トリプル台風は珍しい?10月は5年ぶり|75年で118回、日本に台風が来やすくなるのかを過去の全回で検証【一覧と地図】

トリプル台風の月別回数のイメージ 気象

こんにちは!気象予報士ののぶやんです。

10月5日、日本の南の海に台風が3つ同時に存在する「トリプル台風」になりました。小笠原近海を北上する大型で非常に強い台風第27号(チョーイワン、925hPa)に、9時に日付変更線を越えてきたハリケーン「ノロ」が台風第28号として加わり、15時にはマーシャル諸島で台風第29号(コグマ)が発生しました。10月に台風が3つ同時にあるのは、2021年10月以来5年ぶりです。

「トリプル台風って珍しいの?」「3つもあると日本に来やすいの?」——そんな疑問に答えるため、元気象庁職員の気象予報士として、気象庁のベストトラック(1951〜2025年の75年分)を6時間ごとにさかのぼり、台風が3つ以上同時にあった118回をすべて取り出しました。それぞれの回に、どの台風が並んでいて、そのうちどれが日本に近づいたのかまで調べています。月や期間で絞り込める一覧と、過去の回の3つの進路を地図で重ねて見られるツールもつけました。

この記事の結論(30秒で読める版)
  • 台風が3つ以上同時にあったのは、1951〜2025年の75年で118回。75年中58年(77%)は少なくとも1回あり、トリプル台風そのものは珍しくない
  • 多いのは8月(38回)・9月(36回)・7月(25回)。10月は16回と少なめで、平均すると約5年に1回。直近の10月は2021年10月10日(第17・18・19号)
  • 1回あたりの長さは中央値で約1.3日と短い。最長は1960年8月の約9日間で、このとき過去最多の5つ同時になった。4つ以上は75年で12回、最近では2024年11月
  • 118回のうち95回(81%)は、並んでいた台風のどれかが(その前後の期間を含めて)日本の主要地点の300km以内に来た。ただし並んでいた台風1個ずつの割合(50%)から計算した値(約88%)よりやや低く、「3つあるから日本に来やすい」わけではない。10月の16回では5回(31%)
  • 今回の3つは、10月5日夕方の気象庁の予報では5日先までにいずれも本州・沖縄などの主要地点の600km以内には入らない見込み(最も近いのは第27号の八丈島約640km)。ただし第27号は6日未明に小笠原・父島から約360kmまで近づく。うねりは太平洋側に届く

【ツール】過去のトリプル台風118回を調べる+いまの台風

月・期間・数を選ぶと、条件に合うトリプル台風の回数、1年あたりの回数、あった年の割合、日本に近づいた台風を含む回の割合、月別のグラフ、一覧が切り替わります。一覧の行を押すと、その回に並んでいた台風の進路が地図に重なって表示されます(★は日本の主要地点の300km以内に来た台風)。地図の黒い破線は、気象庁から読み込んだいま発表中の台風の予報です。

【ツール】台風が3つ以上同時にあった回(トリプル台風)を調べる
気象庁の最新の台風情報を読み込んでいます…
月
期間
数
地図(選んだ回の台風の進路と、いま発表中の台風の予報)
月別の回数(条件に合うもの)
一覧(新しい順。行を押すと地図に表示、★=日本の主要地点の300km以内に来た台風)
始まった日続いた期間最大並んでいた台風
データ:気象庁「RSMC Best Track Data」(1951〜2025年)の6時間ごとの解析で、熱帯低気圧の強さが「台風」(最大風速17m/s以上)以上のものが同時に3つ以上あった時刻を当サイトで抽出し、連続している時刻を1回として数えています。日付は世界時の始まった日です。日本の主要地点(札幌・仙台・東京・新潟・名古屋・大阪・広島・高知・福岡・鹿児島・名瀬・那覇・石垣島・宮古島・南大東島・八丈島・銚子・潮岬・釧路の19地点)への最接近は、その台風の一生のうち温帯低気圧に変わる前の位置で計算しています。いま発表中の台風は気象庁「台風情報」を読み込んで表示します。

たとえば「10月」を選ぶと、10月のトリプル台風16回が並びます。行を押していくと、10月の台風は日本の東の海で北東へ向きを変えるものが多いことがわかります。「4つ以上」を選ぶと、2024年11月の4つ同時(第22〜25号)も確認できます。台風が2つ同時にあるときに起きる「藤原効果」は台風が2つ同時に発生するとどうなる?藤原効果とはで解説しています。

トリプル台風とは?数え方と、今回の3つの位置関係

「トリプル台風」は気象用語ではなく、台風が同時に3つ存在する状態を表すニュースなどでの呼び方です。この記事では、気象庁のベストトラックで6時間ごとに、強さが「台風」(最大風速17m/s以上)の熱帯低気圧がいくつあったかを数え、3つ以上の時刻が続いた期間を「1回」としました。台風になる前の熱帯低気圧や、温帯低気圧に変わったあとは数えていません。

2026年10月5日15時のトリプル台風(模式図) 日本 日付変更線(180度) 27号 チョーイワン 925hPa 小笠原近海・北へ 28号 ノロ 950hPa(越境台風) 29号 コグマ 1000hPa(発生) 中心どうしの距離は約1,900〜3,200km。 1,000km以内に近づかないと藤原効果は起きにくい
2026年10月5日15時の3つの台風の位置関係(模式図。気象庁の台風情報をもとに当サイト作成。距離や大きさは正確ではありません)

5日15時の時点で、第27号は北緯26.2度・東経146.4度(小笠原近海)、第28号は北緯25.3度・東経178.0度(ミッドウェー諸島近海)、第29号は北緯11.3度・東経167.8度(マーシャル諸島)にありました。中心どうしの距離は、27号と28号が約3,160km、28号と29号が約1,890km、27号と29号が約2,790kmです。台風どうしが互いの進路に影響する「藤原効果」は、一般に1,000km程度まで近づいたときに起きやすいとされ、今のところ3つは離れています。28号がハリケーンから台風に変わった「越境台風」であることは越境台風とは?台風28号(ノロ)はハリケーンから台風にで解説しています。

データ検証:トリプル台風は75年で118回、77%の年にある

1951〜2025年の75年間で、台風が3つ以上同時にあった時間を合計すると約5,080時間、1年あたり約2.8日分でした。連続している期間を1回と数えると118回で、1年あたり約1.6回。75年中58年(77%)は少なくとも1回あったので、トリプル台風そのものは「数年に1回の珍しい現象」ではありません。

始まった月回数始まった月回数
5月1回9月36回
6月0回10月16回
7月25回11月2回
8月38回12〜4月0回
台風が3つ以上同時にあった回数(始まった月別、1951〜2025年の118回。気象庁ベストトラックから当サイト集計)

台風の発生がいちばん多い8月(38回)と9月(36回)で全体の6割以上を占めます。10月は16回で、平均すると約5年に1回。今回は2021年10月10日(第17号ライオンロック・第18号コンパス・第19号ナムセーウン)以来の10月のトリプル台風です。11月は2回(1つは2024年11月の4つ同時)だけでした。

年代回数年代回数
1950年代8回1990年代23回
1960年代24回2000年代10回
1970年代13回2010年代13回
1980年代17回2020年代(2025年まで)10回
年代別のトリプル台風の回数(1951〜2025年)

1960年代と1990年代に多く、2000年代は少なめでした。台風の発生数そのものが多かった時期と重なっています。2020年代は2025年までの6年間ですでに10回あり、2025年は7月と9月に計3回ありました。

1回の長さは中央値1.3日、最長は1960年8月の約9日間(5つ同時)

トリプル台風は、1つが温帯低気圧に変わったり弱まったりするとすぐ終わるので、1回の長さは中央値で約1.3日と短めです。最も長かったのは1960年8月17日からの約9日間で、このときは過去最多の5つ同時にもなりました。次いで1972年7月の約7.8日(最大4つ)、2015年7月の約6.3日(3つ)です。

4つ以上同時になった回最大の数
1955年7月21日・8月10日4つ
1960年8月17日5つ(過去最多)
1966年9月14日・9月22日4つ
1967年9月14日4つ
1972年7月8日4つ
1985年8月28日4つ
1994年8月28日・10月20日4つ
2017年7月22日4つ
2024年11月9日4つ(第22〜25号)
台風が4つ以上同時にあった12回(1951〜2025年、日付は始まった日・世界時)

トリプル台風はどんなときに起きやすい?

台風がいくつも同時にできるのは、台風の「たまご」が生まれやすい場所が東西に長く広がっているときです。夏から秋にかけて、フィリピンの東からマーシャル諸島付近にかけて、南西の季節風と東風(貿易風)がぶつかる「モンスーントラフ」と呼ばれる気圧の谷が東へ伸びると、その上で熱帯低気圧が次々に発生します。8〜9月にトリプル台風が多いのはこのためです。

今回は少し事情が違い、3つのうち1つ(第28号)は日付変更線の東から入ってきたハリケーンです。中部太平洋で発達したハリケーンが西へ進んできたことで、北西太平洋の台風の数が1つ増えました。日付変更線を越えてきた台風は1951〜2025年で33個しかありませんが、越境台風を含むトリプル台風は過去118回のうち18回ありました(直近は2018年8月のヘクター)。越境台風は8〜9月に多く、台風がたくさん発生する時期と重なるためです。

トリプル台風のとき、日本に台風は来やすい?

気になるのは「3つもあると、どれかが日本に来るのでは?」という点です。118回それぞれについて、並んでいた台風のどれかが、その一生のうちに日本の主要19地点の300km以内に来たかどうかを調べました。

区分どれかが日本の300km以内に来た回
トリプル台風118回すべて95回(81%)
(参考)118回に並んでいた台風330個のうち、日本の300km以内に来た割合165個(50%)
(参考)1個50%の台風が平均3.1個並ぶとき、少なくとも1つが来る計算上の割合約88%
10月のトリプル台風16回5回(31%)
(参考)10月の16回に並んでいた台風43個のうち、日本の300km以内に来た割合6個(14%)→計算上は約37%
(参考)台風全体(1,951個)で日本の300km以内に来た割合762個(39%)
トリプル台風の回に、並んでいた台風のどれかが日本の主要19地点の300km以内に来た割合(1951〜2025年。温帯低気圧に変わる前の位置で判定)

118回のうち95回(81%)は、どれかの台風が日本の近くまで来ていました。数字だけ見ると「トリプル台風は危ない」と感じますが、118回に並んでいた台風330個を1個ずつ見ると、日本の300km以内に来たのは半分(165個、50%)。1回あたり平均3.1個が並ぶので、計算上は「少なくとも1つが来る」割合が約88%になります。実際の81%はこれよりやや低く、「3つ同時だから特別に日本に来やすい」わけではありません。台風の数が多い分だけ、どれかが来る確率が上がる、と考えるのが正確です。なお、台風全体(39%)よりトリプル台風のときの台風(50%)のほうが日本に来やすく見えるのは、トリプル台風が日本に台風が来やすい8〜9月に多いためです。

10月に限ると、16回中5回(31%)でした。10月の16回に並んでいた台風43個のうち、日本の300km以内に来たのは6個(14%)だけで、10月に発生した台風全体(281個中75個、27%)よりも低い割合です。10月の台風は、日本の南で偏西風に流されて東へ向きを変えるものが多く、3つ同時でも日本からは遠い海にいることが多いようです。10月のトリプル台風で日本に来た例には、1979年10月の第20号(ティップ)があります。ティップは観測史上最も低い中心気圧870hPaを記録した台風で、10月18日に名瀬(奄美大島)から約60kmまで近づき、19日に和歌山県に上陸しました(10月に台風は来る?地方別の確率と過去の10月台風)。

10月のトリプル台風16回の一覧

10月に始まった16回を並べました。★は、その台風が一生のうちに日本の主要地点の300km以内に来たことを示します。1992年は10月に3回(17日・18日・27日)あり、同じ台風の組み合わせが入れ替わりながら続いたため、表では1行にまとめています。

始まった日(世界時)続いた期間最大並んでいた台風(★=日本の300km以内に来た)
1958年10月25日約0.5日3つ第25号(Kathy)、第26号(Lorna)★、第27号(Marie)
1966年10月31日約2日3つ第30号(Lorna)、第31号(Marie)、第32号
1968年10月24日約0.3日3つ第19号(Gloria)★、第21号(Irma)、第22号(Judy)
1973年10月6日約3日3つ第15号(Nora)、第16号(Opal)、第17号(Patsy)
1979年10月6日約1日3つ第18号(Roger)★、第19号(Sarah)、第20号(Tip)★
1984年10月12日約0.5日3つ第18号(Phyllis)、第19号(Roy)、第20号(Susan)
1985年10月16日約0.3日3つ第21号(Cecil)、第22号(Dot)、第23号(Ellis)
1986年10月18日約1日3つ第20号(Ellen)、第21号(Forrest)、第22号(Georgia)
1989年10月2日約1.8日3つ第23号(Angela)、第24号(Brian)、第25号(Colleen)
1992年10月17日・18日・27日計約6.5日(3回)3つ第22号(Yvette)、第24号(Angela)、第25号(Brian)、第26号(Colleen)、第27号(Dan)の組み合わせ
1994年10月20日約6日4つ第30号(Teresa)、第31号(Verne)、第32号(Wilda)、第33号(Yuri)
1994年10月31日約0.8日3つ第31号(Verne)、第32号(Wilda)、第34号(Zelda)★
2007年10月5日約1.3日3つ第15号(Krosa)★、第16号(Haiyan)、第17号(Podul)
2021年10月10日約0.3日3つ第17号(Lionrock)、第18号(Kompasu)、第19号(Namtheun)
10月に始まったトリプル台風16回(1951〜2025年、気象庁ベストトラックから当サイト集計。台風の名前は英語表記)

16回のうち日本に近づいた台風を含むのは5回で、1979年はロジャー(第18号)とティップ(第20号)の2つが日本に近づきました。2007年の第15号(クローサ)は石垣島から約100kmのところを通りました。ほかの11回は、並んでいた台風がいずれも日本の主要地点から300kmより遠くを通っています。

今回のトリプル台風は日本に来る?3つの予報と日本からの距離

10月5日夕方の気象庁の予報(第27号15時45分、第28号16時5分、第29号16時15分発表)で、5日先までに日本の主要地点に最も近づく距離を、予報円の中心から計算しました。

台風5日15時の位置・中心気圧予報の行き先主要地点に最も近づくとき
第27号(チョーイワン)小笠原近海・925hPa(大型で非常に強い)6日に日本の東、7日に日本のはるか東へ6日15時ごろ八丈島から約640km(父島へは6日3時ごろ約360km)
第28号(ノロ)ミッドウェー諸島近海・950hPa(非常に強い)西へ進み、10日に日本の東で北北西へ10日15時ごろ銚子から約730km
第29号(コグマ)マーシャル諸島・1000hPa北西へ進み、10日に南鳥島近海で965hPa10日15時ごろ父島から約870km(本土からは1,400km以上)
今回の3つの台風の予報と、日本の主要地点への最接近(気象庁 10月5日15時45分〜16時15分発表の予報円の中心から当サイト計算)

今回の予報では、3つとも5日先までに本州・沖縄などの主要地点の600km以内に入る見込みはありません。ただし第27号は6日未明に小笠原・父島から約360kmのところを通るので、小笠原では高波や強風に警戒が必要です(小笠原(父島)の台風シーズンはいつ?)。ただし、第28号・第29号は10日以降の進路にまだ幅があり、三連休(10〜12日)のころにどこで向きを変えるかが焦点です。また、3つの台風からのうねりが重なって、太平洋側の海岸では高波が続く可能性があります。海のレジャーは釣り・サーフィンと風・波の目安、うねりについては風浪とうねりの違いを見てください。それぞれの台風の詳しい見通しは、台風27号(チョーイワン)の進路予想、台風29号(コグマ)の進路は?にまとめています。

今年の台風の数と、あなたの地域の台風(自動更新)

2026年の台風は10月5日の第29号で29個になりました。年間の平年値(1991〜2020年)は25.1個なので、すでに平年を上回っています(台風は何号まで発生する?、今年は台風が多い?少ない?)。地方別・都道府県別の台風の来やすさは、次のツールで確認できます。

順位地方合計(1951〜2025年)年平均平年値
1沖縄553個7.4個7.7個
2伊豆・小笠原401個5.3個5.4個
3奄美300個4.0個4.3個
4九州南部279個3.7個3.9個
5九州北部257個3.4個3.8個
6東海248個3.3個3.5個
7四国244個3.3個3.3個
8関東甲信238個3.2個3.3個
9近畿235個3.1個3.4個
10中国213個2.8個3個
11東北192個2.6個2.7個
12北陸186個2.5個2.8個
13北海道119個1.6個1.9個
地方別の台風接近数(気象庁・75年間)

市区町村ごとの接近数は台風接近数ランキング(市区町村別)、いま出ている台風と台風のたまごは台風情報まとめと台風のたまご 最新、台風が近づくときの気圧の変化は今日の気圧で見られます。

トリプル台風のニュースを見るときの3つのポイント

  • 「3つ」より「1つずつの進路」を見る:過去のデータでは、トリプル台風だから日本に来やすいわけではありませんでした。大切なのは、それぞれの台風の予報円がどこへ向かっているかです。進路予報の誤差は台風の進路予報はどれくらい当たる?で検証しています。
  • 台風どうしの距離をチェック:2つの台風が1,000km程度まで近づくと、藤原効果で進路が予想しにくくなることがあります。予報円が大きいときは、こまめに最新情報を確認してください。
  • 遠くても波と、温帯低気圧に変わったあとの風:台風が遠くても、うねりは海岸に届きます。また、台風は温帯低気圧に変わったあとも強い風を伴うことがあります(台風が温帯低気圧に変わったら安心?)。

よくある質問(FAQ)

Q. トリプル台風とは何ですか?

台風が同時に3つ存在する状態を表す、ニュースなどでの呼び方です。気象用語ではありません。2026年10月5日には、第27号(チョーイワン)、第28号(ノロ)、第29号(コグマ)の3つが同時にある状態になりました。

Q. トリプル台風は珍しいですか?

気象庁のベストトラック(1951〜2025年)で数えると、台風が3つ以上同時にあったのは75年で118回、75年中58年(77%)にありました。年に1回以上あるのがふつうで、珍しい現象ではありません。ただし10月に限ると16回で、約5年に1回です。

Q. 10月のトリプル台風は何年ぶりですか?

2021年10月10日(第17号・第18号・第19号)以来、5年ぶりです。1951〜2025年の75年間で、10月に始まったトリプル台風は16回ありました。

Q. 台風が同時にいくつまであったことがありますか?

過去最多は5つで、1960年8月にありました。4つ以上同時は75年で12回あり、最近では2024年11月に第22号〜第25号の4つが同時にありました。

Q. トリプル台風だと日本に台風が来やすいですか?

過去118回のうち95回(81%)で、並んでいた台風のどれかが日本の主要地点の300km以内に来ました。ただし、並んでいた台風1個ずつの割合(50%)から計算した「少なくとも1つ」の割合(約88%)よりやや低く、3つ同時だから特別に来やすいわけではありません。10月の16回では5回(31%)でした。

Q. 今回の3つの台風は日本に来ますか?

10月5日夕方の気象庁の予報では、5日先までに本州・沖縄などの主要地点の600km以内に入る台風はありません。最も近いのは第27号が6日に八丈島から約640km、第28号が10日に銚子から約730kmです。ただし第27号は6日未明に小笠原・父島から約360kmを通ります。ただし第28号・第29号の10日以降の進路には幅があるので、最新の情報を確認してください。

Q. トリプル台風はどのくらい続きますか?

過去の118回では、中央値で約1.3日と短く、1つが温帯低気圧に変わるなどするとすぐに終わります。最も長かったのは1960年8月の約9日間でした。

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まとめ
  • トリプル台風(台風3つ以上が同時)は1951〜2025年で118回、77%の年にあり、珍しくはない
  • 多いのは8〜9月。10月は16回(約5年に1回)で、今回は2021年以来5年ぶり
  • 1回の長さは中央値約1.3日。過去最多は5つ同時(1960年8月)、4つ以上は12回で最近は2024年11月
  • どれかが日本に近づいた回は81%だが、台風の数が多いぶんの計算上の確率(約88%)よりやや低い。10月は16回中5回
  • 今回の3つは5日先までに本州・沖縄などの主要地点の600km以内に入らない予報。ただし第27号は父島から約360kmを通る。うねりと最新の予報に注意

出典:気象庁「RSMC Best Track Data」(1951〜2025年)、気象庁「台風情報」(2026年10月5日15時45分〜16時15分発表)、気象庁「台風の発生数」、気象庁「アメダス」(地図の地点位置)。

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