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大阪府の気候データ
熱帯夜41.5日は全国4位、冬日はわずか3.9日。ヒートアイランドと瀬戸内の晴れが重なる、都市気候の見本です。10の指標について、全国順位・偏差値・月別データをまとめました。
この府の要点
すごしやすい月
4月・5月・10月〜12月
冬晴れの街——12月の晴れ57%は年間1位
すごしにくい月
7月・8月
熱帯夜41.5日は全国4位。都市の夜は冷えない
強み
雨と雪の少なさ
降水35位・雪1cm・冬日3.9日。冬がラクな大都市
注意
熱帯夜と猛暑/台風の高潮/上町断層帯
2018年の台風21号と、大阪府北部の地震の記憶
気温
17.1℃
全国 8位
降水量
1,338mm
全国 35位
降雪量
1cm
全国 36位
日照時間
2,049時間
全国 13位
晴れの出現率
46.0%
全国 21位
湿度
63%
全国 46位
01月別データ ── いつ行くのがよいか
まずは結論から。12ヶ月を1枚にまとめました。旅行や引っ越しの時期選びなら、これだけで判断できます。
1月○ 冬晴れ・雨47mm
9.7 / 3.0 ℃
晴れ51%・雨47mmの乾いた冬。都心の雪はレア
2月○ 雪はまれ・晴れ44%
10.5 / 3.2 ℃
晴れと乾燥の続く冬。梅の便りは月末から
3月○ 良好
14.2 / 6.0 ℃
春本番へ。日差しは月172時間まで回復
4月◎ ベスト
19.9 / 10.9 ℃
昼は20℃前後。桜と晴れ47%の行楽シーズン
5月◎ ベスト
24.9 / 16.0 ℃
晴れ43%・日照204時間。新緑の爽やかな月
6月△ 梅雨入り・185mm
28.0 / 20.3 ℃
梅雨入り。月185mmは年間最多の雨月
7月✕ 猛暑と熱帯夜の始まり
31.8 / 24.6 ℃
梅雨明けから一気に真夏へ。熱帯夜15日の月
8月✕ 昼33.7℃・熱帯夜の月
33.7 / 25.8 ℃
昼33.7℃・熱帯夜21日。都市の夜は冷めない
9月△ 台風・秋の長雨
29.5 / 21.9 ℃
台風と秋雨で月153mm。高潮の歴史はこの月に
10月◎ ベスト
23.7 / 16.0 ℃
晴れ51%と高い空。行楽シーズンの幕開け
11月○ 秋晴れの紅葉月
17.8 / 10.2 ℃
晴れ56%・雨19%。乾いた秋晴れの行楽月
12月◎ 晴れ57%は年間1位
12.3 / 5.3 ℃
晴れ57%は年間1位。冬晴れとイルミネーションの月
気温は「最高 / 最低(℃)」の平年値。左の色は過ごしやすさ(緑=ベスト/橙=注意/赤=厳しい)。
| 月 | 過ごしやすさ | 平均気温最高 / 最低 ℃ | 晴れ率% | 降水量mm | 降雪量cm | 日照時間時間 | 湿度% | 風速m/s | 紫外線UV指数 | 台風接近数 個/年 | 地震107年分の合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1月 | ○ 冬晴れ・雨47mm | 9.7 / 3.0 | 51 | 47 | 0 | 147 | 61 | 2.4 | 1.8 | - | 166 |
| 2月 | ○ 雪はまれ・晴れ44% | 10.5 / 3.2 | 44 | 61 | 1 | 141 | 60 | 2.4 | 2.6 | - | 115 |
| 3月 | ○ 良好 | 14.2 / 6.0 | 44 | 103 | - | 172 | 59 | 2.5 | 3.6 | - | 141 |
| 4月 | ◎ ベスト | 19.9 / 10.9 | 47 | 102 | - | 193 | 58 | 2.6 | 4.7 | - | 106 |
| 5月 | ◎ ベスト | 24.9 / 16.0 | 43 | 137 | - | 204 | 61 | 2.3 | 5.6 | - | 104 |
| 6月 | △ 梅雨入り・185mm | 28.0 / 20.3 | 30 | 185 | - | 154 | 68 | 2.5 | 5.6 | 0.3 | 150 |
| 7月 | ✕ 猛暑と熱帯夜の始まり | 31.8 / 24.6 | 39 | 174 | - | 184 | 70 | 2.4 | 6.6 | 0.6 | 121 |
| 8月 | ✕ 昼33.7℃・熱帯夜の月 | 33.7 / 25.8 | 50 | 113 | - | 222 | 66 | 2.7 | 6.8 | 0.7 | 97 |
| 9月 | △ 台風・秋の長雨 | 29.5 / 21.9 | 40 | 153 | - | 162 | 67 | 2.6 | 5.1 | 1.1 | 115 |
| 10月 | ◎ ベスト | 23.7 / 16.0 | 51 | 136 | - | 166 | 65 | 2.5 | 3.5 | 0.7 | 102 |
| 11月 | ○ 秋晴れの紅葉月 | 17.8 / 10.2 | 56 | 73 | - | 153 | 64 | 2.0 | 2.3 | - | 101 |
| 12月 | ◎ 晴れ57%は年間1位 | 12.3 / 5.3 | 57 | 56 | 0 | 152 | 62 | 2.0 | 1.7 | - | 110 |
色の濃さ=数値の大きさ。気温だけ青=寒い/赤=暑いで塗り分けています。月の列は固定されるので、横にスクロールしても何月か分かります。地震の列に色を付けていない理由は、いちばん下の「出典・集計方法」に書きました。
この数値を引用する・CSVで保存する
大阪府の月別気候データ(平均気温・晴れ率・降水量・降雪量・日照時間・
湿度・風速・紫外線・台風接近数・地震観測回数)
出典:気象予報士のぶやんの学習帳「大阪府の気候データ」
気象庁 平年値(1991〜2020年)ほか
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2026年7月 取得
晴れ率(月別・単位 %)。最大の月を強調しています。
最高気温(月別・単位 ℃)。最大の月を強調しています。
降水量(月別・単位 mm)。最大の月を強調しています。
日照時間(月別・単位 時間)。最大の月を強調しています。
湿度(月別・単位 %)。最大の月を強調しています。
紫外線(月別・単位 UV)。最大の月を強調しています。
0210指標のかたち
「暑いのか寒いのか」「雨が多いのか少ないのか」は、単体の数字を見てもピンときません。全国47都道府県の平均を偏差値50として、10指標を1枚のチャートにまとめました。外側に張り出しているほど「多い・強い・高い」、内側にへこんでいるほど「少ない・弱い・低い」です。気温・日照・晴れ率が外に張り出し、湿度と降雪がへこんだ都市気候の形をしています。
中央の太い十角形が偏差値50(=全国平均)、いちばん外の枠が偏差値70です。地震だけは値が一部の県に極端に偏るため、対数をとってから偏差値化しています。
正確な数値と順位、それぞれのランキングページへの入口は下の表にまとめました。「大阪府のことが知りたい」人はこのページで完結し、「他県と比べたい」人はランキングへ進めます。
| 指標 | 値 | 偏差値 | 全国順位 | 近畿内順位 | 全国の中での位置 | ランキング |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 🌡️ 気温(年平均気温) | 17.1℃ | 57 | 8位/ 47位中 | 1位/ 6位中 | 平均気温ランキング → | |
| 🌧️ 降水量(年間降水量) | 1,338mm | 42 | 35位/ 47位中 | 5位/ 6位中 | 降水量ランキング → | |
| ⛄ 降雪量(年間降雪量(深さ合計)) | 1cm | 39 | 36位/ 47位中 | 4位/ 6位中 | 降雪量ランキング → | |
| 🌞 日照時間(年間日照時間) | 2,049時間 | 57 | 13位/ 47位中 | 3位/ 6位中 | 日照時間ランキング → | |
| 🌤️ 晴れの出現率(晴れの日の割合(58年集計)) | 46.0% | 55 | 21位/ 47位中 | 3位/ 6位中 | 晴れの出現率ランキング → | |
| 💧 湿度(年平均湿度) | 63% | 32 | 46位/ 47位中 | 6位/ 6位中 | 湿度ランキング → | |
| 🧴 紫外線(UV指数の年平均(推定値)) | 4.16 | 54 | 16位/ 47位中 | 3位/ 6位中 | 紫外線ランキング → | |
| 🍃 風速(年平均風速) | 2.4m/s | 43 | 34位/ 47位中 | 4位/ 6位中 | 平均風速ランキング → | |
| 🌀 台風(接近数(年平均)) | 3.4個/年 | 51 | 14位/ 47位中 | 1位/ 6位中 | 台風の接近数ランキング → | |
| 🌏 地震(震度1以上の回数(年平均)) | 13.3回/年 | 39 | 42位/ 47位中 | 5位/ 6位中 | 地震観測回数ランキング → |
この数値を引用する・CSVで保存する
大阪府の年平均気温は17.1℃(8位)、年間降水量1,338mm(35位)、
年間日照時間2,049時間(13位)、晴れの出現率46.0%(21位)。
出典:気象予報士のぶやんの学習帳「大阪府の気候データ」
気象庁 平年値(1991〜2020年)/大阪管区気象台/
気象庁 震度データベース/防災科研 J-SHIS 2024年版/
当サイト58年独自集計(天気出現率)
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2026年7月 取得
0310の指標を、1つずつ読む
ここからは10の指標を1つずつ取り上げて、大阪府がなぜその数字になるのかを気象予報士の視点で解説します。数字そのものは上の表とチャートに出ていますので、ここでは「その数字を生んでいる仕組み」と「数字だけ見ていると誤解すること」を中心に書きます。
気温 ── 全国8位、熱帯夜が語るヒートアイランド
年平均気温17.1℃は全国8位、偏差値57——近畿で最も暖かい府県です。緯度のわりに高いこの数字を押し上げているのは、瀬戸内の温和な気候に加えてヒートアイランド。アスファルトとビルの蓄熱が、統計にはっきり表れています。
冬は冬日(最低0℃未満)が年わずか3.9日・全国41位、真冬日は0日です。1月の平均最低気温は3.0℃——都心では霜も氷もまれで、雪かきと無縁の冬は大阪の暮らしやすさの代表です。ただし北摂や河内の内陸部では、冷え込みはもう少し強まります。
そして夏。8月の平均最高33.7℃は京都と並ぶ水準で、熱帯夜は年41.5日・全国4位。7月15.0日・8月21.4日と、真夏はほぼ毎晩25℃を下回りません。日中の猛暑日27.3日(全国10位)より、「夜の暑さ」こそ大阪の夏の本体——熱中症は夜間・屋内でも起こります。
| 夏と冬の「極値」 | 大阪府の値 | 全国順位 | くわしく |
|---|---|---|---|
| 猛暑日(最高35℃以上) | 27.3日 / 年 | 10位 / 47位中 | 猛暑日ランキング → |
| 熱帯夜(最低25℃以上) | 41.5日 / 年 | 4位 / 47位中 | 熱帯夜ランキング → |
| 冬日(最低0℃未満) | 3.9日 / 年・真冬日は0日 | 41位 / 47位中 | 冬日・真冬日ランキング → |
この3行が、年平均17.1℃という数字の中身です。熱帯夜4位と冬日41位——「夏に厳しく、冬にやさしい」都市の気温です。夏の夜はエアコンを我慢しない、これが熱帯夜4位の街の鉄則。電気代よりも命が優先です。
降水量 ── 全国35位、雨の少ない「乾いた大都市」
年間降水量1,338mmは全国35位、近畿では5位と少なめです。雨のピークは梅雨の6月185mm、冬は1月47mmまで乾く——瀬戸内式の「少雨で安定した空」が大阪の基本形です。屋外イベントの多い街に、この気候はよく合っています。
それでも「水の都」の歴史は、水害の歴史でもあります。低平な大阪平野は淀川・大和川の氾濫と高潮に繰り返し襲われ、1934年の室戸台風や1961年の第二室戸台風では、高潮が市街地を飲み込みました。雨の少なさと水害リスクの高さが同居する——海抜ゼロメートル地帯を抱える街の宿命です。
もうひとつ、雨の量では見えない指標が雷です。大阪府の年間雷日数は17.3日で全国28位と控えめ。ただし都市の短時間強雨——いわゆるゲリラ豪雨は、地下街や道路のアンダーパスを短時間で危険にします。都市の雨は「量」より「排水速度との勝負」です。
降雪量 ── 年1cm、雪と最も縁遠い大都市圏
年間降雪量は1cm、全国36位。雪の日の出現率も1月7%・2月12%と低く、積もる雪は数年に一度の「事件」です。雪かき・冬タイヤと無縁で暮らせる——全国的に見れば、かなり恵まれた冬と言えます。
それでも北摂の山あい(能勢など)や金剛・生駒の山地では話が別で、路面凍結や積雪が普通に起こります。「市内の感覚」のまま山間部の冬道へ入らないこと。大阪と奈良を結ぶ峠道も、寒波の朝は凍結の名所です。
そして雪に慣れていない街ほど、わずかな雪で交通が乱れます。数年に一度の雪では鉄道の遅れと転倒事故が続出——「降らない街」の数センチは、雪国の数十センチに相当します。予報に雪マークが出た日は、時間に余裕を持ってください。
日照時間 ── 全国13位、瀬戸内育ちの明るい空
年間日照時間2,049時間は全国13位、偏差値57の「明るい空」です。中国山地と紀伊山地が雲をブロックする瀬戸内気候の東端にあり、一年を通して日差しに恵まれます。大都市の灰色のイメージより、ずっと「晴れの街」なのです。
月別では8月の222時間が最長。注目は冬で、12月152時間・1月147時間と、日本海側の都市の1.5〜2倍の明るさです。「冬も洗濯物が外に干せる」——太平洋側の大都市に共通する、見えない生活インフラです。
使い方のコツは、梅雨(6月154時間)と秋雨(9月162時間)の二つの谷を避けること。行楽の空の当たり時期は10月〜12月と4月・5月です。真夏は日差しよりも、熱帯夜4位の暑さのほうが敵になります。
天気出現率 ── 月別の晴れ・曇り・雨・雪
日照時間は「太陽が何時間出ていたか」の合計であって、「晴れの日が何日あったか」ではありません。旅行の日程を決めるときに知りたいのは、たいてい後者のほうです。そこで、その月にどの天気が何割の日に出たかを帯グラフにしました。帯の幅がそのまま出現率(%)です。
帯の幅がそのまま出現率(%)。 晴 くもり 雨 雪
この形にすると、大阪の空の性格が見えます。晴れの帯は10月51%→11月56%→12月57%と、寒くなるほど太くなる冬晴れ型。1月も51%と明るく、雪の帯はほとんど見えません——雪国と正反対の季節配分です。
雨の日の割合は24.5%・全国31位と少なめです。梅雨の6月35%が唯一の太い雨の帯で、真夏の8月は23%まで細ります。この帯グラフは気象庁の平年値(30年)ではなく、1968年から2025年までの58年分の観測を独自集計した値です。
4つの天気それぞれで全国順位を出すと、晴れは全国21位(46.0%)、くもりは9位(27.5%)、雨は31位(24.5%)、雪は31位(2.0%)。快晴日数は20.4日・全国33位。「降らないが、うっすら曇りやすい」——湿った海に面した大都市らしい空です。
4つの天気それぞれの全国ランキング(かっこ内は大阪府の順位)
☀️ 晴れの出現率ランキング(21位)→ ☁️ くもりの日が多い県ランキング(9位)→ 🌧️ 雨の日が多い県ランキング(31位)→ ❄️ 雪の日が多い県ランキング(31位)→ 🔆 快晴日数ランキング(33位)→ 📊 天気出現率まとめ(晴/曇/雨/雪)→湿度 ── 全国46位の63%、日本で2番目に乾いた府県
年平均湿度63%は全国46位——日本で2番目に乾いた府県です(偏差値32)。都市化で地表からの蒸発が減り、雨も少ない。冬から春はとくにカラカラで、4月は58%まで下がります。
ただし夏だけは別です。7月70%・8月66%と湿度が上がり、そこに熱帯夜4位の気温が重なる——大阪の夏の不快さは「乾いた府県」という順位からは想像できません。暑さ指数(WBGT)でみると、大阪の夏は全国最上位クラスの厳しさです。
乾燥の恩恵は冬にあります。洗濯物は乾き、結露やカビの悩みは小さめ。かわりに感染症が流行する季節の乾燥対策と、静電気・火災への注意はセットで。「夏は蒸し、冬は乾く」——メリハリで対策を切り替えてください。
紫外線 ── 全国16位、晴れの多さが押し上げる日差し
UVインデックスの年平均は4.16で全国16位。緯度は中位でも、晴れの多さがそのまま紫外線量を押し上げます。「晴れの街」の数少ない代償——日差しに恵まれることと浴びすぎのリスクは、表裏一体です。
月別で注目してほしいのは、5月にすでに5.6(「強い」)へ達することです。気温はまだ快適でも、太陽の高さは真夏並み。自転車移動の多い街だけに、通勤・通学の「毎日の少しずつ」の蓄積にも気をつけてください。
ピークは8月の6.8。実質的な対策期間は5月から9月までです。雲があっても紫外線の6〜7割は地表に届くので、曇りの日を「大丈夫な日」と考えないでください。
「何月の何時が強いのか」は、月平均だけでは分かりません。下は晴天時のUVインデックスを月と時刻の両方で並べた表です。
晴天時UVインデックス早見表(月×時刻)
結論:7月の正午〜13時が最も強く9.2。 「非常に強い」に入るのは7月と8月の11〜14時だけですが、5月・6月の正午は7.5〜7.8で「強い」に達します。 気温がまだ過ごしやすい5月の昼にも、真夏に近い紫外線が降っていることが表から読み取れます。
| 月 | 8時 | 9時 | 10時 | 11時 | 12時 | 13時 | 14時 | 15時 | 16時 | 17時 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1月 | 0.0 | 0.4 | 1.1 | 1.9 | 2.4 | 2.4 | 1.8 | 1.1 | 0.4 | 0.0 |
| 2月 | 0.2 | 0.7 | 1.7 | 2.7 | 3.4 | 3.5 | 2.8 | 1.8 | 0.8 | 0.2 |
| 3月 | 0.4 | 1.3 | 2.7 | 4.0 | 4.8 | 4.7 | 3.8 | 2.5 | 1.2 | 0.4 |
| 4月 | 0.9 | 2.2 | 3.9 | 5.4 | 6.2 | 6.0 | 4.9 | 3.3 | 1.7 | 0.6 |
| 5月 | 1.5 | 3.1 | 5.0 | 6.7 | 7.5 | 7.2 | 5.9 | 4.0 | 2.2 | 0.9 |
| 6月 | 1.6 | 3.3 | 5.2 | 7.0 | 7.8 | 7.6 | 6.4 | 4.5 | 2.6 | 1.1 |
| 7月 | 1.8 | 3.7 | 6.0 | 8.1 | 9.2 | 9.1 | 7.7 | 5.5 | 3.2 | 1.5 |
| 8月 | 1.4 | 3.3 | 5.6 | 7.6 | 8.7 | 8.6 | 7.1 | 4.9 | 2.7 | 1.1 |
| 9月 | 0.9 | 2.4 | 4.2 | 5.9 | 6.7 | 6.4 | 5.0 | 3.2 | 1.5 | 0.4 |
| 10月 | 0.6 | 1.6 | 3.0 | 4.2 | 4.8 | 4.4 | 3.2 | 1.8 | 0.7 | 0.1 |
| 11月 | 0.2 | 0.9 | 1.9 | 2.7 | 3.1 | 2.8 | 2.0 | 1.0 | 0.3 | 0.0 |
| 12月 | 0.1 | 0.5 | 1.2 | 1.9 | 2.3 | 2.2 | 1.6 | 0.8 | 0.2 | 0.0 |
弱い0〜2中程度3〜5強い6〜7非常に強い8〜10極端に強い11以上
色は気象庁・WHOのUVインデックス区分そのものです。枠で囲んだ数字はその月のピーク。 6時台・7時台と18時以降は、一年を通してUVインデックスが1未満のため列から省いています(対策不要の水準です)。 値は雲のない晴天時の推計で、曇りの日は6〜7割程度に下がります。晴天時の値は緯度でほぼ決まるため、この表は九州北部〜中部の代表値です。大阪など近畿地方では、この表より1割ほど弱めが目安です。それでも夏のピーク帯の強さは変わりません。
風 ── 全国34位、海風とビル風の混ざる街
年平均風速2.4m/sは全国34位、偏差値43——おだやかな部類です。大阪湾からの海風と陸風が入れ替わる沿岸都市の風で、月別では8月の2.7m/sがやや強い程度。この指標は代表地点の立地に左右されやすいので、順位だけを一人歩きさせないでください。
都市ならではの風もあります。高層ビル街では局地的なビル風が吹き、体感は観測値以上。夏の夕方には海風と陸風の入れ替わりで凪ぎ、蒸し暑さがまとわりつく——瀬戸内の夕凪は、大阪湾岸にもあるのです。
そして平均風速に表れない本当のリスクが台風です。2018年の台風21号では関西空港で最大瞬間風速58.1m/sを観測し、トラックの横転や屋根の飛散が相次ぎました。「風の穏やかな街」の風対策は、平均値ではなく台風の極値で考えてください。
台風 ── 接近は年3.4個、湾の奥で恐いのは「高潮」
この表で台風の指標に使っているのは「上陸数」ではなく「接近数」です。先に理由を書きます。気象庁の「上陸」は台風の中心が北海道・本州・四国・九州の海岸線に達することを指し、沖縄県は定義上どれだけ台風が通っても上陸に数えられません。上陸数で47都道府県を並べると、日本で最も台風の影響を受ける沖縄が最下位に並ぶという逆転が起きます。また上陸は中心が最初に達した1県だけを数えるため、隣県が大きな被害を受けても数字に表れません。中心から300km以内に入った回数を数える「接近数」なら、47都道府県すべてを同じものさしで、しかも毎年の値として比べられます。
「上陸」とは、台風の中心が北海道・本州・四国・九州の海岸線に達することをいいます。大阪府への直接上陸はまれで、多くは四国や紀伊半島で勢力を落としてから通過します。接近数は年3.4個・全国14位です。
接近で数えると、大阪を含む近畿地方には年3.4個(気象庁平年値・1991〜2020年)。月別では9月の1.1個がピークで、8月・10月も各0.7個——夏の終わりから秋に重心があります。台風は「来やすい時期」がわかっている——つまり備えを計画できる災害です。市町村別の詳しい接近回数は台風の接近数ランキングで確認できます。
警戒すべきは大阪湾の高潮です。湾の奥へ吹き寄せる南風と気圧低下が海面を持ち上げる——1934年の室戸台風、1961年の第二室戸台風、そして2018年の台風21号では関西空港が浸水しました。海抜ゼロメートル地帯を抱える街にとって、台風は「風と高潮」の災害です。
地震 ── 過去の観測回数と、これからの確率
全国42位、近畿6府県では5位と静かな実績です。107年間の合計は1,428回、年平均13.3回。6月がやや多いのは2018年の大阪府北部の地震、1月は1995年の兵庫県南部地震の影響で、季節性はありません。「揺れた記憶が少ない」ことと「揺れない」ことは別物です。
近畿6府県の地震観測回数(震度1以上・回/年)
1919〜2026年の107年間の平均。バーの長さは和歌山県を100%とした割合。出典:気象庁 震度データベース検索
「地震が少ない=安全」ではありません
この数字は過去に何回揺れたかであって、これから何回揺れるかではありません。2016年の前まで、熊本は「地震の少ない県」と見られていました——だからこそ、あの地震の教訓は重いのです。石川は2024年に、やはり「回数が多い県」ではないところで大きな被害が出ました。むしろ、回数が少ない県ほど耐震意識と備えが薄いという指摘があります。揺れ慣れていないぶん、家具の固定も備蓄も後回しになりやすいためです。過去の回数は防災の判断材料の半分でしかありません。
そこで、残り半分の「これからの確率」を並べます。地震調査研究推進本部(J-SHIS)が公表している、今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率です。
過去の実績
約13.3回/年
震度1以上(1919〜2026年)・全国42位。107年間の合計は1,428回。過去にどれだけ揺れたか
これからの確率
28.1%
今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率。大阪府庁位置・J-SHIS 2024年版(2026年7月取得)。これから揺れる可能性
足元の活断層
2〜3%
上町断層帯(M7.5程度)の30年以内の地震発生確率。地震本部 長期評価。2018年の大阪府北部の地震の記憶も、この府の足元に
この府の主役は、都心を南北に縦断する上町断層帯。M7.5程度・30年確率2〜3%は、国内の活断層でも高いグループです。2018年の大阪府北部の地震(M6.1・死者6人)は、M6クラスでも都市機能が大きく乱れることを示しました。加えて南海トラフ(60〜90%程度以上)では強い揺れと湾岸の津波・液状化が想定されます。回数42位の静けさと、府庁位置の30年確率28.1%——このギャップこそ大阪の地震の読みどころです。
04府内の主要都市を比べる
同じ大阪府でも、都心の大阪市と、内陸の枚方、泉北の堺、北摂山間の能勢では顔が違います。都心の熱帯夜と、山あいの冷え込み——コンパクトな府域にも確かな温度差があります。
大阪(大阪市)府庁所在地
- 年平均気温
- 17.1℃
- 年間降水量
- 1,338mm
- 年間日照時間
- 2,049時間
- 猛暑日日数
- 27.3日
都心の代表値。熱帯夜41.5日と冬日3.9日——「夜が暑く、冬がラク」な都市気候の見本。
枚方(枚方市)北河内・内陸の住宅地
- 年平均気温
- 16.2℃
- 年間降水量
- 1,390mm
- 年間日照時間
- 1,912時間
- 猛暑日日数
- 34.7日
内陸の住宅都市。海風が届きにくく猛暑日34.7日——府内で最も暑い部類の街。
堺(堺市)泉北・湾岸の政令市
- 年平均気温
- 16.5℃
- 年間降水量
- 1,233mm
- 年間日照時間
- 2,041時間
- 猛暑日日数
- 25.2日
湾岸の政令市。雨1,233mmは府内でも少なく、日照2,041時間と明るい泉北の空。
能勢(能勢町)北摂・山間の里
- 年平均気温
- 13.8℃
- 年間降水量
- 1,483mm
- 年間日照時間
- 1,785時間
- 猛暑日日数
- 9.5日
北摂山間の里。年13.8℃と府内では別格に冷涼で、冬は氷点下の朝と雪もある「大阪の高原」。
05気象予報士の総括
10の指標を通して見ると、大阪府は「瀬戸内の晴れとヒートアイランドが重なった、都市気候の見本」だと言えます。気温8位・日照13位・紫外線16位と「明るく暖かい」指標が上位、降水35位・湿度46位・雪36位と「降りもの」は軒並み下位。快適さの光と、熱帯夜4位という影がセットです。
月別に分解すると、ベストシーズンは秋から初冬です。晴れは10月51%→12月57%と伸び、雨は減り、空気は乾く——「冬に向かって晴れていく」のが大阪の空。試練は7月・8月の熱帯夜と6月の梅雨。冬の寒さは全国有数のやさしさで、雪はほぼゼロです。
そして9番目と10番目、台風と地震。台風は室戸・第二室戸・2018年台風21号と、大阪湾の高潮が最大の教訓。地震は回数42位と静かですが、都心直下の上町断層帯(30年確率2〜3%)と南海トラフ(60〜90%程度以上)という二枚看板を抱えます。人口の密度が、リスクの重みを何倍にもする府です。
夏は熱帯夜を我慢せず乗り切り、秋からの冬晴れを楽しみ、台風は「高潮」を疑い、地震は「上町断層帯」の名前を覚えておく——このページの結論はこの一行です。
06近くの県・気候が似た県と比べる
「大阪と兵庫って何が違うの?」に答えるための入口です。詳細ページが未公開の県は、47都道府県データの一覧表で該当行を確認できます。
よくある質問(大阪府の気候)
Q. 大阪府の気候の特徴は?
A. 年平均気温17.1℃(全国8位)、年間降水量1,338mm(全国35位)、年間日照時間2,049時間(全国13位)です。全国と比べると「空気が乾いている」「雪が少ない」が際立つ気候です。
Q. 大阪府では雪は積もりますか?
A. ほとんど積もりません。年間降雪量の平年値は1cm(全国36位)で、積雪は数年に一度の出来事です。
Q. 大阪府に台風は多いですか?
A. 台風の接近数は年平均3.4個で全国14位です。全国ではやや多めのグループで、接近は8月〜9月に集中します。
Q. 大阪府は地震が多いですか?
A. 震度1以上の揺れは年平均13.3回(全国42位)です。県庁所在地が今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率は28.1%(全国19位)と評価されています。
Q. 大阪府で過ごしやすい季節はいつですか?
A. 気候データの上では4月・5月・10月〜12月が過ごしやすい時期です。詳しくは本文の「月別の過ごしやすさカレンダー」をご覧ください。
07関連ページ
出典・集計方法・データの限界
- 気温・降水量・日照時間・湿度・風速
- 気象庁の平年値(1991〜2020年)。県の代表値は大阪管区気象台の観測値、県内都市は各地の気象台・観測所の値です。
- 偏差値と全国順位
- 全国47都道府県の代表観測点の値から当サイトが算出しました。
- 紫外線(UV指数)
- 日本国内の実測地点が限られているため、気象庁の紫外線解析値(推定値)をもとにした値です。実測値ではありません。
- 天気出現率
- 気象庁の日別天気概況をもとに、日ごとの天気を晴れ・曇り・雨・雪の4区分に集計(1968〜2025年の58年分・当サイト独自集計)。
- 降雪量
- 気象庁の平年値(降雪の深さ合計)。
- 地震
- 気象庁「震度データベース検索」で震度1以上を観測した回数(1919年1月〜2026年、観測点数の増加による影響を含みます)。
- 30年確率・活断層
- 地震調査研究推進本部/防災科研(J-SHIS)の公表値。
1日のうちで天気が変わった日は代表的な天気に寄せているため、天気出現率は体感と数%のずれが出ることがあります。
降雪量と地震の偏差値は、値が一部の県に極端に偏るため、対数変換したうえで算出しています。
台風の列について。月別表の台風は大阪府単独ではなく、近畿地方への接近数の平年値(気象庁・1991〜2020年)です。たとえば「7月 0.6」は「毎年7月に平均0.6個接近する」という意味です。
地震の列について。月別表の地震だけ色を付けていません。6月がやや多いのは「2018年の大阪府北部の地震」、1月は「1995年の兵庫県南部地震」の影響——都市を襲った直下の記憶ですが、季節性はありません。年間にならすと約13.3回(1,428回÷107年)です。
監修:のぶやん(気象予報士)/最終更新:2026年8月2日
