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兵庫県の気候データ
熱帯夜46.8日は全国3位、日照2,084時間は12位。瀬戸内の明るさと日本海の雪、南北ふたつの顔を持つ県です。10の指標について、全国順位・偏差値・月別データをまとめました。
この県の要点
すごしやすい月
4月・5月・10月〜12月
冬晴れの街——12月の晴れ57%は年間1位
すごしにくい月
7月・8月
熱帯夜46.8日は全国3位。神戸の夜も冷えない
強み
雨と雪の少なさ
降水38位・雪1cm。瀬戸内側の冬は晴れの連続
注意
熱帯夜/北部の豪雪とフェーン/山崎断層帯
1995年の阪神・淡路大震災を、この県は忘れない
気温
17.0℃
全国 9位
降水量
1,278mm
全国 38位
降雪量
1cm
全国 36位
日照時間
2,084時間
全国 12位
晴れの出現率
47.0%
全国 16位
湿度
65%
全国 41位
01月別データ ── いつ行くのがよいか
まずは結論から。12ヶ月を1枚にまとめました。旅行や引っ越しの時期選びなら、これだけで判断できます。
1月○ 冬晴れ・雨38mm
9.4 / 3.1 ℃
晴れ50%・雨38mmの乾いた冬。六甲おろしの季節
2月○ 雪はまれ・晴れ43%
10.1 / 3.4 ℃
晴れと乾燥の続く冬。だが但馬は雪の中
3月○ 良好
13.5 / 6.3 ℃
春本番へ。日差しは月176時間まで回復
4月◎ ベスト
18.9 / 11.4 ℃
昼は19℃前後。桜と晴れ48%の行楽シーズン
5月◎ ベスト
23.6 / 16.5 ℃
晴れ45%・日照203時間。新緑の爽やかな月
6月△ 梅雨入り・177mm
26.7 / 20.6 ℃
梅雨入り。くもり35%のどんよりした月
7月✕ 猛暑と熱帯夜の始まり
30.4 / 24.7 ℃
梅雨末期の月188mmは年間最多。熱帯夜16日
8月✕ 昼32.2℃・熱帯夜の月
32.2 / 26.1 ℃
昼32.2℃・熱帯夜24日。神戸の夜は冷めない
9月△ 台風・秋の長雨
28.8 / 22.6 ℃
台風と秋雨で月157mm。二百十日の警戒月
10月◎ ベスト
23.2 / 16.7 ℃
晴れ52%と高い空。行楽シーズンの幕開け
11月○ 秋晴れの紅葉月
17.5 / 10.9 ℃
晴れ57%・雨17%。乾いた秋晴れの行楽月
12月◎ 晴れ57%は年間1位
12.0 / 5.7 ℃
晴れ57%は年間1位。ルミナリエと冬晴れの月
気温は「最高 / 最低(℃)」の平年値。左の色は過ごしやすさ(緑=ベスト/橙=注意/赤=厳しい)。
| 月 | 過ごしやすさ | 平均気温最高 / 最低 ℃ | 晴れ率% | 降水量mm | 降雪量cm | 日照時間時間 | 湿度% | 風速m/s | 紫外線UV指数 | 台風接近数 個/年 | 地震107年分の合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1月 | ○ 冬晴れ・雨38mm | 9.4 / 3.1 | 50 | 38 | 0 | 146 | 62 | 3.9 | 1.8 | - | 632 |
| 2月 | ○ 雪はまれ・晴れ43% | 10.1 / 3.4 | 43 | 56 | 0 | 142 | 61 | 3.6 | 2.6 | - | 211 |
| 3月 | ○ 良好 | 13.5 / 6.3 | 45 | 94 | - | 176 | 61 | 3.6 | 3.6 | - | 497 |
| 4月 | ◎ ベスト | 18.9 / 11.4 | 48 | 101 | - | 195 | 61 | 3.6 | 4.7 | - | 293 |
| 5月 | ◎ ベスト | 23.6 / 16.5 | 45 | 135 | - | 203 | 64 | 3.6 | 5.6 | - | 325 |
| 6月 | △ 梅雨入り・177mm | 26.7 / 20.6 | 31 | 177 | - | 164 | 72 | 3.5 | 5.6 | 0.3 | 302 |
| 7月 | ✕ 猛暑と熱帯夜の始まり | 30.4 / 24.7 | 40 | 188 | - | 189 | 74 | 3.3 | 6.6 | 0.6 | 214 |
| 8月 | ✕ 昼32.2℃・熱帯夜の月 | 32.2 / 26.1 | 53 | 103 | - | 230 | 71 | 3.6 | 6.8 | 0.7 | 187 |
| 9月 | △ 台風・秋の長雨 | 28.8 / 22.6 | 42 | 157 | - | 164 | 67 | 3.8 | 5.1 | 1.1 | 277 |
| 10月 | ◎ ベスト | 23.2 / 16.7 | 52 | 118 | - | 170 | 64 | 3.7 | 3.5 | 0.7 | 198 |
| 11月 | ○ 秋晴れの紅葉月 | 17.5 / 10.9 | 57 | 62 | - | 152 | 63 | 3.5 | 2.3 | - | 185 |
| 12月 | ◎ 晴れ57%は年間1位 | 12.0 / 5.7 | 57 | 49 | 0 | 153 | 62 | 3.9 | 1.8 | - | 227 |
色の濃さ=数値の大きさ。気温だけ青=寒い/赤=暑いで塗り分けています。月の列は固定されるので、横にスクロールしても何月か分かります。地震の列に色を付けていない理由は、いちばん下の「出典・集計方法」に書きました。
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兵庫県の月別気候データ(平均気温・晴れ率・降水量・降雪量・日照時間・
湿度・風速・紫外線・台風接近数・地震観測回数)
出典:気象予報士のぶやんの学習帳「兵庫県の気候データ」
気象庁 平年値(1991〜2020年)ほか
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2026年7月 取得
晴れ率(月別・単位 %)。最大の月を強調しています。
最高気温(月別・単位 ℃)。最大の月を強調しています。
降水量(月別・単位 mm)。最大の月を強調しています。
日照時間(月別・単位 時間)。最大の月を強調しています。
湿度(月別・単位 %)。最大の月を強調しています。
紫外線(月別・単位 UV)。最大の月を強調しています。
0210指標のかたち
「暑いのか寒いのか」「雨が多いのか少ないのか」は、単体の数字を見てもピンときません。全国47都道府県の平均を偏差値50として、10指標を1枚のチャートにまとめました。外側に張り出しているほど「多い・強い・高い」、内側にへこんでいるほど「少ない・弱い・低い」です。日照・晴れ率・風が外に張り出し、降水と降雪がへこんだ瀬戸内の形をしています。
中央の太い十角形が偏差値50(=全国平均)、いちばん外の枠が偏差値70です。地震だけは値が一部の県に極端に偏るため、対数をとってから偏差値化しています。
正確な数値と順位、それぞれのランキングページへの入口は下の表にまとめました。「兵庫県のことが知りたい」人はこのページで完結し、「他県と比べたい」人はランキングへ進めます。
| 指標 | 値 | 偏差値 | 全国順位 | 近畿内順位 | 全国の中での位置 | ランキング |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 🌡️ 気温(年平均気温) | 17.0℃ | 56 | 9位/ 47位中 | 2位/ 6位中 | 平均気温ランキング → | |
| 🌧️ 降水量(年間降水量) | 1,278mm | 41 | 38位/ 47位中 | 6位/ 6位中 | 降水量ランキング → | |
| ⛄ 降雪量(年間降雪量(深さ合計)) | 1cm | 39 | 36位/ 47位中 | 4位/ 6位中 | 降雪量ランキング → | |
| 🌞 日照時間(年間日照時間) | 2,084時間 | 59 | 12位/ 47位中 | 2位/ 6位中 | 日照時間ランキング → | |
| 🌤️ 晴れの出現率(晴れの日の割合(58年集計)) | 47.0% | 57 | 16位/ 47位中 | 2位/ 6位中 | 晴れの出現率ランキング → | |
| 💧 湿度(年平均湿度) | 65% | 38 | 41位/ 47位中 | 4位/ 6位中 | 湿度ランキング → | |
| 🧴 紫外線(UV指数の年平均(推定値)) | 4.17 | 54 | 14位/ 47位中 | 2位/ 6位中 | 紫外線ランキング → | |
| 🍃 風速(年平均風速) | 3.6m/s | 59 | 7位/ 47位中 | 2位/ 6位中 | 平均風速ランキング → | |
| 🌀 台風(接近数(年平均)) | 3.4個/年 | 51 | 14位/ 47位中 | 1位/ 6位中 | 台風の接近数ランキング → | |
| 🌏 地震(震度1以上の回数(年平均)) | 33.2回/年 | 48 | 24位/ 47位中 | 2位/ 6位中 | 地震観測回数ランキング → |
この数値を引用する・CSVで保存する
兵庫県の年平均気温は17.0℃(9位)、年間降水量1,278mm(38位)、
年間日照時間2,084時間(12位)、晴れの出現率47.0%(16位)。
出典:気象予報士のぶやんの学習帳「兵庫県の気候データ」
気象庁 平年値(1991〜2020年)/神戸地方気象台/
気象庁 震度データベース/防災科研 J-SHIS 2024年版/
当サイト58年独自集計(天気出現率)
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2026年7月 取得
0310の指標を、1つずつ読む
ここからは10の指標を1つずつ取り上げて、兵庫県がなぜその数字になるのかを気象予報士の視点で解説します。数字そのものは上の表とチャートに出ていますので、ここでは「その数字を生んでいる仕組み」と「数字だけ見ていると誤解すること」を中心に書きます。
気温 ── 全国9位、熱帯夜3位の「暖かい海辺の都会」
年平均気温17.0℃は全国9位、偏差値56。神戸の観測値は、海と六甲山にはさまれた都会の暖かさを映しています。ただしこの数字は瀬戸内側の顔にすぎません——但馬や丹波の内陸は、まったく別の気温で暮らしています。
冬は冬日(最低0℃未満)が年4.4日・全国40位、真冬日は0日。神戸の冬は大阪と並ぶ全国有数のやさしさです。いっぽう内陸の三田では放射冷却の氷点下の朝が続き、北部の豊岡は雪の中——「冬日4.4日」は県の南端だけの数字と心得てください。
そして夏。熱帯夜は年46.8日・全国3位と、実は大阪(41.5日)を上回ります。海に面した市街地は夜も気温が下がりにくく、7月15.6日・8月24.0日とほぼ毎晩が熱帯夜。いっぽう猛暑日は10.3日・全国30位と控えめで、「昼はまし、夜が暑い」海辺の都会の夏です。
| 夏と冬の「極値」 | 兵庫県の値 | 全国順位 | くわしく |
|---|---|---|---|
| 猛暑日(最高35℃以上) | 10.3日 / 年 | 30位 / 47位中 | 猛暑日ランキング → |
| 熱帯夜(最低25℃以上) | 46.8日 / 年 | 3位 / 47位中 | 熱帯夜ランキング → |
| 冬日(最低0℃未満) | 4.4日 / 年・真冬日は0日 | 40位 / 47位中 | 冬日・真冬日ランキング → |
この3行が、年平均17.0℃という数字の中身です。猛暑日30位なのに熱帯夜3位——海風が昼をやわらげ、海の蓄熱が夜を暖める、沿岸都市の典型です。夏の夜のエアコンは我慢しないこと。そして県北部へ行くなら、この数字は一度忘れてください。
降水量 ── 全国38位・近畿最少、だが北部は倍近く降る
年間降水量1,278mmは全国38位、近畿6府県で最も少ない値です。中国山地が日本海の湿気を、四国山地が太平洋の湿気を削る瀬戸内式気候の典型で、冬の1月はわずか38mm。「雨の少ない明るい神戸」は、データが裏づけるイメージ通りの姿です。
ただし但馬の豊岡は年2,072mmと、神戸の1.6倍も降ります。冬の雪と時雨が上乗せされるためで、同じ県内に「近畿で一番降らない街」と「雪国」が同居しています。そして1938年の阪神大水害では、六甲山系の土石流が神戸の市街を襲いました。山が急な県の雨は、量より「傾き」で牙をむきます。
もうひとつ、雨の量では見えない指標が雷です。兵庫県の年間雷日数は14.0日で全国39位と少なめ。ただし北部の但馬は冬に雷が鳴る日本海側気候で、南北で雷の季節が逆転するのがこの県の面白さです。
降雪量 ── 神戸は年1cm、但馬は近畿屈指の豪雪地帯
年間降雪量は1cm、全国36位——神戸の市街地では、積もる雪は数年に一度の「事件」です。雪の日の出現率も1月11%・2月14%と低く、瀬戸内側の暮らしは雪とほぼ無縁です。
ところが但馬は別世界です。豊岡や香美・新温泉の山あいは本格的な日本海側の豪雪地帯で、ハチ北・神鍋など関西有数のスキーエリアが並びます。「雪のない神戸」と「雪国・但馬」——山脈が、ひとつの県を二つに割っています。
注意したいのは中間の峠道です。中国道・舞鶴道・播但道の山間部は寒波のたびに凍結し、チェーン規制も珍しくありません。県内移動でも「北へ向かう=雪国へ向かう」——冬の但馬行きは冬タイヤが大前提です。
日照時間 ── 全国12位、瀬戸内が誇る明るい空
年間日照時間2,084時間は全国12位、偏差値59の「明るい空」です。中国山地と四国山地が雲をブロックする瀬戸内気候の恩恵をまるごと受け、一年を通して日差しに恵まれます。洗濯と太陽光発電に向いた県——ただし瀬戸内側に限ります。
月別では8月の230時間が最長。冬も12月153時間・1月146時間と明るく、同じ県内の豊岡(1月65時間)の2倍以上です。ひとつの県の中に、日照2倍差——南北格差はここでも際立ちます。
使い方のコツは、梅雨(6月164時間)を避けること。行楽の空の当たり時期は10月〜12月と4月・5月です。冬の但馬へは「日差しではなく雪見とカニ」を目当てに——これが兵庫の旅の正しい設計図です。
天気出現率 ── 月別の晴れ・曇り・雨・雪
日照時間は「太陽が何時間出ていたか」の合計であって、「晴れの日が何日あったか」ではありません。旅行の日程を決めるときに知りたいのは、たいてい後者のほうです。そこで、その月にどの天気が何割の日に出たかを帯グラフにしました。帯の幅がそのまま出現率(%)です。
帯の幅がそのまま出現率(%)。 晴 くもり 雨 雪
この形にすると、兵庫(神戸)の空の性格が見えます。晴れの帯は10月52%→11月57%→12月57%と、寒くなるほど太くなる冬晴れ型。1月も50%と明るく、雪の帯は1月11%・2月14%とわずかです。
雨の日の割合は23.5%・全国37位と少なめです。梅雨の6月34%が唯一の太い雨の帯で、真夏の8月は21%まで細ります。この帯グラフは気象庁の平年値(30年)ではなく、1968年から2025年までの58年分の観測を独自集計した値です。
4つの天気それぞれで全国順位を出すと、晴れは全国16位(47.0%)、くもりは16位(26.9%)、雨は37位(23.5%)、雪は24位(2.6%)。快晴日数は21.9日・全国31位。「降らない・晴れる」の二拍子がそろった、瀬戸内らしい空です。
4つの天気それぞれの全国ランキング(かっこ内は兵庫県の順位)
☀️ 晴れの出現率ランキング(16位)→ ☁️ くもりの日が多い県ランキング(16位)→ 🌧️ 雨の日が多い県ランキング(37位)→ ❄️ 雪の日が多い県ランキング(24位)→ 🔆 快晴日数ランキング(31位)→ 📊 天気出現率まとめ(晴/曇/雨/雪)→湿度 ── 年平均65%で全国41位、乾いた瀬戸内の空気
年平均湿度65%は全国41位、偏差値38——乾いた部類です。雨の少ない瀬戸内側は、とくに冬から春がよく乾き、12月〜4月は61〜62%で推移します。
ただし夏だけは別です。7月74%・8月71%と湿度が上がり、熱帯夜3位の気温と重なる——神戸の夏の蒸し暑さは、乾いた年平均からは想像できません。夏の屋外は暑さ指数(WBGT)での判断を基本にしてください。
乾燥の恩恵は冬にあります。洗濯物は乾き、結露やカビの悩みは小さめ。かわりに空気が乾く季節の火災と感染症対策、静電気への注意はセットで。「夏は蒸し、冬は乾く」——メリハリで対策を切り替えてください。
紫外線 ── 全国14位、晴れの多さが押し上げる日差し
UVインデックスの年平均は4.17で全国14位。緯度は中位でも、晴れの多さがそのまま紫外線量を押し上げます。「明るい神戸」の数少ない代償——日差しに恵まれることと浴びすぎのリスクは、表裏一体です。
月別で注目してほしいのは、5月にすでに5.6(「強い」)へ達することです。気温はまだ快適でも、太陽の高さは真夏並み。海辺やアウトドアの行楽が気持ちいい季節ほど、対策が抜けやすくなります。
ピークは8月の6.8。実質的な対策期間は5月から9月までです。雲があっても紫外線の6〜7割は地表に届くので、曇りの日を「大丈夫な日」と考えないでください。
「何月の何時が強いのか」は、月平均だけでは分かりません。下は晴天時のUVインデックスを月と時刻の両方で並べた表です。
晴天時UVインデックス早見表(月×時刻)
結論:7月の正午〜13時が最も強く9.2。 「非常に強い」に入るのは7月と8月の11〜14時だけですが、5月・6月の正午は7.5〜7.8で「強い」に達します。 気温がまだ過ごしやすい5月の昼にも、真夏に近い紫外線が降っていることが表から読み取れます。
| 月 | 8時 | 9時 | 10時 | 11時 | 12時 | 13時 | 14時 | 15時 | 16時 | 17時 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1月 | 0.0 | 0.4 | 1.1 | 1.9 | 2.4 | 2.4 | 1.8 | 1.1 | 0.4 | 0.0 |
| 2月 | 0.2 | 0.7 | 1.7 | 2.7 | 3.4 | 3.5 | 2.8 | 1.8 | 0.8 | 0.2 |
| 3月 | 0.4 | 1.3 | 2.7 | 4.0 | 4.8 | 4.7 | 3.8 | 2.5 | 1.2 | 0.4 |
| 4月 | 0.9 | 2.2 | 3.9 | 5.4 | 6.2 | 6.0 | 4.9 | 3.3 | 1.7 | 0.6 |
| 5月 | 1.5 | 3.1 | 5.0 | 6.7 | 7.5 | 7.2 | 5.9 | 4.0 | 2.2 | 0.9 |
| 6月 | 1.6 | 3.3 | 5.2 | 7.0 | 7.8 | 7.6 | 6.4 | 4.5 | 2.6 | 1.1 |
| 7月 | 1.8 | 3.7 | 6.0 | 8.1 | 9.2 | 9.1 | 7.7 | 5.5 | 3.2 | 1.5 |
| 8月 | 1.4 | 3.3 | 5.6 | 7.6 | 8.7 | 8.6 | 7.1 | 4.9 | 2.7 | 1.1 |
| 9月 | 0.9 | 2.4 | 4.2 | 5.9 | 6.7 | 6.4 | 5.0 | 3.2 | 1.5 | 0.4 |
| 10月 | 0.6 | 1.6 | 3.0 | 4.2 | 4.8 | 4.4 | 3.2 | 1.8 | 0.7 | 0.1 |
| 11月 | 0.2 | 0.9 | 1.9 | 2.7 | 3.1 | 2.8 | 2.0 | 1.0 | 0.3 | 0.0 |
| 12月 | 0.1 | 0.5 | 1.2 | 1.9 | 2.3 | 2.2 | 1.6 | 0.8 | 0.2 | 0.0 |
弱い0〜2中程度3〜5強い6〜7非常に強い8〜10極端に強い11以上
色は気象庁・WHOのUVインデックス区分そのものです。枠で囲んだ数字はその月のピーク。 6時台・7時台と18時以降は、一年を通してUVインデックスが1未満のため列から省いています(対策不要の水準です)。 値は雲のない晴天時の推計で、曇りの日は6〜7割程度に下がります。晴天時の値は緯度でほぼ決まるため、この表は九州北部〜中部の代表値です。兵庫など近畿地方では、この表より1割ほど弱めが目安です。それでも夏のピーク帯の強さは変わりません。
風 ── 全国7位、六甲おろしが吹き抜ける港町
年平均風速3.6m/sは全国7位、偏差値59——全国有数の「風の街」です。海と六甲山地にはさまれた神戸は風の通り道で、月別では1月・12月の3.9m/sをピークに、一年中3m/s台の風が吹き続けます。この指標は代表地点の立地に左右されやすいので、順位だけを一人歩きさせないでください。
冬の名物が「六甲おろし」です。六甲山地から市街へ吹き下りる北風は、体感温度をぐっと下げる神戸の冬の主役。応援歌でおなじみのあの名前は、気象的にも実在する山越えの風です。
そして風の強い街でも、台風の暴風は別格です。2018年の台風21号では大阪湾岸で記録的な暴風と高潮が発生し、神戸の沿岸部も浸水しました。「いつも風がある」ことと「暴風に耐えられる」ことは別問題——台風時は普段の風の感覚を捨ててください。
台風 ── 接近は年3.4個、海側は高潮・山側は土砂
この表で台風の指標に使っているのは「上陸数」ではなく「接近数」です。先に理由を書きます。気象庁の「上陸」は台風の中心が北海道・本州・四国・九州の海岸線に達することを指し、沖縄県は定義上どれだけ台風が通っても上陸に数えられません。上陸数で47都道府県を並べると、日本で最も台風の影響を受ける沖縄が最下位に並ぶという逆転が起きます。また上陸は中心が最初に達した1県だけを数えるため、隣県が大きな被害を受けても数字に表れません。中心から300km以内に入った回数を数える「接近数」なら、47都道府県すべてを同じものさしで、しかも毎年の値として比べられます。
「上陸」とは、台風の中心が北海道・本州・四国・九州の海岸線に達することをいいます。兵庫県への上陸は多くはなく、四国や紀伊半島で勢力を落としてから通過するコースが主流です。接近数は年3.4個・全国14位です。
接近で数えると、兵庫を含む近畿地方には年3.4個(気象庁平年値・1991〜2020年)。月別では9月の1.1個がピークで、8月・10月も各0.7個——夏の終わりから秋に重心があります。台風は「来やすい時期」がわかっている——つまり備えを計画できる災害です。市町村別の詳しい接近回数は台風の接近数ランキングで確認できます。
警戒すべきは高潮と山の大雨です。大阪湾の高潮は神戸・尼崎の湾岸にも及び、2018年の台風21号では沿岸部が浸水しました。いっぽう山地では雨が増幅され、1938年の阪神大水害では六甲山系の土石流が市街を襲いました。海側は高潮、山側は土砂——住む場所で備えの主役が変わる県です。
地震 ── 過去の観測回数と、これからの確率
全国24位、近畿6府県では2位です。107年間の合計は3,548回、年平均33.2回。月別表の1月が突出しているのは、1995年の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)とその余震によるもので、季節性はありません。この数字の背後には、6,434人の犠牲があります。
近畿6府県の地震観測回数(震度1以上・回/年)
1919〜2026年の107年間の平均。バーの長さは和歌山県を100%とした割合。出典:気象庁 震度データベース検索
「地震が少ない=安全」ではありません
この数字は過去に何回揺れたかであって、これから何回揺れるかではありません。2016年の前まで、熊本は「地震の少ない県」と見られていました——だからこそ、あの地震の教訓は重いのです。石川は2024年に、やはり「回数が多い県」ではないところで大きな被害が出ました。むしろ、回数が少ない県ほど耐震意識と備えが薄いという指摘があります。揺れ慣れていないぶん、家具の固定も備蓄も後回しになりやすいためです。過去の回数は防災の判断材料の半分でしかありません。
そこで、残り半分の「これからの確率」を並べます。地震調査研究推進本部(J-SHIS)が公表している、今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率です。
過去の実績
約33.2回/年
震度1以上(1919〜2026年)・全国24位。107年間の合計は3,548回。過去にどれだけ揺れたか
これからの確率
7.6%
今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率。兵庫県庁位置・J-SHIS 2024年版(2026年7月取得)。これから揺れる可能性
足元の活断層
0.1〜1%
山崎断層帯・主部北西部(M7.7程度)の30年以内の地震発生確率。地震本部 長期評価。1995年の兵庫県南部地震の記憶も、この県の足元に
1995年1月17日、M7.3の直下地震が神戸を襲いました。六甲・淡路島断層帯の一部・野島断層が動き、震度7の帯が市街地を貫き、死者6,434人——戦後最悪級の都市直下地震です。同断層帯(M7.9程度)の30年確率はほぼ0〜1%ですが、県内には山崎断層帯(M7.7程度・0.1〜1%)など動いていない断層も残り、北部には1925年の北但馬地震(死者421人)の記憶もあります。「経験した県」だからこそ、備えの水準を落とさない——それがこの県の地震との向き合い方です。
04県内の主要都市を比べる
同じ兵庫県でも、瀬戸内の神戸と、播州の姫路、日本海側の豊岡、淡路島の洲本では顔が違います。晴れの南、雪の北、島の温和——「日本の縮図」と呼ばれる気候の多様さです。
神戸(神戸市)県庁所在地
- 年平均気温
- 17.0℃
- 年間降水量
- 1,278mm
- 年間日照時間
- 2,084時間
- 猛暑日日数
- 10.3日
港町の代表値。熱帯夜46.8日は全国3位級——海と山にはさまれた「夜が暑い」都会。
姫路(姫路市)播州・内陸の平野
- 年平均気温
- 15.6℃
- 年間降水量
- 1,255mm
- 年間日照時間
- 2,034時間
- 猛暑日日数
- 13.7日
播州平野の城下町。日照2,034時間と明るく、夏は内陸ぶんの猛暑日13.7日。
豊岡(豊岡市)但馬・日本海側
- 年平均気温
- 14.6℃
- 年間降水量
- 2,072mm
- 年間日照時間
- 1,487時間
- 猛暑日日数
- 29.3日
但馬の中心。雨2,072mmは神戸の1.6倍、冬は雪とフェーンの猛暑日29.3日——完全な日本海側。
洲本(洲本市)淡路島・島の気候
- 年平均気温
- 16.1℃
- 年間降水量
- 1,560mm
- 年間日照時間
- 1,995時間
- 猛暑日日数
- 15.2日
淡路島の中心。海に囲まれ猛暑日15.2日と穏やか——温和な島気候の見本。
05気象予報士の総括
10の指標を通して見ると、兵庫県は「日本の縮図」だと言えます。神戸の数字は日照12位・晴れ16位・風7位、降水は近畿最少と、明るく乾いた瀬戸内型。しかし但馬に目を移せば、雪国と豪雨の日本海側気候が広がる。ひとつの県に、日本の気候のほぼ全部が詰まっています。
月別に分解すると、神戸のベストシーズンは秋から初冬です。晴れは10月52%→11月・12月57%と伸び、雨は減っていく——「冬に向かって晴れていく」瀬戸内の空。試練は7月・8月の熱帯夜(全国3位)と6月の梅雨です。北部は逆に、冬こそ雪と曇天の季節になります。
そして9番目と10番目、台風と地震。台風は高潮・暴風・山の土砂と、地形ごとに顔を変えます。そして地震は——1995年の阪神・淡路大震災(死者6,434人)という日本の災害史の転換点を、この県が経験しました。山崎断層帯や南海トラフ(60〜90%程度以上)は、これからの備えの対象です。
神戸の冬晴れと夜の暑さを知り、北へ行くなら雪国と心得て、台風は住む場所ごとに備えを変え、1995年の教訓を伝え続ける——このページの結論はこの一行です。
06近くの県・気候が似た県と比べる
「兵庫と大阪って何が違うの?」に答えるための入口です。詳細ページが未公開の県は、47都道府県データの一覧表で該当行を確認できます。
よくある質問(兵庫県の気候)
Q. 兵庫県の気候の特徴は?
A. 年平均気温17.0℃(全国9位)、年間降水量1,278mm(全国38位)、年間日照時間2,084時間(全国12位)です。全国と比べると「空気が乾いている」「雪が少ない」が際立つ気候です。
Q. 兵庫県では雪は積もりますか?
A. ほとんど積もりません。年間降雪量の平年値は1cm(全国36位)で、積雪は数年に一度の出来事です。
Q. 兵庫県に台風は多いですか?
A. 台風の接近数は年平均3.4個で全国14位です。全国ではやや多めのグループで、接近は8月〜9月に集中します。
Q. 兵庫県は地震が多いですか?
A. 震度1以上の揺れは年平均33.2回(全国24位)です。県庁所在地が今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率は7.6%(全国37位)と評価されています。
Q. 兵庫県で過ごしやすい季節はいつですか?
A. 気候データの上では4月・5月・10月〜12月が過ごしやすい時期です。詳しくは本文の「月別の過ごしやすさカレンダー」をご覧ください。
07関連ページ
出典・集計方法・データの限界
- 気温・降水量・日照時間・湿度・風速
- 気象庁の平年値(1991〜2020年)。県の代表値は神戸地方気象台の観測値、県内都市は各地の気象台・観測所の値です。
- 偏差値と全国順位
- 全国47都道府県の代表観測点の値から当サイトが算出しました。
- 紫外線(UV指数)
- 日本国内の実測地点が限られているため、気象庁の紫外線解析値(推定値)をもとにした値です。実測値ではありません。
- 天気出現率
- 気象庁の日別天気概況をもとに、日ごとの天気を晴れ・曇り・雨・雪の4区分に集計(1968〜2025年の58年分・当サイト独自集計)。
- 降雪量
- 気象庁の平年値(降雪の深さ合計)。
- 地震
- 気象庁「震度データベース検索」で震度1以上を観測した回数(1919年1月〜2026年、観測点数の増加による影響を含みます)。
- 30年確率・活断層
- 地震調査研究推進本部/防災科研(J-SHIS)の公表値。
1日のうちで天気が変わった日は代表的な天気に寄せているため、天気出現率は体感と数%のずれが出ることがあります。
降雪量と地震の偏差値は、値が一部の県に極端に偏るため、対数変換したうえで算出しています。
台風の列について。月別表の台風は兵庫県単独ではなく、近畿地方への接近数の平年値(気象庁・1991〜2020年)です。たとえば「7月 0.6」は「毎年7月に平均0.6個接近する」という意味です。
地震の列について。月別表の地震だけ色を付けていません。1月が突出しているのは「1995年の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)とその余震」、3月は「1927年の北丹後地震」などの歴史であって、季節性ではありません。年間にならすと約33.2回(3,548回÷107年)です。
監修:のぶやん(気象予報士)/最終更新:2026年8月2日
