こんにちは!気象予報士ののぶやんです。
10月10日(土)からの三連休、日光の紅葉はもう見頃?――この時期いちばん多い質問です。奥日光(中禅寺湖畔、標高1,292m)にある気象庁の観測所では、10月2日に最低気温が7.3℃まで下がり、紅葉の「色づき始め」の目安になる8℃を今季はじめて下回りました。平年(1996〜2025年の平均)は9月23日ごろなので、約9日遅れ。1996年以降の31年で4番目に遅い到達です。
原因は9月の暑さです。奥日光の9月の最低気温の平均は13.3℃で、平年より1.0℃高く、31年で8番目の高さでした。10月に入ってからは平年並みの冷え込みに戻りましたが、来週も暖かさが続く見込みです。気象庁の週間天気予報では宇都宮の最高気温が25〜26℃と平年より3〜4℃高く、東北・北陸など周辺の地方には10月11日ごろからの「かなりの高温」の早期天候情報が出ています(関東甲信は対象外)。
この記事では、元気象庁職員の気象予報士として、奥日光の観測所の1996年からの毎日の最低気温を使い、湯ノ湖・戦場ヶ原・竜頭ノ滝・中禅寺湖・いろは坂・日光東照宮の6スポットごとに、標高の差から「色づきのスイッチ(8℃・5℃)」が入る日を推定しました。行く日を選ぶと各スポットが「色づき始め・見頃・見頃過ぎ」のどれかが出るツールも置いています(毎日の実況を自動で反映)。
- 2026年の日光の紅葉は平年より10日ほど遅いペース。中禅寺湖付近で最低気温が8℃を下回ったのは10月2日で、平年(9月23日ごろ)より9日遅く、31年で4番目に遅い
- 原因は9月の暑さ(奥日光の9月の最低気温が平年より1.0℃高い)。10月上旬は平年並みに戻ったが、来週も平年より暖かい予想
- 今年の見頃予想(最低気温5℃に届く日の1〜3週間後):湯ノ湖・戦場ヶ原・竜頭ノ滝 10月18日〜11月1日、中禅寺湖・華厳の滝 10月20日〜11月3日、いろは坂(中腹) 10月29日〜11月12日、日光東照宮 11月8日〜22日。この方法で2025年を計算すると、湯ノ湖・竜頭ノ滝・戦場ヶ原の実際の見頃と重なる(中禅寺湖は遅めに出た)
- 三連休(10月10〜12日)は、戦場ヶ原の草紅葉が見頃、湯ノ湖・竜頭ノ滝・中禅寺湖は色づき始め、いろは坂・東照宮はまだ緑が多い。木々の紅葉の本番は10月下旬から。栃木県の天気は晴れ時々くもりの予報
- 奥日光の朝は5〜8℃前後と、東京の11月下旬〜12月上旬並み。日中との差が10℃以上あるので、厚手の上着を。いろは坂は三連休の昼前後に大渋滞しやすい
日光の紅葉 見頃判定ツール(6スポット・毎日自動更新)
スポットを選ぶと、そのスポットの推定最低気温(今年と平年)のグラフ、8℃・5℃に届いた日、今年の進み具合と見頃予想が出ます。「行く日」を選ぶと、6スポットすべての色づきの状態が一覧になります。
グラフの橙の線が灰色の線(平年)より上にある期間が長いほど、色づきは遅れます。9月はほとんどの日で橙が上にあり、10月に入ってようやく平年並みに下がってきたのがわかります。
紅葉が進むしくみ:最低気温「8℃」と「5℃」のスイッチ
葉が色づくのは、気温が下がって葉の緑の色素(クロロフィル)が分解され、黄色の色素が見えてきたり、赤い色素(アントシアニン)が新しくつくられたりするためです。一般に、最低気温が8℃を下回ると色づき始め、5℃を下回ると一気に進んで見頃に向かうといわれます。当ブログの2026年の紅葉はいつ?では、全国51地点でこの「8℃・5℃到達日」を集計しています。
日光の紅葉の特徴は、標高差が約850mもあること。気温は標高が100m上がるごとに約0.6℃下がるので、湯ノ湖(約1,475m)と日光東照宮(約630m)では最低気温に約5℃の差があり、紅葉の時期は1か月ずれます。「奥日光から始まって、いろは坂を下りながら、最後に日光の街へ」という順番です。
標高別:平年はいつ8℃・5℃になる?
奥日光の観測所の毎日の最低気温に、標高差(100mあたり0.6℃)を足し引きして各スポットの最低気温を推定し、「その秋に初めて8℃・5℃以下になった日」を1996〜2025年の30年分平均しました。
| スポット | 標高 | 8℃到達(平年) | 8℃到達(直近10年) | 5℃到達(平年) | 5℃到達(直近10年) | 例年の見頃 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 湯ノ湖・湯元温泉 | 約1,475m | 9月19日 | 9月19日 | 9月30日 | 10月6日 | 10月上旬〜中旬 |
| 戦場ヶ原 | 約1,400m | 9月20日 | 9月22日 | 10月1日 | 10月8日 | 9月下旬〜10月中旬 |
| 竜頭ノ滝 | 約1,340m | 9月22日 | 9月26日 | 10月3日 | 10月9日 | 10月上旬〜中旬 |
| 中禅寺湖・華厳の滝 | 約1,269m | 9月23日 | 9月28日 | 10月4日 | 10月11日 | 10月中旬〜下旬 |
| いろは坂(中腹) | 約1,000m | 9月28日 | 10月3日 | 10月12日 | 10月17日 | 10月中旬〜下旬 |
| 日光東照宮・神橋 | 約630m | 10月8日 | 10月15日 | 10月22日 | 10月24日 | 11月上旬〜中旬 |
どのスポットも、5℃に届いてからおよそ1〜3週間後が例年の見頃にあたります(たとえば中禅寺湖は5℃到達の平年が10月4日、例年の見頃が10月中旬〜下旬)。ツールの見頃予想は、この「5℃到達の7〜21日後」という関係を使っています。もうひとつ目立つのは、直近10年の到達日が平年より遅くなっていること。中禅寺湖では5℃到達が平年10月4日→直近10年10月11日と、1週間遅くなっています。日光の紅葉は、この30年で少しずつ遅くなっているのです。
2026年はなぜ遅い?9月の暑さが「スイッチ」を遅らせた
| 年 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 | 2025 | 2026 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 中禅寺湖 8℃到達 | 9/30 | 9/29 | 9/27 | 10/9 | 9/29 | 10/3 | 9/21 | 9/25 | 9/24 | 9/22 | 10/2 |
| 中禅寺湖 5℃到達 | 10/11 | 9/29 | 10/18 | 10/17 | 9/30 | 10/17 | 10/6 | 10/7 | 10/10 | 10/21 | まだ |
| 東照宮 8℃到達 | 10/11 | 10/4 | 10/18 | 10/28 | 9/30 | 10/17 | 10/19 | 10/8 | 10/20 | 10/22 | まだ |
中禅寺湖付近の8℃到達は、今年は10月2日。1996年以降でこれより遅かったのは3回(1998年と2019年の10月9日、2021年の10月3日)しかありません。奥日光の9月は、最低気温の平均が13.3℃(平年12.3℃)で、日中も含めた平均気温は15.9℃(平年15.6℃)。とくに夜の気温が下がらなかったことが、色づきのスイッチを遅らせました。
一方、10月1〜7日の最低気温の平均は8.5℃で、平年(8.7℃)並みに戻っています。このまま平年並みに冷え込めば遅れは広がりませんが、来週は宇都宮で最高25〜26℃と平年より3〜4℃高い予想で、東北・北陸などには10月11日ごろからの「かなりの高温」の早期天候情報も出ています(10月5日発表、関東甲信は対象外)。暖かさが続けば、中禅寺湖やいろは坂の5℃到達がさらに後ろにずれ、見頃が11月にかかる可能性があります。高温の見通しは早期天候情報「かなりの高温」は何度?、10月の気温の傾向は10月の1か月予報で解説しています。
なお、夏の猛暑や少雨で葉が傷んだ年には、色づく前に茶色く縮れて落ちる木が目立つことがあります。「遅いけれど、色はきれい」となるかは、10月後半に晴れて朝晩がしっかり冷え込む日がどれだけあるか次第です。昼と夜の気温差が大きいほど、赤がさえます。
30年で何が変わった?9月の夜が約1.4℃暖かく
| 期間 | 9月の最低気温(平均) | 10月の最低気温(平均) | 中禅寺湖付近の5℃到達(平均) | 早かった年・遅かった年 |
|---|---|---|---|---|
| 1996〜2005年 | 11.9℃ | 5.3℃ | 10月2日 | 早い:2001年・2003年(9月22日) |
| 2006〜2015年 | 11.7℃ | 5.8℃ | 9月30日 | - |
| 2016〜2025年 | 13.2℃ | 6.4℃ | 10月11日 | 遅い:2025年(10月21日)、2018年(10月18日)、2019年・2021年(10月17日) |
奥日光の9月の夜は、2016〜2025年の10年間で平均13.2℃と、それ以前の20年(平均11.8℃)より約1.4℃暖かくなりました。10月も約1℃上がっています。その結果、中禅寺湖付近で最低気温が5℃を下回る日は、2000年代までの9月末〜10月初めから、直近10年は10月11日ごろへと10日近く遅くなりました。5℃到達が遅かった年の上位4つ(2025年・2018年・2019年・2021年)は、すべて直近10年に入っています。
ガイドブックや観光サイトの「例年の見頃」は、長い年月の経験にもとづく目安です。最近の秋の暖かさを考えると、「例年の見頃」の後半〜少しあとを狙うほうが、色づいた紅葉に出会える確率は高くなりそうです。
見頃予想の出し方(ツールの計算)
ツールの「今年の見頃予想」は、次の3ステップで出しています。考え方を知っておくと、毎日更新される数字の意味がわかりやすくなります。
- ①スポットの気温を推定:奥日光の観測所(1,292m)の日最低気温に、標高差100mあたり0.6℃を足し引き。たとえば中禅寺湖畔(約1,269m)は観測所とほぼ同じ高さなので約0.1℃高く、いろは坂の中腹(約1,000m)は約1.8℃、日光東照宮(約630m)は約4.0℃高いと見ます
- ②今年の遅れを数える:その秋に初めて8℃以下になった日を、1996〜2025年の平均と比べます。中禅寺湖は今年10月2日、平均は9月23日ごろなので「9日遅れ」。まだ8℃に届いていないスポットは、「今日の時点で平均より何日過ぎたか」と、届いたスポットの平均の遅れ(今は約10日)の大きいほうを使います
- ③5℃到達日から見頃を出す:今年まだ5℃に届いていなければ、平年の5℃到達日に②の遅れを足して「今年の5℃到達日」を予想し、その7〜21日後を見頃とします。中禅寺湖は平年10月4日+9日=10月13日ごろ5℃に届く予想で、見頃は10月20日〜11月3日。5℃に届いたら、実際の日付で計算し直します
この方法は「色づきの進み方は、最低気温の下がり方とほぼ連動する」という仮定にもとづく目安です。2025年で試すと、5℃到達は湯ノ湖・竜頭ノ滝とも10月10日ごろで、計算上の見頃は10月17日〜31日。紅葉情報サイトの実際の見頃(竜頭ノ滝 10月15日〜30日、湯ノ湖 10月15日〜22日)とほぼ重なりました。逆に、昔からの「例年の見頃」(10月上旬〜中旬)をそのまま当てはめると、最近の秋は早めに外れやすい点に注意してください。8℃に届いた日は1日だけの冷え込みで決まることもあるので(たとえば2017年の湯ノ湖は9月2日に一度だけ8℃を下回りました)、ツールでは5℃到達日や、グラフの今年と平年の線の離れ具合もあわせて見てください。10月後半に冷え込みが強まれば遅れは縮み、暖かい日が続けば広がります。ツールは毎日の観測値を自動で読み込むので、出かける直前にもう一度確認するのがおすすめです。
また、全国的に見ると、奥日光の今年の遅れ(約10日)は、平地より大きめです。当ブログの全国51地点の紅葉の見通しでは「平年より数日〜1週間遅い」としましたが、高い山では9月の暑さの影響がそのまま色づき始めの時期に出やすいためと考えられます。
| スポット | 2025年の5℃到達(推定) | 計算上の見頃 | 実際の見頃(2025年) |
|---|---|---|---|
| 湯ノ湖 | 10月10日 | 10月17日〜31日 | 10月15日〜22日 |
| 竜頭ノ滝 | 10月10日 | 10月17日〜31日 | 10月15日〜30日 |
| 戦場ヶ原 | 10月10日 | 10月17日〜31日 | 10月12日〜11月7日 |
| 中禅寺湖 | 10月21日 | 10月28日〜11月11日 | 10月16日〜11月4日 |
奥日光の上の方(湯ノ湖・竜頭ノ滝・戦場ヶ原)はよく合いましたが、中禅寺湖は計算が実際より10日ほど遅めに出ました。湖畔は夜の冷え込みが観測所より弱く、日なたの斜面から先に色づくことなどが考えられます。中禅寺湖の今年の予想(10月20日〜11月3日)は、前倒しになる可能性も頭に入れておいてください。
三連休(10月10〜12日)の日光:どこが見頃?天気と服装
| スポット | 三連休の色づき(予想) | 今年の見頃予想 |
|---|---|---|
| 湯ノ湖・湯元温泉 | 色づき始め | 10月18日〜11月1日 |
| 戦場ヶ原 | 草紅葉が見頃(木々は色づき始め) | 10月18日〜11月1日(木々) |
| 竜頭ノ滝 | 色づき始め | 10月18日〜11月1日 |
| 中禅寺湖・華厳の滝 | 色づき始め | 10月20日〜11月3日 |
| いろは坂(中腹) | まだ緑が多い | 10月29日〜11月12日 |
| 日光東照宮・神橋 | まだ緑が多い | 11月8日〜22日 |
三連休は、戦場ヶ原の黄金色の草紅葉が見どころです。竜頭ノ滝や湯ノ湖の木々は色づき始めの段階で、奥日光の木々の紅葉の本番は10月下旬から。中禅寺湖畔やいろは坂はまだ緑が多く、見頃は10月下旬〜11月になりそうです。行く前に、日光観光協会やウォーカープラス(栃木の紅葉)の最新の紅葉情報も確認してください。
天気は、気象庁が10月7日17時に発表した週間天気予報で、栃木県は10日〜12日とも晴れ時々くもり(降水確率20%)。宇都宮の最高気温は25〜26℃と平年(約22℃)より3〜4℃高い予想です。奥日光は宇都宮より7〜8℃ほど気温が低く、朝は5〜8℃前後、日中は15〜18℃前後が目安。晴れた朝は放射冷却で冷え込むので、薄手のダウンやフリースがあると安心です。日ごとの天気はいろは坂・日光の10月の天気や日光の10月の天気と服装、全国の行楽地の予報はおでかけ天気でチェックできます。
- いろは坂の渋滞:紅葉シーズンの休日は、上り(第二いろは坂)が昼前後に大渋滞しやすい。朝8時前に通過するか、東武日光駅・JR日光駅からバスを使うと読みやすい
- 帰りは早めに:下り(第一いろは坂)も15時ごろから混み合う。奥日光は日没(17時すぎ)後に急に冷える
- ライブカメラで確認:出発前に現地の色づきや混雑をライブカメラモニターで
- 雨や霧の日は:中禅寺湖・華厳の滝は霧に包まれやすい。霧の日は戦場ヶ原の木道や、標高の低い日光市街の寺社がおすすめ
三連休の各日が過去にどんな天気になりやすかったかは、宇都宮の観測データで確かめられます(10月10〜12日を中心に、1968年以降の晴れ・雨の割合)。
去年の同じ時期の宇都宮の気温・天気は次のとおりです。
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スポット別:見どころと見頃のサイン
- 湯ノ湖・湯元温泉(約1,475m):奥日光でいちばん高く、湖を囲む山肌のカエデやナナカマドが赤く染まります。湯滝の上から見下ろす湖も人気。今年の見頃は10月18日〜11月1日ごろの予想です
- 戦場ヶ原(約1,400m):木よりも先に、湿原の草(ヨシなど)が黄金色になる「草紅葉」が見どころ。草紅葉は例年9月下旬から、ズミやカラマツなど木々の色づきは10月下旬が中心。10月いっぱい楽しめます。朝は霜や霧の幻想的な景色も
- 竜頭ノ滝(約1,340m):滝の両側のカエデやツツジ類が色づきます。滝つぼ近くの茶屋から見上げる景色が定番で、例年は10月上旬〜中旬ですが、今年は10月下旬が中心になりそうです
- 中禅寺湖・華厳の滝(約1,269m):湖に突き出した八丁出島の紅葉や、遊覧船から見る湖畔の山々が見どころ。華厳の滝は観瀑台から滝と紅葉を一度に見られます。今年は10月20日〜11月3日ごろの予想
- いろは坂・明智平(約800〜1,270m):48のカーブに沿って、上から下へ紅葉が下りていきます。明智平ロープウェイの展望台からは、華厳の滝と中禅寺湖、男体山を一度に見渡せます。今年は中腹(約1,000m)で10月29日〜11月12日ごろの予想。上の方から先に色づくので、10月下旬なら明智平付近、11月に入ると坂の中腹〜下の方が見頃です
- 日光東照宮・神橋(約630m):朱塗りの神橋と大谷川沿いの紅葉、輪王寺や大猷院の境内のモミジが見どころ。例年は11月上旬〜中旬ですが、今年は11月8日〜22日ごろの予想です
- ほかの人気スポット:小田代原(約1,400m、湿原に立つシラカバ「貴婦人」と草紅葉。マイカーは入れず低公害バスで)は戦場ヶ原と同じころ。半月山展望台(約1,600m)は中禅寺湖と八丁出島を見下ろす絶景で、湯ノ湖より少し早め。霧降高原・霧降の滝(約600〜1,300m)は場所によって中禅寺湖〜東照宮のあいだの時期です
紅葉狩りで「外さない」ための5つのコツ
- 「色づき始め」の情報が出たら2週間後:日光の各スポットは、5℃到達からおよそ1〜3週間で見頃になります。観光協会などの紅葉情報で「色づき始め」と出たら、その10日〜2週間後が目安です
- 上から下へ、時期で行き先を変える:10月中旬は奥日光(湯ノ湖・戦場ヶ原・竜頭ノ滝)、10月下旬は中禅寺湖・明智平、11月上旬はいろは坂の下の方、11月中旬は日光市街。今年は全体に1週間〜10日ほど後ろにずらすイメージです
- 晴れた日の午前中に:紅葉は日が当たると赤や黄色がいちばん鮮やかに見えます。奥日光は午後になると雲や霧が出やすく、山の東側は午後に日陰になります
- 強い雨・風のあとは要注意:見頃の時期に台風や低気圧で強い雨風があると、一気に葉が落ちてしまいます。見頃予想の後半に行く予定なら、直前の天気を確認しましょう
- 夏の天候もチェック:夏に高温・少雨が続いた年は、色づく前に葉が茶色く縮れて落ちることがあります。現地の写真やライブカメラで、色の具合を確かめてから出かけると安心です
なお、奥日光の観測所のデータは、気象庁のサイトでも毎日公開されています。当ブログの奥日光(日光)の気候ページでは、月ごとの平年値や過去の記録を見られます。紅葉の時期の気温の変化を、自分の目でも確かめてみてください。
紅葉シーズンの日光で気をつけたいこと
- 11月に入ると路面凍結も:奥日光の最低気温は平年で10月末に2〜3℃、11月中旬には0℃前後まで下がり、朝のいろは坂・金精道路は凍結することがある。11月の奥日光へ車で行くなら冬タイヤへの交換時期も確認を
- 初霜・初氷:戦場ヶ原は霜で一面白くなる朝も。平地の初霜の目安は初霜・初氷はいつ?
- 寒暖差で体調管理:日中は汗ばむのに朝晩は冬のような寒さ。寒暖差が大きい日はいつ?
- 二十四節気「寒露」:10月8日は寒露。露が冷たく感じられるころで、山の紅葉が本格化する時期です。寒露2026の気温
よくある質問
Q. 日光の紅葉の見頃は2026年はいつですか?
奥日光の観測所の気温から推定すると、今年は平年より10日ほど遅いペースです。見頃の目安は、湯ノ湖・戦場ヶ原・竜頭ノ滝が10月18日〜11月1日、中禅寺湖・華厳の滝が10月20日〜11月3日、いろは坂(中腹)が10月29日〜11月12日、日光東照宮が11月8日〜22日です(10月7日までの実況にもとづく予想。最低気温5℃に届く日の1〜3週間後として計算)。
Q. 三連休(10月10〜12日)に日光の紅葉は見られますか?
戦場ヶ原の草紅葉は見頃ですが、湯ノ湖・竜頭ノ滝・中禅寺湖の木々は色づき始めの段階と予想されます。いろは坂や日光東照宮はまだ緑が多く、木々の紅葉の本番は10月下旬からです。
Q. 今年の日光の紅葉はなぜ遅いのですか?
9月の暑さで夜の気温が下がらなかったためです。奥日光の9月の最低気温の平均は13.3℃で平年より1.0℃高く、色づき始めの目安になる最低気温8℃に届いたのは中禅寺湖付近で10月2日と、平年より9日遅れました。
Q. 紅葉の色づきと気温にはどんな関係がありますか?
一般に、最低気温が8℃を下回ると色づき始め、5℃を下回ると色づきが進んで見頃に向かいます。日光では各スポットとも、5℃に届いてからおよそ1〜3週間後が例年の見頃です。
Q. 日光でいちばん早く紅葉するのはどこですか?
標高が高い奥日光の戦場ヶ原(約1,400m)や湯ノ湖(約1,475m)です。標高が100m下がるごとに約0.6℃気温が上がるため、中禅寺湖、いろは坂、日光市街の順に紅葉が下りてきます。
Q. 紅葉の時期の奥日光はどれくらい寒いですか?
10月中旬の奥日光の最低気温は平年で5〜7℃前後、10月末には2〜3℃まで下がります。晴れた朝は放射冷却でさらに冷え込むので、フリースや薄手のダウンなど冬に近い服装を用意してください。
Q. 日光の紅葉は年々遅くなっていますか?
奥日光の観測データでは、中禅寺湖付近で最低気温が5℃を下回る日は、1996〜2025年の平均が10月4日、2016〜2025年の平均が10月11日で、直近10年は約1週間遅くなっています。
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- 2026年の日光の紅葉は平年より10日ほど遅いペース。中禅寺湖付近の8℃到達は10月2日で31年中4番目に遅い
- 原因は9月の暑さ(最低気温が平年より1.0℃高い)。10月上旬は平年並みに戻ったが、来週も平年より暖かい予想
- 見頃予想(5℃到達の1〜3週間後):湯ノ湖・戦場ヶ原・竜頭ノ滝 10/18〜11/1、中禅寺湖 10/20〜11/3、いろは坂(中腹) 10/29〜11/12、東照宮 11/8〜11/22
- 三連休は戦場ヶ原の草紅葉が見頃、ほかは色づき始め〜まだ緑。朝は5〜8℃前後まで冷えるので防寒を
- ツールは毎日の実況で自動更新。行く日を選んで、どのスポットが見頃か確かめてください
出典・データについて
- 気象庁「過去の気象データ」奥日光(日光)観測所(標高1,292m)の日最低気温・日平均気温(1996年9月〜2026年10月7日。当ブログのデータベースで集計)
- 気象庁「週間天気予報」(栃木県、2026年10月7日17時発表)、「早期天候情報」(2026年10月5日発表。関東甲信は対象外)
- 各スポットの気温は、観測所との標高差100mあたり0.6℃(気温減率)で推定した値です。谷や湖畔では夜の冷え込み方が変わるため、実際とは差があります
- 例年の見頃は旅行会社・観光情報サイト(阪急交通社、るるぶ、ウォーカープラス など)の目安。2025年の実際の見頃と10月7日時点の色づき状況はウォーカープラス「紅葉名所」による。標高はおおよその値です
- 「8℃で色づき始め、5℃で見頃へ」は一般的な目安で、木の種類や日当たり、夏の天候で前後します


