大東島では約48時間で、過去の南大東島への接近台風の上位1割に入る長さです。ツールはページを開くたびに最新の発表を読み込むので、進路予報が変わっても、その時点の数字が出ます。

今回の台風26号の進路予報(9月25日15時45分発表)

日時中心の位置中心気圧最大風速/最大瞬間進む向き・速さ予報円の半径暴風警戒域
25日15時(実況)沖縄の南 北緯20.5度 東経129.1度1000hPa20/30m/s西北西 25km/h−−
26日3時北緯21.5度 東経127.8度996hPa25/35m/s北西 15km/h85km−
26日15時北緯22.6度 東経127.2度985hPa30/45m/s北北西 10km/h120km175km
27日15時北緯24.7度 東経128.0度970hPa40/55m/s(強い)北北東 10km/h185km270km
28日15時北緯26.5度 東経130.3度960hPa40/60m/s(強い)北東 15km/h260km350km
29日15時北緯27.7度 東経132.6度965hPa40/55m/s(強い)東北東 10km/h320km430km
30日15時北緯29.6度 東経134.8度970hPa35/50m/s(強い)北東 15km/h460km560km
台風26号の実況と予報(気象庁 9月25日15時45分発表。時刻は日本時間)

ポイントは3つです。1つ目は、26〜27日に北へ向きを変え、27日ごろは時速10kmでゆっくり進むこと。2つ目は、28日に最も発達して最大瞬間風速60m/sが予想されていること。60m/sは、気象庁の「風の強さと吹き方」の表で「住家で倒壊するものがある」とされる平均風速40m/s以上の風の、瞬間風速の目安にあたります(風速ごとの交通機関の目安)。3つ目は、29〜30日は予報円が大きいことです。30日の予報円の半径460kmは、東京〜大阪の距離(約400km)より大きく、本土への影響はまだ幅をもって見る必要があります(予報円が大きくなる理由)。

暴風警戒域(予報円に暴風域の大きさを足した範囲)で見ると、25日15時45分発表の予報では、沖縄本島地方は27日朝ごろから、大東島地方は27日夜ごろから、奄美地方は27日夜〜28日未明ごろから暴風警戒域にかかる計算です。さらに30日にかけては予報円が大きくなるため、九州南部・四国・紀伊半島の一部も暴風警戒域の端にかかります。これは「来る」という意味ではなく、「来る可能性をまだ否定できない」という意味です。地点ごとの時刻は上のツールの一覧で確かめられます。

「台風の米軍の予想(JTWC)やヨーロッパの予想(ECMWF)はどうなっているの?」という人は、台風のたまご 最新ページとWindyで台風の進路を見る方法で、各国の数値予報を見比べられます。ただし防災の判断に使うのは、日本では気象庁の発表です。

2026年は台風のペースが速い:9月23日時点の26個は歴代5位タイ

台風26号が発生したのは9月23日です。気象庁のベストトラックで1951年以降の各年を数えると、9月23日までに台風が26個以上発生した年は、1967年(29個)・1971年(28個)・1966年(27個)・1994年(27個)・1965年(26個)の5回だけでした。2026年は1965年と並ぶ歴代5位タイのペースです。1991〜2020年の平均では、9月23日までの発生数は17.3個なので、平年より9個ほど多いことになります。

台風が多い年は、秋になっても沖縄の南から次々に台風がやってきます。2026年がなぜ多いのか、エルニーニョ現象との関係は今年は台風が多い?少ない?2026年で詳しく検証しています。

図解:遅い台風ほど「影響時間」が長くなる理由

台風の中心がある地点から300km以内にいる時間は、単純な計算で見積もれます。300kmの円を台風の中心が横切る長さ(弦の長さ)を、台風の速さで割るだけです。真上を通れば円の直径600km、150km離れたところを通れば約520kmを横切ります。これを時速25kmで進めば約21時間、時速10kmなら約52時間。同じ台風でも、遅いだけで影響時間は2.5倍になります。

地点 半径300km(接近の基準) 150km離れて通過=約520km横切る 真上を通過=600km 300km以内にいる時間(150km離れて通過) 時速25km → 約21時間 時速15km → 約35時間 時速10km → 約52時間(今回の27日ごろの速さ) 時間 = 横切る長さ ÷ 台風の速さ 横切る長さ = 2 × √(300² − 通過距離²)
台風の速さと、ある地点から300km以内にいる時間の関係(通過距離150kmの場合。筆者作成)

実際には台風は速さも向きも変わりますし、雨や風は300kmより外にも広がります。それでも「遅い台風は長引く」はとても大事な目安です。沖縄では、暴風が1日以上続くと停電や断水が長引きやすく、飛行機や船の欠航も連日になりがちです(欠航の基準)。

もうひとつ、台風の進む向きの右側は、台風自身の風に台風を動かす風が加わるので風が強くなります。今回のように北東へ進むときは、中心の南東側(右側)にあたる地域ほど風が強くなりやすいです(右側が強い理由と風速シミュレーター)。

データ検証①:沖縄・奄美に台風が「接近」する回数と長さ

気象庁の「台風の接近」は、台風の中心がその地点から300km以内に入ることです(上陸・通過・接近の定義)。気象庁のベストトラック(台風の6時間ごと〔近年は3時間ごと〕の位置の記録)を1時間ごとに補間して、1951〜2025年の75年間に各地点へ接近した台風の数と、300km以内にいた時間を数えました。

地点接近数(75年)年平均300km以内の時間(中央値)上位1割9/21〜10/20の接近最も長かった台風
那覇279個3.7個21時間46時間46個2001年の台風16号(192時間)
南大東島263個3.5個19時間46時間44個1996年の台風12号(141時間)
久米島273個3.6個21時間45時間40個2001年の台風16号(224時間)
宮古島286個3.8個23時間44時間47個2001年の台風16号(213時間)
石垣島304個4.1個21時間39時間48個1962年の台風13号(94時間)
名瀬249個3.3個17時間47時間45個1964年の台風14号(108時間)
沖永良部270個3.6個19時間42時間46個2001年の台風16号(123時間)
屋久島229個3.1個16時間34時間46個1985年の台風8号(92時間)
鹿児島204個2.7個15時間35時間34個1976年の台風17号(66時間)
宮崎205個2.7個15時間29時間38個1994年の台風7号(68時間)
高知186個2.5個11時間26時間40個2011年の台風12号(51時間)
潮岬183個2.4個11時間25時間49個1973年の台風6号(51時間)
大阪165個2.2個10時間21時間40個2011年の台風12号(54時間)
名古屋156個2.1個9時間19時間39個2023年の台風7号(36時間)
静岡171個2.3個9時間19時間47個1983年の台風5号(32時間)
東京163個2.2個8時間19時間42個1983年の台風5号(33時間)
八丈島207個2.8個11時間26時間52個1953年の台風6号(57時間)
福岡170個2.3個12時間23時間28個2006年の台風10号(46時間)
父島203個2.7個18時間37時間42個1952年の台風15号(73時間)
地点別の台風接近数と300km以内にいた時間(1951〜2025年、気象庁ベストトラックから筆者集計。「上位1割」=長いほうから10%目の台風の時間)

沖縄・奄美の地点では、接近した台風が300km以内にいる時間は中央値でおよそ20時間前後、長いほうから1割の台風では45時間前後です。これに対して本土では、東京の中央値は8時間、大阪は10時間と短くなります。本土に来る台風は偏西風に乗って速くなっているためです。

記録的に長かったのは2001年の台風16号で、沖縄の近くを行ったり来たりして、那覇から300km以内に192時間(8日間)もとどまりました。2023年の台風6号も、沖縄の近くで向きを変えて戻ってきたため、久米島で117時間、那覇で103時間になりました。今回の予報の約41時間(那覇)は、279個中およそ上位13%にあたります。

沖縄県の台風の来やすさは、月別に見るとさらによくわかります。下のツールで「台風」を選ぶと、47都道府県の月別の接近数を比べられます。

地方別の年間の接近数(気象庁の平年値)は次のとおりです。沖縄地方がずば抜けて多いことがわかります(沖縄に台風が多い理由)。

順位地方合計(1951〜2025年)年平均平年値
1沖縄553個7.4個7.7個
2伊豆・小笠原401個5.3個5.4個
3奄美300個4.0個4.3個
4九州南部279個3.7個3.9個
5九州北部257個3.4個3.8個
6東海248個3.3個3.5個
7四国244個3.3個3.3個
8関東甲信238個3.2個3.3個
9近畿235個3.1個3.4個
10中国213個2.8個3個
11東北192個2.6個2.7個
12北陸186個2.5個2.8個
13北海道119個1.6個1.9個
地方別の台風接近数(気象庁・75年間)

データ検証②:秋に沖縄へ来た台風は、そのあと本土に来る?

台風26号の予報は、沖縄の近くで北東へ向きを変え、日本の南へ進むものです。では、同じ時期(9月21日〜10月20日)に那覇へ接近した台風は、そのあとどうなったのか。1951〜2025年の46個を追いかけて、那覇に最も近づいたあとに、本土の9地点(鹿児島・宮崎・高知・潮岬・大阪・名古屋・静岡・東京・福岡)のどれかから300km以内を通ったかを調べました。気象庁の「本土への接近」の統計とは数え方が違う、この記事独自の基準です(たとえば鹿児島から300km以内には、トカラ列島付近の海上も含まれます)。

9/21〜10/20に那覇へ接近した台風
76%
46個中35個が、そのあと本土にも接近
全期間(4〜12月)に那覇へ接近した台風
51%
279個中143個が、そのあと本土にも接近

秋に沖縄へ来た台風は、4個に3個がそのあと本土にも近づいていました。夏も含めた全期間(51%)より明らかに高い割合です。理由は、秋になると偏西風が南へ下がってきて、沖縄付近まで北上した台風が偏西風に乗って北東へ進みやすくなるからです。夏の台風は、偏西風が北にあるため沖縄の近くでうろうろしたり、そのまま大陸へ向かったりしやすいのです。

ただし、今回の台風26号のように「沖縄の南で東へ向きを変える」予報の場合は、本土の南の海上を進んで、本土からは離れたまま東へ抜けることもあります。76%はあくまで過去の平均で、今回どうなるかは29日以降の進路予報しだいです。

台風那覇に最接近距離300km以内中心気圧その後
1999年 台風18号9月22日50km53時間930hPa24日に熊本県に上陸。八代海で高潮
2004年 台風21号9月26日103km68時間950hPa29日に鹿児島県に上陸し、西日本〜東日本を縦断
2012年 台風17号9月29日26km22時間933hPa30日に愛知県に上陸
2014年 台風19号10月11日36km37時間948hPa13日に鹿児島県に上陸し、列島を縦断
2016年 台風18号10月3日100km29時間905hPa対馬海峡へ進み、九州北部に接近
2018年 台風24号9月29日43km31時間950hPa30日に和歌山県に上陸し、列島を縦断
2013年 台風23号10月5日178km24時間960hPa大陸(中国)へ進み、本土には接近せず
2019年 台風20号10月20日225km15時間978hPa本土9地点には接近せず
秋(9/21〜10/20)に那覇へ接近した主な台風と、その後(距離・時間・気圧は那覇に最も近づいたとき。気象庁ベストトラックから筆者集計、上陸地は気象庁の資料による)

2018年の台風24号は、那覇の近くを通ったあと翌日には和歌山県に上陸して、首都圏でも大規模な停電を起こしました。沖縄で台風の最接近を迎えてから本土に来るまで、早ければ1〜2日です。本土に住んでいる人も、沖縄の状況をニュースで見た段階で備えを始めるのがおすすめです。

サイト内のツールで「今」と「過去の同じ日」を確かめる

台風が近づいてきたら、実況で確かめるのがいちばん確実です。気圧が下がり始めた地点は今日の気圧の変化で、全国で風が強い場所は今日の日本一風が強い場所、雨の多い場所は今日の日本一雨が多い場所でリアルタイムに見られます。

下の表は、気象庁の観測史上の最大瞬間風速ランキングです。沖縄・奄美・九州の地点が並ぶのは、強い台風が近くを通りやすいからです。

歴代最大瞬間風速ランキング トップ10(観測史上1位の値)
順位地点(都道府県・市町村)記録風向観測日偏差値
1位富士山(静岡県)91.0m/s南南西1966年9月25日101.4
2位宮古島(沖縄県・宮古島市)85.3m/s北東1966年9月5日96.1
3位室戸岬(高知県・室戸市)84.5m/s西南西1961年9月16日95.4
4位与那国島(沖縄県・与那国町)81.1m/s南東2015年9月28日92.3
5位名瀬(鹿児島県・奄美市)78.9m/s東南東1970年8月13日90.3
6位那覇(沖縄県・那覇市)73.6m/s南1956年9月8日85.4
7位宇和島(愛媛県・宇和島市)72.3m/s西1964年9月25日84.2
8位石垣島(沖縄県・石垣市)71.0m/s南南西2015年8月23日83.0
9位西表島(沖縄県・竹富町)69.9m/s北東2006年9月16日82.0
10位剣山(徳島県)69.0m/s南南東1970年8月21日81.1

「過去の9月27日の那覇はどんな天気だったか」も調べられます。日付と地点を変えれば、旅行や行事の日の過去の天気もわかります。

読み込み中…

注意点とツールの使い方

  • 予報円の中心を結んだ線は「いちばんありそうな進路」ではありません。予報円は「70%の確率で中心が入る範囲」を表していて、中心線はその円の真ん中を結んだだけです。特に3日先以降は、予報円の端を通ることも普通にあります。
  • 300km以内に入らなくても安心ではありません。強い台風の強風域(15m/s以上の風)は半径500km以上に広がることもありますし、台風から離れた場所でも前線を刺激して大雨になることがあります(2026年9月の大雨の例)。
  • 「暴風警戒域に入る可能性」は近似です。気象庁の暴風警戒域は、各予報時刻の予報円と暴風域をつないだ範囲です。ツールでは予報時刻の間を時間で補間しているので、境目付近の地点は気象庁の図で確かめてください。
  • 過去の順位は「台風の強さの段階」だけで数えています。熱帯低気圧や温帯低気圧に変わったあとの時間は入っていません(温帯低気圧に変わったあとの注意点)。
  • このページはブックマークしておくと便利です。次の台風が来たときも、開けば自動でその台風の予報を読み込みます。

台風が近づく前にやっておきたいこと

沖縄・奄美では、①ベランダや庭の物を片づける・固定する、②停電と断水に備えて飲み水と生活用水、モバイルバッテリーを用意する、③飛行機や船の予定を早めに確認・変更する、が基本です。保育園や学校の休みの判断は台風のときの登園判断も参考にしてください。台風が過ぎたあとの晴れや暑さについては台風一過のデータにまとめています。

よくある質問(FAQ)

Q. 台風26号はいつ沖縄に最も近づきますか?

A. 気象庁の9月25日15時45分発表の予報では、予報円の中心を結ぶと那覇には27日22時ごろ約150km、南大東島には28日19時ごろ約110kmまで近づく計算です。予報は変わるので、記事内のツールで最新の発表をもとに確認してください。

Q. 台風26号は本土(九州・四国・本州)に来ますか?

A. 25日15時45分発表の予報では、28日以降は北東〜東北東へ進み、30日15時には日本の南(北緯29.6度・東経134.8度付近)に達する見込みです。30日の予報円の半径は460kmと大きく、本土に近づくかどうかはまだ幅があります。過去には、秋に那覇へ接近した台風の76%がそのあと本土にも接近しました。

Q. 台風の「接近」とは何kmのことですか?

A. 気象庁では、台風の中心がその地点から300km以内に入ることを「接近」と呼んでいます。上陸(中心が北海道・本州・四国・九州の海岸線に達すること)とは別の用語です。

Q. 予報円とは何ですか?台風の大きさですか?

A. 予報円は台風の大きさではなく、その時刻に台風の中心が70%の確率で入ると予想される範囲です。先の予報ほど不確かさが増すので円は大きくなります。

Q. 台風の動きが遅いと何が問題ですか?

A. 同じ場所に長く風雨をもたらすので、雨の量が増え、暴風の時間も長くなります。時速10kmの台風は、時速25kmの台風の2.5倍の時間、同じ範囲に影響します。停電や欠航が長引きやすくなります。

Q. スリゲとはどういう意味ですか?

A. 気象庁によると、スリゲ(Surigae)は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が提案した名前で、鷲の名前です。台風の名前は、日本を含む14の国と地域が出した140個の名前を順番に使っています。

Q. ツールの数字は気象庁の発表と同じですか?

A. ツールは気象庁が発表した予報円の中心・半径・暴風警戒域のデータを自動で読み込み、地点ごとの距離や時間を筆者の方法で計算しています。最接近の時刻や暴風警戒域に入る時刻は目安なので、防災の判断は気象庁や自治体の発表で行ってください。

まとめ
  • 台風26号(スリゲ)は27〜28日に沖縄本島・大東島地方へ最も近づく予報(25日15時45分発表)。28日には960hPa・最大瞬間風速60m/sの予想。
  • 時速10km前後とゆっくりで、那覇から300km以内に約41時間。過去75年の那覇への接近台風279個の上位13%に入る長さ。
  • 秋に那覇へ接近した台風の76%は、そのあと本土にも接近。本土への影響は29日以降の予報しだいで、30日の予報円は半径460km。
  • ツールは開くたびに気象庁の最新予報で再計算。自分の地点の最接近・影響時間・暴風警戒域を確かめて、早めの備えを。

出典:気象庁「台風情報」(台風第26号、2026年9月25日15時45分発表)、気象庁「ベストトラックデータ」(RSMC Tokyo – Typhoon Center、1951〜2025年)、気象庁「台風の平年値」「台風の接近の定義」「予報円」の解説、気象庁「過去の気象データ」。集計・計算は筆者。

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