【ほぼ60年で集計】全国の天気出現率(晴れ・くもり・雨・雪)|都道府県の気象台別

気象

「この時期って、晴れが多いんだっけ?それとも雨が多い?」——旅行や洗濯、イベントの計画を立てるとき、ふと気になることはないでしょうか?

気温や降水量の平年値はよく目にしますが、「その日に晴れる確率」「くもりや雨になる確率」といった天気の出やすさは、意外と知られていません。

そこでこのページでは、気象庁が公開している過去の観測データ(1968〜2025年・58年間)をもとに、全国の主要な気象台について「晴れ・くもり・雨・雪」の天気出現率を集計しました。

地方と地点を選び、「月ごと」と「日別」の2つの見方で、その土地の天気の傾向をひと目で確認できます。

のぶやん
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全国の天気出現率

下のビューアで、気になる地点の天気の出やすさを見てみてください。

算出方法や各地方の特徴は、ビューアの下で順番に解説していきます。

全国 天気出現率ビューア

気象庁の観測データから独自集計|1968〜2025年・58年間
📅 月ごとの出現率
🗓️ 日別の出現率
☀️ 晴れやすい日ベスト365
☁️ くもりやすい日ベスト365
☔ 雨の降りやすい日ベスト365
⛄ 雪の降りやすい日ベスト365
☀️
33.4%
年間の晴れ
☁️
23.2%
年間のくもり
18.7%
年間の雨
24.8%
年間の雪
☀️ 晴れ☁️ くもり☔ 雨⛄ 雪
1月
16%
73%
2月
18%
71%
3月
28%
14%
51%
4月
42%
29%
18%
11%
5月
44%
33%
24%
6月
41%
37%
22%
7月
38%
40%
21%
8月
39%
33%
28%
9月
44%
26%
30%
10月
43%
22%
34%
11月
27%
19%
24%
29%
12月
19%
11%
62%

※札幌の簡易表示です。公開ページでは全国58地点・6つの表示モードを切り替えられます。

出典:気象庁「過去の気象データ検索(日ごとの値)」をもとに集計(統計期間1968〜2025年)。分類は気象庁方式で、雪=天気概況に雪を含む日、雨=日降水量1.0mm超、晴れ/くもり=昼(6〜18時)の天気概況の代表的な天気で判定。欠測日は除外。割合の合計はおおむね100%です。
※現在は北海道・東北、関東甲信、北陸、東海地方を収録。他地方は順次追記予定です。

この天気出現率をもとに作成した、晴れ・雨・くもり・雪の都道府県ランキング記事もあわせてどうぞ。

【偏差値つき】晴れの日が多い都道府県ランキング(年間・月別)|ほぼ60年の天気出現率で独自集計
晴れの日が多い都道府県ランキングを気象予報士が独自集計。気象庁の約2倍・ほぼ60年分(1968〜2025年)の天気出現率から年間・月別を偏差値つきで比較。1位は山梨県。日照時間ランキングとの比較や、市町村単位で見た考察も掲載。
【偏差値つき】雨の日が多い都道府県ランキング(年間・月別)|ほぼ60年の天気出現率で独自集計
雨の日が多い都道府県ランキングを気象予報士が独自集計。ほぼ60年分(1968〜2025年)の天気出現率から年間・月別を偏差値つきで比較。1位は富山県で北陸が独占、降水量日本一の高知は13位という意外な結果に。降水量ランキングとの比較考察も。
【偏差値つき】くもりの日が多い都道府県ランキング|約60年の天気出現率で年間・月別に集計したら1位はまさかの京都
くもりの日が多い都道府県ランキングを、気象庁の30年統計ではなく1968年〜2025年の約60年分の天気出現率から独自集計。年間1位は意外にも京都府(29.54%・偏差値67.7)、どんよりイメージの北陸はまさかの下位。年間・月別を切り替えられる偏差値つきランキングツールで47都道府県を徹底比較します。
【偏差値つき】雪の日が多い都道府県ランキング|約60年の天気出現率で集計 年間1位は北海道でも真冬の日本一は青森
雪の日が多い都道府県ランキングを、気象庁の30年統計ではなく1968年〜2025年の約60年分の天気出現率から独自集計。年間1位は北海道(24.78%・偏差値79.7)ですが、1月・2月に限ると青森県が日本一(1月79%=5日に4日が雪)。年間・月別を切り替えられる偏差値つきランキングツールで47都道府県を徹底比較します。

天気出現率の算出方法

天気の分類は、基本的に福岡管区気象台が公開している「天気の出現率」と同じ考え方にのっとっています。気象台の毎日の観測記録をもとに、その日の天気を「雪 → 雨 → くもり → 晴れ」の優先順位で1つに分類し、月ごと・日ごとにそれぞれの天気が出現した割合を求めています。

具体的な判定の流れは次のとおりです。

  1. ……その日の天気概況に「雪」「みぞれ」「霧雪」「細氷」のいずれかが含まれる日。
  2. ……雪に当てはまらず、日降水量の合計が1.0mm以上の日。
  3. 晴れ/くもり……雪・雨のどちらにも当てはまらない日。日中(昼)の天気の主な状態が「晴」または「快晴」なら晴れ、それ以外(曇など)はくもりとしています。

このうち「雪」と「雨」の判定基準は、福岡管区気象台の方法とまったく同じです(雪日数に数えられる大気現象、および日降水量1.0mm以上)。

一方で「晴れ」と「くもり」の分け方だけは、少しだけ方法が異なります

福岡管区気象台では「日平均雲量が8.5以上ならくもり、8.5未満なら晴れ」と雲量で判定していますが、本ページでは雲量の代わりに、日中(6〜18時)の天気概況の主な天気が晴・快晴かどうかで晴れ/くもりを分けています。

この点だけは厳密には気象台と同一ではなく、雲量基準で集計した場合とは数%程度ずれる可能性があることをあらかじめお断りしておきます。

また統計期間にも違いがあります。

気象台は平年値の期間である1991〜2020年の30年間で集計していますが、本ページの最大の特長は、その30年にとどまらず、観測データがきれいに残っている1968年から2025年までの58年間をすべて網羅して集計している点です。

長期間のデータをまるごと使うことで、近年だけでは見えにくい「その土地の天気のクセ」を、より安定した形でとらえられるようにしています。

観測開始が遅い一部の地点(与那国島など)では、データのある年のみを母数として計算しています。なお、うるう日(2月29日)も含めて集計しています。

また、面積の広い北海道については札幌だけでは実態をつかみきれないため、道内の地方気象台・測候所である稚内・旭川・網走・帯広・釧路・室蘭・函館の7地点も、上と同じ方法・同じ期間(1968〜2025年)で集計して追加しています。ビューアの「地方」で「北海道」を選ぶと、札幌を含む道内8地点を切り替えて見られます。冬の道東(帯広・釧路)の晴れの多さと日本海側・道北の雪の多さなど、同じ北海道でも天気の傾向がまったく違うことがわかります。

なぜ「過去60年分」? 気象庁の倍のデータを調べた理由

天気出現率を調べるとき、気象庁が使っている「平年値」は過去30年分のデータが基準になっています。

でも、ふと思ったんです。「データって、期間が長ければ長いほど正確だし、役に立つんじゃないの?」と。

そこで今回は、気象庁が30年なら、こっちは倍の60年分でがっつり集計してやろう!」と思い立ち、データベースを遡って徹底的に調べてみました(実際にデータがきれいに残っている1968〜2025年の58年分をすべて使っています)。

ちなみに、なぜ、1968年からなのか?というのも説明しておきます。

1968年にしているは、天気の判定に使っている「天気概況(その日の天気を言葉でまとめた記録)」のデータが、全国の気象台でしっかりとそろい始めるのがこの頃からなんです。

これより前の時代はデータの抜けや不ぞろいが目立つため、安心して使える1968年以降を集計期間としています。

地方ごと・都道府県ごとの天気の特徴

ここからは、集計結果から読み取れる各地方・都道府県の天気の特徴を紹介します。

数値は本ページのビューアで実際に確認できますので、あわせてご覧ください。

北海道・東北

日本海側を中心に、冬の雪の多さが際立つ地方です。札幌は1月の雪の出現率が約73%

青森にいたっては約79%と、冬のあいだはほとんどの日に雪が記録されます。秋田・山形なども1月は雪が6〜7割を占めます。

一方、太平洋側の仙台や内陸の福島は冬でも比較的晴れる日が多く(仙台の1月は晴れ約43%)、同じ東北でも日本海側と太平洋側で対照的です。

夏(8月)はいずれの地点も晴れ・くもり・雨がほぼ3割ずつに分かれ、安定した夏空とはいきにくい傾向が出ています。

関東甲信

全国でも有数の「冬晴れ」地方です。熊谷の1月は晴れの出現率が約77%、

前橋・宇都宮も7割を超え、関東平野の乾いた晴天(からっ風)の特徴がはっきりと表れています。

東京・横浜・千葉・水戸も1月は晴れが7割前後と高めです。

雪が天気として記録される割合は各地点とも数%程度とごくわずか。

内陸の長野や甲府は冬の冷え込みで雪の割合がやや上がりますが、それでも晴れの多い地域です。

夏は他地方同様、雨やくもりが増えてバランスが変わります。

北陸

「冬の鉛色の空」を象徴する、雪と雨の多い地方です。

新潟の1月は雪が約56%、富山・金沢・福井も1月は雪が4〜5割を占め、これに雨を加えると冬の降水(雪+雨)が大半に達します。晴れの出現率は1月で1割前後しかなく、関東とは正反対の冬空です。

一方で夏(8月)になると一転して晴れが5割近くまで増え、季節による天気の振れ幅が非常に大きいのが北陸の特徴です。

東海

太平洋側らしく、冬に晴れる日が多い地方です。

静岡の1月は晴れが約68%、名古屋も約60%と高く、冬型の気圧配置でも晴天に恵まれやすい地域です。

岐阜・津も1月は晴れが5割を超えます。

ただし岐阜・名古屋・津は内陸・山沿いの影響で1月に雪が1割前後記録され、太平洋沿岸の静岡(雪はわずか1.5%)との差も見て取れます。

夏は晴れ・くもり・雨に分かれ、年間を通して比較的晴れの多い安定した地方といえます。

近畿

瀬戸内側と内陸・湖北で表情が分かれる地方です。

大阪・神戸・和歌山は冬でも晴れが5割前後あり、瀬戸内の温暖で晴れやすい気候が反映されています。

一方、内陸の京都は1月の雪が約20%、琵琶湖北部に近い彦根は1月の雪が約27%と高く、同じ近畿でも日本海側からの雪雲の影響を受けやすい地域があることがわかります。

奈良も盆地らしく冬は晴れとくもりが拮抗します。夏はいずれの地点も晴れが5割前後と安定しています。

中国

山陰(日本海側)と山陽(瀬戸内側)のコントラストが明確な地方です。

日本海側の鳥取・松江は1月の雪が3割超(鳥取約36%、松江約35%)で、晴れは1〜2割にとどまります。これに対し瀬戸内側の岡山は1月でも晴れが約54%と高く、「晴れの国おかやま」と呼ばれるゆえんが数字にも表れています。

広島・下関はその中間で、冬は日本海側の影響でくもりや雪がやや増えます。夏はどの地点も晴れが5割前後で安定します。

四国

太平洋側を中心に、晴れの多い地方です。

とくに高知は1月の晴れが約66%と全国でも上位の冬晴れで、太平洋高気圧や冬型でも晴れやすい立地が反映されています。

徳島・高松・松山も冬・夏ともに晴れが5割前後と安定しています。

一方で高知は夏(8月)の雨の出現率が約37%と高く、南四国らしい夏の降水(雷雨や台風)の多さもうかがえます。雪が天気として記録される割合は各地点ともわずかです。

九州北部

冬は日本海側の影響を受け、くもりや雨がやや多めの地方です。

福岡の1月は晴れが約30%にとどまり、くもり・雨・雪を合わせると7割に達します。佐賀・長崎・熊本・大分も冬はくもりや雨が多めですが、瀬戸内側に近い大分は1月でも晴れが約53%と比較的晴れやすいなど、地点による差があります。

雪が記録される割合は1月で1割前後。夏はいずれの地点も晴れが5割前後まで回復します。

九州南部

太平洋側で冬に晴れる日が多い一方、夏の雨が目立つ地方です。宮崎の1月は晴れが約65%と冬晴れが顕著で、雪はほとんど記録されません。

鹿児島は冬はくもり・雨もそれなりにありますが、年間を通して晴れが多めです。

両地点とも夏(8月)は雨の出現率が3割を超え、梅雨や台風、夏の雷雨など南国らしい降水の多さが表れています。

沖縄・奄美

亜熱帯ならではの、本土とはまったく異なる天気分布が特徴です。

最大の違いは雪が一年を通してほぼ0%であること。さらに冬(1月)はくもりや雨が多く、那覇の1月はくもり約40%・雨約30%で、晴れは3割ほどにとどまります。

奄美の名瀬は1月の雨が約46%、与那国島は雨が約56%に達するなど、冬の「ぐずついた空」が島々の特徴です。

一方、夏(8月)は晴れが5割前後まで増えますが、雨も4割近くあり、夕立や台風による降水が多いことがうかがえます。

まとめ

今回の内容についてまとめました。

まとめ
  • 冬は「日本海側で雪、太平洋側で晴れ」がはっきり分かれる……北海道・東北・北陸・山陰では1月の雪が4〜8割に達する一方、関東・東海・四国の太平洋側では1月の晴れが6〜8割を占めます。
  • 関東甲信は全国屈指の「冬晴れ」地方……熊谷・前橋・宇都宮などは1月の晴れが7割を超え、関東平野の乾いた晴天(からっ風)の特徴が数字にも表れています。
  • 沖縄・奄美は雪がほぼ0%の亜熱帯型……一年を通して雪はほとんど記録されず、むしろ冬はくもりや雨が多いという、本土とは正反対の天気分布になっています。
  • 夏(8月)の地域差は冬ほど大きくない……どの地方も晴れ・くもり・雨に分かれ、全国的に似た傾向になります。南の地点ほど夕立や台風による雨がやや増えます。
  • 晴れ・くもりは目安としての利用がおすすめ……雪・雨は福岡管区気象台と同じ基準ですが、晴れ・くもりは雲量データが使えず天気概況で代用しているため、数値はあくまで傾向をつかむ目安としてご覧ください。

以上が、【ほぼ60年で集計】全国の天気出現率(晴れ・くもり・雨・雪)|都道府県の気象台別でした。

読んでいただきありがとうございました。

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