【歴代】最低気温ランキング 日本一は?|全国975地点ベスト1000(年間・月別・都道府県別)

気象

「日本の観測史上、いちばん寒かったのは何℃? どこ?」——夏の暑さの記録が毎年更新される一方で、寒さの日本記録は意外と知られていません。

この記事では、気象庁の各地点「観測史上1位の値」をもとに、全国975地点の歴代最低気温をベスト1000として一挙公開します。ツールでは年間(観測史上)・月別の切り替え、都道府県での絞り込み、地点名検索ができ、観測年月も表示。「あなたの街の史上最低気温」がすぐ調べられます。歴代最高気温ランキングの姉妹編です。

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このランキングの作り方(出典)

  • 出典:気象庁「過去の気象データ検索」の各地点『観測史上1〜10位の値』(最終更新:2026年8月31日、毎月自動更新)。気温を観測する975地点の1位の値(日最低気温の低い方)を集計しました
  • 月別ランキングは「観測史上1位の値(月ごと)」を各地点×12か月分取得したものです
  • 統計期間は地点により異なります(古い気象台は100年以上、新しいアメダスは十数年)
  • 偏差値は「全国平均を50」とした寒さ偏差値(低温であるほど高くなります)

【歴代】最低気温ランキング(全975地点・ベスト1000)

まずはランキングツールです。期間(年間・各月)、都道府県、地点名で絞り込めます。

指標
期間
年代(記録が観測された年代で絞り込み)
最低気温・年間(観測史上):975地点の観測史上1位の値をランキング表示(上位1000地点まで)
1旭川(北海道・旭川市)
-41.0℃1902年1月25日偏差値81.1
2帯広(北海道・帯広市)
-38.2℃1902年1月26日偏差値78.0
3江丹別(北海道・旭川市)
-38.1℃1978年2月17日偏差値77.9
4富士山(静岡県)
-38.0℃1981年2月27日偏差値77.7
5歌登(北海道・枝幸町)
-37.9℃1978年2月17日偏差値77.6
6幌加内(北海道・幌加内町)
-37.6℃1978年2月17日偏差値77.3
7美深(北海道・美深町)
-37.0℃1978年2月17日偏差値76.6
8和寒(北海道・和寒町)
-36.8℃1985年1月25日偏差値76.4
9下川(北海道・下川町)
-36.1℃1978年2月17日偏差値75.6
10中頓別(北海道・中頓別町)
-35.9℃1985年1月24日偏差値75.4
11占冠(北海道・占冠村)
-35.8℃2001年1月14日偏差値75.3
12朱鞠内(北海道・幌加内町)
-35.8℃1990年1月28日偏差値75.3
13名寄(北海道・名寄市)
-35.7℃1982年2月2日偏差値75.2
14倶知安(北海道・倶知安町)
-35.7℃1945年1月27日偏差値75.2
15中川(北海道・中川町)
-35.6℃1985年1月24日偏差値75.1

気象庁「観測史上1〜10位の値」(各地点の1位の値)より作成。データ更新日:2026年8月31日(毎月自動更新)。

歴代トップ30の一覧表はこちらです。

歴代最低気温ランキング トップ30(観測史上1位の値)
順位地点(都道府県・市町村)記録観測日偏差値
1位旭川(北海道・旭川市)-41.0℃1902年1月25日81.1
2位帯広(北海道・帯広市)-38.2℃1902年1月26日78.0
3位江丹別(北海道・旭川市)-38.1℃1978年2月17日77.9
4位富士山(静岡県)-38.0℃1981年2月27日77.7
5位歌登(北海道・枝幸町)-37.9℃1978年2月17日77.6
6位幌加内(北海道・幌加内町)-37.6℃1978年2月17日77.3
7位美深(北海道・美深町)-37.0℃1978年2月17日76.6
8位和寒(北海道・和寒町)-36.8℃1985年1月25日76.4
9位下川(北海道・下川町)-36.1℃1978年2月17日75.6
10位中頓別(北海道・中頓別町)-35.9℃1985年1月24日75.4
11位占冠(北海道・占冠村)-35.8℃2001年1月14日75.3
11位朱鞠内(北海道・幌加内町)-35.8℃1990年1月28日75.3
13位名寄(北海道・名寄市)-35.7℃1982年2月2日75.2
13位倶知安(北海道・倶知安町)-35.7℃1945年1月27日75.2
15位中川(北海道・中川町)-35.6℃1985年1月24日75.1
16位幌糠(北海道・留萌市)-35.4℃1985年1月25日74.9
16位佐呂間(北海道・佐呂間町)-35.4℃1978年2月17日74.9
18位滝上(北海道・滝上町)-35.2℃1978年2月17日74.6
19位士別(北海道・士別市)-35.1℃1985年1月25日74.5
20位音威子府(北海道・音威子府村)-34.9℃1982年2月5日74.3
21位富良野(北海道・富良野市)-34.5℃1977年1月29日73.8
22位沼川(北海道・稚内市)-34.4℃1978年2月17日73.7
23位川湯(北海道・弟子屈町)-34.0℃1978年2月25日73.3
24位生田原(北海道・遠軽町)-33.8℃2020年2月9日73.1
25位別海(北海道・別海町)-33.7℃1978年2月25日73.0
26位幾寅(北海道・南富良野町)-33.4℃1982年2月6日72.6
27位陸別(北海道・陸別町)-33.2℃2000年1月27日72.4
27位美瑛(北海道・美瑛町)-33.2℃1985年1月24日72.4
27位西興部(北海道・西興部村)-33.2℃1978年2月17日72.4
30位中標津(北海道・中標津町)-32.9℃1978年2月25日72.1

日本記録は旭川の-41.0℃(1902年1月25日)。124年破られない金字塔

日本の観測史上最低気温は、旭川の-41.0℃。記録されたのは1902年(明治35年)1月25日——八甲田山雪中行軍遭難事件のまさにその日で、124年たった今も破られていません。2位は帯広の-38.2℃(同じ1902年1月)、3位は江丹別の-38.1℃(1978年2月)、4位に山岳の富士山-38.0℃(1981年2月)が続きます。

顔ぶれはほぼ北海道の内陸盆地。晴れて風の弱い冬の夜、雪面から熱がどんどん逃げる「放射冷却」が極寒をつくります。5位以下にも歌登・幌加内・朱鞠内と、豪雪・極寒の名所が並びます。

最高気温と真逆——「寒さの記録」は昭和のまま止まっている

今回集計した975地点の歴代1位がいつ記録されたかを見ると、約6割が1990年より前(1950〜80年代だけで約半数)。特に1978年2月の大寒波の記録が全国に数多く残っています。歴代最高気温が「57%が2020年代」だったのと真逆で、暑さの記録は更新され続け、寒さの記録は止まったまま——温暖化の姿が、2つのランキングを並べるとくっきり見えます。

【都道府県別】歴代最低気温ランキング

各都道府県の「県内1位地点」を並べたランキングです。

都道府県別の歴代最低気温1位
順位都道府県地点最低気温観測日
1位北海道旭川-41.0℃1902年1月25日
2位静岡県富士山-38.0℃1981年2月27日
3位長野県菅平-29.2℃2012年2月19日
4位岩手県薮川-27.6℃1988年2月17日
5位岐阜県高山-25.5℃1939年2月11日
6位青森県青森-24.7℃1931年2月23日
7位秋田県秋田-24.6℃1888年2月5日
8位徳島県剣山-23.5℃1981年2月26日
9位福島県桧原-22.9℃2012年2月1日
9位山形県肘折-22.9℃1984年3月4日
11位山梨県山中-22.2℃1984年2月8日
12位岡山県上長田-20.2℃1981年2月28日
13位栃木県土呂部-19.5℃1985年1月19日
13位宮城県米山-19.5℃1976年12月30日
15位広島県高野-18.5℃1991年2月26日
16位鳥取県茶屋-17.7℃2011年2月16日
17位群馬県田代-17.2℃2014年2月11日
18位茨城県つくば(館野)-17.0℃1952年2月5日
19位新潟県津川-16.5℃1988年2月22日
19位滋賀県伊吹山-16.5℃1981年2月26日
21位島根県弥栄-16.3℃2012年2月19日
22位愛知県稲武-16.1℃1981年2月28日
23位山口県徳佐-16.0℃2018年2月8日
24位熊本県阿蘇山-15.9℃1981年2月26日
25位福井県大野-15.8℃1985年1月19日
25位埼玉県秩父-15.8℃1954年1月27日
27位鹿児島県大口-15.2℃2016年1月25日
28位大分県玖珠-14.7℃2012年2月3日
29位富山県上市-14.1℃2012年2月19日
30位愛媛県久万-13.6℃1983年2月22日
31位和歌山県高野山-13.4℃1981年2月28日
32位長崎県絹笠山-13.2℃1981年2月26日
33位京都府園部-13.0℃2023年1月26日
34位宮崎県鞍岡-12.9℃1983年2月21日
35位兵庫県和田山-12.8℃1981年2月28日
36位千葉県佐倉-12.7℃1984年1月20日
37位奈良県-12.2℃1984年2月20日
38位高知県梼原-12.0℃1981年1月1日
39位大阪府生駒山-11.7℃1981年2月27日
40位石川県三井-11.6℃2012年2月18日
40位東京都小河内-11.6℃1984年2月8日
42位福岡県飯塚-9.7℃1945年1月19日
43位佐賀県白石-9.6℃2016年1月25日
43位三重県上野-9.6℃1970年1月29日
45位香川県財田-9.1℃1999年2月4日
46位神奈川県海老名-8.9℃1978年2月4日
47位沖縄県久米島2.9℃1963年1月20日

沖縄の歴代最低は久米島の2.9℃——「氷点下を知らない県」

都道府県別の1位は当然の北海道(旭川-41.0℃)。本州勢の最強は富士山を除けば長野・岩手あたりの内陸高地です。そして最下位は沖縄県——歴代最低でも久米島の2.9℃(1963年1月)。つまり沖縄は、観測史上一度も氷点下を経験したことがない「氷点下を知らない県」なのです。

【月別】その月の「史上最低」はどこ?

「その地点の観測史上1位の最低気温」が記録された月の分布(975地点)
地点数割合
1月395地点40.5%
2月545地点55.9%
3月20地点2.1%
4月0地点0.0%
5月0地点0.0%
6月0地点0.0%
7月0地点0.0%
8月0地点0.0%
9月0地点0.0%
10月0地点0.0%
11月0地点0.0%
12月15地点1.5%

各地点の観測史上1位が記録された月は、2月が545地点、1月が395地点と、この2か月で96%。「寒さの底は1月下旬〜2月上旬」という気候学の定石どおりの分布です。

ツールを夏の月に切り替えると面白い記録が見つかります。8月の全国最低は富士山の-4.3℃(1972年)——真夏の日本にも氷点下があるのです。7月・8月の平地の最低記録は北海道の内陸に並び、「夏の朝の寒さ」も北の大地の名物です。

世界記録は?——豆知識

WMO(世界気象機関)が公認する世界の観測史上最低気温は、1983年7月21日、南極・ボストーク基地の-89.2℃。旭川の-41.0℃のさらに48℃下という、想像を絶する寒さです。人が住む場所では、ロシア・オイミャコンの-67.8℃(1933年)が知られています。

【おまけ】最低気温がいちばん高かった夜——「熱帯夜」の歴代記録

逆に「日最低気温の高い方から」の記録は、夜になっても気温が下がらなかった“寝苦しさの日本記録”です。1位は糸魚川(新潟県・糸魚川市)の31.4℃(2023年8月10日)。上位には糸魚川・高田・相川など新潟県の日本海側が並びますが、これは2023年8月10日、台風6号に伴うフェーン現象で夜通し30℃以上が続いた日の記録です。都市のヒートアイランドではなく「山越えの熱風」が、日本の最低気温の最高記録を作っています。ツールで「最低気温の高い方」に切り替えると、月別・都道府県別でも見られます。

日最低気温がいちばん高かった記録 トップ10(観測史上1位の値)
順位地点(都道府県・市町村)記録観測日偏差値
1位糸魚川(新潟県・糸魚川市)31.4℃2023年8月10日71.3
2位高田(新潟県・上越市)30.8℃2023年8月10日68.5
2位相川(新潟県・佐渡市)30.8℃2019年8月15日68.5
4位(鳥取県・境港市)30.7℃2023年8月10日68.1
5位粟島(新潟県・粟島浦村)30.6℃2023年8月10日67.6
6位福岡(福岡県・福岡市)30.5℃2018年8月22日67.2
7位石垣島(沖縄県・石垣市)30.4℃2024年7月18日66.7
7位松江(島根県・松江市)30.4℃2023年8月10日66.7
7位米子(鳥取県・米子市)30.4℃2023年8月10日66.7
7位東京(東京都・千代田区)30.4℃2013年8月11日66.7

最低気温の歴代記録に関するよくある質問

最低気温の日本記録(観測史上1位)は?

旭川(北海道・旭川市)の-41.0℃(1902年1月25日)です。2位は帯広(北海道・帯広市)の-38.2℃(1902年1月26日)、3位は江丹別(北海道・旭川市)の-38.1℃(1978年2月17日)。値は気象庁「観測史上1〜10位の値」から毎月自動更新しています。

このランキングはいつ更新される?

気象庁の「観測史上1〜10位の値」ページを毎月自動で全地点分取得し、記事内のランキングツール・表・本文の数値を更新しています。新しい記録が出れば翌月の更新で反映されます。更新日は記事内の「データ更新日」に表示しています。

自分の住む地点の記録を調べるには?

記事のランキングツールで都道府県を選ぶか地点名を検索してください。各地点名は地点別の気候データにリンクしており、その地点の平年値・観測史上の記録・全国順位をまとめて見られます。過去の特定の日の値は過去の天気検索で調べられます。

本州で最も低い記録は?

記事のランキングツールで「都道府県」を選ぶと、北海道以外の記録もすぐに並べ替えられます。冬日・真冬日の年間日数は冬日・真冬日ランキングを参照してください。

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観測史上の記録シリーズと、地点ごとの記録・今日の実況を調べられるツールです。

まとめ

今回の内容についてまとめました。

まとめ
  • 日本の歴代最低気温は旭川の-41.0℃(1902年1月25日)。124年間破られていない金字塔
  • 上位はほぼ北海道の内陸盆地……放射冷却が生む極寒。1978年2月の大寒波の記録も全国に多数
  • 歴代1位の約6割が1990年より前……最高気温(57%が2020年代)と真逆。「暑さは更新中、寒さは昭和で止まったまま」が温暖化の姿
  • 沖縄の歴代最低は久米島の2.9℃——観測史上一度も氷点下なしの「氷点下を知らない県」
  • 記録の96%は1・2月。8月の全国最低は富士山の-4.3℃で「真夏の氷点下」も存在
  • 全国975地点の歴代1位を、年間・月別×都道府県×地点名で検索可能。観測年月・寒さ偏差値つき
  • 出典は気象庁「観測史上1〜10位の値」(最終更新:2026年8月31日、毎月自動更新)。世界記録はWMO公認の南極ボストーク基地-89.2℃

出典・参考:気象庁「過去の気象データ検索」(観測史上1〜10位の値)/世界記録はWMO(世界気象機関)の公式評価によります。

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以上が、「歴代最低気温ランキング」でした。

読んでいただきありがとうございました。

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