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鳥取県の気候データ
降雪は全国10位、それでいて夏は猛暑日25.8日。雪の冬とフェーンの夏、振れ幅で読む山陰の県です。10の指標について、全国順位・偏差値・月別データをまとめました。
この県の要点
すごしやすい月
4月・5月・10月
砂丘と大山——山陰の空が明るく乾く季節
すごしにくい月
12月〜2月
晴れ15%の曇天と雪の冬。大雪はJPCZ次第
強み
降雪は全国10位
年140cm。大山とスキー場を育てる山陰の雪
注意
冬の大雪/フェーンの猛暑/活発な地震史
1943年鳥取地震と、2000年鳥取県西部地震の記憶
気温
15.2℃
全国 29位
降水量
1,931mm
全国 11位
降雪量
140cm
全国 10位
日照時間
1,670時間
全国 41位
晴れの出現率
34.3%
全国 38位
湿度
74%
全国 5位
01月別データ ── いつ行くのがよいか
まずは結論から。12ヶ月を1枚にまとめました。旅行や引っ越しの時期選びなら、これだけで判断できます。
1月✕ 曇天と雪の底
8.1 / 1.1 ℃
晴れは15%。雪の日36%と雨201mmの冬の底
2月△ 雪の日はまだ36%
9.1 / 1.0 ℃
雪の日は36%残る。2月はまだ冬のさなか
3月○ 良好
13.1 / 3.1 ℃
春本番へ。日差しは月131時間まで回復
4月◎ ベスト
18.9 / 7.6 ℃
昼は19℃前後。桜と晴れ45%の行楽シーズン
5月◎ ベスト
23.8 / 12.9 ℃
晴れ44%・日照201時間。一年で最も爽やかな月
6月△ 梅雨入り・146mm
26.9 / 17.9 ℃
梅雨入り。とはいえ月146mmと意外に控えめ
7月△ 梅雨末期・189mm
30.9 / 22.5 ℃
梅雨末期の大雨と、フェーンの蒸し暑さが同居
8月△ 晴れは多いが猛暑
32.6 / 23.3 ℃
晴れ49%は年間1位。だが昼32.6℃と猛暑の月
9月△ 台風・秋の長雨
27.8 / 19.0 ℃
台風と秋雨で月225mmは年間最多。警戒の月
10月◎ ベスト
22.4 / 12.9 ℃
晴れ43%と高い空。砂丘散策のベストシーズン
11月△ 時雨の始まり
16.8 / 7.7 ℃
雨の日40%と時雨が始まる。大山は紅葉の見頃
12月✕ 時雨と初雪の師走
10.9 / 3.2 ℃
雪の日17%・月218mm。どんよりの冬へ一直線
気温は「最高 / 最低(℃)」の平年値。左の色は過ごしやすさ(緑=ベスト/橙=注意/赤=厳しい)。
| 月 | 過ごしやすさ | 平均気温最高 / 最低 ℃ | 晴れ率% | 降水量mm | 降雪量cm | 日照時間時間 | 湿度% | 風速m/s | 紫外線UV指数 | 台風接近数 個/年 | 地震107年分の合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1月 | ✕ 曇天と雪の底 | 8.1 / 1.1 | 15 | 201 | 55 | 69 | 76 | 3.2 | 1.9 | - | 281 |
| 2月 | △ 雪の日はまだ36% | 9.1 / 1.0 | 19 | 154 | 49 | 84 | 74 | 3.3 | 2.4 | - | 130 |
| 3月 | ○ 良好 | 13.1 / 3.1 | 33 | 144 | 11 | 131 | 70 | 3.3 | 3.2 | - | 623 |
| 4月 | ◎ ベスト | 18.9 / 7.6 | 45 | 102 | 0 | 177 | 67 | 3.4 | 4.4 | - | 184 |
| 5月 | ◎ ベスト | 23.8 / 12.9 | 44 | 123 | - | 201 | 68 | 3.2 | 5.5 | - | 219 |
| 6月 | △ 梅雨入り・146mm | 26.9 / 17.9 | 33 | 146 | - | 154 | 74 | 2.8 | 5.6 | 0.2 | 118 |
| 7月 | △ 梅雨末期・189mm | 30.9 / 22.5 | 38 | 189 | - | 167 | 76 | 2.8 | 6.3 | 0.6 | 122 |
| 8月 | △ 晴れは多いが猛暑 | 32.6 / 23.3 | 49 | 129 | - | 204 | 74 | 2.8 | 6.5 | 0.8 | 113 |
| 9月 | △ 台風・秋の長雨 | 27.8 / 19.0 | 37 | 225 | - | 143 | 77 | 2.7 | 4.7 | 1.1 | 1476 |
| 10月 | ◎ ベスト | 22.4 / 12.9 | 43 | 154 | - | 146 | 76 | 2.7 | 3.4 | 0.3 | 1516 |
| 11月 | △ 時雨の始まり | 16.8 / 7.7 | 34 | 146 | 0 | 111 | 75 | 3.0 | 2.0 | - | 283 |
| 12月 | ✕ 時雨と初雪の師走 | 10.9 / 3.2 | 22 | 218 | 27 | 83 | 76 | 3.2 | 1.4 | - | 191 |
色の濃さ=数値の大きさ。気温だけ青=寒い/赤=暑いで塗り分けています。月の列は固定されるので、横にスクロールしても何月か分かります。地震の列に色を付けていない理由は、いちばん下の「出典・集計方法」に書きました。
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鳥取県の月別気候データ(平均気温・晴れ率・降水量・降雪量・日照時間・
湿度・風速・紫外線・台風接近数・地震観測回数)
出典:気象予報士のぶやんの学習帳「鳥取県の気候データ」
気象庁 平年値(1991〜2020年)ほか
{{PAGEURL}}
2026年7月 取得
晴れ率(月別・単位 %)。最大の月を強調しています。
最高気温(月別・単位 ℃)。最大の月を強調しています。
降水量(月別・単位 mm)。最大の月を強調しています。
日照時間(月別・単位 時間)。最大の月を強調しています。
湿度(月別・単位 %)。最大の月を強調しています。
紫外線(月別・単位 UV)。最大の月を強調しています。
0210指標のかたち
「暑いのか寒いのか」「雨が多いのか少ないのか」は、単体の数字を見てもピンときません。全国47都道府県の平均を偏差値50として、10指標を1枚のチャートにまとめました。外側に張り出しているほど「多い・強い・高い」、内側にへこんでいるほど「少ない・弱い・低い」です。降雪・湿度・地震が外に張り出し、日照・晴れ率がへこんだ山陰の形をしています。
中央の太い十角形が偏差値50(=全国平均)、いちばん外の枠が偏差値70です。地震だけは値が一部の県に極端に偏るため、対数をとってから偏差値化しています。
正確な数値と順位、それぞれのランキングページへの入口は下の表にまとめました。「鳥取県のことが知りたい」人はこのページで完結し、「他県と比べたい」人はランキングへ進めます。
| 指標 | 値 | 偏差値 | 全国順位 | 中国内順位 | 全国の中での位置 | ランキング |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 🌡️ 気温(年平均気温) | 15.2℃ | 49 | 29位/ 47位中 | 4位/ 5位中 | 平均気温ランキング → | |
| 🌧️ 降水量(年間降水量) | 1,931mm | 56 | 11位/ 47位中 | 1位/ 5位中 | 降水量ランキング → | |
| ⛄ 降雪量(年間降雪量(深さ合計)) | 140cm | 62 | 10位/ 47位中 | 1位/ 5位中 | 降雪量ランキング → | |
| 🌞 日照時間(年間日照時間) | 1,670時間 | 37 | 41位/ 47位中 | 5位/ 5位中 | 日照時間ランキング → | |
| 🌤️ 晴れの出現率(晴れの日の割合(58年集計)) | 34.3% | 38 | 38位/ 47位中 | 5位/ 5位中 | 晴れの出現率ランキング → | |
| 💧 湿度(年平均湿度) | 74% | 63 | 5位/ 47位中 | 2位/ 5位中 | 湿度ランキング → | |
| 🧴 紫外線(UV指数の年平均(推定値)) | 3.94 | 49 | 27位/ 47位中 | 4位/ 5位中 | 紫外線ランキング → | |
| 🍃 風速(年平均風速) | 3.0m/s | 51 | 19位/ 47位中 | 3位/ 5位中 | 平均風速ランキング → | |
| 🌀 台風(接近数(年平均)) | 3.0個/年 | 46 | 33位/ 47位中 | 2位/ 5位中 | 台風の接近数ランキング → | |
| 🌏 地震(震度1以上の回数(年平均)) | 49.1回/年 | 52 | 18位/ 47位中 | 1位/ 5位中 | 地震観測回数ランキング → |
この数値を引用する・CSVで保存する
鳥取県の年平均気温は15.2℃(29位)、年間降水量1,931mm(11位)、
年間日照時間1,670時間(41位)、晴れの出現率34.3%(38位)。
出典:気象予報士のぶやんの学習帳「鳥取県の気候データ」
気象庁 平年値(1991〜2020年)/鳥取地方気象台/
気象庁 震度データベース/防災科研 J-SHIS 2024年版/
当サイト58年独自集計(天気出現率)
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2026年7月 取得
0310の指標を、1つずつ読む
ここからは10の指標を1つずつ取り上げて、鳥取県がなぜその数字になるのかを気象予報士の視点で解説します。数字そのものは上の表とチャートに出ていますので、ここでは「その数字を生んでいる仕組み」と「数字だけ見ていると誤解すること」を中心に書きます。
気温 ── 全国29位、フェーンが持ち込む「山陰の意外な暑さ」
年平均気温15.2℃は全国29位、偏差値49——お隣・島根とまったく同じ値で、数字の上では全国の真ん中です。ところが鳥取の気温には、平均が隠す「牙」があります。中国山地を越えて吹き下りる南風のフェーン——山陰随一の高温装置です。
冬は冬日(最低0℃未満)が年25.4日・全国20位、真冬日は0日です。1月の平均最低気温は1.1℃。雲の多い冬は放射冷却が抑えられ、極端な冷え込みは多くありません。寒さそのものより、雪と曇天が鳥取の冬の主役です。
夏は8月の平均最高32.6℃。そして猛暑日は年25.8日・全国12位と、山陰のイメージを裏切る暑さです。台風や発達した低気圧で南風が中国山地を越えると、乾いた熱風が吹き下りて気温が急上昇する——フェーン現象です。いっぽう熱帯夜は11.0日・全国33位と夜は涼しく、「昼だけ暑い」タイプの夏です。
| 夏と冬の「極値」 | 鳥取県の値 | 全国順位 | くわしく |
|---|---|---|---|
| 猛暑日(最高35℃以上) | 25.8日 / 年 | 12位 / 47位中 | 猛暑日ランキング → |
| 熱帯夜(最低25℃以上) | 11.0日 / 年 | 33位 / 47位中 | 熱帯夜ランキング → |
| 冬日(最低0℃未満) | 25.4日 / 年・真冬日は0日 | 20位 / 47位中 | 冬日・真冬日ランキング → |
この3行が、年平均15.2℃という数字の中身です。猛暑日12位なのに熱帯夜33位——フェーンの昼と、海からの涼しい夜。平均気温がまったく同じ島根と比べても、中身はずいぶん個性的です。夏の日中の熱中症対策は、瀬戸内側と同じ水準で考えてください。
降水量 ── 全国11位・中国1位、秋と冬に山がある雨
年間降水量1,931mmは全国11位、中国5県で最も雨の多い県です。月別のピークは意外にも9月の225mmと12月の218mm——梅雨(7月189mm)より、秋雨・台風と冬の時雨・雪のほうが多いのです。1月も201mmと、「降る冬」が数字にはっきり表れています。
大雨の歴史も秋に刻まれています。台風や秋雨前線による大雨は9月に集中し、千代川・天神川・日野川の流域では洪水との闘いが繰り返されてきました。「梅雨より秋」という雨のリズムは、鳥取の防災カレンダーの基本です。
もうひとつ、雨の量では見えない指標が雷です。鳥取県の年間雷日数は28.0日で全国6位。島根と同じく主役は冬の雷で、雪おこしの雷鳴が響きます。冬の日本海側の雷は一発のエネルギーが大きいことで知られ、落雷対策は夏だけの話ではありません。
降雪量 ── 年140cmは全国10位、中国地方で一番の雪県
年間降雪量は140cm、全国10位——中国地方では断然の1位です。1月55cm・2月49cm・12月27cmと真冬に集中し、雪の日の出現率は1月・2月とも36%。冬の3日に1日は雪が舞い、まとまった積雪も毎年のように起こる、西日本では貴重な本格雪国の県都です。
山に近づくほど雪は深くなります。大山のふもとは西日本最大級のスキーエリアで、山陽や関西からも客が集まります。智頭や若桜など県東部の山あいも豪雪地帯。「砂丘の県」は同時に「スキーの県」でもある——このギャップが鳥取の冬です。
警戒すべきはJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)です。この雲の帯が鳥取にかかると短時間で積雪が急増し、幹線道路で車が立ち往生するような大雪になることがあります。大雪情報が出た日は「動かない」判断——雪国・鳥取の冬の鉄則です。
日照時間 ── 全国41位、冬の雲が削る山陰の日差し
年間日照時間1,670時間は全国41位、中国5県では最下位です。犯人はやはり冬——12月83時間・1月69時間と、山地の向こうの岡山(1月149時間)の半分以下。日本海の雪雲と時雨の雲が、冬の日差しを覆い隠すのが山陰の空です。
いっぽう暖候期は健闘します。5月は201時間、そして年間最長は意外にも8月の204時間。梅雨明け後の山陰は、太平洋側に劣らず明るいのです。冬と夏で日照が3倍違う——この振れ幅こそ、日本海側気候の署名です。
旅行の計画に使うなら、ベストは5月と8月。鳥取砂丘のラクダも大山の登山道も、この時期がいちばん空に恵まれます。逆に12月〜2月は曇天と雪が基本で、「弁当忘れても傘忘れるな」は鳥取でも合言葉。冬の砂丘は雪化粧という別の顔を見せてくれます。
天気出現率 ── 月別の晴れ・曇り・雨・雪
日照時間は「太陽が何時間出ていたか」の合計であって、「晴れの日が何日あったか」ではありません。旅行の日程を決めるときに知りたいのは、たいてい後者のほうです。そこで、その月にどの天気が何割の日に出たかを帯グラフにしました。帯の幅がそのまま出現率(%)です。
帯の幅がそのまま出現率(%)。 晴 くもり 雨 雪
この形にすると、鳥取の空の性格が見えます。晴れの帯がいちばん太いのは夏の8月(49%)で、冬の1月はわずか15%——島根と瓜二つの、冬に暗く夏に明るい配分です。かわりに冬は雨28%に雪36%が加わり、12月〜2月の空は「何かが降っている」が基本形になります。
年間の雨の日の割合は32.9%・全国5位——3日に1日は雨の県です。しかも梅雨の6月・7月の雨の帯34%に対し、時雨の11月は40%・12月39%とむしろ高い。この帯グラフは気象庁の平年値(30年)ではなく、1968年から2025年までの58年分の観測を独自集計した値です。
4つの天気それぞれで全国順位を出すと、鳥取の空の輪郭がはっきりします。晴れは全国38位(34.3%)、くもりは32位(24.5%)、雨は5位(32.9%)、雪は13位(8.3%)。快晴日数は16.3日・全国39位。雨と雪が上位、晴れとくもりは下位——「降る日」の多さで組み立った空です。
4つの天気それぞれの全国ランキング(かっこ内は鳥取県の順位)
☀️ 晴れの出現率ランキング(38位)→ ☁️ くもりの日が多い県ランキング(32位)→ 🌧️ 雨の日が多い県ランキング(5位)→ ❄️ 雪の日が多い県ランキング(13位)→ 🔆 快晴日数ランキング(39位)→ 📊 天気出現率まとめ(晴/曇/雨/雪)→湿度 ── 全国5位の74%、島根と並ぶ「うるおい」の空気
年平均湿度74%は全国5位、偏差値63。お隣・島根の2位と並んで、山陰は全国屈指の「しっとりゾーン」です。雨と雪の日が多く、日本海からの湿った風が絶えない——美肌の話題で鳥取が上位に挙がるのも、この空気と無縁ではありません。
月別のピークは9月の77%で、梅雨どき(7月76%)と真冬(12月・1月76%)も高原状態。最も乾く4月でも67%と、「乾く季節」がほぼ存在しないのは島根と同じです。夏のむし暑さ対策に、梅雨どきは食品や住まいのカビ対策に、この数字は直結します。
しっとりの恩恵もあります。肌や喉にやさしく、冬の静電気や空気の乾燥による火災リスクは小さめで、乾燥注意報の出にくい県です。いっぽう洗濯物の部屋干しは日常装備——除湿機は鳥取の暮らしの必需品です。湿度は「悪条件」ではなく、この県の個性として付き合ってください。
紫外線 ── 全国27位、雲がやわらげる山陰の日差し
UVインデックスの年平均は3.94で全国27位。島根とほぼ同じ水準で、雲の多さが紫外線をやわらげる——しっとりした空の数少ない「ごほうび」です。とはいえ全国平均に近い水準で、無対策でよい数字ではありません。
月別で注目してほしいのは、5月にすでに5.5(「強い」)へ達することです。気温はまだ快適でも、太陽の高さは真夏並み。そして砂丘の明るい砂は照り返しが強く、体感以上に紫外線を浴びます。春からのサングラスと日焼け止めが有効です。
ピークは8月の6.5。晴れ率が年間ピークを迎える月と重なるため、山陰といえども真夏の日差しは本物です。実質的な対策期間は5月から9月まで。雲があっても紫外線の6〜7割は地表に届くので、曇りの日を「大丈夫な日」と考えないでください。
「何月の何時が強いのか」は、月平均だけでは分かりません。下は晴天時のUVインデックスを月と時刻の両方で並べた表です。
晴天時UVインデックス早見表(月×時刻)
結論:7月の正午〜13時が最も強く9.2。 「非常に強い」に入るのは7月と8月の11〜14時だけですが、5月・6月の正午は7.5〜7.8で「強い」に達します。 気温がまだ過ごしやすい5月の昼にも、真夏に近い紫外線が降っていることが表から読み取れます。
| 月 | 8時 | 9時 | 10時 | 11時 | 12時 | 13時 | 14時 | 15時 | 16時 | 17時 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1月 | 0.0 | 0.4 | 1.1 | 1.9 | 2.4 | 2.4 | 1.8 | 1.1 | 0.4 | 0.0 |
| 2月 | 0.2 | 0.7 | 1.7 | 2.7 | 3.4 | 3.5 | 2.8 | 1.8 | 0.8 | 0.2 |
| 3月 | 0.4 | 1.3 | 2.7 | 4.0 | 4.8 | 4.7 | 3.8 | 2.5 | 1.2 | 0.4 |
| 4月 | 0.9 | 2.2 | 3.9 | 5.4 | 6.2 | 6.0 | 4.9 | 3.3 | 1.7 | 0.6 |
| 5月 | 1.5 | 3.1 | 5.0 | 6.7 | 7.5 | 7.2 | 5.9 | 4.0 | 2.2 | 0.9 |
| 6月 | 1.6 | 3.3 | 5.2 | 7.0 | 7.8 | 7.6 | 6.4 | 4.5 | 2.6 | 1.1 |
| 7月 | 1.8 | 3.7 | 6.0 | 8.1 | 9.2 | 9.1 | 7.7 | 5.5 | 3.2 | 1.5 |
| 8月 | 1.4 | 3.3 | 5.6 | 7.6 | 8.7 | 8.6 | 7.1 | 4.9 | 2.7 | 1.1 |
| 9月 | 0.9 | 2.4 | 4.2 | 5.9 | 6.7 | 6.4 | 5.0 | 3.2 | 1.5 | 0.4 |
| 10月 | 0.6 | 1.6 | 3.0 | 4.2 | 4.8 | 4.4 | 3.2 | 1.8 | 0.7 | 0.1 |
| 11月 | 0.2 | 0.9 | 1.9 | 2.7 | 3.1 | 2.8 | 2.0 | 1.0 | 0.3 | 0.0 |
| 12月 | 0.1 | 0.5 | 1.2 | 1.9 | 2.3 | 2.2 | 1.6 | 0.8 | 0.2 | 0.0 |
弱い0〜2中程度3〜5強い6〜7非常に強い8〜10極端に強い11以上
色は気象庁・WHOのUVインデックス区分そのものです。枠で囲んだ数字はその月のピーク。 6時台・7時台と18時以降は、一年を通してUVインデックスが1未満のため列から省いています(対策不要の水準です)。 値は雲のない晴天時の推計で、曇りの日は6〜7割程度に下がります。晴天時の値は緯度でほぼ決まるため、この表は九州北部〜中部の代表値です。鳥取など中国地方では、この表より1割ほど弱めが目安です。それでも夏のピーク帯の強さは変わりません。
風 ── 全国19位、冬の季節風と「春の嵐」の風
年平均風速3.0m/sは全国19位、偏差値51——全国の真ん中よりやや強めです。意外にも年間で最も強いのは4月の3.4m/s。春は日本海で低気圧が発達しやすく、「春の嵐」の通り道になるためで、冬の季節風(1月3.2m/s)と並ぶ二枚看板です。この指標は代表地点の立地に左右されやすいので、順位だけを一人歩きさせないでください。
穏やかなのは秋——9月・10月の2.7m/sです。そして風の恵みも忘れられません。安定した季節風は風力発電に向き、海沿いには風車が並びます。鳥取砂丘の風紋も、この風が砂を運んで描く「風の作品」です。
暮らしへの影響は冬と春に集中します。強い冬型の日は横なぐりの雪と暴風でJR山陰本線や航空便に影響が出ることも。春の低気圧では、フェーンの高温と強風が重なって乾燥と火災のリスクが上がります。移動の予定は「風の予報」までセットで確認する——山陰の基本動作です。
台風 ── 接近は年3.0個で全国33位、日本海に抜けてからが本番
この表で台風の指標に使っているのは「上陸数」ではなく「接近数」です。先に理由を書きます。気象庁の「上陸」は台風の中心が北海道・本州・四国・九州の海岸線に達することを指し、沖縄県は定義上どれだけ台風が通っても上陸に数えられません。上陸数で47都道府県を並べると、日本で最も台風の影響を受ける沖縄が最下位に並ぶという逆転が起きます。また上陸は中心が最初に達した1県だけを数えるため、隣県が大きな被害を受けても数字に表れません。中心から300km以内に入った回数を数える「接近数」なら、47都道府県すべてを同じものさしで、しかも毎年の値として比べられます。
「上陸」とは、台風の中心が北海道・本州・四国・九州の海岸線に達することをいいます。鳥取県に直接上陸する台風はまれで、接近数も年3.0個・全国33位と少なめ。九州と中国山地が、南からの台風の勢いを削いでくれる位置取りです。
接近で数えると、鳥取を含む中国地方(山口県を除く気象庁区分)には年3.0個(気象庁平年値・1991〜2020年)。月別では8月0.8個・9月1.1個で、この2ヶ月に年間の6割が集中します。台風は「来やすい時期」がわかっている——つまり備えを計画できる災害です。市町村別の詳しい接近回数は台風の接近数ランキングで確認できます。
警戒すべきは、日本海に抜けた台風です。台風が日本海を進むと鳥取は進行方向の右側——危険半円に入り、南寄りの暴風が中国山地を越えてフェーンとなって吹き荒れます。気温が急上昇し、海岸沿いでは塩害や高波も。「上陸しない台風」こそ山陰の台風災害の主役——進路が沖でも警戒をゆるめないでください。
地震 ── 過去の観測回数と、これからの確率
全国18位、中国5県では断然の1位です。107年間の合計は5,256回、年平均49.1回。月別表の9月と10月が突出しているのは、1943年の鳥取地震(9月10日)と2000年の鳥取県西部地震(10月6日)の本震・余震がその月に集中したためで、季節性はありません。中国地方の「地震の顔」は、間違いなくこの県です。
中国5県の地震観測回数(震度1以上・回/年)
1919〜2026年の107年間の平均。バーの長さは鳥取県を100%とした割合。出典:気象庁 震度データベース検索
「地震が少ない=安全」ではありません
この数字は過去に何回揺れたかであって、これから何回揺れるかではありません。2016年の前まで、熊本は「地震の少ない県」と見られていました——だからこそ、あの地震の教訓は重いのです。石川は2024年に、やはり「回数が多い県」ではないところで大きな被害が出ました。むしろ、回数が少ない県ほど耐震意識と備えが薄いという指摘があります。揺れ慣れていないぶん、家具の固定も備蓄も後回しになりやすいためです。過去の回数は防災の判断材料の半分でしかありません。
そこで、残り半分の「これからの確率」を並べます。地震調査研究推進本部(J-SHIS)が公表している、今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率です。
過去の実績
約49.1回/年
震度1以上(1919〜2026年)・全国18位。107年間の合計は5,256回。過去にどれだけ揺れたか
これからの確率
8.3%
今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率。鳥取県庁位置・J-SHIS 2024年版(2026年7月取得)。これから揺れる可能性
足元の活断層
ほぼ0%
鹿野・吉岡断層(M7.2程度)の30年以内の地震発生確率。1943年に活動したばかりの断層・地震本部 長期評価。1943年の鳥取地震の被害の記憶も、この県の足元に
この県の教科書は、1943年の鳥取地震。M7.2の直下地震が鳥取市を直撃し、1,083人が犠牲になりました。震源の鹿野断層・吉岡断層は「一度動いたばかり」のため30年確率はほぼ0%ですが、2000年には鳥取県西部地震(M7.3)、2016年には中部地震(M6.6)と、確率評価の低い場所やノーマークの場所で強い地震が相次いでいます。「確率が低い=安全」ではない——鳥取の地震史は、その教訓そのものです。
04県内の主要都市を比べる
同じ鳥取県でも、砂丘の鳥取市と、大山を望む米子、港町の境港、杉の山あいの智頭では顔が違います。東部は雪とフェーンの振れ幅、西部はやや穏やか——コンパクトな県土にも気候の東西差があります。
鳥取市県庁所在地
- 年平均気温
- 15.2℃
- 年間降水量
- 1,931mm
- 年間日照時間
- 1,670時間
- 猛暑日日数
- 25.8日
砂丘の県都。降雪140cmの雪と、フェーンによる猛暑日25.8日——振れ幅の大きさは県内随一。
米子(米子市)西部の中心・大山山麓
- 年平均気温
- 15.4℃
- 年間降水量
- 1,757mm
- 年間日照時間
- 1,732時間
- 猛暑日日数
- 22.0日
西部の中心都市。大山を望む商都で日照1,732時間と県内では明るく、猛暑日22.0日と夏は本格派。
境(境港市)弓ヶ浜の港町
- 年平均気温
- 15.5℃
- 年間降水量
- 1,903mm
- 年間日照時間
- 1,705時間
- 猛暑日日数
- 16.2日
弓ヶ浜半島の港町。海に囲まれ猛暑日16.2日と内陸より穏やか。2000年西部地震では震度6強も。
智頭(智頭町)杉と雪の山あい
- 年平均気温
- 13.1℃
- 年間降水量
- 1,972mm
- 年間日照時間
- 1,553時間
- 猛暑日日数
- 12.2日
因幡杉の山あい。雨1,972mmは県内最多級で、冬は本格的な豪雪地帯になる。
05気象予報士の総括
10の指標を通して見ると、鳥取県は「日本海側気候のフルコースを、一県で味わえる県」だと言えます。降雪10位・降水11位・雨の日5位・湿度5位・雷6位と「降る系」の指標が軒並み上位で、晴れ率38位・日照41位。それでいて夏はフェーンで猛暑日12位——雪と暑さが同居する、振れ幅の大きな気候です。
月別に分解すると、主役はやはり冬です。1月の晴れは15%、雪の日36%、降水201mm——「何かが降っている冬」は島根と共通の署名です。いっぽう夏は晴れ49%・日照204時間と年間で最も明るく、昼は32.6℃まで上がる。そして雨のピークは梅雨ではなく9月225mmと12月218mm——このリズムのずれが鳥取らしさです。
そして9番目と10番目、台風と地震。台風は接近33位ながら、日本海に抜けてからのフェーンと強風という山陰特有の顔があります。そして地震は年49.1回・全国18位と中国地方の1位。1943年鳥取地震の1,083人、2000年西部地震、2016年中部地震——「山陰は地震が少ない」という思い込みを、この県の歴史は明確に否定しています。
冬は「降る空」と大雪を前提に暮らし、夏はフェーンの猛暑を警戒し、雨は「9月」を疑い、地震は「確率よりも歴史」で備える——このページの結論はこの一行です。
06近くの県・気候が似た県と比べる
「鳥取と島根って何が違うの?」に答えるための入口です。詳細ページが未公開の県は、47都道府県データの一覧表で該当行を確認できます。
07関連ページ
出典・集計方法・データの限界
- 気温・降水量・日照時間・湿度・風速
- 気象庁の平年値(1991〜2020年)。県の代表値は鳥取地方気象台の観測値、県内都市は各地の気象台・観測所の値です。
- 偏差値と全国順位
- 全国47都道府県の代表観測点の値から当サイトが算出しました。
- 紫外線(UV指数)
- 日本国内の実測地点が限られているため、気象庁の紫外線解析値(推定値)をもとにした値です。実測値ではありません。
- 天気出現率
- 気象庁の日別天気概況をもとに、日ごとの天気を晴れ・曇り・雨・雪の4区分に集計(1968〜2025年の58年分・当サイト独自集計)。
- 降雪量
- 気象庁の平年値(降雪の深さ合計)。
- 地震
- 気象庁「震度データベース検索」で震度1以上を観測した回数(1919年1月〜2026年、観測点数の増加による影響を含みます)。
- 30年確率・活断層
- 地震調査研究推進本部/防災科研(J-SHIS)の公表値。
1日のうちで天気が変わった日は代表的な天気に寄せているため、天気出現率は体感と数%のずれが出ることがあります。
降雪量と地震の偏差値は、値が一部の県に極端に偏るため、対数変換したうえで算出しています。
台風の列について。月別表の台風は鳥取県単独ではなく、中国地方(山口県を除く気象庁区分)への接近数の平年値(気象庁・1991〜2020年)です。たとえば「7月 0.6」は「毎年7月に平均0.6個接近する」という意味です。
地震の列について。月別表の地震だけ色を付けていません。9月と10月が突出しているのは「1943年の鳥取地震」「2000年の鳥取県西部地震」がそれぞれの月に起きたという107年分の歴史であって、季節性ではありません。年間にならすと約49.1回(5,256回÷107年)です。
監修:のぶやん(気象予報士)/最終更新:2026年8月2日
