こんにちは!気象予報士ののぶやんです。
「東京の紅葉、今年はいつ見に行けばいい?」「神宮外苑のいちょうは?」――10月も後半に入り、こうした質問が増えてきました。結論からいうと、2026年の東京の紅葉(かえで)は平年並み、いちょうは平年より少し遅めの見込みです。気象庁が東京で観測している「かえでの紅葉日」は11月28日ごろで平年(1991〜2020年の平均)の11月28日と同じ、「いちょうの黄葉日」は11月26日ごろで平年の11月23日より3日遅い計算です。
京都版では9月の暑さが紅葉を遅らせる要因になりましたが、東京の今年9月は、最低気温の平均が20.2℃と、1991〜2020年の観測値の平均(21.2℃)より1.0℃低く、観測所がいまの北の丸公園に移った2015年以降の12年では5番目に低い値でした。一方、10月1〜17日の平均気温は20.8℃で、同じ期間の30年平均(20.1℃)より0.7℃高く、最高気温25℃以上の夏日が17日のうち12日ありました。さらに気象庁が10月15日に発表した1か月予報では関東甲信の気温が「高い」70%、早期天候情報では10月21日ごろから「かなりの高温」の可能性が示されています。10月の気温がよく効くいちょうは、その分だけ遅れる、という計算になりました。
この記事では、元気象庁職員の気象予報士として、1991〜2025年の東京のかえで紅葉日・いちょう黄葉日と毎日の気温を使い、紅葉日を10月・11月の気温から計算する式を作りました。その式で国営昭和記念公園、六義園、新宿御苑、小石川後楽園、神宮外苑いちょう並木の5スポットの見頃を予想しています。行く日を選ぶと、それぞれのスポットが「色づき始め・見頃・散り始め」のどれかが出るツールも置きました(気象庁の観測値で毎日自動更新)。なお、高尾山は専用の記事で予想しています(高尾山の紅葉 見頃2026)。
- 2026年の東京のかえで紅葉日は11月28日ごろ(平年並み)、いちょう黄葉日は11月26日ごろ(平年より3日遅い)の予想。誤差はかえで±4日、いちょう±5日程度
- 9月は涼しかった(最低気温の平均20.2℃、30年平均より1.0℃低い)。一方で10月1〜17日は30年平均より0.7℃高く、10月15日発表の1か月予報は関東甲信「高い」70%、10月21日ごろから「かなりの高温」の可能性。いちょうを遅らせる方向
- 見頃の予想:国営昭和記念公園 11月12日〜11月30日、六義園・新宿御苑・小石川後楽園 11月14日〜12月2日、神宮外苑いちょう並木 11月19日〜12月3日
- 5スポットがそろって見頃になるのは11月19日〜11月30日ごろ。11月の3連休(21〜23日)は5スポットすべてが見頃の見込み
- 高尾山は専用の記事で予想(山頂11月16日〜11月30日、薬王院付近11月18日〜12月2日、ふもと11月25日〜12月9日)
- 東京の紅葉・いちょう 見頃判定ツール(5スポット・毎日自動更新)
- 紅葉・黄葉が進むしくみ:気温が下がると葉の色が変わる
- 70年の推移:東京のかえでは横ばい、いちょうは遅くなっている
- 2026年は遅い?早い?9月は涼しく、10月後半は「かなりの高温」予想
- シナリオ別の予想:かえでは11月下旬で動きにくい
- 式は当たる?最近10年の答え合わせ
- いちょう(神宮外苑)は11月下旬が中心
- スポット別:見頃の予想と見どころ
- 過去の東京:行く日の天気を調べる
- 11月の週末・祝日はどこが見頃?(2026年の標準シナリオ)
- 東京の秋は「旬」ごとに約2℃ずつ寒くなる
- 紅葉狩りで「外さない」ための5つのコツ
- 紅葉シーズンの東京で気をつけたいこと
- よくある質問
- あわせて読みたい
- 出典・データについて
東京の紅葉・いちょう 見頃判定ツール(5スポット・毎日自動更新)
行く日とスポットを選んでください。上の赤い帯に、その日の状態が出ます。10月・11月の気温は、すでに観測された日は気象庁の東京の実況値、まだの日は30年平均(1991〜2020年の東京の観測値の平均)に「残りの気温」の設定を足して計算しています。初期設定は、10月の残り(18〜31日)が30年平均より1.5℃高く(1か月予報と早期天候情報に近い)、11月が30年平均並み(最近10年の平均に近い)というシナリオです。初期設定の根拠は、後半の「2026年は遅い?早い?」と「シナリオ別の予想」で数字を示しています。
東京の紅葉・いちょう 見頃判定ツール(5スポット・毎日自動更新)
ツールは日がたつほど実況が増えるので、予想の幅が狭くなります。11月に入ったら、ぜひもう一度開いてみてください。東京の月別の天気と服装は東京(都内観光)の天気と服装、おでかけ先の天気はおでかけ天気でも確認できます。
紅葉・黄葉が進むしくみ:気温が下がると葉の色が変わる
カエデの葉が赤くなるのは、気温が下がって葉の中の緑の色素(クロロフィル)が分解され、代わりに赤い色素(アントシアニン)が作られるからです。イチョウの葉が黄色くなるのは、緑の色素が分解されて、もともと葉に含まれていた黄色い色素(カロテノイド)が見えてくるためです。どちらも、秋が深まって気温が下がることが合図になります。
そこで、1991〜2025年の35年分について、東京のかえで紅葉日・いちょう黄葉日を10月と11月の平均気温で説明する式を作りました(京都版と同じ方法です)。結果は次のとおりです。
| かえで紅葉日 | いちょう黄葉日 | |
|---|---|---|
| 10月の平均気温が1℃高いと | 約0.8日遅い | 約2.9日遅い |
| 11月の平均気温が1℃高いと | 約1.2日遅い | 約2.1日遅い |
| 実際との相関係数 | 0.33 | 0.57 |
| 1年ずつ外して検証した誤差(RMSE) | 4.1日 | 4.8日 |
| ±5日以内に収まった年 | 28年/35年(80%) | 24年/35年(69%) |
| (比較)毎年「平年値」と予想した場合の誤差 | 4.0日(±5日以内29年) | 5.5日(±5日以内22年) |
ここで正直にお伝えしておきたいのが、東京のかえでは、気温の式を使っても「毎年平年値と予想する」のとほとんど精度が変わらないという点です。東京のかえで紅葉日は、35年の標準偏差が3.9日しかなく、毎年11月下旬〜12月上旬のせまい範囲に収まります。気温が1℃違っても1〜2日しか動かないので、「今年は平年並み」と言い切れる年が多い、ともいえます。
いちょうは違います。10月の気温が1℃高いと約2.9日、11月が1℃高いと約2.1日遅れる関係があり、式を使うと平年値だけのときより誤差が5.5日→4.8日に縮みます。東京で「今年の気温」がよく効くのは、かえでよりいちょうです。
上の図のように、この記事では紅葉日・黄葉日を「見頃の中心より少し後ろ」に置いて、見頃の目安を作っています。スポットによる違いは標高の差で補正しました。東京の日平均気温の30年平均は、11月1日の16.1℃から11月30日の11.6℃へ、1日に約0.18℃ずつ下がっていきます(30日分に直線を当てはめた傾き)。標高が100m高い場所は気温が約0.6℃低いので、都心より約3.4日早く同じ気温になる、という考え方です。都心の観測点(標高約25m)より約65m高い国営昭和記念公園(約90m)は約2日早い計算で、標高差が50m未満の六義園・新宿御苑・小石川後楽園・神宮外苑は補正していません。
なお、上の式の「1℃で1〜3日」と、標高の「1℃で約6日」は意味が違います。式のほうは「同じ場所で、年によって気温が違ったときに何日ずれるか」、標高のほうは「季節が進んで同じ寒さになるのが、場所によって何日ずれるか」を表しています。
70年の推移:東京のかえでは横ばい、いちょうは遅くなっている
気象庁の東京の生物季節観測では、かえでの紅葉日は1953年から(1956年、1958〜1980年、1982年は値がありません)、いちょうの黄葉日は1984年から毎年の値があります。並べてみると、かえでといちょうで傾向がはっきり分かれます。
| 期間 | かえで紅葉日の平均 | うち12月の紅葉 | いちょう黄葉日の平均 |
|---|---|---|---|
| 1953〜1957年 | 11月11日(4年) | 0年 | (観測値なし) |
| 1981〜1990年 | 11月28日(9年) | 4年 | 11月17日(1984〜1990年の7年) |
| 1991〜2000年 | 11月27日(10年) | 3年 | 11月20日(10年) |
| 2001〜2010年 | 11月27日(10年) | 1年 | 11月24日(10年) |
| 2011〜2020年 | 11月29日(10年) | 2年 | 11月25日(10年) |
| 2016〜2025年 | 11月28日(10年) | 1年 | 11月24日(10年) |
かえでは、1950年代の4年の平均が11月11日で、1980年代には11月28日と半月以上遅くなっていました。ただ、1981年以降はほとんど変わっておらず、傾向線の傾きは10年で+0.2日です。最近10年(2016〜2025年)の平均も11月28日で、平年とほぼ同じです。京都のかえでが70年で約3週間遅くなり、2016年以降は観測した年すべてで紅葉日が12月になっているのとは対照的です。
いちょうは、1984〜1990年の平均11月17日から、2016〜2025年は11月24日へと7日ほど遅くなり、傾向線では10年で約2.7日のペースです。いちょうの黄葉日が12月になったのは、記録のある1984年以降で2023年(12月1日)と2024年(12月3日)の2回だけで、どちらも最近の年です。
| 順位 | かえで紅葉日 | いちょう黄葉日 |
|---|---|---|
| 1 | 1990年 12月5日 | 2024年 12月3日 |
| 2 | 2015年 12月4日 | 2023年 12月1日 |
| 3 | 1993年 12月4日 | 2015年 11月30日 |
| 4 | 1989年 12月4日 | 2011年 11月30日 |
| 5 | 2024年 12月3日 | 2009年 11月30日 |
同じ日付の年は年の新しい順に並べています(いちょうは2008年も5位の2009年と同じ11月30日)。いちょうの上位2つが2024年・2023年なのに対して、かえでの上位には1990年や1989年など古い年も入っています。
2026年は遅い?早い?9月は涼しく、10月後半は「かなりの高温」予想
京都版では「9月の暑さ」が紅葉を遅らせる要因でしたが、東京の今年9月は、最低気温の平均が20.2℃で、1991〜2020年の観測値の平均(21.2℃)より1.0℃低く、いまの観測所の最近10年(2016〜2025年)の平均(21.5℃)と比べても1.3℃低い値でした。観測所が北の丸公園に移った2015年以降の12年では、2021年(19.3℃)・2017年(19.6℃)・2015年(19.8℃)・2018年(19.9℃)に次いで5番目に低い値です。9月の平均気温も22.7℃と、30年平均(24.1℃)を1.4℃下回っています。夜の気温が下がりやすかったぶん、夏の暑さが紅葉を遅らせる心配は、今年の東京では小さいと考えられます。
ところが10月に入ると暖かさが戻りました。10月1〜17日の平均気温は20.8℃で、30年平均(20.1℃)より0.7℃、最近10年(2016〜2025年)の平均(20.2℃)より0.6℃高く、最高気温の平均は25.4℃と30年平均(23.5℃)を約2℃上回りました。一方、最低気温の平均は17.2℃で30年平均並みです。日中は暑く、朝はふつうという前半でした。
この先について、気象庁が10月15日に発表した1か月予報(対象は10月17日〜11月16日)では、関東甲信の気温は「低い10%・平年並20%・高い70%」です。週ごとに見ると、「高い」確率は1週目(10月17〜23日)が東日本で80%、2週目(10月24〜30日)が70%、3〜4週目(10月31日〜11月13日)が60%と、後半ほど下がります。同じ日に発表された早期天候情報では、関東甲信を含む8地方で「10月21日ごろから、5日間平均気温がかなり高くなる可能性」があるとされました。「かなり高い」は、その時期として10年に1度程度しか起きないような高温です。予報の詳しい中身は11月は暖かい?2026年の1か月予報で解説しています。
ツールの「30年平均」と気象庁の「平年」の違い
ここで、ツールの基準について説明しておきます。紅葉日の式は東京の観測値そのもの(1991〜2025年)で作っているので、ツールでは1991〜2020年の観測値をそのまま平均した値(10月18.8℃、11月13.5℃)を基準にしていて、これを「30年平均」と呼んでいます。東京の観測所は2014年12月に大手町から北の丸公園へ移っていて、移転前の値を含むこの30年平均は、気象庁の平年値(11月は12.5℃)より約1℃高くなります。いまの観測所の最近10年(2016〜2025年)の平均は10月18.5℃、11月13.4℃で、30年平均とほぼ同じです。つまり、ツールの「30年平均並み」は、気象庁の平年より約1℃暖かい「最近のふつうの秋」を意味します。気象庁の予報の「平年より高い」は平年値が基準なので、ツールの目盛りに直すときは約1℃差し引いて考えます。
この換算で初期設定を決めました。10月1〜15日の東京は気象庁の平年より1.4℃高く(1か月予報の記事より)、ツールの30年平均と比べると10月1〜17日で+0.7℃でした。この先は1週目80%・2週目70%で「高い」予想に加えて「かなりの高温」の可能性もあるため、10月18〜31日は前半より一段高い「30年平均より1.5℃高い」(気象庁の平年と比べると約2.4℃高い)を標準にしました。11月は、1か月予報の3〜4週目(10月31日〜11月13日)の「高い」確率が60%に下がり、11月後半は予報の期間外です。そこで「30年平均並み」(気象庁の平年より約1℃高く、最近10年の11月の平均とほぼ同じ)にしています。なお、10月の残りを「1℃高い」にしても「2℃高い」にしても、かえでは11月28〜29日、いちょうは11月26〜27日で、結果は1日程度しか変わりません。
11月の30年平均(13.5℃)は、最近10年の東京の11月の平均(13.4℃)とほぼ同じで、気象庁の平年(12.5℃)より0.9℃高い値です。年ごとの差は大きく、2016年は11.4℃、2022年は14.5℃と3℃以上の幅があります。
| 年 | 11月の平均気温 | 30年平均(13.5℃)との差 | 気象庁の平年(12.5℃)との差 |
|---|---|---|---|
| 2016年 | 11.4℃ | −2.1℃ | −1.1℃ |
| 2017年 | 11.9℃ | −1.5℃ | −0.6℃ |
| 2018年 | 14.0℃ | +0.5℃ | +1.5℃ |
| 2019年 | 13.1℃ | −0.4℃ | +0.6℃ |
| 2020年 | 14.0℃ | +0.5℃ | +1.5℃ |
| 2021年 | 13.7℃ | +0.2℃ | +1.2℃ |
| 2022年 | 14.5℃ | +1.0℃ | +2.0℃ |
| 2023年 | 14.4℃ | +0.9℃ | +1.9℃ |
| 2024年 | 13.7℃ | +0.3℃ | +1.2℃ |
| 2025年 | 12.8℃ | −0.6℃ | +0.3℃ |
| 10年平均 | 13.4℃ | −0.1℃ | +0.9℃ |
シナリオ別の予想:かえでは11月下旬で動きにくい
| 10月の残り(18〜31日) | 11月 | 10月平均 | 11月平均 | かえで紅葉日 | いちょう黄葉日 |
|---|---|---|---|---|---|
| 30年平均より1℃低い(気象庁の平年並み) | 30年平均より1℃低い(気象庁の平年並み) | 18.7℃ | 12.5℃ | 11月26日 | 11月21日 |
| 30年平均並み | 30年平均並み | 19.2℃ | 13.5℃ | 11月28日 | 11月24日 |
| 30年平均より1℃高い | 30年平均並み | 19.6℃ | 13.5℃ | 11月28日 | 11月26日 |
| 30年平均より1.5℃高い | 30年平均並み | 19.9℃ | 13.5℃ | 11月28日(標準) | 11月26日(標準) |
| 30年平均より1.5℃高い | 30年平均より1℃低い(気象庁の平年並み) | 19.9℃ | 12.5℃ | 11月27日 | 11月24日 |
| 30年平均より2℃高い | 30年平均より0.5℃高い | 20.1℃ | 14.0℃ | 11月29日 | 11月28日 |
| 30年平均より2℃高い | 30年平均より1℃高い | 20.1℃ | 14.5℃ | 11月30日 | 11月29日 |
| 30年平均より2℃高い | 30年平均より2℃高い | 20.1℃ | 15.5℃ | 12月1日 | 12月1日 |
表の8つのシナリオで、かえでの紅葉日は11月26日〜12月1日の5日の幅にしか動きません。一方、いちょうの黄葉日は11月21日〜12月1日と10日の幅があります。神宮外苑のいちょうを狙う人ほど、10月後半〜11月の気温の推移をチェックする価値があります。10月の高温に続いて11月も暖かければ、いちょうの黄葉は2023年・2024年のように12月にずれ込みます。逆に11月が気象庁の平年並みまで冷えれば、11月24日ごろまで早まります。
早期天候情報の「かなりの高温」が何度くらいかは早期天候情報「かなりの高温」は何度?、10月が暑い理由は10月なのに暑いのはなぜ?で解説しています。
式は当たる?最近10年の答え合わせ
| 年 | 10月平均 | 11月平均 | かえで 計算 | かえで 実際 | 差 | いちょう 計算 | いちょう 実際 | 差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2016 | 18.7℃ | 11.4℃ | 11月25日 | 11月30日 | −5日 | 11月19日 | 11月21日 | −2日 |
| 2017 | 16.8℃ | 11.9℃ | 11月24日 | 11月29日 | −5日 | 11月14日 | 11月17日 | −3日 |
| 2018 | 19.1℃ | 14.0℃ | 11月28日 | 11月26日 | +2日 | 11月25日 | 11月19日 | +6日 |
| 2019 | 19.4℃ | 13.1℃ | 11月28日 | 11月27日 | +1日 | 11月24日 | 11月29日 | −5日 |
| 2020 | 17.5℃ | 14.0℃ | 11月27日 | 11月27日 | 0日 | 11月21日 | 11月26日 | −5日 |
| 2021 | 18.2℃ | 13.7℃ | 11月27日 | 11月27日 | 0日 | 11月22日 | 11月28日 | −6日 |
| 2022 | 17.2℃ | 14.5℃ | 11月27日 | 11月26日 | +1日 | 11月21日 | 11月19日 | +2日 |
| 2023 | 18.9℃ | 14.4℃ | 11月29日 | 11月29日 | 0日 | 11月25日 | 12月1日 | −6日 |
| 2024 | 20.6℃ | 13.7℃ | 11月29日 | 12月3日 | −4日 | 11月29日 | 12月3日 | −4日 |
| 2025 | 18.5℃ | 12.8℃ | 11月27日 | 11月23日 | +4日 | 11月21日 | 11月22日 | −1日 |
差は「計算−実際」で、マイナスは実際のほうが遅かったことを表します。かえでは10年すべてが±5日以内(うち±3日以内は6年)でした。いちょうは10年のうち7年が±5日以内でしたが、8年は実際のほうが計算より遅く、最近は式で見込むより黄葉が遅れがちです。2023年・2024年は、計算より6日・4日遅れました。
参考までに、9月の最低気温の平均と紅葉日の相関を見ると、かえでは0.35、いちょうは0.47と、10月・11月それぞれの気温と同じくらいか、それより強い関係がありました(1991〜2025年)。ただし、9月の気温を式に加えても検証の誤差はほとんど縮まらなかったため、式には入れていません。今年は9月が涼しかったので、この点では計算より少し早まる方向、最近のいちょうの「遅れぐせ」は遅くなる方向に働きます。両方を差し引きして、ツールの予想は「中心の目安」として使ってください。
いちょう(神宮外苑)は11月下旬が中心
東京のいちょう黄葉日は、標準シナリオで11月26日ごろ(平年11月23日)の予想です。黄葉日は「標本木の葉の大部分が黄色になった日」なので、この記事では黄葉日の前後7日(11月19日〜12月3日)を神宮外苑いちょう並木の見頃の目安にしました。黄葉日の17日前〜8日前(11月9日〜18日)を「色づき始め」、黄葉日の8〜14日後(12月4日〜10日)を「散り始め」としています。
最近3年の東京のいちょう黄葉日は、2023年12月1日、2024年12月3日、2025年11月22日でした。2025年は平年より1日早い黄葉でしたが、2023・2024年は12月にずれ込んでいます。いちょう並木の月別の天気と服装は神宮外苑のいちょう並木の天気と服装、月別の詳しいデータは11月・12月のページにまとめています。
いちょう並木は、黄色くなってから葉が落ちるまでの期間も見どころです。落ち葉で道が黄色く染まるのは見頃の後半〜散り始めのころで、強い風が吹くと一気に進みます。風の強い日の翌日は、葉が残っているかを確かめてから出かけると安心です。
スポット別:見頃の予想と見どころ
| スポット | 標高(約) | 木 | 都心との差 | 色づき始め | 見頃の目安 |
|---|---|---|---|---|---|
| 国営昭和記念公園(立川) | 90m | かえで | 2日早い | 11月2日〜 | 11月12日〜11月30日 |
| 六義園 | 20m | かえで | ±0日 | 11月4日〜 | 11月14日〜12月2日 |
| 新宿御苑 | 35m | かえで | ±0日 | 11月4日〜 | 11月14日〜12月2日 |
| 小石川後楽園 | 10m | かえで | ±0日 | 11月4日〜 | 11月14日〜12月2日 |
| 神宮外苑いちょう並木 | 30m | いちょう | 黄葉日を使用 | 11月9日〜 | 11月19日〜12月3日 |
標高は概数です。各施設・寺社が発表する公式の見頃情報とは異なる、気温から計算した目安です。最新の色づき具合は、各施設の公式情報やライブカメラモニターであわせて確認してください。
国営昭和記念公園(立川)
標高約90mで、都心より2日早い計算です(見頃の目安 11月12日〜11月30日)。立川は都心よりヒートアイランドが弱く、朝の冷え込みが強い日が多いので、実際には計算より数日早く色づく可能性があります。広い園内でかえでといちょうの両方が楽しめ、都心の庭園より一足先に見頃を迎える「先発隊」として使えます。
六義園・小石川後楽園
どちらも江戸時代に造られた大名庭園で、標高は約10〜20mと都心の観測点とほぼ同じなので、標高による補正はしていません(見頃の目安 11月14日〜12月2日)。池や築山と紅葉を一緒に眺められるのが魅力です。都心のど真ん中にあるので、ヒートアイランドの影響は観測点とほぼ同じと考えてよいでしょう。
新宿御苑
標高約35mで、補正なし(見頃の目安 11月14日〜12月2日)。園内にはかえでもいちょうもあるので、11月下旬はかえでの赤といちょうの黄色を同時に楽しめる可能性が高い場所です。いちょうの見頃(11月19日〜12月3日)とかえでの見頃がちょうど重なる時期に当たります。
神宮外苑いちょう並木
このスポットだけは、かえでではなく東京のいちょう黄葉日(11月26日ごろ)を使っています。見頃の目安は11月19日〜12月3日です。週末は人出が多くなるので、見頃に入ったばかりの平日の朝がねらい目です。
高尾山は専用の記事で予想しています
都心から日帰りで行ける高尾山は、この記事とは別の方法で予想した専用の記事があります。山の紅葉は朝の冷え込みで進み具合が大きく変わるため、高尾山の記事では、ふもとに近い八王子のアメダス(標高123m)の毎日の最低気温を標高で補正し、色づきのスイッチ(最低気温8℃・5℃)が入る日から見頃を計算しています。10月16日までの観測にもとづく見頃予想は、山頂が11月16日〜11月30日、ケーブル高尾山駅・薬王院が11月18日〜12月2日、清滝駅・高尾山口(ふもと)が11月25日〜12月9日です。
この記事の式は、都心にある気象台の標本木の紅葉日を都心の気温で説明するものです。標高の高い山にそのまま当てはめると、見頃が早く出すぎてしまうため、高尾山はこの記事のツールから外しました。行く日の色づきは高尾山の紅葉 見頃2026(標高別予想ツール)で、月別の天気や服装は高尾山の天気と服装で確認してください。
5スポットがそろって見頃になるのは11月19日〜11月30日ごろです。「都心で赤と黄色を両方見たい」なら、この期間がいちばんのおすすめです。
過去の東京:行く日の天気を調べる
紅葉狩りの日の天気は、過去の同じ日の記録が参考になります。下のツールで、東京の過去の同じ日の天気・気温・雨の確率を調べられます(日付は変更できます)。
去年の同じ時期と比べたいときは、こちら。2025年の東京は、かえでの紅葉日が11月23日(平年より5日早い)、いちょうの黄葉日が11月22日でした。
読み込み中…
東京都内のほかの地点の11月の気温は、こちらのツールで比べられます。八王子や青梅など多摩地域の地点は、都心より朝の気温が低くなりやすいことがわかります。
特定の日の天気の記録は、11月20日・11月23日・11月25日・12月1日のページでも見られます。
11月の週末・祝日はどこが見頃?(2026年の標準シナリオ)
ツールの初期設定(10月17日までの観測+標準シナリオ)で、11月の土日と祝日の状態をまとめました。2026年は11月3日(火)が文化の日、11月23日(月)が勤労感謝の日で、21〜23日が3連休です。
| 日付 | 国営昭和記念公園 | 六義園・新宿御苑・小石川後楽園 | 神宮外苑いちょう並木 |
|---|---|---|---|
| 10月31日(土)・11月1日(日) | 青もみじ(まだ緑) | 青もみじ(まだ緑) | まだ緑 |
| 11月3日(火・祝) | 色づき始め | 青もみじ(まだ緑) | まだ緑 |
| 11月7日(土)・8日(日) | 色づき始め | 色づき始め | まだ緑 |
| 11月14日(土)・15日(日) | 見頃 | 見頃 | 色づき始め |
| 11月21日(土)〜23日(月・祝) | 見頃 | 見頃 | 見頃 |
| 11月28日(土)・29日(日) | 見頃 | 見頃 | 見頃 |
| 12月5日(土)・6日(日) | 散り始め(見頃過ぎ) | 散り始め(見頃過ぎ) | 散り始め(見頃過ぎ) |
かえでといちょうがそろって見頃になるのは、11月21〜23日の3連休と、その次の28〜29日の週末です。11月14〜15日はかえでが見頃に入ったばかりで、いちょうはまだ色づき始め。12月5〜6日になると、どのスポットも散り始めの計算です。10月後半〜11月が予想より暖かければ後ろへ、冷え込めば前へ数日ずれるので、出かける週の前にツールで確かめてください。
東京の秋は「旬」ごとに約2℃ずつ寒くなる
| 時期 | 日平均気温(30年平均) | 紅葉の進み方(2026年の計算上の目安) |
|---|---|---|
| 10月上旬 | 20.6℃ | まだ緑 |
| 10月中旬 | 18.9℃ | まだ緑 |
| 10月下旬 | 17.0℃ | まだ緑(都心は青もみじ) |
| 11月上旬 | 15.3℃ | 昭和記念公園・都心の庭園で色づき始め |
| 11月中旬 | 13.4℃ | 昭和記念公園・都心の庭園が見頃に、いちょうは色づき始め |
| 11月下旬 | 11.7℃ | 都心の庭園・神宮外苑が見頃の中心 |
東京の日平均気温の30年平均(1991〜2020年の観測値)を10日ごとに見ると、11月は上旬15.3℃→中旬13.4℃→下旬11.7℃と、10日でおよそ1.8℃ずつ下がっていきます。10月上旬の20.6℃から11月下旬の11.7℃までは、約2か月で8.9℃の低下です。夜の紅葉散策では、日が暮れてから気温がさらに下がるので、日中の服装より一段暖かくして出かけてください。暖房や冬の寝具の準備は暖房はいつから?・羽毛布団はいつから?も参考にどうぞ。
紅葉狩りで「外さない」ための5つのコツ
- 「郊外から都心へ」順番に回る:11月中旬は昭和記念公園、11月下旬は都心の庭園と神宮外苑、と場所を変えると長く楽しめる。山の紅葉は高尾山の紅葉 見頃2026を参考に
- 冷え込んだ朝の次の週末を狙う:朝の気温が一段下がる日が続くと色づきが進む。今日の最低気温ランキングで東京の朝の気温をチェック
- いちょうは10月後半の気温で判断:東京のいちょうは10月の気温が1℃高いと約3日遅れる。今年は10月後半も高温の予想なので、外苑は少し遅めに予定を
- 雨の翌日は狙い目、強風の翌日は要注意:雨上がりは葉の色が鮮やかに見えるが、強い風のあとは落葉が早まる
- 平日の朝いちばん:見頃の土日は人出が集中。朝の光はやわらかく、写真もきれい
1か月予報では関東甲信の降水量も「多い」確率50%で、数日おきに天気が崩れる見込みです。晴れる日は直前の週間天気予報で選び、暑さが戻ってきたときは今日の日本一暑い場所で気温の傾向を見ておくのもひとつの手です。
紅葉シーズンの東京で気をつけたいこと
- 朝晩と日中の気温差:見頃の11月下旬は、日中は過ごしやすくても朝晩は冷える。名所ごとの気温と服装は紅葉狩りの服装は?、朝の気温別の服装は最低気温10度・15度の服装は?で
- 日の短さ:東京の日の入りは11月29日〜12月13日に16時28分と、一年でいちばん早くなる(日の入りが一番早い日はいつ?)。庭園の閉園時刻も事前に確認を
- 体調と気圧:秋は低気圧と高気圧が交互に通り、気圧の変化で体調を崩しやすい人も。今日の気圧の変化で確認を
- 初霜・初氷:立川など郊外では都心より早く霜が降りることがある。早朝の散策は足元に注意。地点別の目安は初霜・初氷はいつ?を参考に
よくある質問
Q. 東京の紅葉の見頃は2026年はいつですか?
都心の庭園(六義園・新宿御苑・小石川後楽園)は11月14日〜12月2日、国営昭和記念公園は11月12日〜11月30日の見込みです。東京のかえで紅葉日は11月28日ごろで、平年並みの予想です(10月17日までの観測と、10月15日発表の1か月予報をふまえた標準シナリオ)。
Q. 神宮外苑のいちょう並木の見頃は2026年はいつですか?
東京のいちょう黄葉日は11月26日ごろ(平年11月23日)の予想で、その前後7日の11月19日〜12月3日を見頃の目安にしています。10月後半〜11月が暖かいと遅れやすくなります。
Q. 2026年の東京の紅葉は遅いですか?
かえでは平年並み、いちょうは平年より3日ほど遅い予想です。9月は涼しかった一方、10月1〜17日は30年平均より0.7℃高く、1か月予報では関東甲信の気温が「高い」70%、10月21日ごろからは「かなりの高温」の可能性があります。
Q. 11月の3連休(21〜23日)に東京の紅葉は見られますか?
標準シナリオでは、六義園・新宿御苑・小石川後楽園・国営昭和記念公園・神宮外苑いちょう並木の5スポットすべてが見頃の見込みです。5スポットがそろって見頃になるのは11月19日〜11月30日ごろです。
Q. 高尾山の紅葉の見頃は2026年はいつですか?
高尾山は専用の記事で、八王子の最低気温を標高で補正して予想しています。10月16日までの観測にもとづく見頃予想は、山頂11月16日〜11月30日、ケーブル高尾山駅・薬王院11月18日〜12月2日、清滝駅・高尾山口11月25日〜12月9日です。最新の予想は高尾山の紅葉の記事のツールで確認できます。
Q. 東京の紅葉は年々遅くなっていますか?
かえでは1981年以降ほぼ横ばいです(10年で+0.2日)。いちょうは1984年以降、10年で約2.7日のペースで遅くなっており、2023年・2024年は黄葉日が12月でした。
Q. 気象庁の「紅葉日」と観光地の「見頃」は同じですか?
違います。紅葉日は標本木の葉の大部分が紅色になった日で、観光地では見頃の後半にあたることが多いです。この記事では、かえでは紅葉日の14日前〜4日後、いちょうは黄葉日の前後7日を見頃の目安にしています。各施設の公式の見頃情報とは異なります。
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- 初霜・初氷はいつ?地点別の平年と今年
- 過去の天気を日付で調べる
- 2026年の東京のかえで紅葉日は11月28日ごろ(平年並み)、いちょう黄葉日は11月26日ごろ(平年より3日遅い)
- 9月は涼しかった(最低気温の平均20.2℃)が、10月1〜17日は30年平均より0.7℃高く、この先も「かなりの高温」の可能性。とくにいちょうを遅らせる方向
- 見頃の目安は、昭和記念公園11月12日〜11月30日、都心の庭園11月14日〜12月2日、神宮外苑11月19日〜12月3日
- 5スポットがそろって見頃になるのは11月19日〜11月30日ごろ。3連休(21〜23日)はすべて見頃の見込み
- 高尾山は専用の記事で予想。ツールは気象庁の実況で毎日自動更新。11月に入ったらもう一度チェックを
出典・データについて
- 気象庁「生物季節観測累年表」かえでの紅葉日・いちょうの黄葉日(東京)、「生物季節観測の情報」2021〜2025年の観測値
- 気象庁「過去の気象データ」東京の日別値(1991年〜2026年10月17日)。30年平均は1991〜2020年の観測値の平均として当サイトで計算(2014年12月の観測所移転前の値を含むため、気象庁の平年値とは異なります)
- 気象庁「1か月予報」「早期天候情報」(2026年10月15日発表)
- 紅葉日・黄葉日の計算式は、1991〜2025年の35年の東京のかえで紅葉日・いちょう黄葉日を、10月・11月の平均気温で重回帰して当サイトが作成。標高による補正は気温減率0.6℃/100mと、東京の11月の気温低下(1日約0.18℃)から推定。スポットの標高は概数で、標高差50m未満は補正していません
- 見頃の目安(かえでは紅葉日の14日前〜4日後、いちょうは黄葉日の前後7日)は、紅葉日・黄葉日が「標本木の葉の大部分が色づいた日」であることから当サイトが設定したもので、各施設の公式発表とは異なります。高尾山の見頃予想は高尾山の記事(八王子アメダスの日最低気温による計算)の値
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