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島根県の気候データ
湿度は全国2位、冬の晴れはわずか14%。雲と湿りに包まれた、山陰の「しっとりとした」気候の県です。10の指標について、全国順位・偏差値・月別データをまとめました。
この県の要点
すごしやすい月
4月・5月・8月・10月
出雲路と宍道湖——山陰の空が最も明るい季節
すごしにくい月
12月〜2月
晴れ14%の曇天と雪の冬。空との我慢くらべ
強み
湿度は全国2位
年平均75%のうるおい。「美肌の国」の気象的根拠
注意
冬の大雪/梅雨末期と秋の大雨/宍道断層
1983年7月豪雨と、1872年浜田地震の記憶
気温
15.2℃
全国 29位
降水量
1,792mm
全国 15位
降雪量
68cm
全国 14位
日照時間
1,705時間
全国 39位
晴れの出現率
34.7%
全国 37位
湿度
75%
全国 2位
01月別データ ── いつ行くのがよいか
まずは結論から。12ヶ月を1枚にまとめました。旅行や引っ越しの時期選びなら、これだけで判断できます。
1月✕ 曇天と雪の底
8.3 / 1.5 ℃
晴れは14%だけ。雪の日35%——山陰の冬の底
2月△ 雪の日はまだ33%
9.4 / 1.3 ℃
雪の日は33%残るが、日差しは少しずつ回復
3月○ 良好
13.1 / 3.6 ℃
春本番へ。日差しは月141時間まで一気に回復
4月◎ ベスト
18.5 / 8.2 ℃
昼は19℃前後。出雲路の桜と新緑の季節
5月◎ ベスト
23.2 / 13.5 ℃
晴れ44%・日照207時間。一年で最も爽やかな月
6月△ 梅雨入り・173mm
26.2 / 18.2 ℃
梅雨入り。湿度78%と「うるおい」の本番へ
7月△ 梅雨末期・234mm
29.8 / 22.8 ℃
梅雨末期の月234mmは年間最多。大雨の警戒月
8月○ 晴れ49%・夏の盛り
31.6 / 23.8 ℃
晴れ49%は年間1位。山陰の夏は意外に明るい
9月△ 台風・秋の長雨
27.1 / 19.6 ℃
台風と秋雨で月204mm。二百十日の警戒月
10月◎ ベスト
22.0 / 13.4 ℃
晴れ46%・雨も一息。神在月前の行楽日和
11月△ 時雨の始まり
16.5 / 8.0 ℃
雨の日39%と時雨が始まる。紅葉と神在月
12月✕ 時雨と初雪の師走
10.9 / 3.6 ℃
雪の日17%・晴れ21%。どんよりの冬へ一直線
気温は「最高 / 最低(℃)」の平年値。左の色は過ごしやすさ(緑=ベスト/橙=注意/赤=厳しい)。
| 月 | 過ごしやすさ | 平均気温最高 / 最低 ℃ | 晴れ率% | 降水量mm | 降雪量cm | 日照時間時間 | 湿度% | 風速m/s | 紫外線UV指数 | 台風接近数 個/年 | 地震107年分の合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1月 | ✕ 曇天と雪の底 | 8.3 / 1.5 | 14 | 153 | 28 | 67 | 76 | 3.8 | 1.5 | - | 155 |
| 2月 | △ 雪の日はまだ33% | 9.4 / 1.3 | 20 | 118 | 25 | 89 | 74 | 3.5 | 2.3 | - | 82 |
| 3月 | ○ 良好 | 13.1 / 3.6 | 33 | 134 | 6 | 141 | 72 | 3.5 | 3.2 | - | 108 |
| 4月 | ◎ ベスト | 18.5 / 8.2 | 46 | 113 | - | 182 | 70 | 3.6 | 4.4 | - | 165 |
| 5月 | ◎ ベスト | 23.2 / 13.5 | 44 | 130 | - | 207 | 71 | 3.5 | 5.6 | - | 100 |
| 6月 | △ 梅雨入り・173mm | 26.2 / 18.2 | 33 | 173 | - | 157 | 78 | 3.2 | 5.8 | 0.2 | 107 |
| 7月 | △ 梅雨末期・234mm | 29.8 / 22.8 | 36 | 234 | - | 169 | 80 | 3.4 | 6.3 | 0.6 | 91 |
| 8月 | ○ 晴れ49%・夏の盛り | 31.6 / 23.8 | 49 | 130 | - | 201 | 77 | 3.1 | 6.6 | 0.8 | 85 |
| 9月 | △ 台風・秋の長雨 | 27.1 / 19.6 | 39 | 204 | - | 146 | 79 | 2.9 | 4.6 | 1.1 | 123 |
| 10月 | ◎ ベスト | 22.0 / 13.4 | 46 | 126 | - | 154 | 76 | 2.8 | 3.5 | 0.3 | 309 |
| 11月 | △ 時雨の始まり | 16.5 / 8.0 | 35 | 122 | - | 114 | 76 | 2.9 | 2.0 | - | 112 |
| 12月 | ✕ 時雨と初雪の師走 | 10.9 / 3.6 | 21 | 155 | 11 | 79 | 76 | 3.6 | 1.4 | - | 100 |
色の濃さ=数値の大きさ。気温だけ青=寒い/赤=暑いで塗り分けています。月の列は固定されるので、横にスクロールしても何月か分かります。地震の列に色を付けていない理由は、いちばん下の「出典・集計方法」に書きました。
この数値を引用する・CSVで保存する
島根県の月別気候データ(平均気温・晴れ率・降水量・降雪量・日照時間・
湿度・風速・紫外線・台風接近数・地震観測回数)
出典:気象予報士のぶやんの学習帳「島根県の気候データ」
気象庁 平年値(1991〜2020年)ほか
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2026年7月 取得
晴れ率(月別・単位 %)。最大の月を強調しています。
最高気温(月別・単位 ℃)。最大の月を強調しています。
降水量(月別・単位 mm)。最大の月を強調しています。
日照時間(月別・単位 時間)。最大の月を強調しています。
湿度(月別・単位 %)。最大の月を強調しています。
紫外線(月別・単位 UV)。最大の月を強調しています。
0210指標のかたち
「暑いのか寒いのか」「雨が多いのか少ないのか」は、単体の数字を見てもピンときません。全国47都道府県の平均を偏差値50として、10指標を1枚のチャートにまとめました。外側に張り出しているほど「多い・強い・高い」、内側にへこんでいるほど「少ない・弱い・低い」です。湿度と降雪が大きく外に張り出し、日照・晴れ率がへこんだ山陰の形をしています。
中央の太い十角形が偏差値50(=全国平均)、いちばん外の枠が偏差値70です。地震だけは値が一部の県に極端に偏るため、対数をとってから偏差値化しています。
正確な数値と順位、それぞれのランキングページへの入口は下の表にまとめました。「島根県のことが知りたい」人はこのページで完結し、「他県と比べたい」人はランキングへ進めます。
| 指標 | 値 | 偏差値 | 全国順位 | 中国内順位 | 全国の中での位置 | ランキング |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 🌡️ 気温(年平均気温) | 15.2℃ | 49 | 29位/ 47位中 | 4位/ 5位中 | 平均気温ランキング → | |
| 🌧️ 降水量(年間降水量) | 1,792mm | 53 | 15位/ 47位中 | 2位/ 5位中 | 降水量ランキング → | |
| ⛄ 降雪量(年間降雪量(深さ合計)) | 68cm | 58 | 14位/ 47位中 | 2位/ 5位中 | 降雪量ランキング → | |
| 🌞 日照時間(年間日照時間) | 1,705時間 | 38 | 39位/ 47位中 | 4位/ 5位中 | 日照時間ランキング → | |
| 🌤️ 晴れの出現率(晴れの日の割合(58年集計)) | 34.7% | 38 | 37位/ 47位中 | 4位/ 5位中 | 晴れの出現率ランキング → | |
| 💧 湿度(年平均湿度) | 75% | 66 | 2位/ 47位中 | 1位/ 5位中 | 湿度ランキング → | |
| 🧴 紫外線(UV指数の年平均(推定値)) | 3.93 | 49 | 28位/ 47位中 | 5位/ 5位中 | 紫外線ランキング → | |
| 🍃 風速(年平均風速) | 3.3m/s | 55 | 12位/ 47位中 | 2位/ 5位中 | 平均風速ランキング → | |
| 🌀 台風(接近数(年平均)) | 3.0個/年 | 46 | 33位/ 47位中 | 2位/ 5位中 | 台風の接近数ランキング → | |
| 🌏 地震(震度1以上の回数(年平均)) | 14.4回/年 | 40 | 41位/ 47位中 | 4位/ 5位中 | 地震観測回数ランキング → |
この数値を引用する・CSVで保存する
島根県の年平均気温は15.2℃(29位)、年間降水量1,792mm(15位)、
年間日照時間1,705時間(39位)、晴れの出現率34.7%(37位)。
出典:気象予報士のぶやんの学習帳「島根県の気候データ」
気象庁 平年値(1991〜2020年)/松江地方気象台/
気象庁 震度データベース/防災科研 J-SHIS 2024年版/
当サイト58年独自集計(天気出現率)
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2026年7月 取得
0310の指標を、1つずつ読む
ここからは10の指標を1つずつ取り上げて、島根県がなぜその数字になるのかを気象予報士の視点で解説します。数字そのものは上の表とチャートに出ていますので、ここでは「その数字を生んでいる仕組み」と「数字だけ見ていると誤解すること」を中心に書きます。
気温 ── 全国29位、海と雲がならす「おだやかな」山陰の気温
年平均気温15.2℃は全国29位、偏差値49——ほぼ全国の真ん中です。ただし中身は岡山のような内陸型ではありません。日本海と宍道湖、そして一年を通して多い雲が気温の振れ幅をならす、海がつくる「おだやかな」気温です。
冬は冬日(最低0℃未満)が年22.1日・全国25位、真冬日は0日です。1月の平均最低気温は1.5℃——雲の多い冬は放射冷却が効きにくく、同じ中国地方でもよく晴れる岡山(1月の最低0.1℃)より、朝はむしろ暖かいのです。曇天は、冬の朝の毛布でもあります。
夏は8月の平均最高31.6℃と、中国5県では控えめです。猛暑日は年13.7日で全国25位、熱帯夜も15.4日・全国30位にとどまります。海風と雲が日射をやわらげる山陰の夏です。ただし中国山地を越える南風のフェーンで思わぬ高温になる日もあるので、油断は禁物です。
| 夏と冬の「極値」 | 島根県の値 | 全国順位 | くわしく |
|---|---|---|---|
| 猛暑日(最高35℃以上) | 13.7日 / 年 | 25位 / 47位中 | 猛暑日ランキング → |
| 熱帯夜(最低25℃以上) | 15.4日 / 年 | 30位 / 47位中 | 熱帯夜ランキング → |
| 冬日(最低0℃未満) | 22.1日 / 年・真冬日は0日 | 25位 / 47位中 | 冬日・真冬日ランキング → |
この3行が、年平均15.2℃という数字の中身です。猛暑日25位・冬日25位——暑さも寒さも全国の真ん中付近に収まる、雲と海がならした気温です。だからこの県の備えの主役は、気温そのものではなく次の指標——雨と雪に移ります。
降水量 ── 全国15位、梅雨末期と秋雨が主役の山陰の雨
年間降水量1,792mmは全国15位。同じ中国地方でも、山地の南側で1,143mmしか降らない岡山とは別世界です。雨の山は二つ——梅雨末期の7月234mmと、秋雨と台風の9月204mm。さらに冬も時雨で1月153mm・12月155mmと、一年を通して雨の絶えない日本海側気候です。
忘れてはいけないのが1983年(昭和58年)7月豪雨です。梅雨末期の集中豪雨が浜田市など県西部を襲い、河川の氾濫と土砂災害で多くの犠牲者が出ました。「梅雨末期の山陰」は、日本の豪雨史に繰り返し登場する舞台——7月の234mmという平年値は、その入口にすぎません。
もうひとつ、雨の量では見えない指標が雷です。島根県の年間雷日数は26.6日で全国8位。意外に思えますが、主役は夏ではなく冬の雷です。冬の日本海で発達する雲は、世界的にも珍しい「冬季雷」の名所。雪おこしの雷鳴は、山陰の冬の風物詩です。
降雪量 ── 松江で年68cm、平地にも雪が積もる山陰の冬
年間降雪量は68cm、全国14位。海沿いの松江でこの数字です。1月28cm・2月25cm・12月11cmと冬の間コンスタントに降り、雪の日の出現率は1月35%・2月33%——冬の3日に1日は雪が舞う計算です。
山あいに入ると本格的な雪国です。奥出雲や飯南など中国山地沿いでは積雪がぐっと増え、除雪が暮らしの一部になります。海沿いの松江・出雲と、山の奥出雲では、同じ冬でも雪の量がまるで違う——山陰の雪は標高と海からの距離で急変します。冬の県内移動は冬タイヤが大前提です。
警戒すべきは数年に一度の強い寒波です。JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)の雲がかかると平地でも一気に積雪が進み、交通が止まることがあります。「年68cm」は平均値であって上限ではない——大雪の年への備えを忘れないでください。
日照時間 ── 全国39位、冬の雲が削る山陰の日差し
年間日照時間1,705時間は全国39位、中国5県では4位です。順位を下げている犯人は冬——12月79時間・1月67時間と、晴れの岡山(1月149時間)の半分以下しかありません。日本海の雪雲と時雨の雲が、冬の日差しをまるごと奪っていくのが山陰の空です。
いっぽう暖候期は健闘します。最も長い5月は207時間と全国的にも遜色のない明るさで、8月も201時間。冬と夏で日照が3倍違う——この振れ幅こそ、日本海側気候の署名です。年間1,705時間という数字は、明るい夏と暗い冬をならした平均にすぎません。
旅行の計画に使うなら、ベストは5月と8月。出雲大社や石見銀山の散策は、空の安定したこの時期が当たりです。逆に12月〜2月は曇天と時雨が基本で、「弁当忘れても傘忘れるな」が山陰の合言葉。冬の旅は、雨具と屋内プランをセットで組んでください。
天気出現率 ── 月別の晴れ・曇り・雨・雪
日照時間は「太陽が何時間出ていたか」の合計であって、「晴れの日が何日あったか」ではありません。旅行の日程を決めるときに知りたいのは、たいてい後者のほうです。そこで、その月にどの天気が何割の日に出たかを帯グラフにしました。帯の幅がそのまま出現率(%)です。
帯の幅がそのまま出現率(%)。 晴 くもり 雨 雪
この形にすると、島根の空の性格が見えます。晴れの帯がいちばん太いのは夏の8月(49%)で、冬の1月はわずか14%——晴れの国・岡山とは真逆の季節配分です。かわりに冬は雨28%に雪35%が加わり、12月〜2月の空は「何かが降っている」が基本形になります。
年間の雨の日の割合は32.1%・全国6位——3日に1日は雨の県です。しかも梅雨の6月・7月の雨の帯33%に対し、時雨の11月は39%・12月37%と、冬のほうがむしろ高い。この帯グラフは気象庁の平年値(30年)ではなく、1968年から2025年までの58年分の観測を独自集計した値です。
4つの天気それぞれで全国順位を出すと、島根の空の輪郭がはっきりします。晴れは全国37位(34.7%)、くもりは26位(25.3%)、雨は6位(32.1%)、雪は14位(7.9%)。快晴日数は17.6日・全国34位。雨と雪が上位、晴れは下位——数字のうえでも、しっとりとした空の県です。
4つの天気それぞれの全国ランキング(かっこ内は島根県の順位)
☀️ 晴れの出現率ランキング(37位)→ ☁️ くもりの日が多い県ランキング(26位)→ 🌧️ 雨の日が多い県ランキング(6位)→ ❄️ 雪の日が多い県ランキング(14位)→ 🔆 快晴日数ランキング(34位)→ 📊 天気出現率まとめ(晴/曇/雨/雪)→湿度 ── 全国2位の75%、「美肌の国」はデータで裏づく
年平均湿度75%は全国2位、偏差値66——このページの10指標で、島根が最も高い順位です。雨と雪の日が多く、宍道湖・中海と日本海が水蒸気を絶やさない。「美肌の国しまね」というキャッチコピーは、湿度の統計がそのまま根拠になっています。
月別では梅雨末期の7月が80%でピーク、9月も79%と高原状態が続きます。特筆すべきは、最も乾く4月でも70%あること——「乾く季節」が存在しないのです。夏のむし暑さ対策に、梅雨どきは食品や住まいのカビ対策に、この数字は直結します。
しっとりの恩恵もあります。肌や喉にやさしく、冬の静電気や空気の乾燥による火災リスクは小さめで、乾燥注意報の出にくい県です。いっぽう洗濯物の部屋干しは日常装備——除湿機は島根の暮らしの必需品です。湿度は「悪条件」ではなく、この県の個性として付き合ってください。
紫外線 ── 全国28位、雲がやわらげる山陰の日差し
UVインデックスの年平均は3.93で全国28位、中国5県では最も低い値です。緯度に加えて、雲の多さが紫外線をやわらげる——しっとりした空の数少ない「ごほうび」です。とはいえ全国平均に近い水準で、無対策でよい数字ではありません。
月別で注目してほしいのは、5月にすでに5.6(「強い」)へ達することです。気温はまだ快適でも、太陽の高さは真夏並み。出雲路の散策や隠岐への船旅が気持ちいい季節ほど、対策が抜けやすくなります。
ピークは8月の6.6。晴れ率が年間ピークを迎える月と重なるため、山陰といえども真夏の日差しは本物です。実質的な対策期間は5月から9月まで。雲があっても紫外線の6〜7割は地表に届くので、曇りの日を「大丈夫な日」と考えないでください。
「何月の何時が強いのか」は、月平均だけでは分かりません。下は晴天時のUVインデックスを月と時刻の両方で並べた表です。
晴天時UVインデックス早見表(月×時刻)
結論:7月の正午〜13時が最も強く9.2。 「非常に強い」に入るのは7月と8月の11〜14時だけですが、5月・6月の正午は7.5〜7.8で「強い」に達します。 気温がまだ過ごしやすい5月の昼にも、真夏に近い紫外線が降っていることが表から読み取れます。
| 月 | 8時 | 9時 | 10時 | 11時 | 12時 | 13時 | 14時 | 15時 | 16時 | 17時 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1月 | 0.0 | 0.4 | 1.1 | 1.9 | 2.4 | 2.4 | 1.8 | 1.1 | 0.4 | 0.0 |
| 2月 | 0.2 | 0.7 | 1.7 | 2.7 | 3.4 | 3.5 | 2.8 | 1.8 | 0.8 | 0.2 |
| 3月 | 0.4 | 1.3 | 2.7 | 4.0 | 4.8 | 4.7 | 3.8 | 2.5 | 1.2 | 0.4 |
| 4月 | 0.9 | 2.2 | 3.9 | 5.4 | 6.2 | 6.0 | 4.9 | 3.3 | 1.7 | 0.6 |
| 5月 | 1.5 | 3.1 | 5.0 | 6.7 | 7.5 | 7.2 | 5.9 | 4.0 | 2.2 | 0.9 |
| 6月 | 1.6 | 3.3 | 5.2 | 7.0 | 7.8 | 7.6 | 6.4 | 4.5 | 2.6 | 1.1 |
| 7月 | 1.8 | 3.7 | 6.0 | 8.1 | 9.2 | 9.1 | 7.7 | 5.5 | 3.2 | 1.5 |
| 8月 | 1.4 | 3.3 | 5.6 | 7.6 | 8.7 | 8.6 | 7.1 | 4.9 | 2.7 | 1.1 |
| 9月 | 0.9 | 2.4 | 4.2 | 5.9 | 6.7 | 6.4 | 5.0 | 3.2 | 1.5 | 0.4 |
| 10月 | 0.6 | 1.6 | 3.0 | 4.2 | 4.8 | 4.4 | 3.2 | 1.8 | 0.7 | 0.1 |
| 11月 | 0.2 | 0.9 | 1.9 | 2.7 | 3.1 | 2.8 | 2.0 | 1.0 | 0.3 | 0.0 |
| 12月 | 0.1 | 0.5 | 1.2 | 1.9 | 2.3 | 2.2 | 1.6 | 0.8 | 0.2 | 0.0 |
弱い0〜2中程度3〜5強い6〜7非常に強い8〜10極端に強い11以上
色は気象庁・WHOのUVインデックス区分そのものです。枠で囲んだ数字はその月のピーク。 6時台・7時台と18時以降は、一年を通してUVインデックスが1未満のため列から省いています(対策不要の水準です)。 値は雲のない晴天時の推計で、曇りの日は6〜7割程度に下がります。晴天時の値は緯度でほぼ決まるため、この表は九州北部〜中部の代表値です。島根など中国地方では、この表より1割ほど弱めが目安です。それでも夏のピーク帯の強さは変わりません。
風 ── 全国12位、冬の季節風が吹き抜ける日本海の風
年平均風速3.3m/sは全国12位、偏差値55——日本海に開いた海岸線らしい、やや強めの風です。主役は冬の北西季節風。1月の3.8m/sが年間最強で、大陸からの冷たい風が雪雲とともに吹きつけます。この指標は代表地点の立地に左右されやすいので、順位だけを一人歩きさせないでください。
季節の対比もはっきりしています。最も穏やかなのは10月の2.8m/s。冬の強風と秋の凪——風の年変化は、そのまま日本海の季節のリズムです。冬の海岸沿いでは、風雪と高波、そして風車の回る風力発電の景色がセットになります。
暮らしへの影響は冬に集中します。強い冬型の日は横なぐりの雪と暴風で、JR山陰本線や隠岐航路に影響が出ることも。冬の移動は「風の予報」までセットで確認する——これが山陰の冬の基本動作です。そして年平均風速に反映されない突風の主は、次の指標・台風と冬の雷雲です。
台風 ── 接近は年3.0個で全国33位、日本海に抜けてからが本番
この表で台風の指標に使っているのは「上陸数」ではなく「接近数」です。先に理由を書きます。気象庁の「上陸」は台風の中心が北海道・本州・四国・九州の海岸線に達することを指し、沖縄県は定義上どれだけ台風が通っても上陸に数えられません。上陸数で47都道府県を並べると、日本で最も台風の影響を受ける沖縄が最下位に並ぶという逆転が起きます。また上陸は中心が最初に達した1県だけを数えるため、隣県が大きな被害を受けても数字に表れません。中心から300km以内に入った回数を数える「接近数」なら、47都道府県すべてを同じものさしで、しかも毎年の値として比べられます。
「上陸」とは、台風の中心が北海道・本州・四国・九州の海岸線に達することをいいます。島根県に直接上陸する台風はまれで、接近数も年3.0個・全国33位と少なめ。九州と中国山地が、南からの台風の勢いを削いでくれる位置取りです。
接近で数えると、島根を含む中国地方(山口県を除く気象庁区分)には年3.0個(気象庁平年値・1991〜2020年)。月別では8月0.8個・9月1.1個で、この2ヶ月に年間の6割が集中します。台風は「来やすい時期」がわかっている——つまり備えを計画できる災害です。市町村別の詳しい接近回数は台風の接近数ランキングで確認できます。
警戒すべきは、日本海に抜けた台風です。台風が日本海を進むと島根は進行方向の右側——危険半円に入り、南寄りの暴風が中国山地を越えてフェーンとなって吹き荒れます。気温が急上昇し、海岸沿いでは塩害や高波も。「上陸しない台風」こそ山陰の台風災害の主役——進路が沖でも警戒をゆるめないでください。
地震 ── 過去の観測回数と、これからの確率
全国41位、中国5県では4位です。107年間の合計は1,537回、年平均14.4回。月別表の10月が突出しているのは、2000年の鳥取県西部地震で県東部が強く揺れたためで、季節性はありません。体感的には「地震の少ない県」——それがデータ上の島根です。
中国5県の地震観測回数(震度1以上・回/年)
1919〜2026年の107年間の平均。バーの長さは鳥取県を100%とした割合。出典:気象庁 震度データベース検索
「地震が少ない=安全」ではありません
この数字は過去に何回揺れたかであって、これから何回揺れるかではありません。2016年の前まで、熊本は「地震の少ない県」と見られていました——だからこそ、あの地震の教訓は重いのです。石川は2024年に、やはり「回数が多い県」ではないところで大きな被害が出ました。むしろ、回数が少ない県ほど耐震意識と備えが薄いという指摘があります。揺れ慣れていないぶん、家具の固定も備蓄も後回しになりやすいためです。過去の回数は防災の判断材料の半分でしかありません。
そこで、残り半分の「これからの確率」を並べます。地震調査研究推進本部(J-SHIS)が公表している、今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率です。
過去の実績
約14.4回/年
震度1以上(1919〜2026年)・全国41位。107年間の合計は1,537回。過去にどれだけ揺れたか
これからの確率
4.7%
今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率。島根県庁位置・J-SHIS 2024年版(2026年7月取得)。これから揺れる可能性
足元の活断層
0.9〜6%
宍道(鹿島)断層の30年以内の地震発生確率。M7.0程度以上・地震本部 長期評価。1872年の浜田地震の被害の記憶も、この県の足元に
この県の主役は、県都の足元の宍道断層。松江市の市街地近くを走る宍道(鹿島)断層はM7.0程度以上・30年確率0.9〜6%と、活断層としては高めのグループです。県西部にも弥栄断層(M7.7程度・ほぼ0〜6%)があり、1872年の浜田地震では551人が犠牲になりました。2018年にも島根県西部の地震(M6.1)で大田市が震度5強を観測しています。揺れの回数41位という「静けさ」と、名前のついた断層の存在。低頻度・高衝撃こそ、山陰の地震の読みどころです。
04県内の主要都市を比べる
同じ島根県でも、宍道湖畔の松江と、石見の浜田、出雲平野、日本海に浮かぶ隠岐では顔が違います。東西に約230kmと細長い県——東部・西部・離島で、気候も少しずつ表情を変えます。
松江市県庁所在地
- 年平均気温
- 15.2℃
- 年間降水量
- 1,792mm
- 年間日照時間
- 1,705時間
- 猛暑日日数
- 13.7日
宍道湖畔の県都。湿度全国2位のしっとりした空気と冬の時雨が「水の都」の景色をつくる。
浜田(浜田市)石見の中心・海の街
- 年平均気温
- 15.7℃
- 年間降水量
- 1,655mm
- 年間日照時間
- 1,761時間
- 猛暑日日数
- 2.5日
石見の中心都市。日照1,761時間は県内最多級で、1983年7月豪雨の記憶を今に伝える港町。
出雲(出雲市)出雲平野・大社の門前
- 年平均気温
- 14.9℃
- 年間降水量
- 1,675mm
- 年間日照時間
- 1,697時間
- 猛暑日日数
- 11.7日
出雲大社の門前・平野の街。気候は松江とほぼ双子で、猛暑日11.7日とやや内陸的。
西郷(隠岐の島町)日本海の離島・隠岐
- 年平均気温
- 14.5℃
- 年間降水量
- 1,816mm
- 年間日照時間
- 1,718時間
- 猛暑日日数
- 0.2日
隠岐諸島の中心。海に囲まれ猛暑日はわずか0.2日——夏も涼しい海洋性気候の見本。
05気象予報士の総括
10の指標を通して見ると、島根県は「雲と湿りに包まれた、日本海側気候の見本」だと言えます。湿度2位・雨の日6位・雷8位・降雪14位に対し、晴れ率37位・日照39位。「美肌の国」のキャッチコピーは、湿度の統計がそのまま裏づけます。そして気温は29位、風は12位——極端な暑さ寒さのない、おだやかな山陰の気候です。
月別に分解すると、主役は冬です。1月の晴れはわずか14%、雪の日35%、雷は冬に鳴り、日照は67時間——「何かが降っている冬」が島根の空の署名です。いっぽう夏は晴れ49%と一転して明るく、8月が晴れのピークという山陰の逆説。雨は7月234mmと9月204mmの二山で、1983年7月豪雨のような梅雨末期の一撃が最大の急所です。
そして9番目と10番目、台風と地震。台風は接近33位ながら、日本海に抜けてからのフェーンと塩害という山陰特有の顔があります。地震は回数41位と静かですが、県都の足元には宍道断層(30年確率0.9〜6%)、そして1872年浜田地震・551人の記憶。順位の低さを「安心」と読み替えないこと——これがこの2指標の結論です。
冬は「降る空」を前提に暮らし、夏は8月の晴れを楽しみ、雨は「梅雨末期」を疑い、地震は「宍道断層」の名前を覚えておく——このページの結論はこの一行です。
06近くの県・気候が似た県と比べる
「島根と鳥取って何が違うの?」に答えるための入口です。詳細ページが未公開の県は、47都道府県データの一覧表で該当行を確認できます。
07関連ページ
出典・集計方法・データの限界
- 気温・降水量・日照時間・湿度・風速
- 気象庁の平年値(1991〜2020年)。県の代表値は松江地方気象台の観測値、県内都市は各地の気象台・観測所の値です。
- 偏差値と全国順位
- 全国47都道府県の代表観測点の値から当サイトが算出しました。
- 紫外線(UV指数)
- 日本国内の実測地点が限られているため、気象庁の紫外線解析値(推定値)をもとにした値です。実測値ではありません。
- 天気出現率
- 気象庁の日別天気概況をもとに、日ごとの天気を晴れ・曇り・雨・雪の4区分に集計(1968〜2025年の58年分・当サイト独自集計)。
- 降雪量
- 気象庁の平年値(降雪の深さ合計)。
- 地震
- 気象庁「震度データベース検索」で震度1以上を観測した回数(1919年1月〜2026年、観測点数の増加による影響を含みます)。
- 30年確率・活断層
- 地震調査研究推進本部/防災科研(J-SHIS)の公表値。
1日のうちで天気が変わった日は代表的な天気に寄せているため、天気出現率は体感と数%のずれが出ることがあります。
降雪量と地震の偏差値は、値が一部の県に極端に偏るため、対数変換したうえで算出しています。
台風の列について。月別表の台風は島根県単独ではなく、中国地方(山口県を除く気象庁区分)への接近数の平年値(気象庁・1991〜2020年)です。たとえば「7月 0.6」は「毎年7月に平均0.6個接近する」という意味です。
地震の列について。月別表の地震だけ色を付けていません。10月が突出しているのは「2000年の鳥取県西部地震で県東部も強く揺れた」という107年分の歴史であって、季節性ではありません。年間にならすと約14.4回(1,537回÷107年)です。
監修:のぶやん(気象予報士)/最終更新:2026年8月2日
