震度6強以上を観測したことがある市町村一覧【全国77市町村・都道府県別】震度7の9市町村と震度6弱の153市区町村もすべて掲載

日本地図上に過去最大震度が大きかった地域を色で示した点と、震度別の市区町村数の棒グラフを重ねたイメージ 気象

「自分の市は過去に震度6強を経験したことがあるのか」「震度7を観測した市町村はどこか」——気象庁の震度データベース(1919年〜)をもとに、当サイトの地震リスクデータベースに収録した全国1,756市区町村(重複除く1,740)の過去最大震度を集計すると、震度7が9、震度6強が68、震度6弱が153市区町村で、合わせて230市区町村(13.2%)が震度6弱以上を経験しています。

この記事では、震度7・6強を観測したことがある市町村を都道府県別にすべて一覧にし、震度6弱の市区町村も都道府県ごとにまとめました。市町村名をクリックすると、その市町村の年平均地震回数・30年確率・地盤増幅率が見られます。

のぶやん
のぶやん

震度6強以上を観測したのは13道県だけ。いっぽう、震度6弱以上を一度も観測していない都道府県も14あります。ただし「観測していない」は「起きない」ではありません。震度7を観測した志賀町・輪島市・栗原市は、その前まで30年確率が全国平均以下の地域でした。

集計の前提と注意点

  • 対象は気象庁の震度観測点で観測された震度で、各市区町村の役所付近を代表とする過去最大震度です(同じ市内でも地点によって震度は異なります)。
  • 市町村合併前の旧町村での観測は、現在の市町村に引き継いで集計しています(例:2004年中越地震の川口町→長岡市)。
  • 1995年の兵庫県南部地震の震度7は現地調査による判定で計測記録ではないため、神戸市などは反映されていません。また1996年以前の「震度6」は6弱として扱われる場合があります。
  • データベースの「観測年・地震名」は自動集計のため一部で誤った地震に紐づいており、この記事では最大震度のみを掲載しています。

【ツール】都道府県の地震指標を切り替えて順位を確認

下のツールでは、30年以内に震度6弱以上となる確率・有感地震の回数・表層地盤増幅率・震度6弱以上を観測した市区町村数・地震保険料・台風接近数を切り替えて、47都道府県の順位と偏差値を確認できます(宮城県を黄色で強調表示)。

全国1,740市区町村の過去最大震度の内訳

過去最大震度市区町村数割合
790.5%
6強683.9%
6弱1538.8%
5強30017.2%
5弱40623.3%
4以下80446.2%
過去最大震度別の市区町村数(当サイト地震リスクデータベース、2026年8月時点)

約13%の市区町村が震度6弱以上を、約4%が震度6強以上を経験しています。震度5強以上まで広げると30.5%、5弱以上では53.8%——つまり日本の市区町村の半数以上が「立っているのが難しい」震度5弱以上を経験済みです。

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震度7・震度6強を観測したことがある市町村一覧(都道府県別)

震度7は8回の地震で9市町村、震度6強は68市町村です。北から順に並べています。

都道府県震度7震度6強6弱の数
北海道厚真町むかわ町安平町13
青森県階上町八戸市2
岩手県奥州市9
宮城県栗原市大衡村東松島市塩竈市石巻市仙台市川崎町山元町蔵王町名取市大崎市登米市美里町涌谷町13
福島県南相馬市新地町浪江町双葉町富岡町大熊町楢葉町相馬市天栄村鏡石町国見町白河市須賀川市21
茨城県鉾田市筑西市那珂市小美玉市常陸大宮市笠間市高萩市日立市22
栃木県高根沢町市貝町真岡市宇都宮市大田原市5
新潟県長岡市刈羽村村上市小千谷市十日町市柏崎市5
石川県志賀町輪島市能登町穴水町珠洲市七尾市1
長野県飯綱町栄村3
静岡県富士宮市5
鳥取県日野町境港市8
熊本県宇城市氷川町益城町西原村熊本市合志市美里町嘉島町大津町宇土市菊池市八代市南阿蘇村産山村9
震度6強以上を観測したことがある市町村(13道県・77市町村)

最も多いのは熊本県(震度7が4、6強が10)宮城県(震度7が1、6強が13)で、2016年・2026年の熊本地震と2011年の東北地方太平洋沖地震の影響です。福島県の13市町村は浜通り・中通りに集中し、茨城県も8市が震度6強を経験しています。

震度6弱を観測したことがある市区町村(都道府県別)

過去最大震度が6弱の153市区町村を都道府県別に示します(震度7・6強の市町村は上の表に掲載)。

東京都では島しょ部(2000年の三宅島・新島・神津島近海の群発地震)のほか千代田区が含まれ、大阪府は2018年の大阪府北部地震(高槻市・茨木市・枚方市・箕面市)が反映されています。

震度6弱以上を一度も観測していない都道府県

次の14都道府県は、データベース上で震度6弱以上を観測した市区町村がありません。

秋田県富山県岐阜県愛知県滋賀県奈良県和歌山県島根県岡山県山口県徳島県香川県長崎県沖縄県

ただし、このうち富山県・岐阜県・愛知県・和歌山県などは今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率が高い地域を含み、南海トラフ地震の想定震源域にも近い県が並びます。「これまで揺れていない」ことと「これから揺れない」ことは別で、詳しくは地震が少ない県は本当に安全かで解説しています。

一覧から分かること

  1. 震度6強以上は特定の地震に集中する:2011年東北、2016・2026年熊本、2004・2007年新潟、2024年能登の4つのグループで大半を占めます。
  2. 内陸直下型は局地的、海溝型は広域:熊本地震は震度7・6強が隣接する十数市町村に集中し、東北地方太平洋沖地震は宮城・福島・茨城・栃木の4県にまたがって震度6強を出しました。
  3. 揺れやすい地盤が被害を増幅する:同じ地震でも表層地盤増幅率が高い市町村ほど震度が1階級上がることがあります。自分の市町村の地盤は各市町村ページで確認できます。

都道府県で見る「震度6強以上の経験」|回数・確率・地盤との関係

震度7と震度6強を合わせて最も多くの市町村が経験した宮城県を例に、震度6弱以上を観測した市区町村数と、回数・確率・地盤の47都道府県ランキングを並べます。表の見出しをクリックすると並べ替えできます。

30年以内に震度6弱以上となる確率の高さ:宮城は36位

順位都道府県30年以内に震度6弱以上の確率偏差値
1位高知県77.7%69.9
2位徳島県77.5%69.8
3位香川県73.6%68.2
4位和歌山県73.1%68.0
5位静岡県72.8%67.9
6位千葉県71.2%67.3
7位埼玉県62.4%63.7
8位岐阜県61.9%63.5
9位大分県57.4%61.6
10位三重県48.9%58.2
36位宮城県7.7%41.4
30年以内に震度6弱以上となる確率の高さランキング(J-SHIS 2024年版・県庁所在地)

宮城県は36位(7.7%、偏差値41.4)。1位は高知県(77.7%)、47位は北海道(2.3%)、全国平均は28.8%です。比較:福島33位・茨城11位・熊本22位・北海47位。詳しくは今後30年以内に震度6弱以上の地震が起きる確率ランキングをご覧ください。

表層地盤増幅率の大きさ(県内平均):宮城は12位

順位都道府県表層地盤増幅率偏差値
1位石川県1.60倍68.6
2位千葉県1.55倍65.2
3位茨城県1.54倍64.5
4位埼玉県1.54倍64.5
5位新潟県1.53倍63.8
6位山口県1.51倍62.4
7位香川県1.50倍61.8
8位佐賀県1.50倍61.8
9位富山県1.45倍58.4
10位福井県1.45倍58.4
12位宮城県1.42倍56.3
表層地盤増幅率の大きさ(県内平均)ランキング(J-SHIS)

宮城県は12位(1.42倍、偏差値56.3)。1位は石川県(1.60倍)、47位は長野県(0.97倍)、全国平均は1.33倍です。比較:福島46位・茨城3位・熊本30位・北海22位。詳しくは揺れやすい地盤ランキングをご覧ください。

有感地震の年間回数の多さ:宮城は7位

順位都道府県有感地震の年間回数偏差値
1位長野県650回107.1
2位東京都286回71.4
3位茨城県182回61.2
4位北海道153回58.3
5位福島県139回57.0
6位岩手県132回56.3
7位宮城県118回54.9
8位鹿児島県114回54.5
9位栃木県114回54.5
10位千葉県95回52.6
有感地震の年間回数の多さランキング(1919年以降の平均)

宮城県は7位(118回、偏差値54.9)。1位は長野県(650回)、47位は佐賀県(8回)、全国平均は68回です。比較:福島5位・茨城3位・熊本14位・北海4位。詳しくは地震が多い都道府県・市町村ランキングをご覧ください。

震度6弱以上を観測した市区町村数の多さ:宮城は3位

順位都道府県震度6弱以上を観測した市区町村数偏差値
1位福島県3485.9
2位茨城県3081.0
3位宮城県2777.3
4位熊本県2372.3
5位北海道1663.7
6位新潟県1157.5
7位岩手県1056.3
8位栃木県1056.3
9位鳥取県1056.3
10位石川県752.6
震度6弱以上を観測した市区町村数の多さランキング(気象庁震度データベース)

宮城県は3位(27、偏差値77.3)。1位は福島県(34)、47位は沖縄県(0)、全国平均は5です。比較:福島1位・茨城2位・熊本4位・北海5位。詳しくは震度6強以上を観測した市町村一覧をご覧ください。

宮城県内の市区町村で見る地震リスク|確率・地盤・回数トップ10

宮城県の35市区町村について、当サイトの地震リスクデータベースから「30年以内に震度6弱以上となる確率」「表層地盤増幅率」「年平均の有感地震回数」の上位10を並べました。市区町村名をクリックすると詳細ページ(過去の最大震度・年代別回数・地形分類)が開きます。

30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率が高い市区町村

順位市区町村30年確率(6弱以上)
1気仙沼市54.3%
2登米市54.0%
3丸森町51.4%
4石巻市51.0%
5東松島市47.9%
6名取市46.1%
7岩沼市43.0%
8亘理町42.9%
9大和町42.6%
10涌谷町42.2%
宮城県の30年確率(6弱以上) 上位10(35市区町村中)

地盤が揺れやすい(表層地盤増幅率が大きい)市区町村

順位市区町村表層地盤増幅率
1加美町2.14倍
2登米市2.09倍
3大和町2.08倍
4丸森町2.04倍
5名取市1.95倍
6岩沼市1.86倍
7亘理町1.81倍
8涌谷町1.80倍
9東松島市1.78倍
10角田市1.76倍
宮城県の表層地盤増幅率 上位10(35市区町村中)

有感地震の回数が多い市区町村

順位市区町村年平均有感地震回数
1石巻市194.6回
2登米市167.7回
3気仙沼市155.2回
4栗原市153.8回
5大崎市153.6回
6岩沼市139.4回
7南三陸町132.3回
8東松島市129.2回
9名取市106.7回
10涌谷町101.6回
宮城県の年平均有感地震回数 上位10(35市区町村中)

過去に震度6弱以上を観測したことがあるのは27市区町村(女川町=6弱、亘理町=6弱、富谷市=6弱、大衡村=6強、大郷町=6弱、大和町=6弱、利府町=6弱、松島町=6弱、東松島市=6強、塩竈市=6強、石巻市=6強、仙台市=6強 ほか)。全国の一覧は震度6強以上を観測したことがある市町村一覧をご覧ください。

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水害・台風の備えは保険の見直しから

地震保険は火災保険とセットでしか入れません。風水害・雪害は火災保険の補償範囲なので、ハザードマップで自宅のリスクを確認したら、補償内容が合っているか一度確認しておくと安心です。

よくある質問

Q. 震度6強と震度7の違いは?

計測震度6.0以上6.5未満が6強、6.5以上が7です。体感の違いは小さく、どちらも「立っていられない」「固定していない家具の大半が倒れる」揺れです。

Q. 一度も震度6弱以上を観測していない県は本当に揺れていない?

観測点が少なかった時代の地震や、1995年以前の現地判定の震度は反映されていません。たとえば1946年の南海地震では和歌山・高知で震度6相当の揺れがあったとされます。あくまで観測記録上の一覧です。

Q. 市町村合併で数はどう数えている?

旧町村で観測した震度は現在の市町村に引き継いでいます。2004年中越地震の川口町(震度7)は現在の長岡市として数えています。

Q. 自分の市町村の過去最大震度を調べるには?

当サイトの地震リスクデータベースで市区町村を選ぶと、過去最大震度・年代別の回数・30年確率・地盤増幅率をまとめて確認できます。

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まとめ
  • 震度7を観測したのは9市町村、6強は68市町村、6弱は153市区町村(合計230、約13%)。
  • 震度6強以上を観測したのは13道県で、熊本県・宮城県・福島県・茨城県に集中。
  • 震度6弱以上を観測していない都道府県は14あるが、南海トラフ想定域など確率の高い地域を含む。
  • 過去の震度は「地震リスクデータベース」の各市町村ページで年平均回数・30年確率・地盤とあわせて確認できる。

出典:気象庁 震度データベース(1919年1月〜)、防災科学技術研究所 J-SHIS 地震ハザードステーション(2024年版、役所付近の250mメッシュ値)過去最大震度は気象庁震度データベース検索(1919年1月〜2026年8月)を当サイトが市区町村単位に集計したものです。。当サイトは独自の地震予測を行っていません。偏差値・順位は当サイトの地震リスクデータベース(1,756市区町村)から集計しています。

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