【歴代】最大瞬間風速ランキング 日本一は?|全国945地点ベスト(年間・月別・都道府県別/風向つき)

気象

「日本で観測された最も強い風は?」——台風のニュースで耳にする最大瞬間風速。その歴代記録を、日本中の観測点から集めてランキングにしました。

この記事では、気象庁の各地点「観測史上1位の値」をもとに、全国945地点の歴代最大瞬間風速をベスト1000として一挙公開します。ツールでは年間(観測史上)・月別の切り替え、都道府県での絞り込み、地点名検索ができ、そのときの風向と観測年月も表示。「あなたの街の史上最強の風」がすぐに調べられます。

のぶやん
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このランキングの作り方(出典)

  • 出典:気象庁「過去の気象データ検索」の各地点『観測史上1〜10位の値』(2026年7月時点)。全国の気象台・アメダスのうち、風を観測する945地点の1位の値を集計しました
  • 月別ランキングは、同じく気象庁の「観測史上1位の値(月ごと)」を各地点×12か月分取得したものです
  • 値は日最大瞬間風速(m/s)。あわせてそのときの風向と観測年月を掲載しています
  • 統計期間は地点により異なります(古い気象台は100年以上、新しいアメダスは十数年)。歴史の長い地点ほど大きな記録を持ちやすい点にご注意ください
  • 偏差値は「全国平均を50」として、記録がどれだけ突出しているかの目安です

【歴代】最大瞬間風速ランキング(全945地点・ベスト1000)

まずはランキングツールです。期間(年間・各月)、都道府県、地点名で絞り込めます。各行に風向と観測年月つきです。

期間:
弱い強い
1位富士山
山梨県
91.0m/s南南西・1966年9月
偏差値 101.4
2位宮古島
沖縄県 宮古島市
85.3m/s北東・1966年9月
偏差値 96.2
3位室戸岬
高知県 室戸市
84.5m/s西南西・1961年9月
偏差値 95.4
4位与那国島
沖縄県 与那国町
81.1m/s南東・2015年9月
偏差値 92.3
5位名瀬
鹿児島県 奄美市
78.9m/s東南東・1970年8月
偏差値 90.3
6位那覇
沖縄県 那覇市
73.6m/s南・1956年9月
偏差値 85.4
7位宇和島
愛媛県 宇和島市
72.3m/s西・1964年9月
偏差値 84.2
8位石垣島
沖縄県 石垣市
71.0m/s南南西・2015年8月
偏差値 83.0
9位西表島
沖縄県 竹富町
69.9m/s北東・2006年9月
偏差値 82.0
10位剣山
徳島県
69.0m/s南南東・1970年8月
偏差値 81.2
11位屋久島
鹿児島県 屋久島町
68.5m/s東北東・1964年9月
偏差値 80.7
12位八丈島
東京都 八丈島八丈町
67.8m/s南・1975年10月
偏差値 80.1
13位石廊崎
静岡県 南伊豆町
67.6m/s東北東・2004年10月
偏差値 79.9
14位盛山
沖縄県
67.4m/s南南西・2015年8月
偏差値 79.7
15位徳島
徳島県 徳島市
67.0m/s南南東・1965年9月
偏差値 79.3
……下書きプレビュー用の表示(年間・上位15位)です。公開ページでは全945地点を月別・都道府県・地点名で絞り込めます……
表示 15 地点(下書きプレビュー)/年間の観測史上1位

歴代トップ30の一覧表はこちらです。

最大瞬間風速 歴代ランキング トップ30(全国945地点・観測史上1位の値)
順位地点(都道府県・市町村)最大瞬間風速風向観測年月偏差値
1位富士山(山梨県)91.0m/s南南西1966年9月101.4
2位宮古島(沖縄県・宮古島市)85.3m/s北東1966年9月96.2
3位室戸岬(高知県・室戸市)84.5m/s西南西1961年9月95.4
4位与那国島(沖縄県・与那国町)81.1m/s南東2015年9月92.3
5位名瀬(鹿児島県・奄美市)78.9m/s東南東1970年8月90.3
6位那覇(沖縄県・那覇市)73.6m/s1956年9月85.4
7位宇和島(愛媛県・宇和島市)72.3m/s西1964年9月84.2
8位石垣島(沖縄県・石垣市)71.0m/s南南西2015年8月83.0
9位西表島(沖縄県・竹富町)69.9m/s北東2006年9月82.0
10位剣山(徳島県)69.0m/s南南東1970年8月81.2
11位屋久島(鹿児島県・屋久島町)68.5m/s東北東1964年9月80.7
12位八丈島(東京都・八丈島八丈町)67.8m/s1975年10月80.1
13位石廊崎(静岡県・南伊豆町)67.6m/s東北東2004年10月79.9
14位盛山(沖縄県)67.4m/s南南西2015年8月79.7
15位徳島(徳島県・徳島市)67.0m/s南南東1965年9月79.3
16位牛深(熊本県・天草市)66.2m/s東北東1999年9月78.6
17位南大東(南大東島)(沖縄県・南大東村)65.4m/s北東1961年10月77.9
18位所野(沖縄県)63.8m/s東北東2015年9月76.4
18位志多阿原(沖縄県)63.8m/s南南東2010年9月76.4
20位雲仙岳(長崎県・雲仙市)63.7m/s2004年10月76.3
21位網代(静岡県・熱海市)63.3m/s2004年10月75.9
22位久米島(沖縄県・久米島町)62.8m/s2007年9月75.5
23位枕崎(鹿児島県・枕崎市)62.7m/s東南東1945年9月75.4
24位宮城島(沖縄県・うるま市)62.6m/s西北西2012年9月75.3
25位伊吹山(滋賀県)61.2m/s南東1987年10月74.0
25位鏡原(沖縄県)61.2m/s東北東2019年9月74.0
27位阿蘇山(熊本県・阿蘇市)60.9m/s南西1991年9月73.7
28位大原(沖縄県・竹富町)60.8m/s東南東2010年9月73.6
29位沖永良部(鹿児島県・和泊町)60.4m/s東北東1977年9月73.3
30位広島(広島県・広島市)60.2m/s2004年9月73.1

日本記録は富士山の91.0m/s。「台風の通り道」が上位を独占

日本の観測史上1位は富士山(山頂)の91.0m/s(1966年9月25日・台風26号)。時速に直すと約328km/h、新幹線を上回る風が実際に吹いたことになります。2位は宮古島の85.3m/s(1966年9月・第2宮古島台風)、3位は室戸岬の84.5m/s(1961年9月・第2室戸台風)。

上位の顔ぶれは、山岳(富士山・剣山)、台風銀座の島々(宮古島・与那国島・名瀬・石垣島)、そして台風が最初に上陸する岬(室戸岬・宇和島)。「高いところ」「南の島」「突き出た岬」が、日本の強風の三大聖地です。1966年・1961年など半世紀以上前の記録が今も破られていないことにも注目してください。

【都道府県別】歴代最大瞬間風速ランキング

各都道府県の「県内1位地点」を並べたランキングです。

都道府県別の歴代最大瞬間風速(各県の1位地点)
順位都道府県地点最大瞬間風速風向観測年月偏差値
1位山梨県富士山91.0m/s南南西1966年9月79.3
2位沖縄県宮古島(宮古島市)85.3m/s北東1966年9月74.5
3位高知県室戸岬(室戸市)84.5m/s西南西1961年9月73.9
4位鹿児島県名瀬(奄美市)78.9m/s東南東1970年8月69.2
5位愛媛県宇和島(宇和島市)72.3m/s西1964年9月63.7
6位徳島県剣山69.0m/s南南東1970年8月60.9
7位東京都八丈島(八丈島八丈町)67.8m/s1975年10月59.9
8位静岡県石廊崎(南伊豆町)67.6m/s東北東2004年10月59.8
9位熊本県牛深(天草市)66.2m/s東北東1999年9月58.6
10位長崎県雲仙岳(雲仙市)63.7m/s2004年10月56.5
11位滋賀県伊吹山61.2m/s南東1987年10月54.4
12位広島県広島(広島市)60.2m/s2004年9月53.6
13位大阪府大阪(大阪市)60.0m/s1934年9月53.4
14位和歌山県潮岬(串本町)59.5m/s南南東1990年9月53.0
15位宮崎県宮崎(宮崎市)57.9m/s南東1993年9月51.7
16位千葉県千葉(千葉市)57.5m/s南東2019年9月51.3
17位石川県輪島(輪島市)57.3m/s南南西1991年9月51.2
18位兵庫県洲本(洲本市)57.0m/s南南東1965年9月50.9
19位島根県松江(松江市)56.5m/s西北西1991年9月50.5
20位三重県上野(伊賀市)56.4m/s南南西1998年9月50.4
21位栃木県奥日光(日光)(日光市)55.4m/s北東1966年9月49.6
22位愛知県伊良湖(田原市)55.3m/s1959年9月49.5
23位北海道室蘭(室蘭市)55.0m/s1954年9月49.2
24位佐賀県佐賀(佐賀市)54.3m/s南東1991年9月48.7
25位青森県青森(青森市)53.9m/s南西1991年9月48.3
26位山口県山口(山口市)53.1m/s南東1991年9月47.7
27位京都府舞鶴(舞鶴市)51.9m/s2004年10月46.6
28位秋田県秋田(秋田市)51.4m/s南南西1991年9月46.2
29位山形県飛島(酒田市)51.1m/s西南西2012年4月46.0
30位岡山県津山(津山市)50.4m/s2004年10月45.4
30位大分県蒲江(佐伯市)50.4m/s南南東2022年9月45.4
32位福岡県福岡(福岡市)49.3m/s1987年8月44.5
33位福井県福井(福井市)48.8m/s南南東1991年9月44.1
34位神奈川県横浜(横浜市)48.7m/s北東1938年9月44.0
35位鳥取県鳥取(鳥取市)48.6m/s1991年9月43.9
36位福島県小名浜(いわき市)48.1m/s南東2002年10月43.5
37位奈良県奈良(奈良市)47.2m/s1979年9月42.7
38位新潟県相川(佐渡市)46.2m/s北西1961年9月41.9
39位宮城県江ノ島(女川町)45.5m/s北北東2013年10月41.3
40位岩手県大船渡(大船渡市)44.2m/s南南東2002年10月40.2
40位茨城県水戸(水戸市)44.2m/s北北東1939年8月40.2
40位岐阜県岐阜(岐阜市)44.2m/s東南東1959年9月40.2
43位富山県富山(富山市)42.7m/s2004年9月39.0
44位埼玉県熊谷(熊谷市)41.0m/s南東1966年9月37.6
45位群馬県前橋(前橋市)40.2m/s東南東1966年9月36.9
46位香川県高松(高松市)39.5m/s北東1965年9月36.3
47位長野県松本(松本市)37.6m/s1998年9月34.7

1位は山梨県(富士山)、最下位は長野県——「内陸の盆地」は風にも守られる

都道府県別の1位は、富士山頂を擁する山梨県の91.0m/s。2位沖縄85.3、3位高知84.5と続きます。一方、最下位は長野県(松本)の37.6m/s。香川39.5、群馬40.2、埼玉41.0、富山42.7と、内陸の盆地や瀬戸内は歴代最強でも40m/s前後です。

台風は海から来るため、海に面していない・山に囲まれた土地は暴風からも守られます。猛暑日ランキングでは「暑さの主役」だった内陸盆地が、風では一転して「守られる側」になるのが面白いところです。

【月別】最強の風はいつ吹くのか

「その地点の観測史上1位」が記録された月の分布(945地点)
1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
地点数323060119178161093491441348

各地点の観測史上1位が「何月に記録されたか」を数えると、945地点中349地点(約37%)が9月に集中しています。10月144地点、8月109地点を合わせると、台風シーズンの8〜10月だけで6割以上。日本の「史上最強の風」は、圧倒的に台風が作っているのです。

意外なのは4月の119地点。春の発達した低気圧(いわゆるメイストーム前の春の嵐)によるもので、特に北日本・日本海側では「一番強い風は春に吹いた」という地点が少なくありません。ツールを「4月」や「1月」に切り替えると、台風とは違う顔ぶれのランキングが現れます。

世界記録は?——豆知識

世界の観測史上最大瞬間風速は、WMO(世界気象機関)が公認する1996年4月10日、オーストラリア・バロー島の113.2m/s(サイクロン・オリビア)とされています。それ以前は米ワシントン山(1934年、103.3m/s)が長く世界一でした。富士山の91.0m/sは、これらに次ぐ世界屈指の記録です。

まとめ

今回の内容についてまとめました。

まとめ
  • 日本記録は富士山の91.0m/s(1966年9月・台風26号)=時速約328km。2位宮古島85.3m/s、3位室戸岬84.5m/s
  • 上位は「山岳・南の島・岬」……台風の通り道と高所が歴代記録を独占。半世紀以上破られない記録が多い
  • 都道府県別1位は山梨県(富士山)、最下位は長野県の37.6m/s……内陸盆地は暴風からも守られる
  • 記録の37%は9月、8〜10月で6割超……日本の最強風は台風がつくる。ただし4月(春の嵐)も119地点と意外に多い
  • 全国945地点の歴代1位を、年間・月別×都道府県×地点名で検索可能。風向・観測年月・偏差値つきはこの記事だけ
  • 出典は気象庁「観測史上1〜10位の値」(2026年7月時点)。世界記録はWMO公認のバロー島113.2m/s

出典・参考:気象庁「過去の気象データ検索」(観測史上1〜10位の値)/世界記録はWMO(世界気象機関)の公式評価によります。

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以上が、「最大瞬間風速ランキング」でした。

読んでいただきありがとうございました。

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