日本一蒸し暑い県はどこ?気温×湿度の「不快指数」で47都道府県をランキング|1位沖縄81.0・2位鹿児島、最も快適は北海道【気象予報士が計算】

日本地図上に不快指数の高さを暖色で示した点と、湿った空気を表すぼかし、指数の棒グラフを重ねたイメージ 気象

「湿度が高い県ランキングの1位はどこ?」——湿度が高い県ランキングを出したところ、「湿度だけでは蒸し暑さはわからない」という声をもらいました。そのとおりで、蒸し暑さは気温と湿度の組み合わせで決まります。

そこで、気温と湿度から「蒸し暑さ」を1つの数字にする不快指数(DI)を、47都道府県の8月の平年値で計算しました。結果、日本一蒸し暑い県は沖縄(不快指数81.0)、2位鹿児島、3位兵庫。逆に最も蒸し暑くないのは北海道(70.2)で、東京は34位でした。

のぶやん
のぶやん

私は気象庁で働いていた気象予報士です。不快指数80を超えると「全員が不快に感じる」とされます。8月の平年値で80を超えるのは沖縄と鹿児島の2県だけ——ただし近年の8月は平年より1〜2℃高いので、実際はもっと多くの県が80を超えています。

不快指数とは?

不快指数は気温(℃)と湿度(%)から蒸し暑さを表す指標で、次の式で計算します。

不快指数 = 0.81×気温 + 0.01×湿度×(0.99×気温 − 14.3)+ 46.3

不快指数体感の目安
〜55寒い
55〜60肌寒い
60〜65何も感じない
65〜70快適
70〜75一部の人が不快
75〜80半数以上が不快
80〜85全員が不快
85〜耐えられない
不快指数の目安

たとえば気温30℃・湿度50%なら不快指数78.3、同じ30℃でも湿度80%なら82.9。湿度が30ポイント上がると、気温が3℃以上上がったのと同じ蒸し暑さになります。日本の夏がつらいのは気温より湿度のせい、というのは数字でも正しいのです。

【ツール】指標と月を切り替えて全国順位を確認

下のツールでは、気温・雨・雪・晴れ・湿度・風・雷・台風・地震などの指標を年間・月別に切り替えて、47都道府県の順位と偏差値を確認できます(沖縄県を黄色で強調表示)。並び順を変えると「少ない県」「低い県」のランキングになります。

日本一蒸し暑い県ランキング(8月の平年値)

順位都道府県8月の平均気温8月の平均湿度不快指数体感
1位沖縄県29℃78%81全員が不快
2位鹿児島県28.8℃74%80.1全員が不快
3位兵庫県28.6℃71%79.4半数以上が不快
4位大阪府29℃66%79.3半数以上が不快
5位香川県28.6℃70%79.3半数以上が不快
6位福岡県28.4℃72%79.3半数以上が不快
7位長崎県28.1℃76%79.3半数以上が不快
8位熊本県28.4℃72%79.3半数以上が不快
9位佐賀県28.2℃73%79.1半数以上が不快
10位宮崎県27.6℃80%79.1半数以上が不快
11位和歌山県28.4℃70%79半数以上が不快
12位広島県28.5℃69%79半数以上が不快
13位高知県27.9℃76%79半数以上が不快
14位山口県27.9℃75%78.9半数以上が不快
15位徳島県28.1℃73%78.9半数以上が不快
8月の不快指数トップ15(県庁所在地の平年値から計算)

1位沖縄は気温29.0℃・湿度78%で不快指数81.0、2位鹿児島は28.8℃・74%で80.1。この2県だけが「全員が不快」の80台です。3位以下の兵庫・大阪・香川・福岡・長崎・熊本・佐賀・宮崎は79台でほぼ横並び。西日本の平野部はどこも似たような蒸し暑さということがわかります。

興味深いのは4位の大阪。湿度は66%と西日本で最も低いのに、気温29.0℃(沖縄と同じ)が効いて上位に入りました。逆に10位の宮崎は気温27.6℃と低めなのに湿度80%で上位。「暑い大阪」「湿った宮崎」と、蒸し暑さの中身が違います。

蒸し暑くない県ランキング

順位都道府県8月の平均気温8月の平均湿度不快指数体感
47位北海道22.3℃75%70.2一部が不快
46位青森県23.5℃78%72.3一部が不快
45位岩手県23.5℃79%72.4一部が不快
44位宮城県24.4℃81%74一部が不快
43位山形県25℃75%74.4一部が不快
42位秋田県25℃76%74.5一部が不快
41位長野県25.4℃73%74.8一部が不快
40位福島県25.5℃76%75.3半数以上が不快
39位茨城県25.6℃81%76半数以上が不快
38位栃木県26℃78%76.3半数以上が不快
8月の不快指数が低い県

最下位(最も快適)は北海道の70.2。8月でも「一部の人が不快」程度で、本州の6月上旬並みです。青森72.3、岩手72.4、宮城74.0と東北北部が続きます。北海道・東北は湿度自体は75〜80%と高いのですが、気温が22〜24℃と低いため不快指数は上がりません。蒸し暑さを決めるのは、湿度より先に気温だとわかります。

47都道府県 不快指数ランキング(全順位)

順位都道府県8月の気温8月の湿度不快指数
1位沖縄県29℃78%81
2位鹿児島県28.8℃74%80.1
3位兵庫県28.6℃71%79.4
4位大阪府29℃66%79.3
5位香川県28.6℃70%79.3
6位福岡県28.4℃72%79.3
7位長崎県28.1℃76%79.3
8位熊本県28.4℃72%79.3
9位佐賀県28.2℃73%79.1
10位宮崎県27.6℃80%79.1
11位和歌山県28.4℃70%79
12位広島県28.5℃69%79
13位高知県27.9℃76%79
14位山口県27.9℃75%78.9
15位徳島県28.1℃73%78.9
16位岐阜県28.3℃69%78.7
17位三重県27.9℃73%78.6
18位大分県27.7℃75%78.6
19位京都府28.5℃66%78.6
20位愛知県28.2℃69%78.5
21位愛媛県28.1℃70%78.5
22位岡山県28.1℃69%78.4
23位静岡県27.4℃76%78.2
24位奈良県27.8℃70%78.1
25位滋賀県27.5℃73%78
26位千葉県27.1℃77%77.9
27位福井県27.4℃73%77.9
28位島根県27.1℃77%77.9
29位鳥取県27.3℃74%77.8
30位神奈川県27℃76%77.6
31位富山県26.9℃77%77.6
32位石川県27.3℃72%77.6
33位埼玉県27.1℃74%77.5
34位東京都26.9℃74%77.2
35位山梨県27.1℃70%77
36位群馬県26.8℃72%76.8
37位新潟県26.5℃75%76.7
38位栃木県26℃78%76.3
39位茨城県25.6℃81%76
40位福島県25.5℃76%75.3
41位長野県25.4℃73%74.8
42位秋田県25℃76%74.5
43位山形県25℃75%74.4
44位宮城県24.4℃81%74
45位岩手県23.5℃79%72.4
46位青森県23.5℃78%72.3
47位北海道22.3℃75%70.2
47都道府県の8月の不快指数(県庁所在地の平年値、1991〜2020年)

【ツール】不快指数・露点温度カリキュレーター|気温と湿度を入れるだけ

気温と湿度を入力すると、不快指数と露点温度、体感の目安を計算し、2つの地点のどちらが蒸し暑いかを判定します。「今住んでいる場所」と「引っ越し先・別荘地の候補」の平年値や、今日の観測値を入れて比べてください。気象庁の過去の気象データで、日平均気温と日平均湿度が地点ごとに調べられます。

プリセット:

地点A

地点B

不快指数=0.81×気温+0.01×湿度×(0.99×気温−14.3)+46.3。露点温度はMagnus式(Tetens係数)による近似。体感の目安:〜55 寒い/55〜60 肌寒い/60〜65 何も感じない/65〜70 快適/70〜75 一部の人が不快/75〜80 半数以上が不快/80〜85 全員が不快/85〜 耐えられない。露点温度の目安:18℃以上でじめじめ、21℃以上で寝苦しい、24℃以上で危険な蒸し暑さ。

不快指数を決めるのは湿度?気温?雨量?|47都道府県で検証

読者の方から「不快指数は降水量よりむしろ湿度との関係が高いのでは」というご質問をいただきました。結論を先に言うと、半分正しくて、半分は逆です。式の上では湿度の影響は大きく、同じ場所の日々の蒸し暑さは湿度で決まります。ところが県どうしの差を比べると、不快指数を決めているのはほぼ気温で、湿度はむしろ逆方向、降水量はほとんど無関係でした。

比べた指標(8月平年値)8月不快指数との相関係数読み方
8月の平均気温0.98ほぼ一致。県の順位は気温でほぼ決まる
8月の平均湿度-0.41逆相関。湿度が高い県ほど不快指数が低い(涼しい県ほど湿度が高いため)
8月の降水量0.22ほぼ無関係
年間降水量0.45弱い関係(雨の多い西日本・南日本が暑いだけ)
8月湿度 × 8月降水量0.39雨の多さと湿度の高さも、県単位では弱い関係しかない
47都道府県の8月平年値(気象庁1991〜2020年)から本サイトが計算。相関係数は1に近いほど「同じ方向に動く」、0は無関係、負は逆方向

なぜ湿度が逆相関になるのかというと、日本では涼しい県ほど8月の湿度が高いからです。北海道75%・青森78%・岩手79%・宮城81%に対して、大阪66%・兵庫71%・岡山69%。海から離れた暖かい空気は相対湿度が下がるので、暑い県は「湿度の数字」だけ見ると意外と低く、それでも不快指数は高いのです。

8月不快指数 順位不快指数8月気温8月湿度8月降水量年降水量
沖縄1位81.029.0℃78%240mm2161mm
鹿児島2位80.128.8℃74%224mm2435mm
兵庫3位79.428.6℃71%103mm1278mm
大阪5位79.329.0℃66%113mm1338mm
高知11位79.027.9℃76%284mm2666mm
宮崎10位79.127.6℃80%276mm2626mm
福岡7位79.328.4℃72%210mm1687mm
東京34位77.226.9℃74%155mm1598mm
富山31位77.626.9℃77%207mm2374mm
新潟37位76.726.5℃75%163mm1846mm
長野41位74.825.4℃73%112mm965mm
宮城44位74.024.4℃81%158mm1277mm
北海道47位70.222.3℃75%127mm1146mm
「雨が多い県」と「蒸し暑い県」は一致しない例。高知は年降水量2,666mmで全国1位、8月も284mmだが、不快指数は11位。大阪は8月降水量113mmしかないのに5位

高知と宮崎は雨が日本一多い県ですが、不快指数では10〜11位。兵庫・大阪・香川は雨が少ない瀬戸内でも3〜6位です。つまり「雨が多い=蒸し暑い」ではなく、「暑い=蒸し暑い」。雨量は蒸し暑さの目安としてはほとんど役に立ちません。

のぶやん
のぶやん

ただし、これは「場所どうしの比較」の話です。同じ場所で今日と昨日を比べるなら、湿度が主役になります。気温は日々そこまで変わりませんが、湿度は50%の日も90%の日もあるからです。「毎日の体感は湿度、引っ越し先の比較は気温」と覚えてください。

気温が2℃低くて湿度が高い土地は、快適?|気温と湿度の等価換算

別荘地や移住先の比較でよくあるのが「今の場所より気温は2℃低いけれど、湿度がかなり高い」というケースです。不快指数の式から、気温1℃は湿度およそ10〜14ポイントに相当します(気温が高いほど湿度の効きが強くなり、30℃なら1℃≒9ポイント、25℃なら1℃≒14ポイント)。

気温\湿度50%60%70%80%90%
24℃70.571.472.473.374.3
26℃73.174.275.476.577.7
28℃75.777.078.479.781.1
30℃78.379.881.482.984.5
32℃80.982.684.486.187.9
不快指数の早見表。同じ行を右に進むと湿度、下に進むと気温の影響。28℃・70%(78.4)と26℃・85%(77.1)はほぼ同じ蒸し暑さで、後者がわずかに快適
  • 今の場所 28℃・湿度70% → 不快指数78.4(半数以上が不快)
  • 候補地 26℃・湿度85% → 不快指数77.1。気温2℃分(約22ポイント相当)のほうが湿度15ポイント分より大きく、候補地のほうがわずかに快適
  • 候補地 26℃・湿度95% → 不快指数78.2。ここまで湿度が高いと、ほぼ相殺されて差がなくなる
  • 同じ計算を上のカリキュレーターで、実際の観測値(気象庁の「過去の気象データ」の日平均気温・日平均湿度)を入れて確かめられます

不快指数に表れない「湿度の見えないコスト」

ただし不快指数は昼間の体感を1つの数字にしただけで、湿度の高い土地で暮らす負担は数字の外にもあります。移住や別荘地の判断では、次の4点を平年値の湿度と一緒に確かめてください。

  • 露点温度:気温が下がる夜間や明け方は、相対湿度が同じでも露点で寝苦しさが決まります。露点21℃以上は寝苦しく、24℃以上は危険な蒸し暑さ。カリキュレーターに露点も表示しています
  • カビと結露:相対湿度が70%を超える状態が続く場所は、押し入れ・北側の部屋・窓のカビと結露が出やすくなります。日本海側と山沿いは冬の湿度も高い(湿度が高い県ランキング
  • 洗濯物と布団:湿度75%以上の日が多い土地は外干しで乾きにくく、除湿機・乾燥機が実質必須になります
  • 気温が低い分の冷房代は減るが、除湿の電気代は増える:湿度15ポイント分を除湿で下げるのは、気温1〜1.5℃分の冷房に相当します
気象予報士のひとこと

「気温が2℃低い」は不快指数で見ると大きなアドバンテージで、湿度が15〜20ポイント高くても打ち消されません。その一方で、湿度が85%を超える土地は「涼しいのに洗濯物が乾かない・カビが出る」土地でもあります。昼の快適さは不快指数、暮らしやすさは湿度そのものと露点温度、の2本立てで見るのがおすすめです。

月別の不快指数|47都道府県×5〜10月

8月だけでなく、5月から10月までの不快指数を47都道府県すべてで計算しました。「75以上(半数以上が不快)の月が何か月あるか」を見ると、沖縄は4か月、鹿児島は3か月、関東と北陸の多くは2か月、北海道と東北北部は0か月です。

8月順位都道府県5月6月7月8月9月10月75以上の月数
1位沖縄73.478.881.281.078.974.84か月
2位鹿児島67.973.179.380.176.168.53か月
3位兵庫65.771.677.579.474.165.72か月
4位長崎66.071.778.079.374.066.22か月
5位大阪66.071.677.979.373.865.32か月
6位香川65.771.578.079.373.664.82か月
7位福岡66.071.778.179.373.765.62か月
8位熊本66.972.578.479.374.365.72か月
9位佐賀66.172.077.979.173.364.92か月
10位宮崎67.072.278.379.174.466.72か月
11位高知66.371.778.079.074.366.12か月
12位広島65.471.277.679.073.264.42か月
13位和歌山65.671.377.679.073.665.22か月
14位徳島65.671.377.478.973.865.22か月
15位山口65.070.777.278.973.665.72か月
16位岐阜65.171.277.278.773.164.32か月
17位三重64.870.777.278.673.264.52か月
18位大分65.270.877.478.673.065.02か月
19位京都65.171.077.278.672.763.92か月
20位愛知65.270.977.178.573.164.22か月
21位愛媛65.271.077.378.573.364.92か月
22位岡山64.770.577.478.472.363.42か月
23位静岡65.270.576.678.273.665.52か月
24位奈良64.570.876.778.172.263.02か月
25位滋賀62.869.576.378.072.263.02か月
26位千葉64.769.775.877.972.764.42か月
27位島根63.469.576.277.971.562.62か月
28位福井63.469.776.277.971.562.12か月
29位鳥取63.469.776.477.871.362.32か月
30位神奈川64.569.675.777.672.564.12か月
31位富山62.669.075.677.671.262.02か月
32位石川62.869.075.677.671.462.72か月
33位埼玉64.370.076.177.571.762.82か月
34位東京64.569.675.677.271.763.42か月
35位山梨64.269.775.677.071.262.02か月
36位群馬63.869.575.476.870.961.92か月
37位新潟61.468.074.676.770.361.41か月
38位栃木63.068.674.576.370.561.51か月
39位茨城61.967.473.876.070.361.41か月
40位福島62.067.573.575.369.259.81か月
41位長野60.867.073.374.868.157.90か月
42位秋田59.166.072.374.568.158.10か月
43位山形60.566.972.874.467.757.50か月
44位宮城59.765.671.874.068.759.90か月
45位岩手58.164.770.772.465.855.10か月
46位青森56.963.069.872.366.556.60か月
47位北海道55.961.968.370.264.354.50か月
月平均気温と月平均湿度の平年値(1991〜2020年)から計算した不快指数。太字は80以上(全員が不快)。月平均なので、日中のピークはこれより3〜5高くなります

6月の不快指数が高いのは沖縄(78.8)・鹿児島(73.1)・熊本(72.5)で、梅雨の湿度が効いています。9月も沖縄78.9・鹿児島76.1・宮崎74.4と南九州・沖縄は残暑が長く、10月になると全国どこでも70を下回って快適になります。

なぜ日本の夏はこんなに湿度が高いのか

日本の夏を支配する太平洋高気圧は、暖かい海の上で生まれた空気の塊です。そこから吹く南風は海面から水蒸気をたっぷり含んでいて、日本列島に湿った空気を送り続けます。さらに梅雨明け後も海面水温が高いままなので、湿度は下がりません。

一方、同じ緯度のスペインやカリフォルニアは大陸の乾いた空気に覆われるため、35℃でも湿度20〜30%で「暑いが蒸し暑くない」。日本の30℃・湿度75%と、スペインの35℃・湿度25%の不快指数はほぼ同じ80前後です。世界の湿度と暑さの比較は世界の湿度ランキングをご覧ください。

蒸し暑さ対策に効くこと

  • 除湿を優先する:湿度を75%→55%に下げると、不快指数は気温2℃分下がる。エアコンの冷房と除湿の使い分けが効く
  • 風を使う:不快指数の式には風が入っていないが、湿った肌に風が当たると体感は2〜3℃下がる。扇風機・サーキュレーターの併用
  • 夜の湿度に注意:熱帯夜の寝苦しさは湿度が主犯。熱帯夜ランキングの上位も西日本沿岸
  • 熱中症の指標はWBGT:不快指数は「不快さ」の目安。危険度は暑さ指数(WBGT)で確認を(熱中症の救急搬送が多い県ランキング

湿度の低い県・乾燥している県は湿度が低い県ランキング、1年を通した気候の快適さは住みやすい気候の県ランキングで比較しています。

指標別に見る「蒸し暑さ」|湿度・気温・雨の日で沖縄は何位?

不快指数のもとになる気温と湿度に、雨の日の割合を加えて、指標ごとの47都道府県ランキングと沖縄の位置を確認します。

年平均湿度の高さ:沖縄は12位

順位都道府県平均湿度偏差値
1位富山県76%68.6
2位青森県75%65.8
3位福井県75%65.8
4位島根県75%65.8
5位岩手県74%63.0
6位山形県74%63.0
7位茨城県74%63.0
8位滋賀県74%63.0
9位鳥取県74%63.0
10位宮崎県74%63.0
12位沖縄県73%60.1
年平均湿度の高さランキング(平年値)

沖縄県は12位(73%、偏差値60.1)。1位は富山県(76%)、47位は群馬県(62%)、全国平均は69%です。比較:富山1位・東京42位・鹿児島21位・北海22位。年平均では日本海側の富山・青森・福井が上位で、沖縄は12位。ただし夏に限ると順位が入れ替わります。詳しくは湿度が高い県ランキングをご覧ください。

6月の湿度の高さ:沖縄は1位

順位都道府県平均湿度(6月)偏差値
1位沖縄県83%73.2
2位宮崎県82%70.5
3位茨城県81%67.7
4位長崎県80%65.0
5位宮城県79%62.3
6位青森県78%59.5
7位神奈川県78%59.5
8位富山県78%59.5
9位島根県78%59.5
10位山口県78%59.5
6月の湿度の高さランキング(平年値)

沖縄県は1位(83%、偏差値73.2)。1位は沖縄県(83%)、47位は京都府(66%)、全国平均は75%です。比較:富山8位・東京19位・鹿児島12位・北海32位。詳しくは湿度が高い県ランキングをご覧ください。

8月の平均気温の高さ:沖縄は2位

順位都道府県年平均気温(8月)偏差値
1位大阪府29.0℃62.2
2位沖縄県29.0℃62.2
3位鹿児島県28.8℃60.9
4位兵庫県28.6℃59.6
5位香川県28.6℃59.6
6位京都府28.5℃58.9
7位広島県28.5℃58.9
8位和歌山県28.4℃58.2
9位福岡県28.4℃58.2
10位熊本県28.4℃58.2
8月の平均気温の高さランキング(平年値)

沖縄県は2位(29.0℃、偏差値62.2)。1位は大阪府(29.0℃)、47位は北海道(22.3℃)、全国平均は27.1℃です。比較:富山35位・東京34位・鹿児島3位・北海47位。詳しくは暖かい県ランキングをご覧ください。

8月の湿度の高さ:沖縄は7位

順位都道府県平均湿度(8月)偏差値
1位宮城県81%70.2
2位茨城県81%70.2
3位宮崎県80%67.4
4位岩手県79%64.6
5位青森県78%61.8
6位栃木県78%61.8
7位沖縄県78%61.8
8位千葉県77%59.0
9位富山県77%59.0
10位島根県77%59.0
8月の湿度の高さランキング(平年値)

沖縄県は7位(78%、偏差値61.8)。1位は宮城県(81%)、47位は大阪府(66%)、全国平均は74%です。比較:富山9位・東京23位・鹿児島25位・北海17位。8月は太平洋高気圧に覆われる沖縄の湿度がやや下がり、本州の内陸や日本海側が上位に入ります。詳しくは平均湿度の詳しいランキングをご覧ください。

沖縄(那覇)の月別の湿度・気温と全国順位

那覇の月別の平均湿度・平均気温と全国順位です。気温は一年を通じてほぼ1位、湿度は梅雨の4〜6月に1位になります。

沖縄の平均湿度順位1位沖縄の平均気温順位1位
1月66%26位富山(82%)17.3℃1位沖縄(17.3℃)
2月69%13位富山(78%)17.5℃1位沖縄(17.5℃)
3月71%5位富山(72%)19.1℃1位沖縄(19.1℃)
4月75%1位沖縄(75%)21.5℃1位沖縄(21.5℃)
5月78%1位沖縄(78%)24.2℃1位沖縄(24.2℃)
6月83%1位沖縄(83%)27.2℃1位沖縄(27.2℃)
7月78%17位宮城(83%)29.1℃1位沖縄(29.1℃)
8月78%7位宮城(81%)29.0℃2位大阪(29.0℃)
9月75%19位茨城(81%)27.9℃1位沖縄(27.9℃)
10月72%19位茨城(79%)25.5℃1位沖縄(25.5℃)
11月69%23位山形(78%)22.5℃1位沖縄(22.5℃)
12月67%27位山形(81%)19.0℃1位沖縄(19.0℃)
沖縄県の月別値と全国順位

湿度は4〜6月に全国1位(6月は83%)で、この時期の那覇は日本で最も蒸し暑い県庁所在地です。7〜8月は湿度の順位が下がりますが、気温が全国1位のため不快指数は高いままです。冬(12〜1月)は湿度が60%台に下がり、気温も高いので過ごしやすくなります。

よくある質問

Q. 不快指数はどう計算する?

不快指数=0.81×気温+0.01×湿度×(0.99×気温−14.3)+46.3 で求めます。75を超えると「やや暑い」、80で「暑くて汗が出る」、85以上で「暑くてたまらない」が目安です。

Q. 日本海側が年平均湿度で上位なのはなぜ?

冬の季節風で雪や雨の日が多く、一年中湿った空気に覆われるためです。ただし気温が低いので冬の不快指数は高くありません。「蒸し暑さ」は夏の気温×湿度で決まります。

Q. 蒸し暑さが少ない県は?

北海道と長野・群馬などの内陸で、夏の湿度が低く朝晩が涼しい地域です。湿度が低い県ランキング夏涼しくて冬暖かい県をご覧ください。

Q. 熱中症のリスクは蒸し暑い県ほど高い?

必ずしもそうではなく、暑さに慣れていない地域や高齢化率の高い地域で搬送率が高くなる傾向があります。熱中症の救急搬送が多い県ランキングで確認できます。

Q. 雨が多い県は蒸し暑い?

県単位ではほとんど関係がありません。8月の不快指数と8月降水量の相関係数は0.22。高知・宮崎は年降水量が全国1・2位ですが不快指数は10〜11位で、雨の少ない大阪・兵庫のほうが上位です。蒸し暑さを決めているのは気温で、雨量は目安になりません。

Q. 気温が2℃低くて湿度が15ポイント高い土地は、蒸し暑さはどう変わる?

不快指数では気温1℃が湿度およそ10〜14ポイントに相当するので、気温2℃分(約22ポイント相当)のほうが大きく、わずかに快適になります。たとえば28℃・70%(78.4)と26℃・85%(77.1)。ただし湿度85%以上の土地はカビ・結露・洗濯物の乾きにくさという別の負担があります。

Q. 露点温度とは?不快指数との違いは?

露点温度は「その空気を冷やしていくと結露が始まる温度」で、空気中の水蒸気の量そのものを表します。相対湿度と違って気温が変わっても値が変わらないので、夜間の寝苦しさや蒸し暑さの比較に向いています。露点18℃以上でじめじめ、21℃以上で寝苦しく、24℃以上は危険な蒸し暑さの目安。不快指数は昼の体感、露点は水蒸気量の指標です。

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まとめ
  • 日本一蒸し暑い県は沖縄(8月の不快指数81.0)、2位鹿児島(80.1)。「全員が不快」の80超はこの2県
  • 3〜12位は兵庫・大阪・香川・福岡・長崎・熊本・佐賀・宮崎・和歌山・広島が79台で横並び。西日本の平野はどこも同じ蒸し暑さ
  • 最も快適なのは北海道(70.2)、青森・岩手・宮城の順。湿度は高くても気温が低ければ蒸し暑くない
  • 不快指数=0.81×気温+0.01×湿度×(0.99×気温−14.3)+46.3。湿度30ポイント≒気温3℃以上
  • 対策は除湿が第一。危険度の判断は暑さ指数(WBGT)で

出典:気象庁の平年値(1991〜2020年)および観測データ。偏差値は47都道府県の平均を50とした値です。都道府県の値は原則として県庁所在地の気象官署の平年値を用いています。

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